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第一章 破滅の炎
第13話 地獄絵図
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「え?」
「まぁ、多分、本人は知らないでしょうが、取り敢えず立てますか?」
「ご、ごめんなさい、体の至るとこの骨を折って動けないの」
「そうですか、月龍様の恋人に傷をつけるとは····おい!妖怪!覚悟は出来てるだろうな?」
「ああ?」
夜叉丸さんが刀に手をかけたとき
「待て」
月龍君がやってきた
「月龍様···お初お目にかかります」
「初めまして夜叉丸、それで、お前は宗古を神社の中に連れていって傍に居てあげてくれないか?」
「かしこまりました、それであの妖怪は?」
「俺が相手する」
「分かりました、それでは宗古様行きますよ」
そう言うと夜叉丸は私を抱き抱えた
「月龍君···また世話かけてごめん」
「大丈夫だ、それにそんなこと気にするな」
「うん」
「それじゃ、頼むぞ?」
「はい、お任せください」
そう言うと夜叉丸さんは私を抱え神社の中まで入った
「···念のため結界を張っときましょう」
そう言うと夜叉丸さんは札を取り出し
「結界展開」
と言うと神社の本堂は黄色の結界で守られた
「うわぁ、凄い」
「これくらい、上位の妖怪なら誰にでも出来ます」
そう言うと夜叉丸さんは布団を取り出し敷き私を布団に置いてくれた
「ありがとう夜叉丸さん」
「気にしないで下さい、後、さんはつけなくて大丈夫です、呼び捨てかこ自分の好みで」
「なら、夜叉丸ちゃん」
「···ちゃん付けですか、まぁ、良いですよ、それと少し怪我の状況を見たいので少し体を触りますね」
「うん」
そう言うと夜叉丸ちゃんは私の腹部と背骨の部分を触った
「···あばら骨と背骨が折れています」
「···」
「まぁ、しばらくは安静にしといて下さい」
「···神社の仕事どうしよう」
「···他の人に任せるしか無いですね」
「いくら何でも三奈を働かせるわけにはいかないし」
「うーん、私だって月龍様と一緒に居ろとの命令ですので出来ませんね」
「夜叉丸ちゃん、って強いの?」
「分かりませんが、まぁ、それなりに強いと思いますよ、睦月家の息子の直前部下なんですから」
「睦月家ってそんなに凄いの?」
「はい、妖怪達には王と言われて崇められ、人間達には覇王とも言われていました」
「覇王···何かお伽噺で聞いたことがあるかも、内容は忘れたけど、それにしても」
「どうかしました?」
「私、そんな人の恋人になって良いのかなって思って」
「本人がそう言ってるなら良いのでは?」
「でも···私ってこんなに弱いんだよ?」
「強さ=愛ではありませんよ」
「でも私のせいで一族に傷がつきそう」
「そんなこと無いですよ、それに貴女は強いと思いますよ私は」
「そうかな·····」
「それに、貴女は女の子何ですからそんなに強さに拘らないで下さい」
「私だってそうしたいんだけどね、それをして私の妹が死んじゃったから、それで私はもう何も失いたく無いって決心したんだよ」
「え、貴女の妹さんお亡くなりなっているのですか?」
「いや、月龍君が蘇生してくれた」
「あの人、蘇生術使えるのですね」
「それで、私は月龍君達も助けれるくらい強くなりたい」
「成る程、でも無理はしてはいけませんよ?」
「うん、分かってる」
「そうですか」
「···っ!」
「どうかしました?」
「何か今、凄い嫌な感じがした」
「え?」
「月龍君達が危ない!」
私は起き上がろうとしたが
「うぐっ!」
体が痛くて起き上がれなかった
「私が行くので安静にしてといて下さい」
「う、うん」
私は襖を開けたそこには
ギャオオオオオ!!!!!
白色のドラゴンが居た
「月龍様!何事ですか?」
「夜叉丸!?」
「はい」
「お前···宗古は?」
「宗古様が心配していたので、代わりに来ました」
「あー、成る程、こいつの事を察知したのか」
「それで、何ですか?このドラゴン」
「実はさっきの奴ら居ただろ?」
「はい」
「俺達はソイツらを倒したんだけどそしたら変な服を着た奴がこの白色のドラゴンを置いていったんだよ」
「成る程、それで倒した者たちは?」
「彼処で全員おねんねしてるよ」
私は後ろを見た、そこには3人と妖怪が気絶していた
「それで、そのドラゴンどうするのですか?」
「いやあ、倒そうかなって思ったけど何か苦しそうだし、どうしよって感じ」
ギャオオオオオ!!!!!
「っ!危ない!」
月龍様は私をぶっ飛ばした
「うっ!」
「あつつつつ!!!!」
月龍様は青色の炎で包まれた
「月龍様!」
「大丈夫か?」
「は、はい」
「なら良かった」
「つ、月龍様···腕が···目が」
月龍様の両腕は焦げ片目は潰れていた
「···まさかの聖龍とは···まぁ、目は直ぐに治る腕は····」
「おい!大丈夫かよ!」
「ああ、大丈夫だ海」
「そうか、いやそんな事無いだろ」
「いや、まぁ、これくらいなら直ぐに治るからさ」
「ってか、どうするこいつ」
「いや、こいつ多分、聖龍だ、殺したら俺達は聖剣士に恨まれるぞ?」
「うわぁ、それは厄介だな、最悪、妖怪達と全面戦争になるかもしれないしな」
「それだけは命に変えてでも防がなければなりません」
「分かってる、けどどうやって落ち着かせるんだ?」
「うっ···それは」
「くっそ!このままじゃ此処は地獄絵図になるぞ!」
ギャオオオオオ!!!!!
凄まじい声とメラメラと燃える音が聞こえ私はじっとできなくなった
「(何か物凄く悲しんでいる声がする···いま鳴いている子かな?)」
私は立ち上がった
「うっ、痛い···けど皆だって疲れて痛いはず私だって····」
「まぁ、多分、本人は知らないでしょうが、取り敢えず立てますか?」
「ご、ごめんなさい、体の至るとこの骨を折って動けないの」
「そうですか、月龍様の恋人に傷をつけるとは····おい!妖怪!覚悟は出来てるだろうな?」
「ああ?」
夜叉丸さんが刀に手をかけたとき
「待て」
月龍君がやってきた
「月龍様···お初お目にかかります」
「初めまして夜叉丸、それで、お前は宗古を神社の中に連れていって傍に居てあげてくれないか?」
「かしこまりました、それであの妖怪は?」
「俺が相手する」
「分かりました、それでは宗古様行きますよ」
そう言うと夜叉丸は私を抱き抱えた
「月龍君···また世話かけてごめん」
「大丈夫だ、それにそんなこと気にするな」
「うん」
「それじゃ、頼むぞ?」
「はい、お任せください」
そう言うと夜叉丸さんは私を抱え神社の中まで入った
「···念のため結界を張っときましょう」
そう言うと夜叉丸さんは札を取り出し
「結界展開」
と言うと神社の本堂は黄色の結界で守られた
「うわぁ、凄い」
「これくらい、上位の妖怪なら誰にでも出来ます」
そう言うと夜叉丸さんは布団を取り出し敷き私を布団に置いてくれた
「ありがとう夜叉丸さん」
「気にしないで下さい、後、さんはつけなくて大丈夫です、呼び捨てかこ自分の好みで」
「なら、夜叉丸ちゃん」
「···ちゃん付けですか、まぁ、良いですよ、それと少し怪我の状況を見たいので少し体を触りますね」
「うん」
そう言うと夜叉丸ちゃんは私の腹部と背骨の部分を触った
「···あばら骨と背骨が折れています」
「···」
「まぁ、しばらくは安静にしといて下さい」
「···神社の仕事どうしよう」
「···他の人に任せるしか無いですね」
「いくら何でも三奈を働かせるわけにはいかないし」
「うーん、私だって月龍様と一緒に居ろとの命令ですので出来ませんね」
「夜叉丸ちゃん、って強いの?」
「分かりませんが、まぁ、それなりに強いと思いますよ、睦月家の息子の直前部下なんですから」
「睦月家ってそんなに凄いの?」
「はい、妖怪達には王と言われて崇められ、人間達には覇王とも言われていました」
「覇王···何かお伽噺で聞いたことがあるかも、内容は忘れたけど、それにしても」
「どうかしました?」
「私、そんな人の恋人になって良いのかなって思って」
「本人がそう言ってるなら良いのでは?」
「でも···私ってこんなに弱いんだよ?」
「強さ=愛ではありませんよ」
「でも私のせいで一族に傷がつきそう」
「そんなこと無いですよ、それに貴女は強いと思いますよ私は」
「そうかな·····」
「それに、貴女は女の子何ですからそんなに強さに拘らないで下さい」
「私だってそうしたいんだけどね、それをして私の妹が死んじゃったから、それで私はもう何も失いたく無いって決心したんだよ」
「え、貴女の妹さんお亡くなりなっているのですか?」
「いや、月龍君が蘇生してくれた」
「あの人、蘇生術使えるのですね」
「それで、私は月龍君達も助けれるくらい強くなりたい」
「成る程、でも無理はしてはいけませんよ?」
「うん、分かってる」
「そうですか」
「···っ!」
「どうかしました?」
「何か今、凄い嫌な感じがした」
「え?」
「月龍君達が危ない!」
私は起き上がろうとしたが
「うぐっ!」
体が痛くて起き上がれなかった
「私が行くので安静にしてといて下さい」
「う、うん」
私は襖を開けたそこには
ギャオオオオオ!!!!!
白色のドラゴンが居た
「月龍様!何事ですか?」
「夜叉丸!?」
「はい」
「お前···宗古は?」
「宗古様が心配していたので、代わりに来ました」
「あー、成る程、こいつの事を察知したのか」
「それで、何ですか?このドラゴン」
「実はさっきの奴ら居ただろ?」
「はい」
「俺達はソイツらを倒したんだけどそしたら変な服を着た奴がこの白色のドラゴンを置いていったんだよ」
「成る程、それで倒した者たちは?」
「彼処で全員おねんねしてるよ」
私は後ろを見た、そこには3人と妖怪が気絶していた
「それで、そのドラゴンどうするのですか?」
「いやあ、倒そうかなって思ったけど何か苦しそうだし、どうしよって感じ」
ギャオオオオオ!!!!!
「っ!危ない!」
月龍様は私をぶっ飛ばした
「うっ!」
「あつつつつ!!!!」
月龍様は青色の炎で包まれた
「月龍様!」
「大丈夫か?」
「は、はい」
「なら良かった」
「つ、月龍様···腕が···目が」
月龍様の両腕は焦げ片目は潰れていた
「···まさかの聖龍とは···まぁ、目は直ぐに治る腕は····」
「おい!大丈夫かよ!」
「ああ、大丈夫だ海」
「そうか、いやそんな事無いだろ」
「いや、まぁ、これくらいなら直ぐに治るからさ」
「ってか、どうするこいつ」
「いや、こいつ多分、聖龍だ、殺したら俺達は聖剣士に恨まれるぞ?」
「うわぁ、それは厄介だな、最悪、妖怪達と全面戦争になるかもしれないしな」
「それだけは命に変えてでも防がなければなりません」
「分かってる、けどどうやって落ち着かせるんだ?」
「うっ···それは」
「くっそ!このままじゃ此処は地獄絵図になるぞ!」
ギャオオオオオ!!!!!
凄まじい声とメラメラと燃える音が聞こえ私はじっとできなくなった
「(何か物凄く悲しんでいる声がする···いま鳴いている子かな?)」
私は立ち上がった
「うっ、痛い···けど皆だって疲れて痛いはず私だって····」
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