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1章 写真ばら撒き事件
いやいやいや、ダサくね!?
しおりを挟む伊織とベッドで裸で抱き合って伊織にアソコをいじられてた。やべ、気持ち良過ぎ……
俺も何かしたくなって、伊織の大きくなったアソコに手を伸ばすと、ビクッと反応した。
「ビックリしたぁ~、何、触ってくれんの?」
「俺も……それやりたい」
「嬉し♡んじゃ触りっこしよっか」
「ん……」
俺はこういう時あまり触ったりしない。
だからどうやれば伊織が気持ち良くなるのか分からなかった。
「こ、こうか?」
「んー、なんか貴哉に触られてるだけで気持ち良いかも♡」
「嘘つけっ」
「ほんとだって。なんてったって俺こないだまで童貞だったし」
「…………」
伊織が童貞って言葉を発してハッとした。
ちょっと待て。
俺、セックスは伊織と空としてるけど、挿れた事なくね?って事は俺はまだ童貞って事か?
いやいやいや、ダサくね!?
「伊織!」
「なぁに?」
「俺が挿れたい!」
「へ?」
「俺も童貞やだ!ヤらせろ!」
「貴哉が俺に挿れる?」
「そうだ♪いいよな?ちゃんと優しくしてやっから」
「あはは!面白ぇな貴哉は!」
「何で笑うんだよっ!俺は本気だぞ!」
「いや、別にいいけど……出来るのか?」
カチン。
喧嘩売ってんなこいつ。
確かに俺は童貞で、セックスに関してはいつも任せっぱなしで良く分かんねーよ。
でも俺は伊織とは違って挿れられる気持ち良さを知ってんだ!
「テメェ、俺の事馬鹿にしてんだろ」
「してないしてない!でも貴哉は誰がどう見ても挿れられる側っしょ!」
「はぁ!?何だそれ!何でそうなるんだよ!俺も男だぞ!」
「俺に怒るなよ。ほら、体格差もあるしさ、俺と貴哉だったら女に近いのは貴哉だろ?」
「背低いの馬鹿にしたな?」
「だからしてねぇって!もぉ、ヤらせてやっから怒るなって」
伊織は笑いながら俺に足を向けて来た。
ふんっ今に見てろ。
俺だって男だって思い知らせてやる!
伊織の長い足を開いてその間に入って伊織にキスをする。
そしてそれから……
それから何すりゃいいんだ?
俺は少し顔を離して伊織と目を合わせる。
伊織はどうした?と言う感じで首を少し捻ってた。
「っ……挿れるぞ!」
「えっ!?もう!?俺挿れられるの初めてなんだけど!」
「知ってる。少しぐらい痛いの我慢出来るよな?俺の事好きだもんな?」
「貴哉ってドSなのか!?せめて少し慣らしてくれよ!」
「そっか!ケツを柔らかくするんだよな!知ってるって~♪」
そう言えば俺に挿れる時ケツいじってくれるよな。アレ結構気持ち良いんだよなぁ。
俺はすかさずベッドの下に隠してあるローションを取り出す。おっとコンドームも忘れずにな♪
「うっ……ローションが減ってるのが嫌なんだけど」
「もう無くなりそうだよな~。新しいの買わなきゃな」
「貴哉!俺が買って持ち歩くから、今度からはそれを使おう!」
「え?そうしてくれると助かるけど、持ち歩くとかヤバくね?うっかり落としたりしたらどーすんだよ」
「貴哉じゃないから大丈夫だ」
「馬鹿にしやがって!そんな余裕かましてられるのも今の内だぜ~?」
俺はローションを手に乗せてそれを馴染ませて伊織のケツに持って行く。
どこら辺だろ?
手探りで穴を探してると、伊織は困ったような顔をしていた。
「あのさ、やる気あんの?」
「あるに決まってるだろ!仕方ねぇじゃん、初めてなんだからっ」
「プクって膨れて、可愛いなホント。なぁ手本見せてやるよ♪」
俺のほっぺを軽くつねってニッと笑ってローションのついた俺の手に自分の指を絡ませて来た。
その指をそのまま俺のケツに持っていき、スッと一本挿れられた。
手本って、俺でするのかよっ!
「あっやめろ伊織っ」
「こういうのは雰囲気を大事にしなきゃダメだぞ?モタモタしてっとしらけちまうからな」
「んっあっ……」
喋りながら指で穴を広げるようにいじられる。
うう、この感覚……初めての時は違和感しかなかったけど、今ではこの快感の前の感じがゾクゾクする。
早く指を増やして中まで来て欲しい。
そう思ってしまう瞬間だ。
「いおりぃっダメぇ」
「やっぱ貴哉はこっちのが合ってるよ♡すげぇ可愛い♡」
ほっぺにチュッてして優しく笑う伊織。
うわぁ、めちゃくちゃかっこいいっ。
てか手本とか言ってるけど、こんな事されてたら全然頭に入って来ねぇよ……
なんかもう、挿れるとかどうでも良くなってきて、早くもっとしてって感じ。
「なぁ、指、増やしてやって?もっと奥いじって?」
「やべー、まじ興奮する」
「アンッいおりぃっすきっ」
男らしいゴツゴツした長い指が増えて俺の中をいじくり回す。
空とは違う少し乱暴な指がとても気持ち良くて、俺は既にイきそうだった。
これすげぇ好き♡
「もっとっ♡もっとして♡」
「貴哉ってさ」
「んんっ」
「魔性の男だよな」
「ましょ?何だ、それぇ?」
「みんなを虜にする魅力があるって事だよっ」
「ふあっ」
喋りながら指を抜いて俺の両足を持ち上げて伊織のを当ててくる。
伊織のデカいんだよな……
だから指のが良いって思ってたんだけど。
それじゃ伊織が気持ち良くなれないもんな。
俺は目を瞑って伊織が入って来るのを感じていた。
「いっ……」
「大丈夫か?」
「痛ぇ……けど、慣れれば平気……初めゆっくりして」
「ああ……愛してる」
「……アッ」
伊織はゆっくり挿れながら体を倒して耳元で言った。
聞こえてるけど、反応してる余裕がねぇ。
無理矢理入って来ようとする痛みに耐えてると、全部入ったのか伊織が大きなため息をもらした。
「はぁ、すぐイッちゃいそう……」
「え……まじ?」
「ずっとしたかったんだもん貴哉と。やっと出来たからもっとしてたいけど……」
「俺もイキそうだ」
「いいよ。イッて。少し動くぞ」
「ン……ああっスゴいでかいっ」
「はぁ、貴哉……」
伊織のが中で動いて気持ち良い所に当たって俺はビクビク反応しまくり。
くそー、これを俺が伊織にやりたかったんだけどなぁ。
いつか出来っかなぁ?
いや、無理だ。だって今の伊織すげぇ辛そうな顔してるもん。
そんな大変そうな事、俺には出来る気がしねぇ。
「伊織、辛い?」
「……辛いってより我慢してる」
「痛いのか?」
「違う。イきそうなのをだよ」
「イッていいよ……」
「でもさ……」
「……何だよ?」
「ゴム付けるの忘れちった♡」
「ワザとだろ?」
「いやいや、どこにゴムあるのか知らねぇし。マジで忘れたんだって」
「いいよ。中に出して」
「マジで?」
「その代わり限界までいっぱいやって?」
「あーもう!他の奴にヤらせたくねぇ!」
そしていきなり伊織は激しく動き出して、そのままイッた。伊織がイッたのが分かった後、俺もイッた。
激しくて少し痛いセックスだけど、これはこれで悪くねぇ。
しっかり気持ち良いからな♪
息を荒くした伊織は俺の上に乗ったままだった。
そう言えば伊織も空もイッた後ぐったりするよな。まぁ俺もだけど、挿れて動くのが疲れるんかな?
俺もケツと腰に負担すげぇし、ぐったりはするけど、正直言って挿れられてる方が合ってるんじゃねぇかって思う。伊織が言ったみてぇにな。
でもそれはまだ口に出しては言わねぇでいようと思う。
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