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第四話 獣王国と死霊国
19話 白の魔神降臨
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ハウタウン
「おい!月龍!大変だ!」
「どうした、メルト」
「白の魔神がもうすぐ羽化するぞ!」
「は?」
「んで、魚瀬が重傷を負って運ばれてきた」
「魚瀬が!?」
「ああ、アンハッピーに負けてしまったらしい」
「ちっ···まずいな」
「····で?どうする?お前」
「あ?」
「アンハッピーに行くか白の魔神に行くか」
「····俺は···」
「成る程、そんな事が····よく逃げてこれましたね貴女達」
「私のお母さんのお陰でね」
「あら、そうなんですね、で、これからどうしますか?」
「うーん」
「まぁ、そこの花嫁さんと花婿さんは此処に残すとして貴女は···」
「···闇の魔神アンハッピーも倒さないとダメだけど、それ以上にヘルボロク君をあんな事にした白の魔神が気になる···」
「白の魔神は死霊国に行きましたよ」
「え?」
「つい、さっき羽化しましてね」
「····あっちは確か海君と嶄蔵さんが···助けに行った方か良いよね?」
「ええ」
「分かった、行ってくる」
「ちょっと待ってください、此処から行くとなれば物凄い時間が」
「その件は大丈夫だ」
「え?」
「あ、貴方は···ガザキュルーム!」
「お前か?宗古とか言う奴は」
「え、ええ」
「よし、担いでやるから行くぞ」
「え?え?」
「おらよ」
「ちょ、ま、待って」
「しっかり掴まってろよー?」
ドーーーーーーン!!!!
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「頑張ってくださーい!」
「「がんばれー!」」
死霊国
「···おい、海、やべぇぞ」
「お?どうした?嶄蔵」
「スカルキングにクイーンを呼んでこい、白の魔神との戦争が始まる」
「!、矢城も連れてこいよ」
「あんなガキに何ができるんだよ」
「まぁまぁ」
「?、まぁ、良いか」
「分かった、今すぐに行こう」
「ああ、矢城、お前も来い」
「分かってるよー」
「「え!?」」
「か、海、お前、本気なのか?」
「こんな小さな子を戦場に連れていくの!?」
「まぁ、そう言う約束しましたんでね、後、そいつ舐めない方が良いぞ?」
「「え?」」
「ふふん、私、実は強いよ」
「そ、そうなのか?な、なら、俺の手を殴ってみてくれ」
「あ、そいつが強いのは妖術」
「見ててねー、土竜!」
ギャオオオ!!!
「うわっ!?」
「おおー、召喚系か」
「うん!」
「····」
「スカルクイーン、心配する気持ちは分かるけど、国の一大事なんだよ」
「···分かったわ、その代わりに死なせないでね···」
「もちろん、分かってますよ」
「それじゃ、行きましょうか」
「で、作戦は?」
「お前が決めないのかよ嶄蔵」
「俺ー、そう言うの苦手ー」
「はぁ、分かったよ、だったら妖怪将軍の俺に任せな」
「ほへー、それじゃ、将軍さん、作戦は?」
「···えっとな、まず···さ、白の魔神って何か軍みたいなの連れてる?」
「ああ」
「その軍はスカルクイーンとスカルキングの二人に任せる」
「分かった」
「分かったわ」
「嶄蔵と俺は白の魔神を相手する」
「え?私は?」
「お前は後で言う」
「はーい」
「それじゃ、スカルキングとスカルクイーンは城の前に居てくれ」
「「了解」」
「嶄蔵、お前は此処で」
「おうよ」
「矢城、耳貸せ」
「はーい」
「ゴニョゴニョ」
「オッケー!任せて!」
矢城は部屋に戻った
「は?おい、海、何をする気だ?」
「内緒だ」
「は?」
「まぁ、良いだろ、ほら来たぞ」
「おお、まじやん」
俺達の目の前には天使の羽が生えて物凄く大きな目をしている球体の化物がやって来た
「お前か白の魔神は」
「くくく、そうだ」
「さて、覚悟しろよ」
「覚悟しろ?はっ、笑わせるな」
「ああ?こっちは魔神を一度全員、冥土に送った海さんが居るんだぞ?」
「ほぉ、それは少し楽しめそうだ」
「よし、ここからなら良いだろ」
「す、凄い速いんだね、ガザキュルームさん」
「まぁな、それじゃ、俺はアンハッピーをしばいてくるから」
「は、はい、お気をつけて」
「お前もな、あ、ちょっと待て」
「な、何ですか?」
「武士武装」
その時、私の服は藤の模様が入った袴に変わった
「わぁ、この袴、動きやすいですね」
「だろ?それじゃ、後は頑張りな」
「ありがとうございます」
ガザキュルームさんはいつの間にか居なくなっていた
「あ、もう、居ない····っ!この感じ、彼処の城から感じられるわね」
私は刀を抜いた
「妖魔刀 雫」
私は雫を鞘に入れた
「····絶対にこの戦いに勝つ」
私はそう決意し城に向かって走り出した
「おい!月龍!大変だ!」
「どうした、メルト」
「白の魔神がもうすぐ羽化するぞ!」
「は?」
「んで、魚瀬が重傷を負って運ばれてきた」
「魚瀬が!?」
「ああ、アンハッピーに負けてしまったらしい」
「ちっ···まずいな」
「····で?どうする?お前」
「あ?」
「アンハッピーに行くか白の魔神に行くか」
「····俺は···」
「成る程、そんな事が····よく逃げてこれましたね貴女達」
「私のお母さんのお陰でね」
「あら、そうなんですね、で、これからどうしますか?」
「うーん」
「まぁ、そこの花嫁さんと花婿さんは此処に残すとして貴女は···」
「···闇の魔神アンハッピーも倒さないとダメだけど、それ以上にヘルボロク君をあんな事にした白の魔神が気になる···」
「白の魔神は死霊国に行きましたよ」
「え?」
「つい、さっき羽化しましてね」
「····あっちは確か海君と嶄蔵さんが···助けに行った方か良いよね?」
「ええ」
「分かった、行ってくる」
「ちょっと待ってください、此処から行くとなれば物凄い時間が」
「その件は大丈夫だ」
「え?」
「あ、貴方は···ガザキュルーム!」
「お前か?宗古とか言う奴は」
「え、ええ」
「よし、担いでやるから行くぞ」
「え?え?」
「おらよ」
「ちょ、ま、待って」
「しっかり掴まってろよー?」
ドーーーーーーン!!!!
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「頑張ってくださーい!」
「「がんばれー!」」
死霊国
「···おい、海、やべぇぞ」
「お?どうした?嶄蔵」
「スカルキングにクイーンを呼んでこい、白の魔神との戦争が始まる」
「!、矢城も連れてこいよ」
「あんなガキに何ができるんだよ」
「まぁまぁ」
「?、まぁ、良いか」
「分かった、今すぐに行こう」
「ああ、矢城、お前も来い」
「分かってるよー」
「「え!?」」
「か、海、お前、本気なのか?」
「こんな小さな子を戦場に連れていくの!?」
「まぁ、そう言う約束しましたんでね、後、そいつ舐めない方が良いぞ?」
「「え?」」
「ふふん、私、実は強いよ」
「そ、そうなのか?な、なら、俺の手を殴ってみてくれ」
「あ、そいつが強いのは妖術」
「見ててねー、土竜!」
ギャオオオ!!!
「うわっ!?」
「おおー、召喚系か」
「うん!」
「····」
「スカルクイーン、心配する気持ちは分かるけど、国の一大事なんだよ」
「···分かったわ、その代わりに死なせないでね···」
「もちろん、分かってますよ」
「それじゃ、行きましょうか」
「で、作戦は?」
「お前が決めないのかよ嶄蔵」
「俺ー、そう言うの苦手ー」
「はぁ、分かったよ、だったら妖怪将軍の俺に任せな」
「ほへー、それじゃ、将軍さん、作戦は?」
「···えっとな、まず···さ、白の魔神って何か軍みたいなの連れてる?」
「ああ」
「その軍はスカルクイーンとスカルキングの二人に任せる」
「分かった」
「分かったわ」
「嶄蔵と俺は白の魔神を相手する」
「え?私は?」
「お前は後で言う」
「はーい」
「それじゃ、スカルキングとスカルクイーンは城の前に居てくれ」
「「了解」」
「嶄蔵、お前は此処で」
「おうよ」
「矢城、耳貸せ」
「はーい」
「ゴニョゴニョ」
「オッケー!任せて!」
矢城は部屋に戻った
「は?おい、海、何をする気だ?」
「内緒だ」
「は?」
「まぁ、良いだろ、ほら来たぞ」
「おお、まじやん」
俺達の目の前には天使の羽が生えて物凄く大きな目をしている球体の化物がやって来た
「お前か白の魔神は」
「くくく、そうだ」
「さて、覚悟しろよ」
「覚悟しろ?はっ、笑わせるな」
「ああ?こっちは魔神を一度全員、冥土に送った海さんが居るんだぞ?」
「ほぉ、それは少し楽しめそうだ」
「よし、ここからなら良いだろ」
「す、凄い速いんだね、ガザキュルームさん」
「まぁな、それじゃ、俺はアンハッピーをしばいてくるから」
「は、はい、お気をつけて」
「お前もな、あ、ちょっと待て」
「な、何ですか?」
「武士武装」
その時、私の服は藤の模様が入った袴に変わった
「わぁ、この袴、動きやすいですね」
「だろ?それじゃ、後は頑張りな」
「ありがとうございます」
ガザキュルームさんはいつの間にか居なくなっていた
「あ、もう、居ない····っ!この感じ、彼処の城から感じられるわね」
私は刀を抜いた
「妖魔刀 雫」
私は雫を鞘に入れた
「····絶対にこの戦いに勝つ」
私はそう決意し城に向かって走り出した
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