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巡り合う定め
7:雑貨屋兼鑑定屋
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この世界における貨幣は、銅貨、銀貨、金貨、晶貨と4段階ある。
このうち一般家庭が使うのは銀貨までで、金貨や晶貨といった貨幣は主に大きな店を持つ商人や貴族が取り扱う。話には聞いたことがあるが触ったことがない、という人も中には多い。
「林檎を3つほど」
「はいよ。銅貨30枚ね」
瑞々しい林檎を指さして包んでもらうよう頼む主婦に、恰幅のいい店主が料金をもらっている。
それをじぃっと真横から見ていると、主婦と店主はひくりと口端を引きつらせた。
「こんにちはぁ」
「こ、こんにちは……」
視線が合ったので取り敢えず挨拶してみたが、ぎこちない笑みが帰ってくるだけであった。これ以上は迷惑かと、くるりと方向転換をして歩きだす。背後で一体何なのだろうと首を傾げているが、単純に貨幣価値を知りたかっただけなので、迷惑な冷やかしと変わりない。
他人のように少し離れて立っていたアグノスと合流して、朝から活気ある人々を眺めていた。
「珍しいか?」
「そうねぇ。思ったよりも知らない食べ物が多いし、この市場は活気あるけど」
ここ数百年で品種改良も進んだのだろう。以前林檎のことはポプルと呼んでいたが、別の露店でポプルと看板が立っている果物の山があるので、別種類として認識されているのだろうか。ポプル科林檎種とか言われてたら笑う自信がある。その他にも、国交が回復したことによって様々な食物が出回っているようで、市場には女性が一人で歩けるほど安全性は高い。
逆に言えば、前世ではそれらが叶わないほどに物騒だった、ということ。異世界では当たり前の光景が、こちらでも日常と化しているのはいい傾向だ。
ちらりと建物と建物の間にある路地を見て、ふむ、と方向転換する。
「貨幣は変わってないし、こういう場所の在り方も変わらない」
「おい」
止めようとするアグノスを無視して進む。本当に危険な路地裏ではないので、そこまで強く止めようとはしないだろうが。知らない町並みとは言え、危険な場所というものは雰囲気が似通るものなので、カルディアもわかっている。
むしろ、この先にカルディアが好むような店があることも、雰囲気でわかる。
「馴染みの店か?」
「まさか。貴方に会う数分前にこの世界に来たばっかりなのに」
活気がある通りから一本外れた場所の路地裏に存在する小さな店。看板が立っていなければそこが店だと気づかないほど、立地が悪いはずの場所に建つ店。外観は古ぼけた木製の扉と立て看板だけがあり、看板に『おーぷん中』と子供のような字で書かれているのがどことなく微笑ましい。
キィっと少し高めの音を立てて扉をあけると、中は外見とは違った世界が広がっていた。
入ってすぐに聞こえるのは、常に流れる水の音。地下から引いた水を天井近くまで上げて、そこから植木の水路として使用しているのだろう。段差ごとに組まれた植物は薬草だらけで、食べなければ大丈夫なものしか置かれていない。時々薬草にも触ると神経毒があったりするものがあるので、客が触っても大丈夫にという配慮だ。しかし、鉢植えが見えないほどの蔓が伸びて綺麗なグリーンカーテンを片側の壁に作っている。天井がガラスで作られており、建物の間に挟まれているにも関わらず、天井から光が漏れるように工夫された店内には、薄暗い路地とは別世界とも呼べる空間だった。
「おや、いらっしゃい」
ちりりんっと鈴の音が聞こえるとともに、奥から姿を表したのは小柄な老婆である。白髪の髪に鈴の髪飾りをつけており、着物のような服装を着た彼女からは品の良さも滲み出ていた。
「鑑定を頼みたいのだけれど」
カウンターに荷物を置くと、台の上に乗った老婆がふぅむ、と息を漏らす。
「はて、異界の迷い子かえ?」
「ご想像はお好きにぃ。それで、鞄ごと売りたいのだけれど」
にこぉっと笑えば、鑑定も兼任している雑貨屋の老婆はひくりと口端をひきつらせた。
そんなにひどい顔はしてないのに失礼な、と内心思いつつも、老婆が荷物を手にとりはじめた所を見て、鑑定中は店内を見させてもらうことにする。
グリーンカーテンの反対側にあるのは雑貨屋で取り扱っている商品で、商品に値札がついていた。値段が安いもので銅貨5枚の飴から上は銀貨10枚の回復薬といったところか。そこまで高いものがおいてないのは、冒険者が暴れても損害が少ないようにということなのだろう。カウンターや棚近くにおいてある品書きを見れば、商品の殆どが奥にしまわれているようだ。
そこまで多くはない商品を眺めていると、アグノスは店の窓際においてある椅子に座って待つことにしたようで、眠そうにあくびをしているのを見かけた。
「総額で金貨100枚、でどうじゃ」
「いいわぁ。換金もお願い」
にっこりと微笑めば、雑貨屋はぽかんと口を開けた。
「異界の品じゃぞ。普通は……」
「あら、誇りを汚すような真似を、貴方はするのかしらぁ」
カウンターへ前のめりになった雑貨屋を押し止めてそう言ってやれば、雑貨屋はぐっと詰まった。例え裏路地にあろうとも、整えられた店内と植物を見ればよくわかる。毎日手入れを怠らず、一生懸命やってきているから店も整っているし、棚の品揃えもきちんとしている。カウンターや棚近くに品書きを置いて無作法者への対策はそれなりに立てていることからも彼女がこの店を好きなのか見えてくるものだ。
「あとは、歩いても違和感がない服と靴を銀貨50枚以内で。別にその、空間魔法? がついた鞄がほしいわぁ」
外套を脱げば、彼女は確かにと頷いた。もう、カルディアの言葉に驚くことはない。
鞄はともかく、雑貨屋に服なんて置いてあるものか、と普通は思うが、品書きに書いてあるのだ。希望品に近いものがあればきっと出してくれるのだろう。
「服にも好みとかあるじゃろう」
「おまかせするわぁ」
自分に似合うもので。と、注文をつければ、雑貨屋はぶつぶつと口内でなにやら呟きながら、奥へと引っ込んでいく。その瞳は真剣そのものだったので、安心できるものを用意してくれるはずだ。
「お前、とんでもないことするな」
呆れたような言葉に、カルディアは振り返りながらも、ふふっと笑う。
確かに服のチョイスを相手にすべて任せるのも、なんの疑いもなしに鑑定を受けるのも、普通ならありえないのかもしれない。趣味の服ならともかく、現在の若い人が着るものなんて分からないのだからおまかせするに限る。
何より、その仕事に真摯でいる人は嫌いじゃない。
「人を見る目は良いつもりよぉ」
二十年間、平和な世界で『優等生ちゃん』と呼ばれるほど、距離を置いた人間関係を築き、様々な人間模様を第三者からの視点で見てきた。そして、前世では限られた人物しか信じられない、波乱万丈とも呼べる人生も経験した。人生経験が豊富なんて、この世界に生きる竜種からすれば微々たるものだが、善悪入り交じる人間社会に置いては、どれほどそういうものに敏感に生きてきたかで変わってくるものだ。
前世の経験に基づいて、この店を選んだ。今世の感覚で人柄を選んだ。それだけのこと。
「ほれ、無難にこれでどうじゃ」
奥に案内されて渡された服を着る。詰襟で肩から胸辺りまでレースで覆われているロングブラウスに、紺のズボン。ロングスカートでも良かったらしいが、カルディアの現在の服装がズボンスーツだったのでそれに合わせてくれたらしい。現在でも女性が足を出すような服装はあまり好まれないようで、冒険者になれば話は別とのこと。まさに今から冒険者になりに行くとは言わず、カルディアの精神衛生上では確かに無難だ。
頼んでいた鞄はウエストポーチになったようで、なにかの革で出来たポーチには刺繍が入っており、見た目も女性らしい配慮がされている。深緑の刺繍が入っているケープも用意してくれ、動きやすさを重視してくれたようだ。
「気に入ったわぁ」
「前の服はどうするのじゃ」
「引取でいいかしら」
外套はオーラムに返すとして、他の服はむしろ引き取りがなければ燃やして証拠を隠滅しようと思っていた。そんな話を聞いて勿体無いと服を引き取って、代わりに服とポーチを譲ってくれるらしい。服はともかく、ポーチもつけてとなると、カルディアがもらいすぎのようで等価交換にはならないように思うのだが、それはいいのだろうか。
「雑貨屋。いくらなんでもこれはやりすぎだ」
「良い良い。これからもうちをご贔屓にのぉ」
アグノスが注意したものの、雑貨屋は笑うだけだった。
りんっと、小気味よく髪飾りの鈴が鳴った。
このうち一般家庭が使うのは銀貨までで、金貨や晶貨といった貨幣は主に大きな店を持つ商人や貴族が取り扱う。話には聞いたことがあるが触ったことがない、という人も中には多い。
「林檎を3つほど」
「はいよ。銅貨30枚ね」
瑞々しい林檎を指さして包んでもらうよう頼む主婦に、恰幅のいい店主が料金をもらっている。
それをじぃっと真横から見ていると、主婦と店主はひくりと口端を引きつらせた。
「こんにちはぁ」
「こ、こんにちは……」
視線が合ったので取り敢えず挨拶してみたが、ぎこちない笑みが帰ってくるだけであった。これ以上は迷惑かと、くるりと方向転換をして歩きだす。背後で一体何なのだろうと首を傾げているが、単純に貨幣価値を知りたかっただけなので、迷惑な冷やかしと変わりない。
他人のように少し離れて立っていたアグノスと合流して、朝から活気ある人々を眺めていた。
「珍しいか?」
「そうねぇ。思ったよりも知らない食べ物が多いし、この市場は活気あるけど」
ここ数百年で品種改良も進んだのだろう。以前林檎のことはポプルと呼んでいたが、別の露店でポプルと看板が立っている果物の山があるので、別種類として認識されているのだろうか。ポプル科林檎種とか言われてたら笑う自信がある。その他にも、国交が回復したことによって様々な食物が出回っているようで、市場には女性が一人で歩けるほど安全性は高い。
逆に言えば、前世ではそれらが叶わないほどに物騒だった、ということ。異世界では当たり前の光景が、こちらでも日常と化しているのはいい傾向だ。
ちらりと建物と建物の間にある路地を見て、ふむ、と方向転換する。
「貨幣は変わってないし、こういう場所の在り方も変わらない」
「おい」
止めようとするアグノスを無視して進む。本当に危険な路地裏ではないので、そこまで強く止めようとはしないだろうが。知らない町並みとは言え、危険な場所というものは雰囲気が似通るものなので、カルディアもわかっている。
むしろ、この先にカルディアが好むような店があることも、雰囲気でわかる。
「馴染みの店か?」
「まさか。貴方に会う数分前にこの世界に来たばっかりなのに」
活気がある通りから一本外れた場所の路地裏に存在する小さな店。看板が立っていなければそこが店だと気づかないほど、立地が悪いはずの場所に建つ店。外観は古ぼけた木製の扉と立て看板だけがあり、看板に『おーぷん中』と子供のような字で書かれているのがどことなく微笑ましい。
キィっと少し高めの音を立てて扉をあけると、中は外見とは違った世界が広がっていた。
入ってすぐに聞こえるのは、常に流れる水の音。地下から引いた水を天井近くまで上げて、そこから植木の水路として使用しているのだろう。段差ごとに組まれた植物は薬草だらけで、食べなければ大丈夫なものしか置かれていない。時々薬草にも触ると神経毒があったりするものがあるので、客が触っても大丈夫にという配慮だ。しかし、鉢植えが見えないほどの蔓が伸びて綺麗なグリーンカーテンを片側の壁に作っている。天井がガラスで作られており、建物の間に挟まれているにも関わらず、天井から光が漏れるように工夫された店内には、薄暗い路地とは別世界とも呼べる空間だった。
「おや、いらっしゃい」
ちりりんっと鈴の音が聞こえるとともに、奥から姿を表したのは小柄な老婆である。白髪の髪に鈴の髪飾りをつけており、着物のような服装を着た彼女からは品の良さも滲み出ていた。
「鑑定を頼みたいのだけれど」
カウンターに荷物を置くと、台の上に乗った老婆がふぅむ、と息を漏らす。
「はて、異界の迷い子かえ?」
「ご想像はお好きにぃ。それで、鞄ごと売りたいのだけれど」
にこぉっと笑えば、鑑定も兼任している雑貨屋の老婆はひくりと口端をひきつらせた。
そんなにひどい顔はしてないのに失礼な、と内心思いつつも、老婆が荷物を手にとりはじめた所を見て、鑑定中は店内を見させてもらうことにする。
グリーンカーテンの反対側にあるのは雑貨屋で取り扱っている商品で、商品に値札がついていた。値段が安いもので銅貨5枚の飴から上は銀貨10枚の回復薬といったところか。そこまで高いものがおいてないのは、冒険者が暴れても損害が少ないようにということなのだろう。カウンターや棚近くにおいてある品書きを見れば、商品の殆どが奥にしまわれているようだ。
そこまで多くはない商品を眺めていると、アグノスは店の窓際においてある椅子に座って待つことにしたようで、眠そうにあくびをしているのを見かけた。
「総額で金貨100枚、でどうじゃ」
「いいわぁ。換金もお願い」
にっこりと微笑めば、雑貨屋はぽかんと口を開けた。
「異界の品じゃぞ。普通は……」
「あら、誇りを汚すような真似を、貴方はするのかしらぁ」
カウンターへ前のめりになった雑貨屋を押し止めてそう言ってやれば、雑貨屋はぐっと詰まった。例え裏路地にあろうとも、整えられた店内と植物を見ればよくわかる。毎日手入れを怠らず、一生懸命やってきているから店も整っているし、棚の品揃えもきちんとしている。カウンターや棚近くに品書きを置いて無作法者への対策はそれなりに立てていることからも彼女がこの店を好きなのか見えてくるものだ。
「あとは、歩いても違和感がない服と靴を銀貨50枚以内で。別にその、空間魔法? がついた鞄がほしいわぁ」
外套を脱げば、彼女は確かにと頷いた。もう、カルディアの言葉に驚くことはない。
鞄はともかく、雑貨屋に服なんて置いてあるものか、と普通は思うが、品書きに書いてあるのだ。希望品に近いものがあればきっと出してくれるのだろう。
「服にも好みとかあるじゃろう」
「おまかせするわぁ」
自分に似合うもので。と、注文をつければ、雑貨屋はぶつぶつと口内でなにやら呟きながら、奥へと引っ込んでいく。その瞳は真剣そのものだったので、安心できるものを用意してくれるはずだ。
「お前、とんでもないことするな」
呆れたような言葉に、カルディアは振り返りながらも、ふふっと笑う。
確かに服のチョイスを相手にすべて任せるのも、なんの疑いもなしに鑑定を受けるのも、普通ならありえないのかもしれない。趣味の服ならともかく、現在の若い人が着るものなんて分からないのだからおまかせするに限る。
何より、その仕事に真摯でいる人は嫌いじゃない。
「人を見る目は良いつもりよぉ」
二十年間、平和な世界で『優等生ちゃん』と呼ばれるほど、距離を置いた人間関係を築き、様々な人間模様を第三者からの視点で見てきた。そして、前世では限られた人物しか信じられない、波乱万丈とも呼べる人生も経験した。人生経験が豊富なんて、この世界に生きる竜種からすれば微々たるものだが、善悪入り交じる人間社会に置いては、どれほどそういうものに敏感に生きてきたかで変わってくるものだ。
前世の経験に基づいて、この店を選んだ。今世の感覚で人柄を選んだ。それだけのこと。
「ほれ、無難にこれでどうじゃ」
奥に案内されて渡された服を着る。詰襟で肩から胸辺りまでレースで覆われているロングブラウスに、紺のズボン。ロングスカートでも良かったらしいが、カルディアの現在の服装がズボンスーツだったのでそれに合わせてくれたらしい。現在でも女性が足を出すような服装はあまり好まれないようで、冒険者になれば話は別とのこと。まさに今から冒険者になりに行くとは言わず、カルディアの精神衛生上では確かに無難だ。
頼んでいた鞄はウエストポーチになったようで、なにかの革で出来たポーチには刺繍が入っており、見た目も女性らしい配慮がされている。深緑の刺繍が入っているケープも用意してくれ、動きやすさを重視してくれたようだ。
「気に入ったわぁ」
「前の服はどうするのじゃ」
「引取でいいかしら」
外套はオーラムに返すとして、他の服はむしろ引き取りがなければ燃やして証拠を隠滅しようと思っていた。そんな話を聞いて勿体無いと服を引き取って、代わりに服とポーチを譲ってくれるらしい。服はともかく、ポーチもつけてとなると、カルディアがもらいすぎのようで等価交換にはならないように思うのだが、それはいいのだろうか。
「雑貨屋。いくらなんでもこれはやりすぎだ」
「良い良い。これからもうちをご贔屓にのぉ」
アグノスが注意したものの、雑貨屋は笑うだけだった。
りんっと、小気味よく髪飾りの鈴が鳴った。
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