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第二章 魔塔の魔法使い
エピローグ 家族への挨拶
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「ここっ、こんな何もない田舎まで、よ、ようこそおいでくださいました、第二王子殿下」
父がかなり緊張した面持ちで、ぎこちなく挨拶をした。
ノラードはそんな父のたどたどしさを気にした風もなく、笑顔で挨拶を返した。
「初めまして、ラフィスト子爵。ノラード・トラヴィスタと申します。どうぞ気軽に、ノラードとお呼びください」
「ぶっふぉ! げほっ、いっ、いえそんな、とんでもない!!」
驚きのあまり咳き込んだ父の背中を、母が仕方なさそうな顔をしながら優しく撫でた。
「もう、お父様ったら、落ち着いて。ノラード、こちらが父のエヴァンと母のオリビアで、あちらが双子の妹と弟の、マリッサとルディオよ」
「ひっ!? リーシャお前、殿下を呼び捨てなどしては……!」
父が青い顔でうろたえているが、ここは気にしないでおく。
すでに手紙で事の次第を伝えていたし、結婚を祝福すると返事もくれたので挨拶に来たというのに、父はまだ全く実感がないようだ。
「ノラード様! ノラード様は、お姉様と結婚なさるんですよね!?」
ずっとウズウズと何か言いたそうにしていたマリッサだが、ついに我慢できなくなったようで、目を輝かせながら質問した。
「うん。そうだよ」
照れたようにはにかみながら答える彼に、私までなんだか照れてしまう。
「きゃあ! 魔塔の魔法使いが義兄になってくれるなんて最高! 今度、魔塔について色々と教えてくれませんか?」
「マリッサ、はしたないですよ」
マリッサのおねだりを母が咎めたが、ノラードは笑顔で首を軽く横に振った。
「構いませんよ。僕にわかることならお答えします。僕も義妹と仲良くなりたいですから」
「きゃー、やった! お義兄様、ありがとうございます!」
お義兄様と呼ばれたノラードが、嬉しそうに頬を緩めた。
そんな二人の微笑ましいやりとりの横で、ルディオはずっとふてくされたように視線を逸らしている。
「ルディオ、どうかしたの?」
「……べつに」
そう簡潔に答えるルディオは、どこからどう見ても不機嫌である。
「気にしないで、お姉様。ルディオはお姉様が結婚しちゃうのが寂しいだけなのよ。本当に、いつまでも姉離れができない子供なんだから」
「はぁ!? 違うから!!」
マリッサにからかわれたルディオがいきなり立ち上がったかと思うと、キッと睨むようにノラードを見た。
「……姉を、よろしくお願いします。自分のことよりも、当たり前に家族を優先させるような優しい姉です。我慢させたり、泣かせたりしたら絶対に返してもらいますからね」
「ちょ、ちょっとルディオ!」
……いきなり何を言い出すの!?
「絶対に返したくないから、重々気をつけるよ」
「……!」
無礼ともいえるルディオの言葉にも、ノラードはまるで気にしていないというように笑顔でそう返した。
「……その言葉、覚えておきますからね」
言いたいことは言えたからか、少しスッキリした様子でルディオが再び席についた。
……まったく、ルディオは心配性なんだから。
「ごめんね、ノラード。ルディオが失礼なことを言って」
「ううん。リーシャがご家族に愛されているんだなってわかって嬉しいよ」
「……そ、そう?」
よくわからないが、彼が嬉しそうなのでまぁいいか、と思うことにする。
「で、殿下。その、娘から聞いたところによると、我が家の借金を肩代わりしてくださったとか……」
「ああ、はい。婚約者として当然のことをしただけですので、お気になさらず」
「ひいぃ! ほ、本当に、何とお礼を言っていいやら……」
父が、項垂れながらグスッと鼻をすする。
「あれからほうぼう借金を作った友人を探し回り、偶然遠くの地で見つけることができたのですが……彼は私を認めるなり、青ざめた顔で走り去ってしまいました。自分が騙されていたのだと、その時初めてわかったのです」
何年か前の出来事だけれど、当時の父の落ち込みようはひどかったと手紙で聞いている。
しばらくしてやっと会えた時には元気に振る舞っていたけれど、やはりショックは大きかったのだろう。父はお金の貸し借りや、施し等に用心深くなったらしい。人並みに、ではあるけれど。
「それ以来、さすがに懲りまして、他人へお金を渡さないよう気をつけてはいますが、後の祭りです。リーシャは私のせいで婚期を完全に逃し、いつまでも城で働くと言い出したものですから、申し訳なくて申し訳なくて……。しかし、殿下のような素晴らしい方に出会えたのですから、神様は見てくださっているのかもしれませんね。殿下、どうか娘をよろしくお願いいたします」
父が涙ながらにそう語り、頭を下げた。
帰郷する度に父が申し訳なさそうにしていたので気になっていたのだが、ようやく少しは肩の荷を下ろせたのかもしれない。
隣で、母も「よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
「僕の方こそ、リーシャをこの世界に産み育ててくださったご両親にはとても感謝しています。リーシャがいなければ、僕は今でもずっと元王妃に飼い殺されていたままだったかもしれません。リーシャは、僕に幸せを与えてくれる存在です。だから、僕もリーシャのそんな存在になれるよう努力したいと思います」
「……!」
両親が目を潤ませながらノラードを見ている。
マリッサは目を輝かせて、ルディオはなぜか少し悔しそうに。
そして私は、嬉しさとときめきで胸がいっぱいになっていた。
『素敵! さすがご主人さまね!!』
『そうですね、カロン! ボクたちのご主人さまはかっこいいです!』
……あ! カロンたちの紹介を忘れていたわ。
私の時と同じように、紹介されるのを待てなかった二匹が、騒ぎながら飛び出した。ノラードがかすかにため息を吐く。
「きゃあ! も、もしかしてこの子たち、魔法生物? お義兄様の使い魔なのですか!?」
「そうだよ。こっちがカロンで、こっちがコロン。ほら、ちゃんと挨拶して」
『ご主人さまの優秀な使い魔、カロンよ。よろしくね!』
『コロンです。よろしくお願いします!』
可愛い使い魔たちは私の家族にも大好評だった。
そして、お母様の料理も、使い魔たちに大好評だった。
『このレモンパイもなかなかいけるわね!』
『さすがリーシャのお母様です! もぐもぐ』
頬袋いっぱいに食べ物を詰め込む二匹の姿は、何度見てもたまらなく可愛い。
「二人は、これからどうするの?」
和やかな団らんも落ち着いて来た頃、お母様がそう切り出した。そういえば、城勤めを辞めてノラードと結婚することは伝えていたが、その後のことは言っていなかったかもしれない。
「しばらくは、ノラードと一緒に魔塔で暮らそうと思っているの。配偶者なら、共に住むことができるんですって」
「えーーー!?」
マリッサが興奮したようにガタンと勢いよく立ち上がった。
「魔塔へ!? 私も行きたいですお義兄様!」
いつか魔塔へ行ってみたいと昔から言っていたマリッサが、キラキラと期待の籠った目でノラードを見る。
しかし、その期待に応えることはできない。
「マリッサ、話聞いてた? 配偶者なら行けるってことは、姉上しか一緒に行けないってことだよ」
「えええ!? そうなの、お姉様!?」
ルディオの指摘にショックを受けたマリッサが否定してほしそうに私を見てくるが、事実そうらしいので、私は頷くしかない。
配偶者が共に住めると言っても、自由に歩き回れる場所は限られているし、もし子供ができれば子供が歩けるようになる頃には出ていかなければならないような、閉鎖的な場所だと聞いている。
「外から見るだけならできるけど、中に入れるのは無理かな。ごめんね」
「そんなあぁ~……」
ノラードの言葉に、マリッサはガクリと肩を落とした。
穏やかな笑い声が満ちた家族の輪の中に、ノラードがいる。
私は、それがとても幸せなことだと思った。
思わず彼を見つめていると、思わぬ感覚に私は一瞬目を見張った。
隣に座る彼が、ふいにテーブルの下で私の手をギュッと握ってきたのだ。
「……!」
ノラードが、目線だけを一瞬私に向けて、イタズラが成功した子供のような顔をした。
そんな彼の姿に、思わず胸が高鳴る。
……日々、彼への愛しさが積もっていくような気がするわ。
私は赤くなった顔を家族に見られないよう、窓の外を見る振りをして顔を逸らした。
窓から差し込む日の光はとても眩しい。
日差しと同じくらい温かな彼の手のひらを、家族に隠れてギュッと握り返した。
そうして、私たちは目を見合わせ、微笑み合ったのだった。
*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*
お読みくださり、ありがとうございました。
父がかなり緊張した面持ちで、ぎこちなく挨拶をした。
ノラードはそんな父のたどたどしさを気にした風もなく、笑顔で挨拶を返した。
「初めまして、ラフィスト子爵。ノラード・トラヴィスタと申します。どうぞ気軽に、ノラードとお呼びください」
「ぶっふぉ! げほっ、いっ、いえそんな、とんでもない!!」
驚きのあまり咳き込んだ父の背中を、母が仕方なさそうな顔をしながら優しく撫でた。
「もう、お父様ったら、落ち着いて。ノラード、こちらが父のエヴァンと母のオリビアで、あちらが双子の妹と弟の、マリッサとルディオよ」
「ひっ!? リーシャお前、殿下を呼び捨てなどしては……!」
父が青い顔でうろたえているが、ここは気にしないでおく。
すでに手紙で事の次第を伝えていたし、結婚を祝福すると返事もくれたので挨拶に来たというのに、父はまだ全く実感がないようだ。
「ノラード様! ノラード様は、お姉様と結婚なさるんですよね!?」
ずっとウズウズと何か言いたそうにしていたマリッサだが、ついに我慢できなくなったようで、目を輝かせながら質問した。
「うん。そうだよ」
照れたようにはにかみながら答える彼に、私までなんだか照れてしまう。
「きゃあ! 魔塔の魔法使いが義兄になってくれるなんて最高! 今度、魔塔について色々と教えてくれませんか?」
「マリッサ、はしたないですよ」
マリッサのおねだりを母が咎めたが、ノラードは笑顔で首を軽く横に振った。
「構いませんよ。僕にわかることならお答えします。僕も義妹と仲良くなりたいですから」
「きゃー、やった! お義兄様、ありがとうございます!」
お義兄様と呼ばれたノラードが、嬉しそうに頬を緩めた。
そんな二人の微笑ましいやりとりの横で、ルディオはずっとふてくされたように視線を逸らしている。
「ルディオ、どうかしたの?」
「……べつに」
そう簡潔に答えるルディオは、どこからどう見ても不機嫌である。
「気にしないで、お姉様。ルディオはお姉様が結婚しちゃうのが寂しいだけなのよ。本当に、いつまでも姉離れができない子供なんだから」
「はぁ!? 違うから!!」
マリッサにからかわれたルディオがいきなり立ち上がったかと思うと、キッと睨むようにノラードを見た。
「……姉を、よろしくお願いします。自分のことよりも、当たり前に家族を優先させるような優しい姉です。我慢させたり、泣かせたりしたら絶対に返してもらいますからね」
「ちょ、ちょっとルディオ!」
……いきなり何を言い出すの!?
「絶対に返したくないから、重々気をつけるよ」
「……!」
無礼ともいえるルディオの言葉にも、ノラードはまるで気にしていないというように笑顔でそう返した。
「……その言葉、覚えておきますからね」
言いたいことは言えたからか、少しスッキリした様子でルディオが再び席についた。
……まったく、ルディオは心配性なんだから。
「ごめんね、ノラード。ルディオが失礼なことを言って」
「ううん。リーシャがご家族に愛されているんだなってわかって嬉しいよ」
「……そ、そう?」
よくわからないが、彼が嬉しそうなのでまぁいいか、と思うことにする。
「で、殿下。その、娘から聞いたところによると、我が家の借金を肩代わりしてくださったとか……」
「ああ、はい。婚約者として当然のことをしただけですので、お気になさらず」
「ひいぃ! ほ、本当に、何とお礼を言っていいやら……」
父が、項垂れながらグスッと鼻をすする。
「あれからほうぼう借金を作った友人を探し回り、偶然遠くの地で見つけることができたのですが……彼は私を認めるなり、青ざめた顔で走り去ってしまいました。自分が騙されていたのだと、その時初めてわかったのです」
何年か前の出来事だけれど、当時の父の落ち込みようはひどかったと手紙で聞いている。
しばらくしてやっと会えた時には元気に振る舞っていたけれど、やはりショックは大きかったのだろう。父はお金の貸し借りや、施し等に用心深くなったらしい。人並みに、ではあるけれど。
「それ以来、さすがに懲りまして、他人へお金を渡さないよう気をつけてはいますが、後の祭りです。リーシャは私のせいで婚期を完全に逃し、いつまでも城で働くと言い出したものですから、申し訳なくて申し訳なくて……。しかし、殿下のような素晴らしい方に出会えたのですから、神様は見てくださっているのかもしれませんね。殿下、どうか娘をよろしくお願いいたします」
父が涙ながらにそう語り、頭を下げた。
帰郷する度に父が申し訳なさそうにしていたので気になっていたのだが、ようやく少しは肩の荷を下ろせたのかもしれない。
隣で、母も「よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
「僕の方こそ、リーシャをこの世界に産み育ててくださったご両親にはとても感謝しています。リーシャがいなければ、僕は今でもずっと元王妃に飼い殺されていたままだったかもしれません。リーシャは、僕に幸せを与えてくれる存在です。だから、僕もリーシャのそんな存在になれるよう努力したいと思います」
「……!」
両親が目を潤ませながらノラードを見ている。
マリッサは目を輝かせて、ルディオはなぜか少し悔しそうに。
そして私は、嬉しさとときめきで胸がいっぱいになっていた。
『素敵! さすがご主人さまね!!』
『そうですね、カロン! ボクたちのご主人さまはかっこいいです!』
……あ! カロンたちの紹介を忘れていたわ。
私の時と同じように、紹介されるのを待てなかった二匹が、騒ぎながら飛び出した。ノラードがかすかにため息を吐く。
「きゃあ! も、もしかしてこの子たち、魔法生物? お義兄様の使い魔なのですか!?」
「そうだよ。こっちがカロンで、こっちがコロン。ほら、ちゃんと挨拶して」
『ご主人さまの優秀な使い魔、カロンよ。よろしくね!』
『コロンです。よろしくお願いします!』
可愛い使い魔たちは私の家族にも大好評だった。
そして、お母様の料理も、使い魔たちに大好評だった。
『このレモンパイもなかなかいけるわね!』
『さすがリーシャのお母様です! もぐもぐ』
頬袋いっぱいに食べ物を詰め込む二匹の姿は、何度見てもたまらなく可愛い。
「二人は、これからどうするの?」
和やかな団らんも落ち着いて来た頃、お母様がそう切り出した。そういえば、城勤めを辞めてノラードと結婚することは伝えていたが、その後のことは言っていなかったかもしれない。
「しばらくは、ノラードと一緒に魔塔で暮らそうと思っているの。配偶者なら、共に住むことができるんですって」
「えーーー!?」
マリッサが興奮したようにガタンと勢いよく立ち上がった。
「魔塔へ!? 私も行きたいですお義兄様!」
いつか魔塔へ行ってみたいと昔から言っていたマリッサが、キラキラと期待の籠った目でノラードを見る。
しかし、その期待に応えることはできない。
「マリッサ、話聞いてた? 配偶者なら行けるってことは、姉上しか一緒に行けないってことだよ」
「えええ!? そうなの、お姉様!?」
ルディオの指摘にショックを受けたマリッサが否定してほしそうに私を見てくるが、事実そうらしいので、私は頷くしかない。
配偶者が共に住めると言っても、自由に歩き回れる場所は限られているし、もし子供ができれば子供が歩けるようになる頃には出ていかなければならないような、閉鎖的な場所だと聞いている。
「外から見るだけならできるけど、中に入れるのは無理かな。ごめんね」
「そんなあぁ~……」
ノラードの言葉に、マリッサはガクリと肩を落とした。
穏やかな笑い声が満ちた家族の輪の中に、ノラードがいる。
私は、それがとても幸せなことだと思った。
思わず彼を見つめていると、思わぬ感覚に私は一瞬目を見張った。
隣に座る彼が、ふいにテーブルの下で私の手をギュッと握ってきたのだ。
「……!」
ノラードが、目線だけを一瞬私に向けて、イタズラが成功した子供のような顔をした。
そんな彼の姿に、思わず胸が高鳴る。
……日々、彼への愛しさが積もっていくような気がするわ。
私は赤くなった顔を家族に見られないよう、窓の外を見る振りをして顔を逸らした。
窓から差し込む日の光はとても眩しい。
日差しと同じくらい温かな彼の手のひらを、家族に隠れてギュッと握り返した。
そうして、私たちは目を見合わせ、微笑み合ったのだった。
*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*
お読みくださり、ありがとうございました。
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私もお二人のイチャイチャ💓が読んでみたいです( ꈍᴗꈍ)
感想ありがとうございます。
イチャイチャ、足りなかったか(^_^;)
リクエスト多ければ考えるかも…?笑
すみません!Σ( ̄□ ̄;)
リーシャが相談のってましたね…ごめんなさいです
いえいえ。
登場があの一回きりだったので、王太子の婚約者なのに存在感の薄い子になってしまいましたね(^_^;)
素敵な物語、ありがとうです(*´ー`*)
幸せになって良かった!
もっとイチャイチャ♥️を読んでみたいですが…
第一王子さまにも 素敵な彼女を作ってあげて欲しいかな
思ったより長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。
第一王子の婚約者は、実は出ております。笑
あまり出してあげられなかったのですが、第二章の初めのほう、「王太子の悩み相談」辺りをご覧ください。