32 / 45
巡り合う定め
31:市場の露店
しおりを挟む
空が白み始める頃。
頬に当たる柔らかい感触が離れ、少しして出ていく気配を感じた後、瞼を開ける。何も身に着けていない肌をシーツで隠しながら起き上がれば、アグノスは既に居ないかった。
カルディアの結界から出ていった気配もするので、彼はパーティハウスへと帰ったに違いない。
温もりの残る隣をそっと撫でて、カルディアは再び横になった。
今日はまだ、一人で行動する日だから。だから、また明日。
そう心のなかで呟いて、2度寝としけ込んだ。
「今日はついてくぞ!」
そう言って、朝食の席にやってきたのは、トルムだけだった。
朝食を摂っているカルディアの対面に断りなく座り、朝食が終わるのをそわそわと待っている。
オーラムが現れなかったのを意外に思うものの、カルディアは朝食をゆっくりと摂った後、トルムを連れて依頼を受けに行った。
トルムを外には連れていかない為、必然的に王都内での仕事となる。
古い教会の掃除と聞いて、トルムは面白くなさそうにしているものの、いざ始まると一緒に掃除をし始めるのだから、素直ないい子であるに違いない。
建物内は風の魔法を使って塵を集め、外壁は高圧洗浄機をイメージした魔法を組み上げて長年蓄積した汚れを落としていく。元々は白く美しい壁であったのだろう。魔力の調子も良いカルディアは広範囲を一気に洗浄していく。魔力の巡りが良いと、魔力制御が大分楽になるのである。
魔力の調子が良い理由もカルディアは分かっている。昨夜完全に魔力がこの世界に染まったからだ。
異界の魔力とこの世界に存在する魔力を馴染ませて、この世界の魔力へと変換する作業は毎日していないと本来は数ヶ月は余裕でかかるもの。カルディアは数日籠もって読書をしつつその作業をしていたので、大幅に短縮していた。1ヶ月で魔力を馴染ませきるつもりだったから都合がよかったのだ。
それよりも更に手っ取り早い方法がある。
この世界の者とキスなどで体液を交換することで魔力を取り込むという方法が最も手っ取り早いが、流石にその方法をとるほど切羽詰まっていたわけではない。目的ではなかったが、昨夜で残りの魔力も変換されたとはそういうことだ。元々あと一週間ほどで馴染む魔力が早く馴染みきっただけなので誤差でしか無い。
「それはどうやるんだ?」
茶色がかった壁がくっきりと綺麗になっていく様に、トルムは目をきらきらとさせながら、魔法を教えてほしいと強請ってくる。
「魔法の勉強は今なにをしているのかしらぁ」
トルムの授業スピードによっては、魔法を教えない方が良いこともある。
魔力制御すら満足にできないオリビアに比べたら大分頑張っているようで、生活系の魔法なら教えても教師を困らせることはないだろうと判断する。高圧洗浄機が生活系魔法に入るかは謎だが。
「約束。人には向けないこと。下手をしなくても大怪我になるわよぉ」
「大怪我?」
「簡単に言えば、抉って殺せるわねぇ」
異界の墓石も水を使って掘っているように、水圧というのはとても強い力を持っている。
勿論、どんな魔法であれ、危険なものには違いない。そもそも魔法を人に向けて打つのは子供のすることだと、10歳くらいのトルムが言うのは少し面白い。危険をきちんと伝えれば、トルムは頷いて約束した。
カルディアよりも魔力量のあるトルムだ。技術さえ身につければ、色々な魔法を自分で組み立てることもできるだろう。
魔法円とトルムが使う為の詠唱を教えて、ほんの少しの壁に試させる。
「面白い!」
新しい魔法というのは心躍るものである。
二人がかりで行った掃除はあっという間で、依頼人の司祭は大層喜んでくれた。
それに照れて、カルディアの後ろに隠れるトルムはまだまだ子供らしいところもある。
報告に行った後は手伝ったトルムに遅い昼食とデザートを奢ってお礼した。ギルドに登録できない子供に報酬として金銭を渡すのはギルドの規約に反する為だ。
それから2人で市場で露店巡りをしていると、アクセサリーを扱う露店で立ち止まる。
「なんだなんだ」
「面白いものを見せてあげましょう」
顔を覗かせてくるトルムの目の前で、平たくカットされたルビーとサファイアのペンダントを買う。銀を蔦柄に細工した入れ物の中に、ルビーとサファイアが入っているペンダントを片手で持った。
【血は風、心は嵐。そして願うは護り。我がカルディアの名において命ずる。汝はその要なり】
くるりと杖を回して、魔法円を形成する。
杖を使用することで効率は違う。流れる魔力の調整も、宝石が壊れないように施すのも朝飯前だ。
【守護の印】
おぉ、と感嘆の声をあげたのは露店主。
温かな光が溢れて、宝石に集まっていく。
やがて魔法円はそれぞれの宝石に吸い込まれ、刻印として刻まれた。これを、刻印魔法という。
「はい、プレゼント」
そう言って、トルムの首にかけてやる。
「え、へ!?」
目を白黒させながら、トルムはペンダントとカルディアに視線を行ったり来たりさせる。
先に声をあげたのはカルディアでもトルムでもなく、露店主だった。
「これは見事な刻印魔法だ。久々に良いものを見せてもらったよ」
露店主がそう言ったので、それほどでも無いとカルディアは手を振る。
実際に刻印したのは守護の刻印魔法一つだ。刻印魔法はいくつか重ね掛け出来るものの、人が見ている前でするようなものではない。身に付けるものなら尚更である。カルディアが持つ杖のように、普段から身につける刻印魔法というのは奥の手とも言えるのだから。
「こ、こんなの、いいのか!?」
「いいのよぉ。いい暇潰しに付き合ってくれてるお礼」
昼食も奢ってくれたのにもらいすぎではないかと謙遜するトルムに、罪悪感が芽生える。そんなに質の良い宝石ではなかったのでそもそも重ねがけは出来なかったのだ。精々それぞれに1つずつ軽い魔法を刻む程度だ。そんな簡単なものですまないと心の中で謝った。
「大した刻印魔法じゃないわぁ。本当ならそこに解毒効果とか、対魔法弱体とか、色々付けたいところだけどぉ」
「いいいいいらぬ! そんな重ね掛けした刻印魔法付きのものを貰っては、兄上になんと言われるか!」
首が取れるのではないかと思うほどに振ったトルムに、口調が戻っていると指摘しながらカルディアは笑った。
「トルム。何かが起こった時、頼るならオーラムじゃなくてアグノスになさいなぁ」
なら貰ってくれるね、と押しつけて。再び歩き出したとき、カルディアは忠告する。
「あに……にいちゃんじゃなくて?」
「そう。オーラムはだめよぉ。まだローウェンに染まっていないからねぇ」
「なんでそんなことを言うんだ?」
自分の兄が貶されたと少しばかりむくれるトルムに、カルディアは首を振った。
言っても理解されないことが分かっているから。前世で王族であり、ローウェンギルドにいたカルディアだからこそ言えること。その名を受け継いでいるのなら、ローウェンがローウェン足りえる条件がある。
「いいから。覚えてなさい。オーラムではなく、アグノスよぉ」
首をかしげるトルムに、念押ししておく。
「(今日は護衛が一人もいない。なら、今日ということでしょうねぇ)」
盗み見ている気配はただ一つ。それも、護衛のような気配ではなく、気配が薄いことからしても密偵だと思われる。王族に対して護衛が居ないというのは、なにか起こしますという宣言をされているようなものだ。たかがFランク冒険者が気付くはずないと思われているのか、相当舐められている。
故に、トルムに万が一ないように守護の刻印魔法がついたペンダントをつけさせたのだから。
それはそれ。これはこれ。と、夕刻まで、トルムとカルディアは市場廻りを楽しんだのだった。
頬に当たる柔らかい感触が離れ、少しして出ていく気配を感じた後、瞼を開ける。何も身に着けていない肌をシーツで隠しながら起き上がれば、アグノスは既に居ないかった。
カルディアの結界から出ていった気配もするので、彼はパーティハウスへと帰ったに違いない。
温もりの残る隣をそっと撫でて、カルディアは再び横になった。
今日はまだ、一人で行動する日だから。だから、また明日。
そう心のなかで呟いて、2度寝としけ込んだ。
「今日はついてくぞ!」
そう言って、朝食の席にやってきたのは、トルムだけだった。
朝食を摂っているカルディアの対面に断りなく座り、朝食が終わるのをそわそわと待っている。
オーラムが現れなかったのを意外に思うものの、カルディアは朝食をゆっくりと摂った後、トルムを連れて依頼を受けに行った。
トルムを外には連れていかない為、必然的に王都内での仕事となる。
古い教会の掃除と聞いて、トルムは面白くなさそうにしているものの、いざ始まると一緒に掃除をし始めるのだから、素直ないい子であるに違いない。
建物内は風の魔法を使って塵を集め、外壁は高圧洗浄機をイメージした魔法を組み上げて長年蓄積した汚れを落としていく。元々は白く美しい壁であったのだろう。魔力の調子も良いカルディアは広範囲を一気に洗浄していく。魔力の巡りが良いと、魔力制御が大分楽になるのである。
魔力の調子が良い理由もカルディアは分かっている。昨夜完全に魔力がこの世界に染まったからだ。
異界の魔力とこの世界に存在する魔力を馴染ませて、この世界の魔力へと変換する作業は毎日していないと本来は数ヶ月は余裕でかかるもの。カルディアは数日籠もって読書をしつつその作業をしていたので、大幅に短縮していた。1ヶ月で魔力を馴染ませきるつもりだったから都合がよかったのだ。
それよりも更に手っ取り早い方法がある。
この世界の者とキスなどで体液を交換することで魔力を取り込むという方法が最も手っ取り早いが、流石にその方法をとるほど切羽詰まっていたわけではない。目的ではなかったが、昨夜で残りの魔力も変換されたとはそういうことだ。元々あと一週間ほどで馴染む魔力が早く馴染みきっただけなので誤差でしか無い。
「それはどうやるんだ?」
茶色がかった壁がくっきりと綺麗になっていく様に、トルムは目をきらきらとさせながら、魔法を教えてほしいと強請ってくる。
「魔法の勉強は今なにをしているのかしらぁ」
トルムの授業スピードによっては、魔法を教えない方が良いこともある。
魔力制御すら満足にできないオリビアに比べたら大分頑張っているようで、生活系の魔法なら教えても教師を困らせることはないだろうと判断する。高圧洗浄機が生活系魔法に入るかは謎だが。
「約束。人には向けないこと。下手をしなくても大怪我になるわよぉ」
「大怪我?」
「簡単に言えば、抉って殺せるわねぇ」
異界の墓石も水を使って掘っているように、水圧というのはとても強い力を持っている。
勿論、どんな魔法であれ、危険なものには違いない。そもそも魔法を人に向けて打つのは子供のすることだと、10歳くらいのトルムが言うのは少し面白い。危険をきちんと伝えれば、トルムは頷いて約束した。
カルディアよりも魔力量のあるトルムだ。技術さえ身につければ、色々な魔法を自分で組み立てることもできるだろう。
魔法円とトルムが使う為の詠唱を教えて、ほんの少しの壁に試させる。
「面白い!」
新しい魔法というのは心躍るものである。
二人がかりで行った掃除はあっという間で、依頼人の司祭は大層喜んでくれた。
それに照れて、カルディアの後ろに隠れるトルムはまだまだ子供らしいところもある。
報告に行った後は手伝ったトルムに遅い昼食とデザートを奢ってお礼した。ギルドに登録できない子供に報酬として金銭を渡すのはギルドの規約に反する為だ。
それから2人で市場で露店巡りをしていると、アクセサリーを扱う露店で立ち止まる。
「なんだなんだ」
「面白いものを見せてあげましょう」
顔を覗かせてくるトルムの目の前で、平たくカットされたルビーとサファイアのペンダントを買う。銀を蔦柄に細工した入れ物の中に、ルビーとサファイアが入っているペンダントを片手で持った。
【血は風、心は嵐。そして願うは護り。我がカルディアの名において命ずる。汝はその要なり】
くるりと杖を回して、魔法円を形成する。
杖を使用することで効率は違う。流れる魔力の調整も、宝石が壊れないように施すのも朝飯前だ。
【守護の印】
おぉ、と感嘆の声をあげたのは露店主。
温かな光が溢れて、宝石に集まっていく。
やがて魔法円はそれぞれの宝石に吸い込まれ、刻印として刻まれた。これを、刻印魔法という。
「はい、プレゼント」
そう言って、トルムの首にかけてやる。
「え、へ!?」
目を白黒させながら、トルムはペンダントとカルディアに視線を行ったり来たりさせる。
先に声をあげたのはカルディアでもトルムでもなく、露店主だった。
「これは見事な刻印魔法だ。久々に良いものを見せてもらったよ」
露店主がそう言ったので、それほどでも無いとカルディアは手を振る。
実際に刻印したのは守護の刻印魔法一つだ。刻印魔法はいくつか重ね掛け出来るものの、人が見ている前でするようなものではない。身に付けるものなら尚更である。カルディアが持つ杖のように、普段から身につける刻印魔法というのは奥の手とも言えるのだから。
「こ、こんなの、いいのか!?」
「いいのよぉ。いい暇潰しに付き合ってくれてるお礼」
昼食も奢ってくれたのにもらいすぎではないかと謙遜するトルムに、罪悪感が芽生える。そんなに質の良い宝石ではなかったのでそもそも重ねがけは出来なかったのだ。精々それぞれに1つずつ軽い魔法を刻む程度だ。そんな簡単なものですまないと心の中で謝った。
「大した刻印魔法じゃないわぁ。本当ならそこに解毒効果とか、対魔法弱体とか、色々付けたいところだけどぉ」
「いいいいいらぬ! そんな重ね掛けした刻印魔法付きのものを貰っては、兄上になんと言われるか!」
首が取れるのではないかと思うほどに振ったトルムに、口調が戻っていると指摘しながらカルディアは笑った。
「トルム。何かが起こった時、頼るならオーラムじゃなくてアグノスになさいなぁ」
なら貰ってくれるね、と押しつけて。再び歩き出したとき、カルディアは忠告する。
「あに……にいちゃんじゃなくて?」
「そう。オーラムはだめよぉ。まだローウェンに染まっていないからねぇ」
「なんでそんなことを言うんだ?」
自分の兄が貶されたと少しばかりむくれるトルムに、カルディアは首を振った。
言っても理解されないことが分かっているから。前世で王族であり、ローウェンギルドにいたカルディアだからこそ言えること。その名を受け継いでいるのなら、ローウェンがローウェン足りえる条件がある。
「いいから。覚えてなさい。オーラムではなく、アグノスよぉ」
首をかしげるトルムに、念押ししておく。
「(今日は護衛が一人もいない。なら、今日ということでしょうねぇ)」
盗み見ている気配はただ一つ。それも、護衛のような気配ではなく、気配が薄いことからしても密偵だと思われる。王族に対して護衛が居ないというのは、なにか起こしますという宣言をされているようなものだ。たかがFランク冒険者が気付くはずないと思われているのか、相当舐められている。
故に、トルムに万が一ないように守護の刻印魔法がついたペンダントをつけさせたのだから。
それはそれ。これはこれ。と、夕刻まで、トルムとカルディアは市場廻りを楽しんだのだった。
1
お気に入りに追加
107
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
元最強冒険者、新たな世界でも最強になる ~ゲームの知識で異世界無双~
絢乃
ファンタジー
とあるネットゲームで世界最強だった涼介は、どういうわけかゲームに酷似した異世界に転移した。
ゲームの頃と同じく剣士で最強を目指そうとする涼介だったが、細かい部分でゲームとは仕様が異なっており剣士を断念。
そこで彼が選んだ職業はイメージした物を作れる「クラフター」だった。
クラフターはゲームの頃だとゴミ扱いされていた職業。
だが異世界では微妙に仕様が異なっており、涼介の知識も加わって凄まじいことになってしまう。
これは涼介がレベル999を目指し、世界を騒然とさせる物語。
※他サイトにも掲載予定
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています
葉柚
ファンタジー
婚約者の二股により婚約破棄をされた33才の真由は、突如異世界に飛ばされた。
そこはど田舎だった。
住む家と土地と可愛い3匹の猫をもらった真由は、猫たちに囲まれてストレスフリーなスローライフ生活を送る日常を送ることになった。
レコンティーニ王国は猫に優しい国です。
小説家になろう様にも掲載してます。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。繁栄も滅亡も、私の導き次第で決まるようです。
木山楽斗
ファンタジー
宿屋で働くフェリナは、ある日森で卵を見つけた。
その卵からかえったのは、彼女が見たことがない生物だった。その生物は、生まれて初めて見たフェリナのことを母親だと思ったらしく、彼女にとても懐いていた。
本物の母親も見当たらず、見捨てることも忍びないことから、フェリナは謎の生物を育てることにした。
リルフと名付けられた生物と、フェリナはしばらく平和な日常を過ごしていた。
しかし、ある日彼女達の元に国王から通達があった。
なんでも、リルフは竜という生物であり、国を繁栄にも破滅にも導く特別な存在であるようだ。
竜がどちらの道を辿るかは、その母親にかかっているらしい。知らない内に、フェリナは国の運命を握っていたのだ。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021/09/03 改題しました。(旧題:刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる