転生したら武器に恵まれた

醤黎淹

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犯罪者と他の種族編

船旅中でのちょっとしたこと

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朝6時
船の甲板でシンは1人、見てるだけじゃ意味のわからない行動。武器を出したりしまったりしていた。
「こい!イグニス!」
火柱を立て、シンの手元に【煉獄魔剣イグニス】が現れた。
「お兄様……なにをしてるんですか?」
目を擦りながら船内から出てきた寝起きのアリスは寝癖がたっていたり、パジャマが肩あたりが露出したいたりしたいた。
「おいおい、寝癖ぐらい直せよ」
「あ~~」
イグニスをノーモーションで消し、船内の洗面所まで連れて行く
  :
洗面所 
「そういえばお兄様、詠唱もなしにイグニスを出してましたが、どういうことですか?」
「ん?あぁ、俺気づいたんだけどな、詠唱はいらないのかもしれない」
「と……言うと?」
シンに身嗜みを整えられているアリスは、首を横に傾ける。
「あのはっっっっっずい詠唱は多分、イメージをしやすくする為の物なんだろうな。起動詠唱の『」はおそらく武器のことだ。『』ってのは、使い手も心身共に鋼のようでなければいけない。じゃないと英雄になれない」
長い説明でいまいちピンとこないようで、アリスの頭から煙が出る。
「まぁ……わかりやすく言うなら、水魔法のウォーターランスって、水の槍だろ?」
「は、はい」
「それは名前から連想されて、そんな形になったんだろうな。てことは、イメージさえ出来ればウォーターランスは詠唱なしで撃てる。それと同じでスキルも一切詠唱は要らないんじゃないかなって」
「あ、やっと納得いきました」
ようやく話について来れたアリスはポンっと手を叩く。それと同時に身嗜みを整え終え、2人で甲板に戻る。
「おう坊主、見えてきたぞ」
なんとも男らしい立ち姿のカイトが、船の先端にあるバウスプリットに立っている。
「カイトおじさん、落ちんなよ?」
「そんなことどうでもいいだろ!。見えてきたぞ、
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