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第9章 第二次ノルキア帝国戦争
第83話 帝国再び
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「もうすぐ麦の刈り入れだな。今年はいい麦ができそうだ」
仲間と共に、目の前に広がる麦畑を眺め互いの労をねぎらう。
先の戦争で、この地が魔国に併合されて一年近くになる。こんな小さな村だが、魔王様は村の周辺に堀を張り巡らせ魔獣の脅威を取り除いてくれた。安全な村の中で無邪気にはしゃぐ子供達を見る事ができるのも魔王様のお陰だ。
魔国が平等な国だという噂は本当の事なんだな。辺境のこんな地でも農業指導をしてくれたし、新しい肥料ももらえた。
後は俺達の頑張り次第でこの村は裕福になれる。こんな希望を持てたのはいつ以来だろう。来年には二人目の子供も生まれる、その子供達には裕福な生活を送らせてやりたい。
「おい、ケルント。あの麦畑の向こうに見えるのはなんだ。怪鳥でもないようだが」
「妖精族じゃねえのか。一度だけ見たことがあるが、あんなふうに飛んでたな」
妖精族にしては妙だな。二十人ぐらいの集団で森を越えてこちらにやって来る。遠くて顔は見えんが、体に鎧のような物を着けているように見える。
突然、その集団が村に向かって魔法攻撃をしてきた。襲撃なのか!!
「ケルント、お前は非常時の狼煙を上げに行ってくれ!」
「おう、お前は!」
「村の連中を避難させてくる。前に訓練した通りに行動しよう」
農業指導と同時に、襲撃に備えた防衛訓練もしている。俺達の村は俺達で守らないと。
「おい、リアンヌ、無事か!!」
「あんた!」
「子供を連れて、すぐに集会場に避難しろ」
「で、でも。食料も服も用意できてなくて」
「先ず、命を守る事が大事だと、訓練でも言っていただろ。すぐに集会場へ行け」
「お父ちゃん……」
「メルルは心配しなくてもいいぞ、母ちゃんについて行けばいいからな」
「うん……分かった」
俺は村の家々を回って避難を呼びかけ、その後、武器を持って村の入り口へと向かう。その間にも家は焼かれ、魔法の爆発音があちこちから聞こえる。だがどうすればいい? 俺達が訓練されたのは地上の兵から身を守る方法だけだ。空からの攻撃などどう対処すればいいんだ。
俺の上空をさっきの鎧を着けた兵士が何人も飛び越えて行った。ここらでは見慣れないオオカミ族!
「ヘブンズ教国の連中が、なんでこんな所にいるんだ」
そう思いながらも、槍を手にして仲間の所へと向かう。その目の前にクマ族の兵士が空から地上に降りて来た。
「お前は、帝国の兵士か!!」
「貴様らは、元の帝国臣民に戻るんだ。魔国に奪われた土地を返してもらうぞ」
何を言ってやがる! 帝国は今まで散々俺達を働かせて税金を搾り取っていたじゃないか。俺達は魔国の国民になる事を選んだんだ。もうお前達の好き勝手にはさせんぞ。
思いっきり手に持っていた槍を突き出したところまでは覚えていた。背中に激しい痛みを覚えたが、それも一瞬だった。いつの間にか地面に倒れて目の前が暗くなり、それっきり何も見えなくなった。
◇
◇
「大変です、リビティナ様。ノルキア帝国の軍隊が国境を越え、村が襲われました!」
ノルキアが国境を越えたって! あの皇帝はバカなのか! 先の戦争で領地を取られて国力が小さくなっているのに、今の魔国に戦争を仕掛けるつもりなのか。正気の沙汰とは思えないよ!
平和な日々が続き、三ヵ国による武闘大会も大盛況のうちに幕を閉じた。新しく魔国に編入された南部地域も発展して、もうすぐ実りの秋を迎えようとしているこの時期に攻め込むとは。
襲われた村には国境警備隊が駆けつけたけど、家が燃やされて住民が何人も殺されたようだ。
里のみんなに集まってもらい対応を協議する。
「帝国は一体何を考えている! 今、魔国と帝国の国力は同程度。攻め込んで勝てる公算は少ないだろうに」
「何の罪もない村を焼くなど、野蛮人ですか。条約を結び終戦したのは平和になるためでしょうに」
みんなが不平を漏らす中、外務大臣のエリーシアが口を開く。
「王国からの軍事支援の期限が切れたのを知り、援軍のない魔国ならば勝てると考えているのでしょう」
それであれば今回の小競り合い程度ではなく、本格的な攻勢に出るとエリーシアは予測しているようだね。
「魔国の国民に対する訓練は行き届いている。軍事力は以前より上がっていることを帝国は知らんのか」
何て愚かな行為をするのかと、里の者はすごく怒っている。勿論、リビティナもだ。
先に結んだ和平条約は不可侵条約ではないにしろ、隙あらば攻め込もうとする帝国の行動を許せば、今後いつまでも戦争を続けないといけなくなる。
「リビティナ様。こんな愚かな帝国は滅ぼした方がいいんじゃないでしょうか」
そう言うのは、人族による世界征服を主張するアルディア。今回はその意見に賛成してもいいかもしれないね。
平和に暮らす、何の罪もない住民を殺した帝国を許すことはできない。
こちらも戦争の準備をした方が良さそうだ。
「帝国と戦争になった場合、武器の準備はできているのかな」
「弾道ミサイルの数が足らないですね。現在、十五発ほどしかできていません」
前の戦いで全弾、撃ち尽くしたからね。でも相手への威嚇として使うくらいならできそうな数だね。
「新兵器の開発は、ほぼ終了していますぞ。後は訓練をすれば、すぐにでも実戦で使えるでしょうな」
工場長やティーア達、職人が頑張ってくれている。そちらの方は期待できそうだ。
「兵士の数も二万五千はすぐに集められます。予備役を編入させれば五万人近くは戦えるものと」
ネイトスの言葉には力があるね。前回の戦争での死傷者は少なく、国民の訓練は順調に進んでいる。王国の支援がなくても魔国だけで充分戦える数だ。
とはいえ、まずは外交交渉からだね。今回の件について親書を帝国に送り謝罪すれば良し、どういう反応をするか相手の出方を見極めたほうがいい。
「エリーシア。今からお城に行ってすぐに文書を作ってくれるかい」
「はい、承知しました」
里のみんなには、戦争のための準備をしてもらおう。無駄になっても、備えておくことは重要だからね。
仲間と共に、目の前に広がる麦畑を眺め互いの労をねぎらう。
先の戦争で、この地が魔国に併合されて一年近くになる。こんな小さな村だが、魔王様は村の周辺に堀を張り巡らせ魔獣の脅威を取り除いてくれた。安全な村の中で無邪気にはしゃぐ子供達を見る事ができるのも魔王様のお陰だ。
魔国が平等な国だという噂は本当の事なんだな。辺境のこんな地でも農業指導をしてくれたし、新しい肥料ももらえた。
後は俺達の頑張り次第でこの村は裕福になれる。こんな希望を持てたのはいつ以来だろう。来年には二人目の子供も生まれる、その子供達には裕福な生活を送らせてやりたい。
「おい、ケルント。あの麦畑の向こうに見えるのはなんだ。怪鳥でもないようだが」
「妖精族じゃねえのか。一度だけ見たことがあるが、あんなふうに飛んでたな」
妖精族にしては妙だな。二十人ぐらいの集団で森を越えてこちらにやって来る。遠くて顔は見えんが、体に鎧のような物を着けているように見える。
突然、その集団が村に向かって魔法攻撃をしてきた。襲撃なのか!!
「ケルント、お前は非常時の狼煙を上げに行ってくれ!」
「おう、お前は!」
「村の連中を避難させてくる。前に訓練した通りに行動しよう」
農業指導と同時に、襲撃に備えた防衛訓練もしている。俺達の村は俺達で守らないと。
「おい、リアンヌ、無事か!!」
「あんた!」
「子供を連れて、すぐに集会場に避難しろ」
「で、でも。食料も服も用意できてなくて」
「先ず、命を守る事が大事だと、訓練でも言っていただろ。すぐに集会場へ行け」
「お父ちゃん……」
「メルルは心配しなくてもいいぞ、母ちゃんについて行けばいいからな」
「うん……分かった」
俺は村の家々を回って避難を呼びかけ、その後、武器を持って村の入り口へと向かう。その間にも家は焼かれ、魔法の爆発音があちこちから聞こえる。だがどうすればいい? 俺達が訓練されたのは地上の兵から身を守る方法だけだ。空からの攻撃などどう対処すればいいんだ。
俺の上空をさっきの鎧を着けた兵士が何人も飛び越えて行った。ここらでは見慣れないオオカミ族!
「ヘブンズ教国の連中が、なんでこんな所にいるんだ」
そう思いながらも、槍を手にして仲間の所へと向かう。その目の前にクマ族の兵士が空から地上に降りて来た。
「お前は、帝国の兵士か!!」
「貴様らは、元の帝国臣民に戻るんだ。魔国に奪われた土地を返してもらうぞ」
何を言ってやがる! 帝国は今まで散々俺達を働かせて税金を搾り取っていたじゃないか。俺達は魔国の国民になる事を選んだんだ。もうお前達の好き勝手にはさせんぞ。
思いっきり手に持っていた槍を突き出したところまでは覚えていた。背中に激しい痛みを覚えたが、それも一瞬だった。いつの間にか地面に倒れて目の前が暗くなり、それっきり何も見えなくなった。
◇
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「大変です、リビティナ様。ノルキア帝国の軍隊が国境を越え、村が襲われました!」
ノルキアが国境を越えたって! あの皇帝はバカなのか! 先の戦争で領地を取られて国力が小さくなっているのに、今の魔国に戦争を仕掛けるつもりなのか。正気の沙汰とは思えないよ!
平和な日々が続き、三ヵ国による武闘大会も大盛況のうちに幕を閉じた。新しく魔国に編入された南部地域も発展して、もうすぐ実りの秋を迎えようとしているこの時期に攻め込むとは。
襲われた村には国境警備隊が駆けつけたけど、家が燃やされて住民が何人も殺されたようだ。
里のみんなに集まってもらい対応を協議する。
「帝国は一体何を考えている! 今、魔国と帝国の国力は同程度。攻め込んで勝てる公算は少ないだろうに」
「何の罪もない村を焼くなど、野蛮人ですか。条約を結び終戦したのは平和になるためでしょうに」
みんなが不平を漏らす中、外務大臣のエリーシアが口を開く。
「王国からの軍事支援の期限が切れたのを知り、援軍のない魔国ならば勝てると考えているのでしょう」
それであれば今回の小競り合い程度ではなく、本格的な攻勢に出るとエリーシアは予測しているようだね。
「魔国の国民に対する訓練は行き届いている。軍事力は以前より上がっていることを帝国は知らんのか」
何て愚かな行為をするのかと、里の者はすごく怒っている。勿論、リビティナもだ。
先に結んだ和平条約は不可侵条約ではないにしろ、隙あらば攻め込もうとする帝国の行動を許せば、今後いつまでも戦争を続けないといけなくなる。
「リビティナ様。こんな愚かな帝国は滅ぼした方がいいんじゃないでしょうか」
そう言うのは、人族による世界征服を主張するアルディア。今回はその意見に賛成してもいいかもしれないね。
平和に暮らす、何の罪もない住民を殺した帝国を許すことはできない。
こちらも戦争の準備をした方が良さそうだ。
「帝国と戦争になった場合、武器の準備はできているのかな」
「弾道ミサイルの数が足らないですね。現在、十五発ほどしかできていません」
前の戦いで全弾、撃ち尽くしたからね。でも相手への威嚇として使うくらいならできそうな数だね。
「新兵器の開発は、ほぼ終了していますぞ。後は訓練をすれば、すぐにでも実戦で使えるでしょうな」
工場長やティーア達、職人が頑張ってくれている。そちらの方は期待できそうだ。
「兵士の数も二万五千はすぐに集められます。予備役を編入させれば五万人近くは戦えるものと」
ネイトスの言葉には力があるね。前回の戦争での死傷者は少なく、国民の訓練は順調に進んでいる。王国の支援がなくても魔国だけで充分戦える数だ。
とはいえ、まずは外交交渉からだね。今回の件について親書を帝国に送り謝罪すれば良し、どういう反応をするか相手の出方を見極めたほうがいい。
「エリーシア。今からお城に行ってすぐに文書を作ってくれるかい」
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