5 / 57
プロローグ
4師匠にょ
しおりを挟む
ミノタウルスを倒したエテルネルはふうっと、息を吐いた。
レベル400のミノタウルス。初級ダンジョンではエリアボスとして。中級ダンジョンでは雑魚として格下げされた魔物である。
初心者の最初の鬼門と呼ばれるミノタウルスは、近付けば斧を振り回し、遠ければ火の玉を吐き出す。クエストでは戦闘慣れしていない騎士を連れて何度か倒したことがいい思い出だ。
たったレベル120くらいの人間が勝てる筈のない相手だからこそ、エテルネルは被害に遭う前に一撃で終わらせたのだ。
「大丈夫かにょ?」
今の光景が信じられないというように開いた口が塞がらない男を見上げてエテルネルは問い掛ける。
男が反応するまでに少しばかり時間がかかるかと推測し、ミノタウルスの角を採取しにいった。ミノタウルスの角は装備だけではなく、アクセサリーや薬など幅広い使い道があるからだ。
何故平気で剥ぎ取りを出来るのか、と聞かれれば、勿論エスの時にはそんな生々しいことは出来なかった。現実で祖父が自給自足を持論にしている為、農業関係を齧っていたからだ。可愛がっていた鶏の末路を知って食事は残さないと固く誓った10歳の頃。思えばトラウマモノの経験だ。
インベントリからナイフを出して剥ぎ取りが終わる頃には男の意識は戻ってきていた。
「お前、一体……」
それでも動揺を隠せていないのは、きっとこの世界で子供がここまで強いなどあり得ないからだろう。エスの時は普通だったことが普通ではないとすると、プレイヤーであることは秘密にしておいた方がいいのかも知れない。
「にゃあにゃあ。この近くの村の人かにょ?」
さっさとエテルネルから話題をすり替える。そもそもエテルネルは村か町を探していたのだからいずれはしなければならない質問だ。
頷いた男に、エテルネルの頬が綻ぶ。
「師匠に行ってこいって飛ばされてここが何処かわかんなかったにょ。案内してにょ!」
秘技☆全て師匠のせい。
勿論師匠なんて存在はいない。師匠に世の中を見てこいと言われて魔法で飛ばされてしまったが、ここがどこか分からなかったから迷子になっていたことにする。迷子なのは本当なので、ちょこっと嘘を含めるだけだ。
師匠は知り合いのプレイヤーにする。そうすることで人物像も話し易いし、実際似たような関係の者がいたからいいだろう。とてもひねくれ者で、運営からも悪魔と呼ばれた男だが。
「天啓人じゃないのか?」
男の言葉に、エテルネルはぴくりと耳を震わせる。
天啓人とはプレイヤーのこと。エスではNPC(ノンプレイヤーキャラクター)がエテルネル達をそう呼んでいた。
男の口からまずその言葉が出るということは、少なからずとも天啓人がこちらにいるということだ。その人物が向こうで生きているか死んだかは知らないが、興味が湧く。
「それは師匠にょ。私は森から出たことないから師匠の森がどこか分からないけどにぇ」
「天啓人に拾われたのか」
「(ギルドには拾われたから)そんなものかにょ。気にしたことはないけど」
上手くエテルネルを捨て子だと思った彼は気の毒そうにエテルネルを見下ろした。きっと彼の中では獣人とエルフの間に生まれて捨てられたところを天啓人に拾われたという物語が出来上がっているのだろう。
エテルネルの知るエスでは異種間結婚は、ただ哀しみの結末しか無かった。天啓人同士ならともかく、NPCではどちらの国にも行けず、反逆者として追われる時だってあったのだ。クエストで護衛をすることだってあったが、やはり戦争や国同士の諍いは続いてるのだろうか。
もしそうならば早々に世捨て人になった方が良さそうだ。
「まあ、助けてくれてありがとな。俺はクラヴィ。この先のネフリティス村に住んでいる」
「エテルネルですにょ。さっきのを射つしか取り柄がないけど、よろしくにぇ」
即座に布石を打っておく。天啓人に育てられたのなら一つくらい技能を持っていても不思議ではないだろう。年齢的にそれ以上の技能は持っていないと言った方が厄介ごとにも巻き込まれないで済む。
こんな打算だらけの子供嫌だな、と自己嫌悪に陥るエテルネルをよそに、それだけしか出来ないのだと落ち込んだように見えたのか、クラヴィは慌ててフォローを入れてきた。
「技能一つあれば一生食っていけるぞ。あれだけの威力だ。自信を持て!」
「ありがとにょ」
技能一つあれば生きていけるということは、天啓人が多くいる訳でもないらしい。NPCでもそれなりに技能を持っている者はいたが、固定の名前をつけられたNPC達だから、普通の人は持っていないものなのだろう。
ぺこりと頭を下げれば、クラヴィは相好を崩してエテルネルを持ち上げる。そのまま彼の腕に座るように抱っこされた。所謂子供抱き、と呼ぶ抱き方だ。漫画やアニメの中でしか見ない抱え方だが、人間としてはしっかりと鍛えられている彼の腕はエテルネルが座っても安定感があった。
安定感があるとはいえ、一気に高くなった視線に本能的危険を感じてか尻尾が太くなる。漏れ無く耳もぴんっと張っていた。
「エテルネルの足じゃあ村まで行くのに昼までかかっちまうからな。こっちの方が楽だろ?」
にかっと良い笑顔を浮かべるが、出来るならやる前に行って欲しいものだ。それでも、彼の言うことはあながち外れてはいない。
子供の足で昼まで、ということはかなり歩くことが予想される。多分疲れることはないだろうが、子供らしくなく、怪しまれる要素になることは避けておきたい。ここは素直にクラヴィへ甘えることが得策だろう。
「よろしくお願いしますにょ」
「おう。……そうえば、エテルネルは何歳なんだ?」
さり気なく聞かれたそれに、エテルネルは7歳だと答えた。確認したステータスではエテルネルは7歳だからそれ以外言わない。もし、真偽を測るものがあったとしても、ステータスに書かれているのだからこれは真実だ。
ただ、やはり天啓人ではないとステータスを見ることは出来ないのだと確認できた。
まだエテルネルと同じくらいの子供を見なければ分からないが、多分エテルネルの知る前の世界の子供と変わらないのだろう。
「師匠ってどんなやつなんだ?」
「いっつも黒い服を着て、俺様で、意地悪で、皆から悪魔って言われてたにょ」
「……ん?」
「にゅ??」
そのまま友人の特徴を言っただけなのだが、クラヴィが顔を顰めてしまった。
「直ぐに殴られたりとかしなかったか。可哀想に。こき使われた挙句に森に捨てるとはな」
「にゅにゅ?」
彼は何やら勘違いしているらしい。
エテルネルと友人は種族が違った為、何度も戦い、斃し斃されの中だった。けれどそれは戦争の最中だからだ。確かに、一緒にダンジョンへ行った時に言い忘れがあって嵌められたり、置き去りにされたり、MPK(魔物を擦りつけてプレイヤーを斃すこと)されたりなんかも多々あったが。
「クラヴィの思ってるようなことはないと思うけど。確かに、でっかい卵の目玉焼きが食べたいって言って崖から突き落とされた時は殺意湧いたけどにゃ、本当は仲間思いのいいやつなにょ」
「それの何処が?」
エテルネルは後から知ったが、友人が取ってこいと言ったその卵は激レア竜の卵で、飛行タイプの召喚獣を持っていなかったエテルネルの為にわざわざ探してきてくれたのだ。
分かりづらい親切と、意地っ張りと。だからこそ、エテルネルが所属していたギルドでは友人の周囲に人が絶えなかったのだろう。
竜も、もしかするとまた会えるかも。と、エテルネルは思い出す。エスでは沢山のものを貰って、サービス終了と共に会えなくなってしまったが、人や物、そして召喚獣など年代がさほど変わらないのなら、会える機会はあるのかも知れない。
「さあ、どんどこ進むにょ!」
「急に元気になったな」
じきに見えてくるネフリティス村こそ、後に伝えられるエテルネルの物語の始まり。
苦笑するクラヴィの頭をペシペシ叩きながら急かすエテルネルの顔は、とても輝いていた。
レベル400のミノタウルス。初級ダンジョンではエリアボスとして。中級ダンジョンでは雑魚として格下げされた魔物である。
初心者の最初の鬼門と呼ばれるミノタウルスは、近付けば斧を振り回し、遠ければ火の玉を吐き出す。クエストでは戦闘慣れしていない騎士を連れて何度か倒したことがいい思い出だ。
たったレベル120くらいの人間が勝てる筈のない相手だからこそ、エテルネルは被害に遭う前に一撃で終わらせたのだ。
「大丈夫かにょ?」
今の光景が信じられないというように開いた口が塞がらない男を見上げてエテルネルは問い掛ける。
男が反応するまでに少しばかり時間がかかるかと推測し、ミノタウルスの角を採取しにいった。ミノタウルスの角は装備だけではなく、アクセサリーや薬など幅広い使い道があるからだ。
何故平気で剥ぎ取りを出来るのか、と聞かれれば、勿論エスの時にはそんな生々しいことは出来なかった。現実で祖父が自給自足を持論にしている為、農業関係を齧っていたからだ。可愛がっていた鶏の末路を知って食事は残さないと固く誓った10歳の頃。思えばトラウマモノの経験だ。
インベントリからナイフを出して剥ぎ取りが終わる頃には男の意識は戻ってきていた。
「お前、一体……」
それでも動揺を隠せていないのは、きっとこの世界で子供がここまで強いなどあり得ないからだろう。エスの時は普通だったことが普通ではないとすると、プレイヤーであることは秘密にしておいた方がいいのかも知れない。
「にゃあにゃあ。この近くの村の人かにょ?」
さっさとエテルネルから話題をすり替える。そもそもエテルネルは村か町を探していたのだからいずれはしなければならない質問だ。
頷いた男に、エテルネルの頬が綻ぶ。
「師匠に行ってこいって飛ばされてここが何処かわかんなかったにょ。案内してにょ!」
秘技☆全て師匠のせい。
勿論師匠なんて存在はいない。師匠に世の中を見てこいと言われて魔法で飛ばされてしまったが、ここがどこか分からなかったから迷子になっていたことにする。迷子なのは本当なので、ちょこっと嘘を含めるだけだ。
師匠は知り合いのプレイヤーにする。そうすることで人物像も話し易いし、実際似たような関係の者がいたからいいだろう。とてもひねくれ者で、運営からも悪魔と呼ばれた男だが。
「天啓人じゃないのか?」
男の言葉に、エテルネルはぴくりと耳を震わせる。
天啓人とはプレイヤーのこと。エスではNPC(ノンプレイヤーキャラクター)がエテルネル達をそう呼んでいた。
男の口からまずその言葉が出るということは、少なからずとも天啓人がこちらにいるということだ。その人物が向こうで生きているか死んだかは知らないが、興味が湧く。
「それは師匠にょ。私は森から出たことないから師匠の森がどこか分からないけどにぇ」
「天啓人に拾われたのか」
「(ギルドには拾われたから)そんなものかにょ。気にしたことはないけど」
上手くエテルネルを捨て子だと思った彼は気の毒そうにエテルネルを見下ろした。きっと彼の中では獣人とエルフの間に生まれて捨てられたところを天啓人に拾われたという物語が出来上がっているのだろう。
エテルネルの知るエスでは異種間結婚は、ただ哀しみの結末しか無かった。天啓人同士ならともかく、NPCではどちらの国にも行けず、反逆者として追われる時だってあったのだ。クエストで護衛をすることだってあったが、やはり戦争や国同士の諍いは続いてるのだろうか。
もしそうならば早々に世捨て人になった方が良さそうだ。
「まあ、助けてくれてありがとな。俺はクラヴィ。この先のネフリティス村に住んでいる」
「エテルネルですにょ。さっきのを射つしか取り柄がないけど、よろしくにぇ」
即座に布石を打っておく。天啓人に育てられたのなら一つくらい技能を持っていても不思議ではないだろう。年齢的にそれ以上の技能は持っていないと言った方が厄介ごとにも巻き込まれないで済む。
こんな打算だらけの子供嫌だな、と自己嫌悪に陥るエテルネルをよそに、それだけしか出来ないのだと落ち込んだように見えたのか、クラヴィは慌ててフォローを入れてきた。
「技能一つあれば一生食っていけるぞ。あれだけの威力だ。自信を持て!」
「ありがとにょ」
技能一つあれば生きていけるということは、天啓人が多くいる訳でもないらしい。NPCでもそれなりに技能を持っている者はいたが、固定の名前をつけられたNPC達だから、普通の人は持っていないものなのだろう。
ぺこりと頭を下げれば、クラヴィは相好を崩してエテルネルを持ち上げる。そのまま彼の腕に座るように抱っこされた。所謂子供抱き、と呼ぶ抱き方だ。漫画やアニメの中でしか見ない抱え方だが、人間としてはしっかりと鍛えられている彼の腕はエテルネルが座っても安定感があった。
安定感があるとはいえ、一気に高くなった視線に本能的危険を感じてか尻尾が太くなる。漏れ無く耳もぴんっと張っていた。
「エテルネルの足じゃあ村まで行くのに昼までかかっちまうからな。こっちの方が楽だろ?」
にかっと良い笑顔を浮かべるが、出来るならやる前に行って欲しいものだ。それでも、彼の言うことはあながち外れてはいない。
子供の足で昼まで、ということはかなり歩くことが予想される。多分疲れることはないだろうが、子供らしくなく、怪しまれる要素になることは避けておきたい。ここは素直にクラヴィへ甘えることが得策だろう。
「よろしくお願いしますにょ」
「おう。……そうえば、エテルネルは何歳なんだ?」
さり気なく聞かれたそれに、エテルネルは7歳だと答えた。確認したステータスではエテルネルは7歳だからそれ以外言わない。もし、真偽を測るものがあったとしても、ステータスに書かれているのだからこれは真実だ。
ただ、やはり天啓人ではないとステータスを見ることは出来ないのだと確認できた。
まだエテルネルと同じくらいの子供を見なければ分からないが、多分エテルネルの知る前の世界の子供と変わらないのだろう。
「師匠ってどんなやつなんだ?」
「いっつも黒い服を着て、俺様で、意地悪で、皆から悪魔って言われてたにょ」
「……ん?」
「にゅ??」
そのまま友人の特徴を言っただけなのだが、クラヴィが顔を顰めてしまった。
「直ぐに殴られたりとかしなかったか。可哀想に。こき使われた挙句に森に捨てるとはな」
「にゅにゅ?」
彼は何やら勘違いしているらしい。
エテルネルと友人は種族が違った為、何度も戦い、斃し斃されの中だった。けれどそれは戦争の最中だからだ。確かに、一緒にダンジョンへ行った時に言い忘れがあって嵌められたり、置き去りにされたり、MPK(魔物を擦りつけてプレイヤーを斃すこと)されたりなんかも多々あったが。
「クラヴィの思ってるようなことはないと思うけど。確かに、でっかい卵の目玉焼きが食べたいって言って崖から突き落とされた時は殺意湧いたけどにゃ、本当は仲間思いのいいやつなにょ」
「それの何処が?」
エテルネルは後から知ったが、友人が取ってこいと言ったその卵は激レア竜の卵で、飛行タイプの召喚獣を持っていなかったエテルネルの為にわざわざ探してきてくれたのだ。
分かりづらい親切と、意地っ張りと。だからこそ、エテルネルが所属していたギルドでは友人の周囲に人が絶えなかったのだろう。
竜も、もしかするとまた会えるかも。と、エテルネルは思い出す。エスでは沢山のものを貰って、サービス終了と共に会えなくなってしまったが、人や物、そして召喚獣など年代がさほど変わらないのなら、会える機会はあるのかも知れない。
「さあ、どんどこ進むにょ!」
「急に元気になったな」
じきに見えてくるネフリティス村こそ、後に伝えられるエテルネルの物語の始まり。
苦笑するクラヴィの頭をペシペシ叩きながら急かすエテルネルの顔は、とても輝いていた。
0
お気に入りに追加
1,747
あなたにおすすめの小説
チートな幼女に転生しました。【本編完結済み】
Nau
恋愛
道路に飛び出した子供を庇って死んだ北野優子。
でもその庇った子が結構すごい女神が転生した姿だった?!
感謝を込めて別世界で転生することに!
めちゃくちゃ感謝されて…出来上がった新しい私もしかして規格外?
しかも学園に通うことになって行ってみたら、女嫌いの公爵家嫡男に気に入られて?!
どうなる?私の人生!
※R15は保険です。
※しれっと改正することがあります。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
転移ですか!? どうせなら、便利に楽させて! ~役立ち少女の異世界ライフ~
ままるり
ファンタジー
女子高生、美咲瑠璃(みさきるり)は、気がつくと泉の前にたたずんでいた。
あれ? 朝学校に行こうって玄関を出たはずなのに……。
現れた女神は言う。
「あなたは、異世界に飛んできました」
……え? 帰してください。私、勇者とか聖女とか興味ないですから……。
帰還の方法がないことを知り、女神に願う。
……分かりました。私はこの世界で生きていきます。
でも、戦いたくないからチカラとかいらない。
『どうせなら便利に楽させて!』
実はチートな自称普通の少女が、周りを幸せに、いや、巻き込みながら成長していく冒険ストーリー。
便利に生きるためなら自重しない。
令嬢の想いも、王女のわがままも、剣と魔法と、現代知識で無自覚に解決!!
「あなたのお役に立てましたか?」
「そうですわね。……でも、あなたやり過ぎですわ……」
※R15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる