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第12章 ラグナロク-神との戦い-
第132話 里への攻撃1
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「リビティナ。あんた神様にケンカ売ったんだって」
神様へ反転攻勢するための準備をしていたら、ウィッチアが里にやってきた。
「なんで君がこんな所に来てるんだよ。巫女様の護衛はいいのかい」
「ヒアリス様に神託が降りたのよ。あんたを殺せってね」
「えぇ~」
その神託を受けてウィッチアを刺客として、この里に送り込んで来たのかい!!
リビティナの驚く顔を見て満足したのか、ニンマリとウィッチアが表情を崩した。
「バカね! ヒアリス様はそれほど愚かじゃないわよ。今の神様は狂っているっていうのが宮廷の見解よ」
神託に従えば、鬼人族が滅びかねないと判断してくれたようだね。
「声も女性で、あんたが人族に変える方法を教えたという女神様で間違いないだろうと結論付けたのよ」
「巫女様が聡明な人で良かったよ。今、鬼人族と戦うなんてことしている暇はないからね」
「あんたが言ったように邪神であるなら、その神を倒すことが肝要だってんでこのワタシが来てやったのよ。感謝しなさいよね」
この大陸で十人いないと言われる宮廷魔導士を派遣してくれるなんて、巫女様は太っ腹だね。ほんと感謝だよ。
「それより、ウィッチア。マスクはどうしたんだよ。最新のを送っただろう。疫病にかかっちゃうよ」
「大丈夫よ。ほら顔を触ってごらんなさい」
そう言うウィッチアの頬に手を近づけると熱を感じた。
「薄い炎の膜で顔を覆っているのよ」
何とも器用な事だね。さすが宮廷魔導士様だよ。
「で、ワタシは何をすればいいのかしら」
「今、あの大きな弾道ミサイルを積み込んでいるんだ。手伝ってやってよ」
「バカね。ワタシに力仕事ができる訳ないでしょう」
この宮廷魔導士、使えね~。
仕方ない、ほとんど終わっているけど、魔石に魔力注入をしておいてもらおうかな。
そうして準備しつつ数日が経った午後。里に警鐘が鳴り響く。
「リビティナ様。西の空から黒い人影らしきものが近づいてきます!! その数百を越えています!」
慌てて双眼鏡で確認すると、そこには翼を広げ黒のボディスーツを着たヴァンパイアの群れが飛んでいた。ウィッチアも双眼鏡から見たその姿に、驚きを隠せない。
「あれって、あんたと同じヴァンパイアじゃない! どうなってんのよ!!」
「この世のヴァンパイアは、ボクとイコルティだけのはずなんだけどね……」
唯一無二のヴァンパイア。前の男神の言っていた言葉は、今の空の住人には関係ない事のようだね。
「イコルティとウィッチアは、空に上がる用意を。フィフィロは地上から迎撃してくれ。エリーシアは首都のお城へ戦闘機を飛ばしてもらうように要請を!」
警鐘を聞いて集まって来た里のみんなに次々と指示を出していく。ネイトスにも戦えない眷属達の避難をさせるように指示を飛ばす。
「リビティナ。あの黒い塊がみんな敵だっていうの! あの数じゃ防げないわよ」
「空の母様がこんなことをするなんて……僕がここに居るのに」
混乱するのも無理はないね。
神託を下したのに鬼人族が動かないのを見て、直接攻撃を仕掛けて来たんだろうけど、ヴァンパイアとはやってくれるね。
「この里はボクが必ず守るよ。みんなも頑張ってくれ」
ここはリビティナにとって大切な場所。たった一人でこの世界に飛び出し、色んな人に巡り合ってここまで作り上げてきたんだ。どんなことがあっても守り抜くと眷属のみんなに声を掛けて空に上がる。
まだ遠いけど先制攻撃を仕掛ける。風魔法の後ろに火魔法を続ける複合魔術。高速で長距離射程の炎の球を上空から降らせる。ウィッチアも長射程の魔術を敵に飛ばす。
「少しでも数を減らすよ!」
敵のヴァンパイアも魔法攻撃してくるけど、ここまで届いていないようだね。攻撃を受けたヴァンパイアがバラバラと落ちていくけど、残りがひと塊となって急速に接近してくる。
回避行動を取りながら、続けざまに魔術を叩き込むと、その度に敵が森へと落ちていく。
「リビティナ、どういう事よ。あのヴァンパイア弱すぎじゃない」
ろくな防御もできず既に半数以上が脱落している。それに攻撃も全属性だけど魔法の塊を飛ばしているだけだ。
「でも、すぐ復活してくるからね。気を引き締めてくれよ」
翼を負傷して落ちていった敵が再生して、森から上がって来ている。
先頭の集団は相変わらず固まって飛んで来るけど、それに向けて地上から巨大な炎の帯がヴァンパイアを包み込む。フィフィロか!
それを見たウィッチアが合わせるようにS級魔術の雷で焼き、リビティナとイコルティが風の刃で切り刻む。黒焦げになって切り刻まれてはヴァンパイアといえども復活はできない。
奥の森から復活してきた敵に、今度は横から何本もの炎の帯が伸びる。騒ぎを聞きつけた森の主、ベヒーモス達が一斉に攻撃を仕掛けた。
「今だ!」
怯んだ敵に、氷の槍や高速の散弾を集中して浴びせる。フィフィロも雷の範囲魔法で敵を逃さないように包み込む。
上空と地上からの連携攻撃に、頭を砕かれ黒焦げになったヴァンパイア達が滅せられていく。
「敵のヴァンパイアを捕まえてくるよ」
「リビティナ。あんまり無茶すんじゃないわよ」
敵の数も減り、余裕ができてきた。敵から情報を引き出そうと、リビティナが敵に向かって突っ込んでいく。
負傷し単独行動をしていた敵に急速に接近し、背後から首を絞め上げた。
「一体君達は、どこから来たんだい」
「ヴグァ~~、グォ~~」
何度かの問いに敵は答える事なく、動物のようなうめき声を上げるだけだ。言葉がしゃべれない?
暴れながら手あたり次第魔法を放ち続ける。
「仕方ないね。ここで死んでもらおうか」
手刀で首を切断し、暴れていた体が森へと落下していく。生まれたてのヴァンパイアで人間の記憶も持たせていない劣化版といったところか。
お城から援軍の戦闘機も来てくれて、敵のヴァンパイアを駆逐していく。敵はほぼ壊滅し、後は残る残敵を掃討していくだけだ。
神様へ反転攻勢するための準備をしていたら、ウィッチアが里にやってきた。
「なんで君がこんな所に来てるんだよ。巫女様の護衛はいいのかい」
「ヒアリス様に神託が降りたのよ。あんたを殺せってね」
「えぇ~」
その神託を受けてウィッチアを刺客として、この里に送り込んで来たのかい!!
リビティナの驚く顔を見て満足したのか、ニンマリとウィッチアが表情を崩した。
「バカね! ヒアリス様はそれほど愚かじゃないわよ。今の神様は狂っているっていうのが宮廷の見解よ」
神託に従えば、鬼人族が滅びかねないと判断してくれたようだね。
「声も女性で、あんたが人族に変える方法を教えたという女神様で間違いないだろうと結論付けたのよ」
「巫女様が聡明な人で良かったよ。今、鬼人族と戦うなんてことしている暇はないからね」
「あんたが言ったように邪神であるなら、その神を倒すことが肝要だってんでこのワタシが来てやったのよ。感謝しなさいよね」
この大陸で十人いないと言われる宮廷魔導士を派遣してくれるなんて、巫女様は太っ腹だね。ほんと感謝だよ。
「それより、ウィッチア。マスクはどうしたんだよ。最新のを送っただろう。疫病にかかっちゃうよ」
「大丈夫よ。ほら顔を触ってごらんなさい」
そう言うウィッチアの頬に手を近づけると熱を感じた。
「薄い炎の膜で顔を覆っているのよ」
何とも器用な事だね。さすが宮廷魔導士様だよ。
「で、ワタシは何をすればいいのかしら」
「今、あの大きな弾道ミサイルを積み込んでいるんだ。手伝ってやってよ」
「バカね。ワタシに力仕事ができる訳ないでしょう」
この宮廷魔導士、使えね~。
仕方ない、ほとんど終わっているけど、魔石に魔力注入をしておいてもらおうかな。
そうして準備しつつ数日が経った午後。里に警鐘が鳴り響く。
「リビティナ様。西の空から黒い人影らしきものが近づいてきます!! その数百を越えています!」
慌てて双眼鏡で確認すると、そこには翼を広げ黒のボディスーツを着たヴァンパイアの群れが飛んでいた。ウィッチアも双眼鏡から見たその姿に、驚きを隠せない。
「あれって、あんたと同じヴァンパイアじゃない! どうなってんのよ!!」
「この世のヴァンパイアは、ボクとイコルティだけのはずなんだけどね……」
唯一無二のヴァンパイア。前の男神の言っていた言葉は、今の空の住人には関係ない事のようだね。
「イコルティとウィッチアは、空に上がる用意を。フィフィロは地上から迎撃してくれ。エリーシアは首都のお城へ戦闘機を飛ばしてもらうように要請を!」
警鐘を聞いて集まって来た里のみんなに次々と指示を出していく。ネイトスにも戦えない眷属達の避難をさせるように指示を飛ばす。
「リビティナ。あの黒い塊がみんな敵だっていうの! あの数じゃ防げないわよ」
「空の母様がこんなことをするなんて……僕がここに居るのに」
混乱するのも無理はないね。
神託を下したのに鬼人族が動かないのを見て、直接攻撃を仕掛けて来たんだろうけど、ヴァンパイアとはやってくれるね。
「この里はボクが必ず守るよ。みんなも頑張ってくれ」
ここはリビティナにとって大切な場所。たった一人でこの世界に飛び出し、色んな人に巡り合ってここまで作り上げてきたんだ。どんなことがあっても守り抜くと眷属のみんなに声を掛けて空に上がる。
まだ遠いけど先制攻撃を仕掛ける。風魔法の後ろに火魔法を続ける複合魔術。高速で長距離射程の炎の球を上空から降らせる。ウィッチアも長射程の魔術を敵に飛ばす。
「少しでも数を減らすよ!」
敵のヴァンパイアも魔法攻撃してくるけど、ここまで届いていないようだね。攻撃を受けたヴァンパイアがバラバラと落ちていくけど、残りがひと塊となって急速に接近してくる。
回避行動を取りながら、続けざまに魔術を叩き込むと、その度に敵が森へと落ちていく。
「リビティナ、どういう事よ。あのヴァンパイア弱すぎじゃない」
ろくな防御もできず既に半数以上が脱落している。それに攻撃も全属性だけど魔法の塊を飛ばしているだけだ。
「でも、すぐ復活してくるからね。気を引き締めてくれよ」
翼を負傷して落ちていった敵が再生して、森から上がって来ている。
先頭の集団は相変わらず固まって飛んで来るけど、それに向けて地上から巨大な炎の帯がヴァンパイアを包み込む。フィフィロか!
それを見たウィッチアが合わせるようにS級魔術の雷で焼き、リビティナとイコルティが風の刃で切り刻む。黒焦げになって切り刻まれてはヴァンパイアといえども復活はできない。
奥の森から復活してきた敵に、今度は横から何本もの炎の帯が伸びる。騒ぎを聞きつけた森の主、ベヒーモス達が一斉に攻撃を仕掛けた。
「今だ!」
怯んだ敵に、氷の槍や高速の散弾を集中して浴びせる。フィフィロも雷の範囲魔法で敵を逃さないように包み込む。
上空と地上からの連携攻撃に、頭を砕かれ黒焦げになったヴァンパイア達が滅せられていく。
「敵のヴァンパイアを捕まえてくるよ」
「リビティナ。あんまり無茶すんじゃないわよ」
敵の数も減り、余裕ができてきた。敵から情報を引き出そうと、リビティナが敵に向かって突っ込んでいく。
負傷し単独行動をしていた敵に急速に接近し、背後から首を絞め上げた。
「一体君達は、どこから来たんだい」
「ヴグァ~~、グォ~~」
何度かの問いに敵は答える事なく、動物のようなうめき声を上げるだけだ。言葉がしゃべれない?
暴れながら手あたり次第魔法を放ち続ける。
「仕方ないね。ここで死んでもらおうか」
手刀で首を切断し、暴れていた体が森へと落下していく。生まれたてのヴァンパイアで人間の記憶も持たせていない劣化版といったところか。
お城から援軍の戦闘機も来てくれて、敵のヴァンパイアを駆逐していく。敵はほぼ壊滅し、後は残る残敵を掃討していくだけだ。
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