89 / 212
第6章 魔族の国
第33話 外交 キノノサト国2
しおりを挟む
翌日、朝食の時にお城からの使いが来たと旅館の女将から聞いた。まだ用意ができていないので明日まで待ってほしいとの事だ。
「今日、一日時間ができちゃったね。ミノエル君を連れてこの町を見て歩いたらどうだい。折角生まれ故郷まで来たんだからさ」
「そうですわね。ここを離れた時は三歳の頃で、街の様子も覚えていないでしょうからいい機会ですね」
そう言ってエリーシアは、外に出る準備をする。街中にいる鬼人族は眷属の事を知らない。驚かせないようにエリーシアとミノエル君は仮面を付けて街に出る。
「ベルケスとグフタス。エリーシア達をしっかりと護衛してあげてね」
「承知しました。では参りましょうか、姫」
この鬼人族の二人ならガウリルの街中も慣れているし、心配することはないね。
「ねえ、あたしも一緒に外に出てくるわね」
「珍しい物がいっぱいありそうだし観光して来ればいいよ。あっ、迷子にならないでよ」
「失礼ね、大丈夫よ。まあ、初めての町だし分からなくなったら空からこの宿を探せばすぐに見つかるわ」
この国は妖精族と友好関係にあるから、エルフィが飛んでいるのを見ても騒ぎになる事もないだろうしね。
――さて、ボク達は明日の条約締結の打ち合わせでもしておくか。観光はそれが終わってからでいいかな。
夜の食事も終わりお風呂に入ると、ミノエル君はもうぐっすりと眠ってしまった。
「今日一日、街中を歩いてましたから疲れたのでしょう」
「エリーシアも疲れただろう。明日のためにも今日は早めに眠った方がいいよ」
「そうですわね。リビティナ様、それではお先に失礼いたします」
寝ているミノエル君を抱いて、エリーシアは自分の部屋に戻って行った。
「ベルケス。ちょっと来てくれるかい」
エリーシアの護衛の二人、それとネイトスを部屋に呼ぶ。
「気付いているかい、ベルケス。この旅館の様子がおかしい」
「街中でも、怪しい人物を数人見掛けております」
「リビティナ様。すると、今夜に襲撃があると……」
旅館の従業員の数が少なく、旅館の外になにやら動く気配がしている。
「狙われているのはボクじゃなくて、エリーシア?」
「ミノエル様かも知れませんな。跡目争いが起きている可能性もあります」
エリーシアは大将軍の長男の元第二夫人。とはいえ既にキノノサト国を出奔し、縁が切れているはず。正妻に男の子も生まれているからミノエル君が後継者争いに巻き込まれるはずないんだけどね。
「我らも城を離れて七年経ちます。内情がどうなっているのか詳しくは知りません」
大将軍にまつわる内情が国外に伝る事はない。その間に変化があったかも知れないね。
「エリーシアやミノエル君に知られないように、外で決着を付けようと思う。ベルケス達は中でエリーシアを守ってくれるかい」
「ならば我らも出た方がいいでしょうな。ここには獣人の護衛が多数おります。外の者を早めに始末いたしましょう」
「分かった。正面はボクに任せてくれるかな。二人とネイトスは裏口から外へ」
「承知!」
二手に分かれて外に出ると、武装した鬼人族が集結して今にも門の中に入ってこようとしていた。こちら側にいるのはざっと十五人。
「この魔王に戦いを挑むとは、いい度胸だ」
正門に立ち黒い翼を広げ言い放つリビティナの姿を見て、賊は怯みながらも刀で斬りかかって来た。戦闘に慣れた者かプロの傭兵と言った感じだね。
爪を伸ばし、斬りかかる刀を弾くと同時に手刀で首や胴を刎ねていく。土魔術の散弾を頭めがけて飛ばし後方の賊も一気に倒す。断末魔を上げる暇もないみたいだね。
空を飛び周辺を探ると、塀を越えて中に入ろうとする者が五人いた。上空から氷の矢で撃ち抜く。
そのまま裏口へ向かうと、もう賊は片付いていた。
「リビティナ様。こちらは終わりました」
「ネイトス。中で守りを固めてくれ。ベルケス達はエリーシアの護衛に戻ってくれるかい」
「へい、了解しやした」
「承知」
もう一度、空から周辺を見回ってみると、木の上から中の様子を探っている者がいる。見張りか指揮官か知らないけど、ここから丸見えだよ。狙いをつけ高速の石つぶてを発射して頭を撃ち抜く。
もう他に怪しい影はないようだね。
「リビティナ様。何かあったのでしょうか」
「いやね。盗人なのか三人ほど周りをうろついていたから追い払ってきたよ。エリーシアは安心して寝ていてくれたらいいからね」
「そうでしたか……ありがとうございました。リビティナ様」
「ベルケス達もしっかりとエリーシアとミノエル君を守ってあげてくれよ」
「はっ!」
何事もなく部屋の前で控えている護衛二人に声を掛けて、自分の部屋へと向かった。
「ネイトス。旅館の中の様子はどうだった」
「住み込みの料理人ぐらいしか残ってませんね。女将や他の従業員は逃げたようですぜ」
「この旅館もグルでボク達を襲ったようだね」
「すると大将軍の差し金ですかね」
「どうだろうね。将軍が出すにしては戦力が少なすぎだけどね」
たった三十人程で魔王の居る旅館へ攻撃を仕掛けるのは無謀すぎる。
その後も屋根の上から外の様子を見ていたけど、明け方近くに軍の兵士のような者達が大勢で来て、賊の遺体を片付けて行ったよ。
殺気が全くなかったから、好きなようにさせておいた。多分あれがこの国の正規兵なんだろう。
朝は何事もなく、住み込みの料理人たちが食事を作ってくれる。そこへお城からの使いと言う人物が現れた。
「魔国からの来訪者の方々、遅れて申し訳ありません。準備が整いました、本日午後城へ来ていただきたい」
そういえば、お城の使者を見るのはこれが初めてだね。この人が本物なんだろう。魔国の使節団がこのガウリルに入っていたことを知らされていなかったのかな。
何はともあれ、お城に入れるようになった。やっと目的が果たせそうだね。
「今日、一日時間ができちゃったね。ミノエル君を連れてこの町を見て歩いたらどうだい。折角生まれ故郷まで来たんだからさ」
「そうですわね。ここを離れた時は三歳の頃で、街の様子も覚えていないでしょうからいい機会ですね」
そう言ってエリーシアは、外に出る準備をする。街中にいる鬼人族は眷属の事を知らない。驚かせないようにエリーシアとミノエル君は仮面を付けて街に出る。
「ベルケスとグフタス。エリーシア達をしっかりと護衛してあげてね」
「承知しました。では参りましょうか、姫」
この鬼人族の二人ならガウリルの街中も慣れているし、心配することはないね。
「ねえ、あたしも一緒に外に出てくるわね」
「珍しい物がいっぱいありそうだし観光して来ればいいよ。あっ、迷子にならないでよ」
「失礼ね、大丈夫よ。まあ、初めての町だし分からなくなったら空からこの宿を探せばすぐに見つかるわ」
この国は妖精族と友好関係にあるから、エルフィが飛んでいるのを見ても騒ぎになる事もないだろうしね。
――さて、ボク達は明日の条約締結の打ち合わせでもしておくか。観光はそれが終わってからでいいかな。
夜の食事も終わりお風呂に入ると、ミノエル君はもうぐっすりと眠ってしまった。
「今日一日、街中を歩いてましたから疲れたのでしょう」
「エリーシアも疲れただろう。明日のためにも今日は早めに眠った方がいいよ」
「そうですわね。リビティナ様、それではお先に失礼いたします」
寝ているミノエル君を抱いて、エリーシアは自分の部屋に戻って行った。
「ベルケス。ちょっと来てくれるかい」
エリーシアの護衛の二人、それとネイトスを部屋に呼ぶ。
「気付いているかい、ベルケス。この旅館の様子がおかしい」
「街中でも、怪しい人物を数人見掛けております」
「リビティナ様。すると、今夜に襲撃があると……」
旅館の従業員の数が少なく、旅館の外になにやら動く気配がしている。
「狙われているのはボクじゃなくて、エリーシア?」
「ミノエル様かも知れませんな。跡目争いが起きている可能性もあります」
エリーシアは大将軍の長男の元第二夫人。とはいえ既にキノノサト国を出奔し、縁が切れているはず。正妻に男の子も生まれているからミノエル君が後継者争いに巻き込まれるはずないんだけどね。
「我らも城を離れて七年経ちます。内情がどうなっているのか詳しくは知りません」
大将軍にまつわる内情が国外に伝る事はない。その間に変化があったかも知れないね。
「エリーシアやミノエル君に知られないように、外で決着を付けようと思う。ベルケス達は中でエリーシアを守ってくれるかい」
「ならば我らも出た方がいいでしょうな。ここには獣人の護衛が多数おります。外の者を早めに始末いたしましょう」
「分かった。正面はボクに任せてくれるかな。二人とネイトスは裏口から外へ」
「承知!」
二手に分かれて外に出ると、武装した鬼人族が集結して今にも門の中に入ってこようとしていた。こちら側にいるのはざっと十五人。
「この魔王に戦いを挑むとは、いい度胸だ」
正門に立ち黒い翼を広げ言い放つリビティナの姿を見て、賊は怯みながらも刀で斬りかかって来た。戦闘に慣れた者かプロの傭兵と言った感じだね。
爪を伸ばし、斬りかかる刀を弾くと同時に手刀で首や胴を刎ねていく。土魔術の散弾を頭めがけて飛ばし後方の賊も一気に倒す。断末魔を上げる暇もないみたいだね。
空を飛び周辺を探ると、塀を越えて中に入ろうとする者が五人いた。上空から氷の矢で撃ち抜く。
そのまま裏口へ向かうと、もう賊は片付いていた。
「リビティナ様。こちらは終わりました」
「ネイトス。中で守りを固めてくれ。ベルケス達はエリーシアの護衛に戻ってくれるかい」
「へい、了解しやした」
「承知」
もう一度、空から周辺を見回ってみると、木の上から中の様子を探っている者がいる。見張りか指揮官か知らないけど、ここから丸見えだよ。狙いをつけ高速の石つぶてを発射して頭を撃ち抜く。
もう他に怪しい影はないようだね。
「リビティナ様。何かあったのでしょうか」
「いやね。盗人なのか三人ほど周りをうろついていたから追い払ってきたよ。エリーシアは安心して寝ていてくれたらいいからね」
「そうでしたか……ありがとうございました。リビティナ様」
「ベルケス達もしっかりとエリーシアとミノエル君を守ってあげてくれよ」
「はっ!」
何事もなく部屋の前で控えている護衛二人に声を掛けて、自分の部屋へと向かった。
「ネイトス。旅館の中の様子はどうだった」
「住み込みの料理人ぐらいしか残ってませんね。女将や他の従業員は逃げたようですぜ」
「この旅館もグルでボク達を襲ったようだね」
「すると大将軍の差し金ですかね」
「どうだろうね。将軍が出すにしては戦力が少なすぎだけどね」
たった三十人程で魔王の居る旅館へ攻撃を仕掛けるのは無謀すぎる。
その後も屋根の上から外の様子を見ていたけど、明け方近くに軍の兵士のような者達が大勢で来て、賊の遺体を片付けて行ったよ。
殺気が全くなかったから、好きなようにさせておいた。多分あれがこの国の正規兵なんだろう。
朝は何事もなく、住み込みの料理人たちが食事を作ってくれる。そこへお城からの使いと言う人物が現れた。
「魔国からの来訪者の方々、遅れて申し訳ありません。準備が整いました、本日午後城へ来ていただきたい」
そういえば、お城の使者を見るのはこれが初めてだね。この人が本物なんだろう。魔国の使節団がこのガウリルに入っていたことを知らされていなかったのかな。
何はともあれ、お城に入れるようになった。やっと目的が果たせそうだね。
1
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
いつもの電車を降りたら異世界でした 身ぐるみはがされたので【異世界商店】で何とか生きていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
電車をおりたら普通はホームでしょ、だけど僕はいつもの電車を降りたら異世界に来ていました
第一村人は僕に不親切で持っているものを全部奪われちゃった
服も全部奪われて路地で暮らすしかなくなってしまったけど、親切な人もいて何とか生きていけるようです
レベルのある世界で優遇されたスキルがあることに気づいた僕は何とか生きていきます
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる