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第4章 魔族
第49話 旅路1
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翌朝。朝食を摂ってすぐに、馬車ごと町に入るようにネイトスに指示をして、白子を預かっている魔術師の家へと向かう。
「お師匠様。お世話になりました」
「フィフィロ、元気で暮らすんだよ。ちゃんとルルーチアを守ってあげな」
「はい」
「ルルーチアお姉ちゃん。居なくなっちゃうの?」
「ええ、私はお兄ちゃんに付いて行くの。元気でね、ホフス」
魔術師の家族達との別れを告げて、二人の子供が馬車に乗り込む。
ネイトスが契約通りのお金を渡して、御車台に座った。
「それじゃ、出してくれるかい」
後部の扉から手を振る二人を乗せて、ゆっくりと西門へと向かう。西門では辺境伯からもらっている書類を見せると、すぐに門を通してくれた。
「あの、あなた達は偉い人の使いだと聞いていますが、どういった人達なんですか。オレはフィフィロ。こっちが妹のルルーチアです」
「ボクは隣国にある辺境伯の領地から来たリビティナだよ。御車台にいるのが付き人をしてくれているネイトスだ」
御車台から、ネイトスが挨拶をし、同じ馬車の中に座っているエルフィが自己紹介する。
「あたしは見ての通り妖精族、名前はエルフィと言うの。こっちで横になっているのがナーム。見世物小屋に捕まっていたのを一昨日、この人達に助けてもらったのよ」
「お祭りの時の……。その子、オレと同じ白子なんですね。オレ以外の白子は初めて見ました」
フィフィロは付けていた仮面を外して、ナームの顔を覗き見る。
「お兄ちゃんも白子なんだ。ボクにも仲間がいたんだね」
馬車の隅っこで横になっていたナームが、にっこりと笑い返した。その後、フィフィロがリビティナに疑問に思っていたことを口にする。
「するとあなたも白子なんですか。オレと同じような仮面をつけていますよね」
「ああ、これかい。白子じゃないけど、ボクの姿形を見ると住民が驚くからね。君と同じ理由で仮面をつけているんだよ」
そう言って仮面を外して素顔を見せる。透けるような白い肌に尖がった耳、黄金の瞳の奥が赤く光る眼。まあ、この街道まで出れば大騒ぎになる事もないしね。
「確かに白子とは違いますね。妖精族のエルフィさんとも少し違うようですが」
「エルフィさんの空のような青い瞳も、リビティナさんの金色の瞳もすごく綺麗です。ねえ、お兄ちゃん」
この二人はあまり驚くこともなかったね。まだヴァンパイアというものを知らないのかな。
「ところでフィフィロ君。君は魔術が使えると聞いているけど、どれくらい使えるんだい」
「どれくらいと言われても……」
「お兄ちゃんの魔術はすごいんですよ。森の魔獣を一人で倒しちゃうんだから」
自慢げに隣りにいたルルーチアが代わりに答えてくれる。なるほど実戦で戦える程度には、魔法を使い熟していると言う事だね。それにしても白子の子供が魔法を使えるとは驚きだよ。
「リビティナ様。後方から俺達の跡をつけてくる馬車がありますぜ」
「ああ、そうだね。前方はどうかな?」
「まだ見えませんが、恐らくは待ち伏せしているかと」
多分、跡をつけてきているのは誘拐組織の連中だね。エルフィ達を取り返しに来たか、報復に来たんだろう。ちょうどいい、フィフィロの魔術の実力を見せてもらおうかな。
「フィフィロ君。ボク達はエルフィを誘拐した組織に狙われているようだ。撃退するつもりだけど手伝ってくれるかな」
「誘拐組織!!」
それを聞いていたエルフィが恐怖に駆られて、ナームを抱き寄せた。
「盗賊団のような奴らですよね。悪い奴らならオレの魔術で倒します」
「お兄ちゃん。私も弓で援護するよ」
「おや、ルルーチアちゃんも戦えるのかい」
「はい。森でお兄ちゃんと魔獣を狩っていましたから」
「でも、あまり無理はしないでくれよ。怪我をしたらお兄さんが悲しむからね」
二人も戦力が増えるのはありがたいけど、怪我をされては困る。今回は二人の実力を見るだけで十分だ。
「リビティナ様。前方に馬車が三台と騎馬が見えましたぜ。ありゃ、三十人程の戦力だな」
「三十人!! そんなにいるの! リビティナ、あの連中から逃げ切れるの」
エルフィが悲鳴にも近い声で叫ぶ。騎馬が十五騎に馬車の中には五人ぐらいが乗っているだろう。多分傭兵を雇ってこれだけの人数を集めたんだろうね。まあ、この数なら……。
「逃げる? そんな事はしないさ、殲滅するよ。フィフィロ君は後方からつけてくる馬車をやっつけてくれるかい」
「はい! じゃあ、攻撃を開始しますね」
後方に向かって、巨大な火の玉が飛んで行った。これは思っていたよりも威力のある魔術だね。とはいえ相手も戦闘慣れした者達だ。火の玉を避けて魔法攻撃を仕掛けてくる。
「フィフィロ君。小さな火の玉を数多く飛ばすことはできるかい?」
「はい、やってみます」
揺れる馬車からの攻撃では、狙いが定まらないからね。妹さんも一緒になって矢を撃ってくれている。後方に弾幕を張って足止めしてくれるだけで十分だ。
「リビティナ様。前方の騎馬が動き出しましたぜ」
「よし、ボクが出るよ。ネイトスは馬車を操作して、この子達を守ってやってくれ。馬車を停めて弓で攻撃してもいいからね」
「任せください。リビティナ様も、お気をつけて」
御車のネイトスと話ていたリビティナが、背中の翼を広げて馬車の前方へと飛び出す。
その速度は馬の速度を優に超えて、前方の騎馬に急速に迫る。弾丸のような人影と騎馬隊が交差した瞬間、中央の数騎の馬と人が同時に血しぶきを上げて真っ二つになり地面に転がった。黒い人影はその勢いのまま急上昇していく。
何が起きたのか分からず、陣形を崩し速度を落とした騎馬の上空高くから炎の球が雨のように降り注ぐ。右往左往する騎馬は成す術も無く次々に炎に包まれて倒れていった。
それを見ていたエルフィが感嘆の声を上げる。
「リビティナ、すごいわね。一人で騎馬隊をやっつけちゃったわ。フィフィロ君の方はどうなの」
「はい。馬車の幌を焼きましたが、まだ魔法攻撃が続いています」
「ネイトスさん。後方から距離を取れないかしら」
「そうだな、街道を外れて草原の方に出よう。少し揺れるから注意してくれよ」
そう言って道を塞ぐ騎馬隊の残骸を避けて、草原から前方に迫る馬車部隊の側面へと移動していく。
「速度を落とすぞ。フィフィロ、ここから前方の馬車を狙えるか」
「はい、魔法の射程内です」
そういう間もなく、フィフィロの放つ炎が敵の馬車を襲い燃え上がる。上空からはリビティナが石の弾丸を降らせて、地上に出てきた傭兵を次々に駆逐していった。
「お師匠様。お世話になりました」
「フィフィロ、元気で暮らすんだよ。ちゃんとルルーチアを守ってあげな」
「はい」
「ルルーチアお姉ちゃん。居なくなっちゃうの?」
「ええ、私はお兄ちゃんに付いて行くの。元気でね、ホフス」
魔術師の家族達との別れを告げて、二人の子供が馬車に乗り込む。
ネイトスが契約通りのお金を渡して、御車台に座った。
「それじゃ、出してくれるかい」
後部の扉から手を振る二人を乗せて、ゆっくりと西門へと向かう。西門では辺境伯からもらっている書類を見せると、すぐに門を通してくれた。
「あの、あなた達は偉い人の使いだと聞いていますが、どういった人達なんですか。オレはフィフィロ。こっちが妹のルルーチアです」
「ボクは隣国にある辺境伯の領地から来たリビティナだよ。御車台にいるのが付き人をしてくれているネイトスだ」
御車台から、ネイトスが挨拶をし、同じ馬車の中に座っているエルフィが自己紹介する。
「あたしは見ての通り妖精族、名前はエルフィと言うの。こっちで横になっているのがナーム。見世物小屋に捕まっていたのを一昨日、この人達に助けてもらったのよ」
「お祭りの時の……。その子、オレと同じ白子なんですね。オレ以外の白子は初めて見ました」
フィフィロは付けていた仮面を外して、ナームの顔を覗き見る。
「お兄ちゃんも白子なんだ。ボクにも仲間がいたんだね」
馬車の隅っこで横になっていたナームが、にっこりと笑い返した。その後、フィフィロがリビティナに疑問に思っていたことを口にする。
「するとあなたも白子なんですか。オレと同じような仮面をつけていますよね」
「ああ、これかい。白子じゃないけど、ボクの姿形を見ると住民が驚くからね。君と同じ理由で仮面をつけているんだよ」
そう言って仮面を外して素顔を見せる。透けるような白い肌に尖がった耳、黄金の瞳の奥が赤く光る眼。まあ、この街道まで出れば大騒ぎになる事もないしね。
「確かに白子とは違いますね。妖精族のエルフィさんとも少し違うようですが」
「エルフィさんの空のような青い瞳も、リビティナさんの金色の瞳もすごく綺麗です。ねえ、お兄ちゃん」
この二人はあまり驚くこともなかったね。まだヴァンパイアというものを知らないのかな。
「ところでフィフィロ君。君は魔術が使えると聞いているけど、どれくらい使えるんだい」
「どれくらいと言われても……」
「お兄ちゃんの魔術はすごいんですよ。森の魔獣を一人で倒しちゃうんだから」
自慢げに隣りにいたルルーチアが代わりに答えてくれる。なるほど実戦で戦える程度には、魔法を使い熟していると言う事だね。それにしても白子の子供が魔法を使えるとは驚きだよ。
「リビティナ様。後方から俺達の跡をつけてくる馬車がありますぜ」
「ああ、そうだね。前方はどうかな?」
「まだ見えませんが、恐らくは待ち伏せしているかと」
多分、跡をつけてきているのは誘拐組織の連中だね。エルフィ達を取り返しに来たか、報復に来たんだろう。ちょうどいい、フィフィロの魔術の実力を見せてもらおうかな。
「フィフィロ君。ボク達はエルフィを誘拐した組織に狙われているようだ。撃退するつもりだけど手伝ってくれるかな」
「誘拐組織!!」
それを聞いていたエルフィが恐怖に駆られて、ナームを抱き寄せた。
「盗賊団のような奴らですよね。悪い奴らならオレの魔術で倒します」
「お兄ちゃん。私も弓で援護するよ」
「おや、ルルーチアちゃんも戦えるのかい」
「はい。森でお兄ちゃんと魔獣を狩っていましたから」
「でも、あまり無理はしないでくれよ。怪我をしたらお兄さんが悲しむからね」
二人も戦力が増えるのはありがたいけど、怪我をされては困る。今回は二人の実力を見るだけで十分だ。
「リビティナ様。前方に馬車が三台と騎馬が見えましたぜ。ありゃ、三十人程の戦力だな」
「三十人!! そんなにいるの! リビティナ、あの連中から逃げ切れるの」
エルフィが悲鳴にも近い声で叫ぶ。騎馬が十五騎に馬車の中には五人ぐらいが乗っているだろう。多分傭兵を雇ってこれだけの人数を集めたんだろうね。まあ、この数なら……。
「逃げる? そんな事はしないさ、殲滅するよ。フィフィロ君は後方からつけてくる馬車をやっつけてくれるかい」
「はい! じゃあ、攻撃を開始しますね」
後方に向かって、巨大な火の玉が飛んで行った。これは思っていたよりも威力のある魔術だね。とはいえ相手も戦闘慣れした者達だ。火の玉を避けて魔法攻撃を仕掛けてくる。
「フィフィロ君。小さな火の玉を数多く飛ばすことはできるかい?」
「はい、やってみます」
揺れる馬車からの攻撃では、狙いが定まらないからね。妹さんも一緒になって矢を撃ってくれている。後方に弾幕を張って足止めしてくれるだけで十分だ。
「リビティナ様。前方の騎馬が動き出しましたぜ」
「よし、ボクが出るよ。ネイトスは馬車を操作して、この子達を守ってやってくれ。馬車を停めて弓で攻撃してもいいからね」
「任せください。リビティナ様も、お気をつけて」
御車のネイトスと話ていたリビティナが、背中の翼を広げて馬車の前方へと飛び出す。
その速度は馬の速度を優に超えて、前方の騎馬に急速に迫る。弾丸のような人影と騎馬隊が交差した瞬間、中央の数騎の馬と人が同時に血しぶきを上げて真っ二つになり地面に転がった。黒い人影はその勢いのまま急上昇していく。
何が起きたのか分からず、陣形を崩し速度を落とした騎馬の上空高くから炎の球が雨のように降り注ぐ。右往左往する騎馬は成す術も無く次々に炎に包まれて倒れていった。
それを見ていたエルフィが感嘆の声を上げる。
「リビティナ、すごいわね。一人で騎馬隊をやっつけちゃったわ。フィフィロ君の方はどうなの」
「はい。馬車の幌を焼きましたが、まだ魔法攻撃が続いています」
「ネイトスさん。後方から距離を取れないかしら」
「そうだな、街道を外れて草原の方に出よう。少し揺れるから注意してくれよ」
そう言って道を塞ぐ騎馬隊の残骸を避けて、草原から前方に迫る馬車部隊の側面へと移動していく。
「速度を落とすぞ。フィフィロ、ここから前方の馬車を狙えるか」
「はい、魔法の射程内です」
そういう間もなく、フィフィロの放つ炎が敵の馬車を襲い燃え上がる。上空からはリビティナが石の弾丸を降らせて、地上に出てきた傭兵を次々に駆逐していった。
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