逃げれるか?俺

★エリィ★

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あの後、体が重くて動けなかった。
会長が甲斐甲斐しく世話をしてくれたけれど、俺の気分は優れない。
だって、いきなり犯されたんだぞ。
それで告白されて受け入れろって無理だろ。
最後は、自分から行為を受け入れていたような気もするけど。それは、頭から消した。

体がだるくて帰宅することができなくなったので、母親に泊りの連絡をした。

土曜日の夕方には体が回復したから、自宅に帰ろうとしたけれど、会長に「まだ一緒にいたい、お願い」と言われた。一応、告白されたようなので、きちんと向き合おうかとおもったけれど、それがダメだったのかも。
俺、学習しろよ。

今度は、夕食後にソファに隣り合って座っていた時に、体が熱くなってきた。それを隠していたが、「はぁ」とため息が聞こえたのだろう。会長に「どうしたの?」と不思議そうな顔をされたから、「なんでもありません」と首をふりながら答えた。俺の性器は硬くなってきたので、少し前かがみで
「すいません、ちょ、ちょっとトイレに行ってきます」と立ち上がろうとしたら、会長は俺の腕を掴んで目線で
「体が熱いんでしょ?それ辛いでしょ?」
「えっ?」
「僕が楽にしてあげようか?」
性器をなでられて、体がビクッと反応してしまった。そのまま引っ張られてソファに押し倒された。
「マサくん、辛いよね?どうして欲しい?ねぇ、僕に教えて」

もう体が熱い。下半身がもどかしい。もどかしくて、ズボンに手をかけた、でも、

「待って、僕が脱がしてあげる。ほら、腰あげて」
「ン…」ポロンと硬くなった性器がでてきた。
「偉いね、他には、何してほしい?マサくんの為なら何でもするよ?」
頭を優しくなでられて、そんなことを言われたら、俺の理性はぐずぐすに溶けていきそうだ。無意識に性器に手をやろうとしたら、会長に止められた。
「なんで自分でやろうとするの?ダメだよ。僕に言ってくれなきゃ」
「イヤ…、つ、らい、さ…わり…たい」
「だーめ。」
「かい…ちょう、お…ねがい」
「その会長呼びをやめてくれたら、触ってあげる」

どうして、そんなことを言うんだろう?回らない頭でそんなことを思ったが、それよりも、触ってほしくて、この熱をとってほしくて会長の提案通りに呼んだ。
「ンッ…、如月」
「違うよ、僕の名前は何て言うの?」
「ンッ、た、ま…き」
「よくできました、これからそう呼んでね」

もう何でもいい。早く触って欲しい。
環がやっと触ってくれた。環の体に腕を回して、みっともなく腰を押し付けてしまった。

「やっ、あ゛、ん、もっと…」
「ちょっと離れよっか?触りづらいから。」
「ん、あっ、やぁ、い…きたい」
「まだダーメ」

後ろもムズムズする。でも、環にはバレたくない。
「後ろもひくひくして、ほしそうにしているね。こっちも触ってあげようか」
環がローションを手に取り、俺の後ろの蕾にも垂らして、指を一本入れてきた。
「あっ、ま、2か所、ど…うじ、は、ダ…メ」
「昨日、初めてだけど、まだ大丈夫かな?痛かったら言ってね?」
「痛っ、あっ、ま、ンッ、フ、ンフッ」
噛みつくようにキスをされた。キスで力が抜けたのか、すんなり指が入るようになった。

グチュグチュっと環の指が入ってくる。いつの間にか指の本数が3本に増えてる。その時に「あ˝っ?!何?」体がビクッとなった。いつの間にか性器からは手が離れている。
「ここが前立腺だよ?気持ちいいでしょ?」
「ダメ、そ…こ、ま、って。イ…ヤ。」
「頑張ってイッテみようか?」
「ムリっ、やぁ、ム…リだ、って」
「無理じゃないでしょ?ほらっ」
「や、あっ、ん、っん、はっ、何かくる。やぁー、待って、無理だからー、あ˝、ヤー」
頭が真っ白になって体の力が抜けた。
カチャカチャと音がした方を見ると、環が服を脱いでいるところだった。
顔も美人だけど、体も綺麗だなぁ、とか現実逃避してみたけれど、まだ体は熱い。

「マサくんからおねだりするまで、僕のはいれないからね?」
と言いながら、後ろの蕾をいじり始めた。
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