74 / 201
第三部 エルフと龍族の里へ 第一章 よもやま旅路
3.はじめてのおつかい/または偶然の再会の話
しおりを挟む
はじめてのおつかい、である。
いや、どこぞの番組ではなく。
テルグスについた翌日、僕とリラはダルトさんに連れられこれからの旅で必要になる道具を買い集めに出ていた。
ラクルス村にはお店なんてないし、前世では病室から出られなかったしで、文字通り『はじめてのおつかい』なのだ。
まずは、僕とリラの鞄。
服こそ麓の村で最低限仕立てたのだが、鞄までは手に入らなかった。
だが、旅をする上では必需品だ。
お師匠様の小屋で使っていた鞄は『闇』の襲撃であっさり破れちゃったしね。
リュックサックみたいに背負える布袋と、腰に巻き付ける鞄をそれぞれ買ってもらう。
次に向かったのは薬屋さん。
ここは購入のためというよりはこちらが売るためだ。
「ほう、本当にこの薬は君が作ったのかね?」
リラに尋ねる薬屋さん。
頷くリラに、心底感心した顔。
「素晴らしい。その年でこれほどの純度で作るとは、よほど師匠がいいんだろうね」
「はい」
お師匠様を褒められ、リラはうれしげに頷いた。
が。
「お師匠さんを大切にしなよ」
その言葉にはなんとも言えない表情になったのだった。
その次は食料品屋さん。
乾パンや干し肉などの保存食を中心に購入していく。
他に買ったのはお塩。
「こっちのお塩よりさらさらなのは何?」
リラが興味津々の顔でお店の人に聞く。
「あー、それは貴重品だからね。触っちゃだめだよお嬢さん」
「貴重品?」
「砂糖だよ」
確かにこの世界では貴重品だ。
ダルトさんもしげしげと観察。
「ほう。しかし、砂糖なのに塩のように真っ白だな」
あれ?
「砂糖って白いものじゃないんですか?」
「それはもちろんそうだが、ここまで真っ白なのは珍しい」
なるほど。
日本では砂糖は白くて当然だけど、この世界ではそうでもないらしい。
「この砂糖はとても純度が高いんだよ。金の重さの1/2くらいの価値はあるね」
「ほう。それはずいぶんと良い品物を手に入れたものだな」
「とんでもない。高級品すぎて、うちみたいな店では持て余しているよ。安売りや自分たちで使うわけにもいかないしね。
坊ちゃん達は行商人だろう。どこかの貴族に売り先を持っていないかね?」
「あてがないわけではないが、買い取る金はないな。売り掛けにするにしても、この街に戻ってくる予定もないし、店主としても一見客をそこまで信用できないだろう?」
「そりゃあそうだな」
店主さんは苦笑する。もともと言ってみただけなのだろう。
ちなみに行商人というのは、僕らのかっこうを見て店主が勝手に誤解しただけだ。
まさか王女様一行とはいえないので、誤解させたままにしておく。
「さて、最後は帽子屋か」
これから先、砂漠に近い場所を歩くらしく、僕らだけでなくアル王女達の帽子も購入するように言われている。
「えっと、こっちだな」
ダルトさんが言って、僕らはメイン通りから裏通りに入った。
しばし裏通りを歩いていると――
突然前からスキンヘッドの男が走ってきて、盛大にわざとらしくダルトさんにぶつかった。
「いててて、このガキども、ぼーっと歩いているんじゃねーよ」
いや、どう考えてもぶつかってきたのはそっちだろう。
するとどうだろうか。
「そうだぜ、坊や達、お兄さんに謝りな」
「お金持ちのお坊ちゃんなんだろう? ちょっとお兄さん達にお小遣いくれたら許してやるからさ」
周囲にいた他の2人の男達が、いつの間にやら僕らを囲んでそう言い出す。
とりあえず、僕は頭の中でスキンヘッド、長髪、入れ墨と呼び分けることにする。
これ、どう考えても良くない雰囲気だよね。
「断る」
ダルトさんがかっこよく言う。
「お前達の言い分は明らかに難癖だろう。従う道理はない」
おお、カッコイイ。
だけど、ダルトさんどうするつもりなの?
事実、3人の男達はニヤニヤ笑う。
「おうおう、勇んじゃって恐い恐い。弟や妹の前でかっこつけか?」
「この2人は兄弟ではないが、いずれにしても……」
言いかけたダルトさんの後頭部を入れ墨がぶん殴る。
「ぐっ」
あっさり倒されるダルトさん。
――ちょっとぉぉぉぉ。
――さっきのかっこよさどこにいった?
しかもなんか、そのまま長髪に蹴飛ばされて転がされているし。
「おいおい、あまりやり過ぎるなよ。身ぐるみ剥いだときに服の価値が下がるだろ」
「ああ、そうだな。おい、そっちのおちびちゃん達も鞄よこしな」
さて、どうするか。
選択肢は大きく3つだろう。
1.逃げる。
2.戦う。
3.降参する。
……僕とリラだけなら1は可能だ。
僕の跳躍力に街のごろつきがついてこれるわけがない。
が、ダルトさんまで回収できるかいうと、距離も離れてしまったし微妙。
戦えば勝てるだろう。
一番近くにいるスキンヘッドをぶん殴ってやればいい。
それだけでいつぞやのアベックニクスのように、文字通り粉砕できる。
が、手加減しても大怪我させてしまうだろう。
かといって、降参して全部渡すのも。
悔しいとかいう以前に、アル様達に怒られそうだ。
それ以外の手段としては大声で助けを呼ぶとかもあるだろうけど……
などと考えていると、今度はスキンヘッドがリラの首根っこを掴んだ。
「おらっ、とっとと出す物出せや姉ちゃん。言うこと聞かないと物だけじゃなくてお前さんも売り払っちまうぞ」
ゲヘゲヘ下品な笑い。
――こいつら、リラにまでっ!!
ダルトさんならいいというわけではないが、リラに手をかけようとしているスキンヘッドは許せない。
ちょっと痛い目見てもらおう。いざとなったらダルトさんの回復魔法もあるし。
とはいえ、さすがに殺しはしたくない。飛びかかって殴り飛ばすのは、僕の力を考えるとオーバーキルだ。
――ならば。
「わ、わかったよ」
僕は精一杯怯えた演技をして――いや、実際怯えていたんだけど、ともあれ背負った袋を下ろしながらスキンヘッドにゆっくりと近づいた。
「鞄は渡すから、リラを離して」
「ふんっ、やっとその気になったか」
スキンヘッドはリラを地面に下ろすと、僕から鞄を受け取ろうとし――
――その瞬間、僕はスキンヘッドの膝を蹴飛ばした。
リーチの短い僕は近づかないと戦えない。
「ぎゃ、ぎゃぁあぁぁぁあぁ」
全力で蹴ったわけではない。
そんなことをしたらスキンヘッドの足を粉々に吹き飛ばしてしまうだろう。
むしろ、僕としては軽く蹴ったくらいの印象。
それでも、スキンヘッドは立っていることができないらしく、崩れて落ちた。
「なっ、ガキ、一体何をした!?」
未だにダルトさんを痛めつけていた長髪が、僕に問う。
僕はその問いに答えない。
200倍の力なんて安易に口に出すべきことじゃないし、むしろこの場は不気味な現象くらいに思ってもらってとっとと逃げ出してもらいたい。
が。
「このガキぃ!!」
入れ墨は空気が読めないのか、僕に襲いかかってくる。
右腕を振り上げる入れ墨。
だが、遅い。
少なくとも『闇』やキラーリアさんのスピードにくらべたら、新幹線と各駅停車だ。
――いや、僕は電車に乗ったことないけど。
僕は入れ墨の右腕を、自分の左腕で払いのけた。
「ぎゃ、ぎゃあぁあぁぁぁぁっぁ」
右腕を抱えて転げ回る入れ墨。
払いのけただけなのに。
「なっ……」
長髪は地面に転がるスキンヘッドと入れ墨を見て言葉を失い、次の瞬間きびすを返して逃げ出した。
同時に。
ダルトさんが呪文を唱え、自分の怪我を回復させたのだった。
---------------
長髪が逃げた後、街の警備兵みたいな老人が来て、僕らに事情を尋ねた。
「ふむ、つまりコイツらが――あと1人長髪の男と一緒に、君たちに理不尽な難癖をつけてきたと」
「はい。それで仕方なく俺達も反撃を」
――いや、ダルトさん、あなたは反撃できずに転がされていただろう。
内心思うが、ややっこしくなりそうなので黙っておく。
7歳の、それも片手がない僕がこの2人に圧勝したなんてなったら、それこそ話がこんがらがるからね。
「ふむ、コイツらはこの辺りで何度も問題を起こしている連中だ。長髪の男も大体見当はつく。
君たちは旅の者か?」
「はい」
「念のため、名前と泊まっている宿を教えてもらえるかな?」
警備兵に尋ねられ、ダルトさんと僕は名乗る。ただし、ダルトさんはファーストネームのみ。レストアの名前は出したくないらしい。
宿屋については正直に答えたようだ。
「それで、お嬢さんの名前は?」
警備兵に尋ねられるが、リラは僕の後ろに隠れる。
「どうしたの? リラ?」
僕がリラに尋ねると、警備兵の顔色が変わる。
「リラ、だって?」
え、えっと、この会話は一体?
「まさか……そんな……だが、その黒髪は確かに……」
リラは警備兵の前におずおずと進み出た。
「お久しぶりです、お祖父ちゃん」
――ええええええええぇぇぇ!?
いや、どこぞの番組ではなく。
テルグスについた翌日、僕とリラはダルトさんに連れられこれからの旅で必要になる道具を買い集めに出ていた。
ラクルス村にはお店なんてないし、前世では病室から出られなかったしで、文字通り『はじめてのおつかい』なのだ。
まずは、僕とリラの鞄。
服こそ麓の村で最低限仕立てたのだが、鞄までは手に入らなかった。
だが、旅をする上では必需品だ。
お師匠様の小屋で使っていた鞄は『闇』の襲撃であっさり破れちゃったしね。
リュックサックみたいに背負える布袋と、腰に巻き付ける鞄をそれぞれ買ってもらう。
次に向かったのは薬屋さん。
ここは購入のためというよりはこちらが売るためだ。
「ほう、本当にこの薬は君が作ったのかね?」
リラに尋ねる薬屋さん。
頷くリラに、心底感心した顔。
「素晴らしい。その年でこれほどの純度で作るとは、よほど師匠がいいんだろうね」
「はい」
お師匠様を褒められ、リラはうれしげに頷いた。
が。
「お師匠さんを大切にしなよ」
その言葉にはなんとも言えない表情になったのだった。
その次は食料品屋さん。
乾パンや干し肉などの保存食を中心に購入していく。
他に買ったのはお塩。
「こっちのお塩よりさらさらなのは何?」
リラが興味津々の顔でお店の人に聞く。
「あー、それは貴重品だからね。触っちゃだめだよお嬢さん」
「貴重品?」
「砂糖だよ」
確かにこの世界では貴重品だ。
ダルトさんもしげしげと観察。
「ほう。しかし、砂糖なのに塩のように真っ白だな」
あれ?
「砂糖って白いものじゃないんですか?」
「それはもちろんそうだが、ここまで真っ白なのは珍しい」
なるほど。
日本では砂糖は白くて当然だけど、この世界ではそうでもないらしい。
「この砂糖はとても純度が高いんだよ。金の重さの1/2くらいの価値はあるね」
「ほう。それはずいぶんと良い品物を手に入れたものだな」
「とんでもない。高級品すぎて、うちみたいな店では持て余しているよ。安売りや自分たちで使うわけにもいかないしね。
坊ちゃん達は行商人だろう。どこかの貴族に売り先を持っていないかね?」
「あてがないわけではないが、買い取る金はないな。売り掛けにするにしても、この街に戻ってくる予定もないし、店主としても一見客をそこまで信用できないだろう?」
「そりゃあそうだな」
店主さんは苦笑する。もともと言ってみただけなのだろう。
ちなみに行商人というのは、僕らのかっこうを見て店主が勝手に誤解しただけだ。
まさか王女様一行とはいえないので、誤解させたままにしておく。
「さて、最後は帽子屋か」
これから先、砂漠に近い場所を歩くらしく、僕らだけでなくアル王女達の帽子も購入するように言われている。
「えっと、こっちだな」
ダルトさんが言って、僕らはメイン通りから裏通りに入った。
しばし裏通りを歩いていると――
突然前からスキンヘッドの男が走ってきて、盛大にわざとらしくダルトさんにぶつかった。
「いててて、このガキども、ぼーっと歩いているんじゃねーよ」
いや、どう考えてもぶつかってきたのはそっちだろう。
するとどうだろうか。
「そうだぜ、坊や達、お兄さんに謝りな」
「お金持ちのお坊ちゃんなんだろう? ちょっとお兄さん達にお小遣いくれたら許してやるからさ」
周囲にいた他の2人の男達が、いつの間にやら僕らを囲んでそう言い出す。
とりあえず、僕は頭の中でスキンヘッド、長髪、入れ墨と呼び分けることにする。
これ、どう考えても良くない雰囲気だよね。
「断る」
ダルトさんがかっこよく言う。
「お前達の言い分は明らかに難癖だろう。従う道理はない」
おお、カッコイイ。
だけど、ダルトさんどうするつもりなの?
事実、3人の男達はニヤニヤ笑う。
「おうおう、勇んじゃって恐い恐い。弟や妹の前でかっこつけか?」
「この2人は兄弟ではないが、いずれにしても……」
言いかけたダルトさんの後頭部を入れ墨がぶん殴る。
「ぐっ」
あっさり倒されるダルトさん。
――ちょっとぉぉぉぉ。
――さっきのかっこよさどこにいった?
しかもなんか、そのまま長髪に蹴飛ばされて転がされているし。
「おいおい、あまりやり過ぎるなよ。身ぐるみ剥いだときに服の価値が下がるだろ」
「ああ、そうだな。おい、そっちのおちびちゃん達も鞄よこしな」
さて、どうするか。
選択肢は大きく3つだろう。
1.逃げる。
2.戦う。
3.降参する。
……僕とリラだけなら1は可能だ。
僕の跳躍力に街のごろつきがついてこれるわけがない。
が、ダルトさんまで回収できるかいうと、距離も離れてしまったし微妙。
戦えば勝てるだろう。
一番近くにいるスキンヘッドをぶん殴ってやればいい。
それだけでいつぞやのアベックニクスのように、文字通り粉砕できる。
が、手加減しても大怪我させてしまうだろう。
かといって、降参して全部渡すのも。
悔しいとかいう以前に、アル様達に怒られそうだ。
それ以外の手段としては大声で助けを呼ぶとかもあるだろうけど……
などと考えていると、今度はスキンヘッドがリラの首根っこを掴んだ。
「おらっ、とっとと出す物出せや姉ちゃん。言うこと聞かないと物だけじゃなくてお前さんも売り払っちまうぞ」
ゲヘゲヘ下品な笑い。
――こいつら、リラにまでっ!!
ダルトさんならいいというわけではないが、リラに手をかけようとしているスキンヘッドは許せない。
ちょっと痛い目見てもらおう。いざとなったらダルトさんの回復魔法もあるし。
とはいえ、さすがに殺しはしたくない。飛びかかって殴り飛ばすのは、僕の力を考えるとオーバーキルだ。
――ならば。
「わ、わかったよ」
僕は精一杯怯えた演技をして――いや、実際怯えていたんだけど、ともあれ背負った袋を下ろしながらスキンヘッドにゆっくりと近づいた。
「鞄は渡すから、リラを離して」
「ふんっ、やっとその気になったか」
スキンヘッドはリラを地面に下ろすと、僕から鞄を受け取ろうとし――
――その瞬間、僕はスキンヘッドの膝を蹴飛ばした。
リーチの短い僕は近づかないと戦えない。
「ぎゃ、ぎゃぁあぁぁぁあぁ」
全力で蹴ったわけではない。
そんなことをしたらスキンヘッドの足を粉々に吹き飛ばしてしまうだろう。
むしろ、僕としては軽く蹴ったくらいの印象。
それでも、スキンヘッドは立っていることができないらしく、崩れて落ちた。
「なっ、ガキ、一体何をした!?」
未だにダルトさんを痛めつけていた長髪が、僕に問う。
僕はその問いに答えない。
200倍の力なんて安易に口に出すべきことじゃないし、むしろこの場は不気味な現象くらいに思ってもらってとっとと逃げ出してもらいたい。
が。
「このガキぃ!!」
入れ墨は空気が読めないのか、僕に襲いかかってくる。
右腕を振り上げる入れ墨。
だが、遅い。
少なくとも『闇』やキラーリアさんのスピードにくらべたら、新幹線と各駅停車だ。
――いや、僕は電車に乗ったことないけど。
僕は入れ墨の右腕を、自分の左腕で払いのけた。
「ぎゃ、ぎゃあぁあぁぁぁぁっぁ」
右腕を抱えて転げ回る入れ墨。
払いのけただけなのに。
「なっ……」
長髪は地面に転がるスキンヘッドと入れ墨を見て言葉を失い、次の瞬間きびすを返して逃げ出した。
同時に。
ダルトさんが呪文を唱え、自分の怪我を回復させたのだった。
---------------
長髪が逃げた後、街の警備兵みたいな老人が来て、僕らに事情を尋ねた。
「ふむ、つまりコイツらが――あと1人長髪の男と一緒に、君たちに理不尽な難癖をつけてきたと」
「はい。それで仕方なく俺達も反撃を」
――いや、ダルトさん、あなたは反撃できずに転がされていただろう。
内心思うが、ややっこしくなりそうなので黙っておく。
7歳の、それも片手がない僕がこの2人に圧勝したなんてなったら、それこそ話がこんがらがるからね。
「ふむ、コイツらはこの辺りで何度も問題を起こしている連中だ。長髪の男も大体見当はつく。
君たちは旅の者か?」
「はい」
「念のため、名前と泊まっている宿を教えてもらえるかな?」
警備兵に尋ねられ、ダルトさんと僕は名乗る。ただし、ダルトさんはファーストネームのみ。レストアの名前は出したくないらしい。
宿屋については正直に答えたようだ。
「それで、お嬢さんの名前は?」
警備兵に尋ねられるが、リラは僕の後ろに隠れる。
「どうしたの? リラ?」
僕がリラに尋ねると、警備兵の顔色が変わる。
「リラ、だって?」
え、えっと、この会話は一体?
「まさか……そんな……だが、その黒髪は確かに……」
リラは警備兵の前におずおずと進み出た。
「お久しぶりです、お祖父ちゃん」
――ええええええええぇぇぇ!?
0
お気に入りに追加
761
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
流星痕
サヤ
ファンタジー
転生式。
人が、魂の奥底に眠る龍の力と向き合う神聖な儀式。
失敗すればその力に身を焼かれ、命尽きるまで暴れ狂う邪龍と化す。
その儀式を、風の王国グルミウム王ヴァーユが行なった際、民衆の喝采は悲鳴へと変わる。
これは、祖国を失い、再興を望む一人の少女の冒険ファンタジー。
※一部過激な表現があります。
――――――――――――――――――――――
当サイト「花菱」に掲載している小説をぷちリメイクして書いて行こうと思います!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
父ちゃんはツンデレでした
文月ゆうり
ファンタジー
日本の小さな村に住む中学生の沙樹は、誕生日に運命が動き出した。
自宅のリビングに現れたのは、異世界からきたという騎士。
彼は言う「迎えにきた」と。
沙樹の両親は異世界の人間!?
真実は明かされ、沙樹は叔母とともに異世界に渡る。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
獣の国~獣人だらけの世界で僕はモフモフする~
雅乃
ファンタジー
獣人達とモフモフする話が多いです。
バトル重視かまったり重視か悩み中。
希望や意見があればよろしくお願いします。
~あらすじ~
突如現世から飛ばされた主人公の青年、猫山静一
辿り着いたのは獣人が数多く暮らす世界「ラミナ」
かつて縄張りを争い、幾度も戦いを繰り返した誇り高き獣達
この世界の全ての住人にはその獣の血が流れている
しかし何度も繰り返された虐殺により、亡骸の数だけ怨念が生まれた
怨念は大地を彷徨い、やがて魔物として形を得た
無差別に戦闘を繰り返す魔物による被害は甚大
そこに終止符を打つべく集った12種の獣
全ての障害を力で捻じ伏せた虎や竜
知恵で欺き、相手を翻弄する猿や戌
気配を消し、虎視眈々と隙を狙う蛇や酉
死を恐れぬ特攻で敵を怯ませた鼠や猪
危険察知能力を駆使して敵陣を闊歩した兎や羊
大群で行動し、強い団結力を誇った牛や馬
彼らは十二支と崇められ、全ての獣達従えた
団結した獣たちは凄まじく、一部の縄張りから魔物を駆逐することに成功する
しかし、魔物が消え去る事はなく、戦いはまだ終わらない
時を重ねるごとに獣同士で争った記憶が忘れ去られてゆき
やがて獣達は似た姿の魔物と別れを告げるように、獣人へと進化した
新たな力を手に入れ、仮初の安息を手に入れた獣人達
そこに人間が出会うことで、新たな時代が幕を開ける
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる