101 / 212
第6章 魔族の国
第45話 外交 ミシュロム共和国3
しおりを挟む
えっ~! あのエルフィを大使にだって~。
大使と言えば、外交官の中でもトップの地位じゃないか。それを聞いてエリーシアが慌ててエルフィを呼びに行った。
「魔国とは友好条約を結ぶんですもの、大使を置いてもよろしいでしょう?」
「こちらは貴国に大使を置く予定はないんだがな」
「そちらが大使を任命された時で結構ですわよ。こちらには大使館もありますし、いつ来ていただいてもよろしいですわ」
積極的に友好を促進させようとしているみたいだね。それは嬉しい事だけど。
途中で合流したのか、地図を持ったネイトスと一緒に、エリーシアがエルフィを連れて部屋に戻って来た。
「あ、あの、女王様。あたし大使とか良く分からなくて来ているんですけど」
「あなたがエルフィね。じゃあ、そこに立っていてくれるかしら」
エルフィをテーブルの横に立たせ、女王が立ち上がり向かい合わせになる。女王の侍女が鞄から羊皮紙の書類を取り出し女王に手渡した。
「エルフィ。あなたを女王の名のもとに魔国の大使に任命します。今後も魔国との友好のために尽力して下さい」
「は、はい。ありがたくお受けします!」
エルフィが 柄にもなく緊張してその書類を受け取る。
「それでね、これが外交資格を書いた信任状なの。これを魔王殿に渡してくれるかしら」
言われた通りエルフィが書類を持ってリビティナの前で手渡す。これも羊皮紙で女王の印が押された正式な物。このような場所で大使の任命と信任状の捧呈を同時に行なうとは。
「これであなたは正式に魔国に駐在するミシュロム共和国の大使になったわ。これからも頑張ってね」
この女王は格式には拘わらない性格のようだね。商業の盛んな国のトップであれば、無益な威厳より実質が大事と言う事なんだろう。
エルフィを女王の隣に座らせて、話を進める。
「これが魔王殿がお持ちの世界地図だと……」
眷属の里にある地図の内、大陸の地図とミシュロム共和国内の詳細な地図のみを、複製して綴じて一冊の本にしてある。それを手に取り、地図をめくりながら中を確かめていく。
「確かに詳細な地図ですが、私どもが知る世界地図とは違うようですね」
「女王殿はこの世界が球体である事を知っていようか」
そのリビティナの発言に女王が息を呑み、エルフィは首をかしげる。
「この世界がボールみたいに丸いって事? そんなはずないじゃない、下の方の人は落っこちちゃうわよ」
まあ、この世界に住む人はみんなそう思っているだろう。この異世界に月は無い。空に浮かぶ満ち欠けをする天体を知らず、この大地も球体だという発想は出てこないだろうね。
「それは共和国内でもアカデミーの一部の者しか知り得ぬ事。魔王殿はどこでお知りになったのか」
この大陸で一番の知識を持つという妖精族。そのプライドもあってか真剣な面持ちでリビティナに対峙し、睨むような眼差しを向けてくる。
「我は空の上からこの惑星を見ている。その時、地図にある大陸も目にしていてな」
女王の鋭い視線は一時の事で、心情は隠し表情を変え微笑み返す。
「やはり魔国との友好条約を結ぶことを決めたのは、正解のようですわね。今後とも良しなに」
ミシュロム共和国内で友好条約を結ぶかどうか、相当の議論があったようだね。事前協議でも、一時期揉めたと聞いている。
魔族と言えば大陸中で恐れられている存在。当然どことも国交がなく未知の種族。この国は鬼人族と友好関係にあるから、戦争で示した魔国の武力の事も知っていて警戒もするはず。
恐れられて当然だね。それをこの女王が押し切ったのかな。
「こちらも地図を見せていただきましたので、そちらへの贈答品も見ていただきましょう」
そう言うと、傍にいた侍女が箱から何かを取り出した。
「オリハルコンで作りました手鏡ですのよ」
「オ、オリハルコンとは、あの魔法金属の事か!」
ネイトスが大きな声を出して聞き返した。オリハルコンはミスリルよりも貴重な金属。早々見る事ができる品ではない。
女王が持っているのは手に持つ、直径十センチ程の丸い手鏡。オリハルコンともなるとこれ一つでダマスカス鋼の盾に匹敵するか。目録には手鏡としか書いていなかったから、驚く顔が見たかったんだろうね。
「キレイな鏡ですわね」
「どうぞ手に取って見てくださいな。古来よりの技法で作った物で不思議な鏡なんですのよ」
そう言ってエリーシアに手鏡を渡す。真円のような丸い鏡に、持ち手と背面は鮮やかな色と彫刻で飾られ、その技術と芸術性の高さを示す。
「鏡を遠ざけて見ると、顔が逆さまに映るのよ。不思議でしょう」
「まあ、本当ですわね」
「オリハルコンで作っているので、魔力を流すと光り輝きますわよ」
手鏡の柄の部分が魔道具になっていて、指の魔力が鏡に伝わるらしい。廊下にあったシャンデリアのスイッチと同じ物らしく、エルフィが手に持って魔力を送ると、確かに鏡の部分が光り輝く。
「女王殿。その鏡はもう一枚あるのではないか」
「よくご存じですわね、魔王殿。古来よりこの鏡はふたつで一組の物。合わせ鏡で頭の後ろや横を見る事ができます」
「これを二つもいただけると」
ネイトスの言葉に力が入る。
「この地図とダマスカス製の盾を贈ってもらえると聞いていますから、応分の品と言って良いと思いますわよ」
小さな鏡とはいえ、オリハルコン製。ネイトスが喜ぶのも無理はないかな。
大使と言えば、外交官の中でもトップの地位じゃないか。それを聞いてエリーシアが慌ててエルフィを呼びに行った。
「魔国とは友好条約を結ぶんですもの、大使を置いてもよろしいでしょう?」
「こちらは貴国に大使を置く予定はないんだがな」
「そちらが大使を任命された時で結構ですわよ。こちらには大使館もありますし、いつ来ていただいてもよろしいですわ」
積極的に友好を促進させようとしているみたいだね。それは嬉しい事だけど。
途中で合流したのか、地図を持ったネイトスと一緒に、エリーシアがエルフィを連れて部屋に戻って来た。
「あ、あの、女王様。あたし大使とか良く分からなくて来ているんですけど」
「あなたがエルフィね。じゃあ、そこに立っていてくれるかしら」
エルフィをテーブルの横に立たせ、女王が立ち上がり向かい合わせになる。女王の侍女が鞄から羊皮紙の書類を取り出し女王に手渡した。
「エルフィ。あなたを女王の名のもとに魔国の大使に任命します。今後も魔国との友好のために尽力して下さい」
「は、はい。ありがたくお受けします!」
エルフィが 柄にもなく緊張してその書類を受け取る。
「それでね、これが外交資格を書いた信任状なの。これを魔王殿に渡してくれるかしら」
言われた通りエルフィが書類を持ってリビティナの前で手渡す。これも羊皮紙で女王の印が押された正式な物。このような場所で大使の任命と信任状の捧呈を同時に行なうとは。
「これであなたは正式に魔国に駐在するミシュロム共和国の大使になったわ。これからも頑張ってね」
この女王は格式には拘わらない性格のようだね。商業の盛んな国のトップであれば、無益な威厳より実質が大事と言う事なんだろう。
エルフィを女王の隣に座らせて、話を進める。
「これが魔王殿がお持ちの世界地図だと……」
眷属の里にある地図の内、大陸の地図とミシュロム共和国内の詳細な地図のみを、複製して綴じて一冊の本にしてある。それを手に取り、地図をめくりながら中を確かめていく。
「確かに詳細な地図ですが、私どもが知る世界地図とは違うようですね」
「女王殿はこの世界が球体である事を知っていようか」
そのリビティナの発言に女王が息を呑み、エルフィは首をかしげる。
「この世界がボールみたいに丸いって事? そんなはずないじゃない、下の方の人は落っこちちゃうわよ」
まあ、この世界に住む人はみんなそう思っているだろう。この異世界に月は無い。空に浮かぶ満ち欠けをする天体を知らず、この大地も球体だという発想は出てこないだろうね。
「それは共和国内でもアカデミーの一部の者しか知り得ぬ事。魔王殿はどこでお知りになったのか」
この大陸で一番の知識を持つという妖精族。そのプライドもあってか真剣な面持ちでリビティナに対峙し、睨むような眼差しを向けてくる。
「我は空の上からこの惑星を見ている。その時、地図にある大陸も目にしていてな」
女王の鋭い視線は一時の事で、心情は隠し表情を変え微笑み返す。
「やはり魔国との友好条約を結ぶことを決めたのは、正解のようですわね。今後とも良しなに」
ミシュロム共和国内で友好条約を結ぶかどうか、相当の議論があったようだね。事前協議でも、一時期揉めたと聞いている。
魔族と言えば大陸中で恐れられている存在。当然どことも国交がなく未知の種族。この国は鬼人族と友好関係にあるから、戦争で示した魔国の武力の事も知っていて警戒もするはず。
恐れられて当然だね。それをこの女王が押し切ったのかな。
「こちらも地図を見せていただきましたので、そちらへの贈答品も見ていただきましょう」
そう言うと、傍にいた侍女が箱から何かを取り出した。
「オリハルコンで作りました手鏡ですのよ」
「オ、オリハルコンとは、あの魔法金属の事か!」
ネイトスが大きな声を出して聞き返した。オリハルコンはミスリルよりも貴重な金属。早々見る事ができる品ではない。
女王が持っているのは手に持つ、直径十センチ程の丸い手鏡。オリハルコンともなるとこれ一つでダマスカス鋼の盾に匹敵するか。目録には手鏡としか書いていなかったから、驚く顔が見たかったんだろうね。
「キレイな鏡ですわね」
「どうぞ手に取って見てくださいな。古来よりの技法で作った物で不思議な鏡なんですのよ」
そう言ってエリーシアに手鏡を渡す。真円のような丸い鏡に、持ち手と背面は鮮やかな色と彫刻で飾られ、その技術と芸術性の高さを示す。
「鏡を遠ざけて見ると、顔が逆さまに映るのよ。不思議でしょう」
「まあ、本当ですわね」
「オリハルコンで作っているので、魔力を流すと光り輝きますわよ」
手鏡の柄の部分が魔道具になっていて、指の魔力が鏡に伝わるらしい。廊下にあったシャンデリアのスイッチと同じ物らしく、エルフィが手に持って魔力を送ると、確かに鏡の部分が光り輝く。
「女王殿。その鏡はもう一枚あるのではないか」
「よくご存じですわね、魔王殿。古来よりこの鏡はふたつで一組の物。合わせ鏡で頭の後ろや横を見る事ができます」
「これを二つもいただけると」
ネイトスの言葉に力が入る。
「この地図とダマスカス製の盾を贈ってもらえると聞いていますから、応分の品と言って良いと思いますわよ」
小さな鏡とはいえ、オリハルコン製。ネイトスが喜ぶのも無理はないかな。
2
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
アレキサンドライトの憂鬱。
雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。
アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。
どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい!
更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!?
これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。
★表紙イラスト……rin.rin様より。
精霊のジレンマ
さんが
ファンタジー
普通の社会人だったはずだが、気が付けば異世界にいた。アシスという精霊と魔法が存在する世界。しかし異世界転移した、瞬間に消滅しそうになる。存在を否定されるかのように。
そこに精霊が自らを犠牲にして、主人公の命を助ける。居ても居なくても変わらない、誰も覚えてもいない存在。でも、何故か精霊達が助けてくれる。
自分の存在とは何なんだ?
主人公と精霊達や仲間達との旅で、この世界の隠された秘密が解き明かされていく。
小説家になろうでも投稿しています。また閑話も投稿していますので興味ある方は、そちらも宜しくお願いします。
学園アルカナディストピア
石田空
ファンタジー
国民全員にアルカナカードが配られ、大アルカナには貴族階級への昇格が、小アルカナには平民としての屈辱が与えられる階級社会を形成していた。
その中で唯一除外される大アルカナが存在していた。
何故か大アルカナの内【運命の輪】を与えられた人間は処刑されることとなっていた。
【運命の輪】の大アルカナが与えられ、それを秘匿して生活するスピカだったが、大アルカナを持つ人間のみが在籍する学園アルカナに召喚が決まってしまう。
スピカは自分が【運命の輪】だと気付かれぬよう必死で潜伏しようとするものの、学園アルカナ内の抗争に否が応にも巻き込まれてしまう。
国の維持をしようとする貴族階級の生徒会。
国に革命を起こすために抗争を巻き起こす平民階級の組織。
何故か暗躍する人々。
大アルカナの中でも発生するスクールカースト。
入学したてで右も左もわからないスピカは、同時期に入学した【愚者】の少年アレスと共に抗争に身を投じることとなる。
ただの学園内抗争が、世界の命運を決める……?
サイトより転載になります。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界の権力者 〜休職中に異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって働きすぎてしまった結果、世界統一をしてしまった話〜
rui ji roku
ファンタジー
⭐︎⭐︎⭐︎ できる限り毎日7:00〜8:00に1話投稿予定 ⭐︎⭐︎⭐︎
仮想敵国Xが日本に侵略してきて死んでしまった休職中の俺が
異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって
休みたいのに休めず働き過ぎた結果
逆に侵略する立場になってしまった話
日本に住む陽キャ「太陽」と陰キャ「満月」の双子が
仮想敵国Xの突然の侵略で命を落とし、
世界の権力者を恨みながら異世界転生をする。
双子はそれぞれ聖霊を召喚する最強の聖騎士団長と
悪魔を召喚する最強の中央帝国皇帝のトップになります。
それぞれがチート級の能力を持ちながらも
聖霊や悪魔に振り回されながら国を大きくしていくストーリー。
陰キャの満月は部下に恵まれ、支えられながら聖騎士国を拡大する。
陽キャの太陽は独裁者になり、1人孤軍奮闘して中央帝国を拡大する。
様々な陰謀に巻き込まれながらも主人公最強として敵の野望を打ち砕く
波瀾万丈な物語です。
戦争中の両国はそれぞれ2人を中心に劇的な変化を遂げ、
お互いに知らぬまま侵略者として相まみえることになる。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる