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第二部 少年と王女と教皇と 第二章 決意の時
7.三度目のルシフ
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漆黒の世界。
僕が望んだわけでも同意したわけでもないのに、いつの間にか連れ込まれていた。
いずれにせよ、ルシフは相変わらず桜稔の姿でそこにいた。
『やあ、お久しぶりお兄ちゃん。3ヶ月ぶりかな?』
ニヤニヤと笑うその笑みは、『闇』のそれとそっくりだ。
今さら何の用だというのだろう。
『いや、なに。お兄ちゃんが頑張っているから拍手しようかなぁと』
そういって、ルシフは両手を打ち鳴らす。
この世界は空気がないはずなのに、僕の意識の中にはちゃんとパチパチと音が聞こえる。
『あはっ、気に入ってもらえたかな?』
別に。
大体、それが本題じゃないんだろう?
『いやー、本題さ。まさか、アイツ――お兄ちゃんのいうところの『闇』をあんなにあっさり倒すなんて。お兄ちゃんって凄いんだね。ボクの魔法も役に立っていて嬉しいよ』
コイツは相変わらず白々しい。
よく言うな。
大体、あの『闇』を送り込んできたのはお前じゃないのか!?
7年前、アル王女達をはめたのも、教会の神託も、全部お前のしわさだろ!!
僕がそう心の中で叫ぶと、ルシフの視線が一気に冷たくなった。
『はぁ、しょうがないなぁ』
ため息をつくルシフ。
『ま、その質問に対する解答をいうなら、正解率は3分の2ってところかな』
3分の2?
『認めるよ。『闇』はボクが送り込んだ』
やっぱり。
僕は警戒心と敵愾心をルシフに向ける。
『そして、確かに7年前、あの王女や侯爵、盗賊のお頭さんにアドバイスしたのもボクだ。
だけど、神託は違う。アレは本当に神様がやったことだよ。もっとも、君が会った下級神なんかじゃなくて、やつらの元締めの大神だけどね。下級神はお兄ちゃんに200倍の力と魔力を与えたことで罰を受けたみたいだね』
おねーさん女神様大丈夫かな。僕が気にしてもどうにもならないけど。
それにしても、元締めって神様相手にずいぶんだ。
『ふん、あいつらは神なんて名乗っているけど、所詮世界を創って管理しているだけだ』
いや、それを神様っていうんじゃないかと。
『じゃあ、神様を創ったのは誰さ? その神様を創った者を作ったのは? 神様を創った者を創った者は?』
いや、そんなことを言われても……
『あるいは、日本では小説や漫画やゲームといった世界を創っている人がたくさんいたけど、そういう人達も神様なわけ?』
いや、小説や漫画やゲームと実際の世界は違うだろう。
『本質的には同じさ。お兄ちゃんが神様と呼んでいる連中にとって、お兄ちゃん達が生きる1つ1つの世界は所詮ネットRPGと同じ程度の遊び場でしかない。
いわば、ボクや200倍の魔力を持ったお兄ちゃんは、ネトゲに入り込んだイレギュラー現象なのさ。だから、奴らはボクらを排除しようとしている。
神様に従う教会というワクチンを使ってね』
僕は世界にとってのバグ。
その意味で、ルシフと同じ。
……いや。
でも、お姉さん神様は僕のために泣いてくれた。
とても、彼女が僕らのことをゲームのキャラクターと感じているとは思えない。
『そりゃあ、そういう甘ちゃんだから下級神なのさ。それに、お兄ちゃん達だって、小説や漫画のキャラに感情移入して泣くことはあるだろう』
そうかもしれない。
そうかもしれないけどっ。
僕はお前とは違う。
『ほう、どう違うんだい?』
僕は世界を壊そうなんて考えていない。
誰かを傷つけたいとも思わない。
お前みたいに、お母さんや皆を苦しめたりしない。
『そう言いながら村を崩壊させ、襲ってきた異端審問官を殺したくないから、もう少しでリラちゃんまで死なせかけたんだね。大した博愛主義だ』
確かに、僕は甘ちゃんだと思う。
アル王女が怒るのも無理はない。
だけど。
それでも。
お前にだけは言われたくない!!
『ふーん。まあいいや。そんなことより、ボクも1つ尋ねたいんだけど』
なんだよ?
『お兄ちゃんはどうしてボクの厚意を無に帰するのかな?』
厚意?
お前のどこに厚意があるっていうんだ?
『あのさぁ、お兄ちゃんあのままだったら教皇達に殺されていたよ。アル王女に認められればともかく、それも望み薄だったし。その自覚ある?』
それはそうだけど。
『だからさ、ボクは貴重な駒を――『闇』を送り込んだんだよ』
意味が分からない。
まさか、『闇』に教皇や王女達を殺させて、僕を助けようとしたとでも?
『あはは、お兄ちゃんってたまにボクよりも過激なこと言うよね。そうじゃなくてさ。『闇』を倒せるのはお兄ちゃんだけ。お師匠さん達の魔法はせいぜい人間でいえば『柱の角に小指をぶつけた』程度のダメージでしかなかったからね』
で?
『だからぁ。人類を襲う『闇』を唯一倒せる人間となれば、お兄ちゃんの価値はうなぎ登り!! 教会も王女も味方にならざるをえない。
バンバンザーイ!!』
そういって、嬉しそうにルシフは両手を挙げてみせる。
『それなのに、お兄ちゃんってば肝心の倒す時に1人だけになるんだもん。意味ないじゃん』
ぷぅっと両頬を膨らませて不満を現わすルシフ。
コイツはっ!!
ふざけるな!!
キラーリアさんは怪我をしたんだぞ。
大体、お母さんのことだってっ!!
『大を生かすには小さな犠牲は仕方ないだろう?』
さらっと言ってのけるルシフ。
『そうだ。1つ教えてあげる。お母さんの心を戻したかったら、王家秘伝の解呪法しかないね。アル王女とお兄ちゃんの利害は無事一致したね』
――まさか。
僕の頭の中で1つの推理が出来上がる。
そうだ。アル王女にコイツが接触したのは7年前。
つまり、僕がこの世界に転生した頃。
だとしたら、まさかルシフの目的って。
『ま、それも目的の1つかな』
僕の想像に呼応して、ニヤニヤするルシフ。
クソっ、全てコイツの掌の上なのか!?
まさか、獣人達がリラを襲ったのも!?
『それは深読みが過ぎるよ。ま、アベックニクスがリラ以外の子ども達を襲うようにちょっと操作したりはしたかもね』
どこまでが本当で、どこまでが嘘なのか。
どこまでが真実で、どこからが深読みのしすぎなのか。
コイツと話しているとわけが分からなくなる。
『そうそう。実はね人型の『闇』は貴重なんだけどさ、獣型の『闇』はそうでもないんだ。
――だから……』
ルシフがその先続けた言葉に、僕は戦慄する。
『お兄ちゃんが離れた後、『闇の獣』に、皆を襲わせてみたよん』
――なっ。
その瞬間、僕の頭の中にイメージが流れ込む。
『闇の獣』――狼のような姿をした『闇』と戦い、囲まれるお師匠様やリラたち。
同時に、アル王女達も囲まれ、彼女は大剣を抜く。
そんな、数枚の画像のような。
ルシフっ!!
僕は怒りに震える。
声を出せないことが本当に憎たらしい。
『さあ、どうする? 博愛主義のお兄ちゃん。全員を救うには刃じゃ無理だ。別の魔法が必要だねぇ。でも、今度はもう譲歩はしない。お兄ちゃんの家族の命をボクによこし……』
ふざけるなっ!!
『うん?』
そんな契約絶対にしない。
今、条件をのんだら、今後もことあるごとに同じ目にあう。
『じゃあ、皆が死んでもいいって言うの?』
死なない。
『なんだと?』
お師匠様はそんなに弱くない。
アル王女達だって――よくは知らないけど、僕がこの期に及んでお前に頼ったりしたら、それこそ認めてなんてもらえない。
お前と契約する意味なんて、これっぽちもあるもんかっ!!
ルシフの顔から笑みが消えた。
代わりに憎々しげな表情が浮かぶ。
桜稔は絶対に浮かべないであろう、そんな顔。
『わかった。なら好きにしろ。そして後悔するがいい』
ルシフがそう言い放つと、僕は漆黒の世界から追い出されたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(以下、三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ルシフの目の前に巨大な獣が現れあざ笑う。
『ふん、こうなったか。これもお前の作戦通りなのか、ルシフよ』
『うるさい、黙れ、犬っコロがっ!!!』
『おお、恐い恐い』
獣は消え、ルシフは1人呟く。
『それにしても、世界一の魔法使いアラブシ・カ・ミランテか。邪魔だな』
僕が望んだわけでも同意したわけでもないのに、いつの間にか連れ込まれていた。
いずれにせよ、ルシフは相変わらず桜稔の姿でそこにいた。
『やあ、お久しぶりお兄ちゃん。3ヶ月ぶりかな?』
ニヤニヤと笑うその笑みは、『闇』のそれとそっくりだ。
今さら何の用だというのだろう。
『いや、なに。お兄ちゃんが頑張っているから拍手しようかなぁと』
そういって、ルシフは両手を打ち鳴らす。
この世界は空気がないはずなのに、僕の意識の中にはちゃんとパチパチと音が聞こえる。
『あはっ、気に入ってもらえたかな?』
別に。
大体、それが本題じゃないんだろう?
『いやー、本題さ。まさか、アイツ――お兄ちゃんのいうところの『闇』をあんなにあっさり倒すなんて。お兄ちゃんって凄いんだね。ボクの魔法も役に立っていて嬉しいよ』
コイツは相変わらず白々しい。
よく言うな。
大体、あの『闇』を送り込んできたのはお前じゃないのか!?
7年前、アル王女達をはめたのも、教会の神託も、全部お前のしわさだろ!!
僕がそう心の中で叫ぶと、ルシフの視線が一気に冷たくなった。
『はぁ、しょうがないなぁ』
ため息をつくルシフ。
『ま、その質問に対する解答をいうなら、正解率は3分の2ってところかな』
3分の2?
『認めるよ。『闇』はボクが送り込んだ』
やっぱり。
僕は警戒心と敵愾心をルシフに向ける。
『そして、確かに7年前、あの王女や侯爵、盗賊のお頭さんにアドバイスしたのもボクだ。
だけど、神託は違う。アレは本当に神様がやったことだよ。もっとも、君が会った下級神なんかじゃなくて、やつらの元締めの大神だけどね。下級神はお兄ちゃんに200倍の力と魔力を与えたことで罰を受けたみたいだね』
おねーさん女神様大丈夫かな。僕が気にしてもどうにもならないけど。
それにしても、元締めって神様相手にずいぶんだ。
『ふん、あいつらは神なんて名乗っているけど、所詮世界を創って管理しているだけだ』
いや、それを神様っていうんじゃないかと。
『じゃあ、神様を創ったのは誰さ? その神様を創った者を作ったのは? 神様を創った者を創った者は?』
いや、そんなことを言われても……
『あるいは、日本では小説や漫画やゲームといった世界を創っている人がたくさんいたけど、そういう人達も神様なわけ?』
いや、小説や漫画やゲームと実際の世界は違うだろう。
『本質的には同じさ。お兄ちゃんが神様と呼んでいる連中にとって、お兄ちゃん達が生きる1つ1つの世界は所詮ネットRPGと同じ程度の遊び場でしかない。
いわば、ボクや200倍の魔力を持ったお兄ちゃんは、ネトゲに入り込んだイレギュラー現象なのさ。だから、奴らはボクらを排除しようとしている。
神様に従う教会というワクチンを使ってね』
僕は世界にとってのバグ。
その意味で、ルシフと同じ。
……いや。
でも、お姉さん神様は僕のために泣いてくれた。
とても、彼女が僕らのことをゲームのキャラクターと感じているとは思えない。
『そりゃあ、そういう甘ちゃんだから下級神なのさ。それに、お兄ちゃん達だって、小説や漫画のキャラに感情移入して泣くことはあるだろう』
そうかもしれない。
そうかもしれないけどっ。
僕はお前とは違う。
『ほう、どう違うんだい?』
僕は世界を壊そうなんて考えていない。
誰かを傷つけたいとも思わない。
お前みたいに、お母さんや皆を苦しめたりしない。
『そう言いながら村を崩壊させ、襲ってきた異端審問官を殺したくないから、もう少しでリラちゃんまで死なせかけたんだね。大した博愛主義だ』
確かに、僕は甘ちゃんだと思う。
アル王女が怒るのも無理はない。
だけど。
それでも。
お前にだけは言われたくない!!
『ふーん。まあいいや。そんなことより、ボクも1つ尋ねたいんだけど』
なんだよ?
『お兄ちゃんはどうしてボクの厚意を無に帰するのかな?』
厚意?
お前のどこに厚意があるっていうんだ?
『あのさぁ、お兄ちゃんあのままだったら教皇達に殺されていたよ。アル王女に認められればともかく、それも望み薄だったし。その自覚ある?』
それはそうだけど。
『だからさ、ボクは貴重な駒を――『闇』を送り込んだんだよ』
意味が分からない。
まさか、『闇』に教皇や王女達を殺させて、僕を助けようとしたとでも?
『あはは、お兄ちゃんってたまにボクよりも過激なこと言うよね。そうじゃなくてさ。『闇』を倒せるのはお兄ちゃんだけ。お師匠さん達の魔法はせいぜい人間でいえば『柱の角に小指をぶつけた』程度のダメージでしかなかったからね』
で?
『だからぁ。人類を襲う『闇』を唯一倒せる人間となれば、お兄ちゃんの価値はうなぎ登り!! 教会も王女も味方にならざるをえない。
バンバンザーイ!!』
そういって、嬉しそうにルシフは両手を挙げてみせる。
『それなのに、お兄ちゃんってば肝心の倒す時に1人だけになるんだもん。意味ないじゃん』
ぷぅっと両頬を膨らませて不満を現わすルシフ。
コイツはっ!!
ふざけるな!!
キラーリアさんは怪我をしたんだぞ。
大体、お母さんのことだってっ!!
『大を生かすには小さな犠牲は仕方ないだろう?』
さらっと言ってのけるルシフ。
『そうだ。1つ教えてあげる。お母さんの心を戻したかったら、王家秘伝の解呪法しかないね。アル王女とお兄ちゃんの利害は無事一致したね』
――まさか。
僕の頭の中で1つの推理が出来上がる。
そうだ。アル王女にコイツが接触したのは7年前。
つまり、僕がこの世界に転生した頃。
だとしたら、まさかルシフの目的って。
『ま、それも目的の1つかな』
僕の想像に呼応して、ニヤニヤするルシフ。
クソっ、全てコイツの掌の上なのか!?
まさか、獣人達がリラを襲ったのも!?
『それは深読みが過ぎるよ。ま、アベックニクスがリラ以外の子ども達を襲うようにちょっと操作したりはしたかもね』
どこまでが本当で、どこまでが嘘なのか。
どこまでが真実で、どこからが深読みのしすぎなのか。
コイツと話しているとわけが分からなくなる。
『そうそう。実はね人型の『闇』は貴重なんだけどさ、獣型の『闇』はそうでもないんだ。
――だから……』
ルシフがその先続けた言葉に、僕は戦慄する。
『お兄ちゃんが離れた後、『闇の獣』に、皆を襲わせてみたよん』
――なっ。
その瞬間、僕の頭の中にイメージが流れ込む。
『闇の獣』――狼のような姿をした『闇』と戦い、囲まれるお師匠様やリラたち。
同時に、アル王女達も囲まれ、彼女は大剣を抜く。
そんな、数枚の画像のような。
ルシフっ!!
僕は怒りに震える。
声を出せないことが本当に憎たらしい。
『さあ、どうする? 博愛主義のお兄ちゃん。全員を救うには刃じゃ無理だ。別の魔法が必要だねぇ。でも、今度はもう譲歩はしない。お兄ちゃんの家族の命をボクによこし……』
ふざけるなっ!!
『うん?』
そんな契約絶対にしない。
今、条件をのんだら、今後もことあるごとに同じ目にあう。
『じゃあ、皆が死んでもいいって言うの?』
死なない。
『なんだと?』
お師匠様はそんなに弱くない。
アル王女達だって――よくは知らないけど、僕がこの期に及んでお前に頼ったりしたら、それこそ認めてなんてもらえない。
お前と契約する意味なんて、これっぽちもあるもんかっ!!
ルシフの顔から笑みが消えた。
代わりに憎々しげな表情が浮かぶ。
桜稔は絶対に浮かべないであろう、そんな顔。
『わかった。なら好きにしろ。そして後悔するがいい』
ルシフがそう言い放つと、僕は漆黒の世界から追い出されたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(以下、三人称)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ルシフの目の前に巨大な獣が現れあざ笑う。
『ふん、こうなったか。これもお前の作戦通りなのか、ルシフよ』
『うるさい、黙れ、犬っコロがっ!!!』
『おお、恐い恐い』
獣は消え、ルシフは1人呟く。
『それにしても、世界一の魔法使いアラブシ・カ・ミランテか。邪魔だな』
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