親指エレジー  

コブシ

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<コブシ、今度は召し使いに!>

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とある夜のマッサージ屋。

 私についたお客様。

 40代後半の、いかにもセレブという感じの華やかな雰囲気の女性。

 名前は「おく」様。

 実名を出して申し訳ないけれど、この話は、この名前がないと始まらない。

 同じ名字の人は、山ほどおるから大丈夫だろう。

うつ伏せになってもらい、施術開始!

 「おくさま、本日担当致しますコブシと言います。本日、特にお疲れの部位はどちらになりますでしょうか?」

ここで少し「ん?」って、違和感を感じた。

そして、いつものように5分くらいで力加減を聞いた。

 以前、何かの本で、人は自分の名前を繰り返し呼ばれると親しみを感じる、と書いてあった。

なもので、私は極力、声をかける時は、お客様の名前を呼ぶようにしていた。

 「おくさま、力加減はいかがでしょうか?」

 2回目に声をかけた時に気付いた。

なんか、俺、執事か召し使いみたいやな。(笑)

もう、そう考えてしまうと笑けてきた。

 3回目。

 「おくさま、どちらからでも結構ですので・・・」

 意識しすぎて、ゲラの私は、半笑いしながら言っていた。

 所謂、自爆テロ。(笑)
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