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事件録3-1
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私は、どこかで間違ってしまったのだろう。
でも、どこからやり直せばいいのか、わからない。
ただ、暖かい居場所があれば良かった。
笑って暮らせる場所があればよかった。
私はいられない環境だとしても、せめて……
「はあーぁ。」
「ため息つくなら、声を出すな。」
「それだけ落ち込んでるってことです。聞き流してくれればいいじゃないですか。」
平端は、目の前に広がる膨大な資料と数日前から睨めっこをしていた。塚本の前にも、平端と同じくらいの量の資料の束が広がっている。ただ、平端が落ち込んでいると言ったのは、膨大な仕事量を捌くことだけではなかった。
「そろそろ前の事件は忘れろ。正当な決着がついたろうが。」
「何だ、私が落ち込んでる理由わかってるんじゃないですか。」
寝たきりの祖母を介護していた誠について、犯人隠避罪に問われることとなったが、献身的な介護の実績と、叔父に脅されていたと言う状況から、執行猶予がついた。弁護士は犯人隠避罪に当たらない、と無罪を主張し、判決に対しても納得できず控訴を誠に提案したらしいが、本人がそれを望まなかったという。
「あの人が罪を被る必要なんてなかったのに…、なんかスッキリしませんよぉ。」
「スッキリする事件なんてあるかよ。それに本人が、控訴する権利を放棄したんだから、本人なりにケジメつけたかったんだろうよ。」
「…まぁ、そう解釈することもできなくもないですが。」
「口動かす前に手を動かせ。まだ山積みになってんぞ。」
平端は、夏休みの宿題を面倒くさがる子どもの様にぺらぺら資料をめくり、渋々事務作業に入った。
『緊急通報、市内にて民家より遺体発見との通報。現場は〇〇市〇〇町…』
署内に鳴り響く放送に、塚本、平端を含めた署内の刑事たちは現場急行のため、執務室を飛び出した。塚本と平端、他2人の刑事が車に乗り込み、サイレンを鳴らしながら市内を走って行った。
現場は住宅街で騒然となっており、既に到着した警官たちが民間人に近づかないよう注意をしていた。
「うわぁ、野次馬だらけ。事件現場ってそんな珍しいのかな。警官の後ろには遺体があるのに。」
「珍しくお前と意見が合ったよ。」
運転していた刑事が現場近くに車を停め、塚本と平端たちも現場に入った。
遺体は男性で、刃物による刺し傷が数箇所みられた。被害者はこの家に住む、40代男性。妻と2人の子どもの4人家族とのこと。第一発見者は妻で、子どもを連れて買い物から帰ってくると、家の鍵が開いており、中に入ったら夫が倒れていた、とのことだった。
「他殺には違いないが、目的が見えんな。奥さんの話だと、何も盗まれてないんだろ?」
「みたいですね、部屋は大分荒らされてますけど。」
「あるいは、金目の物を盗もうとしたけど、奥さんが帰ってくる時間に鉢合わせそうになって、飛び出したとか?」
「それなら、表から逃げずに裏から逃げることになるが……。」
塚本は裏口に繋がる扉を開け、地面を確認する。真新しい靴跡などは見当たらなかった。
「お前の推理はハズレだな。」
「いちいち指摘しないでください。てか、物取りとも限らないですよね、隠そうとしただけかも。」
「隠すって何を。」
「物取りと思わせといて、本当の目的は、旦那さんを殺すこと、とか?」
「遠回しな言い方しやがって…」
塚本は、一先ず第一発見者である妻、弥生に話を聞くことにした。
「旦那さん…、晴人さんを亡くされて、心中お察ししますが、犯人逮捕に全力を尽くしますので、どうかご協力ください。」
「……はい…。」
弥生は、力無く頷いた。
その時、平端の背後に背筋が凍る様な怒り、恨みを感じた。恐る恐る振り返ると、そこには遺体となっている晴人の姿があった。
(あーあ…また見えちゃった…)
誠の一件以降、霊の様子を観察することを、意識的にも無意識的にもしないようにしていた平端だったが、無視できないほどの思念を発する晴人に、反応せざるを得なかった。
(殺されて無念…、っていう感じだけじゃないみたいね。なんかこう…、なんだ?恨みとか、怒り、なんだろうけど…)
平端は、一言では言い表せない思念を発する晴人に、違和感を覚えた。今まで見てきた霊の恨み、怒りは、大体似通ったもので、何で殺されたのか、もっと生きたかった、など、自分の命を奪った人間に対する、ある意味純粋な恨み、怒りが多い。だが、晴人の思念は、その似通った思念に分類し難い『何か』を感じていた。
(んー、なんだろ、この嫌な感じ…。殺された相手に納得がいかない?いや、合ってるような違うような…)
平端は、心地の悪い思念を振り払いたかったが、それと同時に思念に関する違和感への疑問も持った。
話を大体終えたのか、塚本は珍しく少し心配そうな顔で平端に声をかける。
「…お前らしくないな。どうした。」
「先輩…、奥さんから何か聞けました?」
「聞ける限りのことは聞いたが、今日は何も出なさそうだな。また日を改めることにする。」
「今日『は』って言いました?」
「ああ。突然旦那が殺されたんだ、まともな神経ではいられんだろうよ。兎みたいに震えて、声を出すのもやっとって様子だ。」
「……なるほど。」
平端が弥生の方を見ると、確かにソファに腰を下ろし、涙を流しながら震えている様子が見てとれた。平端は、そっと後ろを振り返る。晴人は、弥生を睨みつけて一時も目を離そうとしなかった。
(それだけ、恨みが深いってこと…?いや、でもこの恨みはさっきから感じてる違和感もあるのよね。ただ単に、殺されたから恨んでるって言うよりは…)
あ!!と、平端は声を上げた。鑑識から現場を観察していた刑事まで、全員が平端を見る。
「わかりました、先輩!今日は戻りましょう。」
「……心配した俺が損した気分だ。いつものお前だな。」
平端は塚本に構わず、さっさとパトカーに乗り込み、塚本が乗車したことを確認して現場を後にした。
でも、どこからやり直せばいいのか、わからない。
ただ、暖かい居場所があれば良かった。
笑って暮らせる場所があればよかった。
私はいられない環境だとしても、せめて……
「はあーぁ。」
「ため息つくなら、声を出すな。」
「それだけ落ち込んでるってことです。聞き流してくれればいいじゃないですか。」
平端は、目の前に広がる膨大な資料と数日前から睨めっこをしていた。塚本の前にも、平端と同じくらいの量の資料の束が広がっている。ただ、平端が落ち込んでいると言ったのは、膨大な仕事量を捌くことだけではなかった。
「そろそろ前の事件は忘れろ。正当な決着がついたろうが。」
「何だ、私が落ち込んでる理由わかってるんじゃないですか。」
寝たきりの祖母を介護していた誠について、犯人隠避罪に問われることとなったが、献身的な介護の実績と、叔父に脅されていたと言う状況から、執行猶予がついた。弁護士は犯人隠避罪に当たらない、と無罪を主張し、判決に対しても納得できず控訴を誠に提案したらしいが、本人がそれを望まなかったという。
「あの人が罪を被る必要なんてなかったのに…、なんかスッキリしませんよぉ。」
「スッキリする事件なんてあるかよ。それに本人が、控訴する権利を放棄したんだから、本人なりにケジメつけたかったんだろうよ。」
「…まぁ、そう解釈することもできなくもないですが。」
「口動かす前に手を動かせ。まだ山積みになってんぞ。」
平端は、夏休みの宿題を面倒くさがる子どもの様にぺらぺら資料をめくり、渋々事務作業に入った。
『緊急通報、市内にて民家より遺体発見との通報。現場は〇〇市〇〇町…』
署内に鳴り響く放送に、塚本、平端を含めた署内の刑事たちは現場急行のため、執務室を飛び出した。塚本と平端、他2人の刑事が車に乗り込み、サイレンを鳴らしながら市内を走って行った。
現場は住宅街で騒然となっており、既に到着した警官たちが民間人に近づかないよう注意をしていた。
「うわぁ、野次馬だらけ。事件現場ってそんな珍しいのかな。警官の後ろには遺体があるのに。」
「珍しくお前と意見が合ったよ。」
運転していた刑事が現場近くに車を停め、塚本と平端たちも現場に入った。
遺体は男性で、刃物による刺し傷が数箇所みられた。被害者はこの家に住む、40代男性。妻と2人の子どもの4人家族とのこと。第一発見者は妻で、子どもを連れて買い物から帰ってくると、家の鍵が開いており、中に入ったら夫が倒れていた、とのことだった。
「他殺には違いないが、目的が見えんな。奥さんの話だと、何も盗まれてないんだろ?」
「みたいですね、部屋は大分荒らされてますけど。」
「あるいは、金目の物を盗もうとしたけど、奥さんが帰ってくる時間に鉢合わせそうになって、飛び出したとか?」
「それなら、表から逃げずに裏から逃げることになるが……。」
塚本は裏口に繋がる扉を開け、地面を確認する。真新しい靴跡などは見当たらなかった。
「お前の推理はハズレだな。」
「いちいち指摘しないでください。てか、物取りとも限らないですよね、隠そうとしただけかも。」
「隠すって何を。」
「物取りと思わせといて、本当の目的は、旦那さんを殺すこと、とか?」
「遠回しな言い方しやがって…」
塚本は、一先ず第一発見者である妻、弥生に話を聞くことにした。
「旦那さん…、晴人さんを亡くされて、心中お察ししますが、犯人逮捕に全力を尽くしますので、どうかご協力ください。」
「……はい…。」
弥生は、力無く頷いた。
その時、平端の背後に背筋が凍る様な怒り、恨みを感じた。恐る恐る振り返ると、そこには遺体となっている晴人の姿があった。
(あーあ…また見えちゃった…)
誠の一件以降、霊の様子を観察することを、意識的にも無意識的にもしないようにしていた平端だったが、無視できないほどの思念を発する晴人に、反応せざるを得なかった。
(殺されて無念…、っていう感じだけじゃないみたいね。なんかこう…、なんだ?恨みとか、怒り、なんだろうけど…)
平端は、一言では言い表せない思念を発する晴人に、違和感を覚えた。今まで見てきた霊の恨み、怒りは、大体似通ったもので、何で殺されたのか、もっと生きたかった、など、自分の命を奪った人間に対する、ある意味純粋な恨み、怒りが多い。だが、晴人の思念は、その似通った思念に分類し難い『何か』を感じていた。
(んー、なんだろ、この嫌な感じ…。殺された相手に納得がいかない?いや、合ってるような違うような…)
平端は、心地の悪い思念を振り払いたかったが、それと同時に思念に関する違和感への疑問も持った。
話を大体終えたのか、塚本は珍しく少し心配そうな顔で平端に声をかける。
「…お前らしくないな。どうした。」
「先輩…、奥さんから何か聞けました?」
「聞ける限りのことは聞いたが、今日は何も出なさそうだな。また日を改めることにする。」
「今日『は』って言いました?」
「ああ。突然旦那が殺されたんだ、まともな神経ではいられんだろうよ。兎みたいに震えて、声を出すのもやっとって様子だ。」
「……なるほど。」
平端が弥生の方を見ると、確かにソファに腰を下ろし、涙を流しながら震えている様子が見てとれた。平端は、そっと後ろを振り返る。晴人は、弥生を睨みつけて一時も目を離そうとしなかった。
(それだけ、恨みが深いってこと…?いや、でもこの恨みはさっきから感じてる違和感もあるのよね。ただ単に、殺されたから恨んでるって言うよりは…)
あ!!と、平端は声を上げた。鑑識から現場を観察していた刑事まで、全員が平端を見る。
「わかりました、先輩!今日は戻りましょう。」
「……心配した俺が損した気分だ。いつものお前だな。」
平端は塚本に構わず、さっさとパトカーに乗り込み、塚本が乗車したことを確認して現場を後にした。
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