4 / 4
第4話 聖女には
しおりを挟む
「え~と、それから...」
「もういい...」
「あ、止めます?」
「あぁ、もう十分だ。聞きたくない...」
残念! まだまだネタは沢山あるんだけどね!
「そうですか。で? どうします?」
「済まない、アリア...聖女をこのまま続けてくれ..それと出来れば俺の婚約者としても...」
「どちらもお断りしますよ。バカにするのもいい加減にして下さい」
「そ、そこをなんとか...」
「その性女と仲良く乳繰り合っていればいいじゃないですか。どうぞご勝手に」
「お、おい、待ってくれ、アリア! 頼むから!」
待たない! 私は振り返ることなく教会を後にした。
◇◇◇
その後、私は隣の国に渡って街で治療院を開業した。聖女として教会や国と関わるのに嫌気が差したからだ。元聖女ということは秘密にして病気や怪我の治療に専念した結果、かなり繁盛して忙しい日々を過ごしている。
数年後、風の噂で私の母国が聖女を無くしたせいで、国力が徐々に衰退していると聞いた。私を陥れようとした王子と性女がその後どうなったのか、知らないし知りたくもない。
~fin.~
「もういい...」
「あ、止めます?」
「あぁ、もう十分だ。聞きたくない...」
残念! まだまだネタは沢山あるんだけどね!
「そうですか。で? どうします?」
「済まない、アリア...聖女をこのまま続けてくれ..それと出来れば俺の婚約者としても...」
「どちらもお断りしますよ。バカにするのもいい加減にして下さい」
「そ、そこをなんとか...」
「その性女と仲良く乳繰り合っていればいいじゃないですか。どうぞご勝手に」
「お、おい、待ってくれ、アリア! 頼むから!」
待たない! 私は振り返ることなく教会を後にした。
◇◇◇
その後、私は隣の国に渡って街で治療院を開業した。聖女として教会や国と関わるのに嫌気が差したからだ。元聖女ということは秘密にして病気や怪我の治療に専念した結果、かなり繁盛して忙しい日々を過ごしている。
数年後、風の噂で私の母国が聖女を無くしたせいで、国力が徐々に衰退していると聞いた。私を陥れようとした王子と性女がその後どうなったのか、知らないし知りたくもない。
~fin.~
36
お気に入りに追加
154
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
美人だけど性悪な姉に婚約者を奪われて婚約破棄された私。でも、拾ってくれる神様はいるものですね!
ほったげな
恋愛
性悪な姉に婚約者のロマンを奪われて、婚約破棄することになった。だけど、その後友人の紹介で年上イケメン伯爵に求婚されて…。
嫌で嫌で婚約破棄したら、まさかこんな事になるなんて。もうお終いだ、どうしたらいいんだろう。僕はどうしたらいいのか、わからないんだ。
十条沙良
恋愛
浅はかな決断を今更後悔してる。もう全て遅いのだけれど。
農民から聖女にそして王子様との婚約だけど婚約破棄からの王子様をざまぁ!
京月
恋愛
ある日農民から聖女として祀り上げられたサリーは神様に気に入られ様々な危機から国を救った
この功績のおかげで国中の憧れのである王子様との婚約も決まった
しかし王子様は人気取りの為だけに私を利用したのだった
挙句に婚約破棄までされた私は神様とともに王子様に罰を与える
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる