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第3章 安住の地
第44話 村の決断
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村の集会場では、家族が全員が兵士に斬り殺された家があると騒ぎになっていた。何軒かの家が襲われたようだ。集会場には生き残った村人が集まり、村長を中心に床に座り相談し合っている。
「この村は既に軍に目を付けられている。いずれまた兵士がやってくる」
「あいつ! レベグイの奴が裏切って軍に密告したせいだ」
ジェーンの父親が、家の窓から見ていたことをみんなに話す。そのレベグイは兵士に殺されて、家族は家に籠りこの集会場に来ていない。
その村人を前にエマルク医師が話をする。
「ここが見つかった以上、村に居ては全員が殺されるじゃろうな」
「冒険者に頼んで、今日みたいに兵士をやっつけられないのか。なあ、村長」
「次に来る兵は、今回より多くの兵が来るだろう。やっつけたとしても、またそれより多くの兵がこの村に来る事になる」
「村長! じゃあ俺達はどうすればいいんだ」
「この村を捨てて逃げる他ないだろうな」
「捨てると言っても、他に行く当てのない連中が多い。親戚の家に行っても、そこに兵が来たら全員道連れになっちまう」
軍を相手に逃げたとしても、その所在はすぐに分かってしまうからね。逃れた先で親戚も一緒に処分と言う事も有り得る。
リビティナが静かに村人に問う。
「君達には、もう一つの道がある。ボクの眷属になって、この帝国を脱出する事だ」
何のことを言っているのか分からないと、リビティナを見つめる村人に、ネイトスが立ち上り仮面を取って腕を見せる。
「このネイトスはボクの眷属。眷属になれば誰でも白子と同じ状態になる。それでも良ければ、ボクが君達を帝国から連れ出してあげられる」
「俺達にも白子になれと……」
ざわつく村人がリビティナを見つめる。エマルク医師は衝撃を受けつつも口をついて言葉が出る。
「あんたはヴァンパイアだったのか……」
「ヴァンパイア!! あの化け物のヴァンパイアか!」
村人が叫びながら立上りリビティナから距離を取る。そんな中、座ったままのエマルク医師が村人達を正面に見据えて真剣な面持ちで話す。
「ワシはこの者の眷属になっても良いと思う。このまま帝国中を逃げ回るより、ヴァンパイアの眷属となって王国に逃れる方が助かる可能性が高い」
「だが、俺達も化け物になるんだぞ!」
「化け物ではない!! ジェーンと同じ白子になるだけじゃ! この者達はジェーンを治療し、その上あれだけの数の兵士を倒しておる。その知識と力を頼って、この者達に賭けてみてもよいじゃろう」
今まで研究し、この村に居る白子であるジェーンの事を化け物呼ばわりされて、語気を強くするエマルク医師。それを目の前に村人全員が黙り込む中、ジェーンの両親が口を開いた。
「私は眷属になってジェーンと一緒に王国に行きます」
「俺も眷属になろう。この人達の献身的な治療を俺達夫婦は見てきた。この人達が化け物や悪人でない事はよく知っている。村に来た兵士の方が余程化け物だ」
「だがそれで、本当に国境を越えられるのか?」
その疑問にエマルク医師が答える。
「みんなが白子になって国境へ行けば越える事は可能じゃろう。この帝国は白子を排除しようとしているからな」
国境では、白子となった村人を殺すより国外に追い出す方がいいと判断するだろう。リビティナも眷属になれば今日のようにみんなを守る努力をすると言った。
「但し、絶対安全だとは言わない。眷属になれば生活魔法すら使えなくなるし、体も貧弱になる。戦えば倒れる者もいる。全てを捨てて王国に行きたい人だけを眷属にするよ」
その言葉を聞き悩む村人。生き残った村人は四十人もいない。そのうちの三十二人がリビティナに従い国境を超える覚悟を決めた。
「国境ではワシの医者としての身分が役に立つ。じゃからワシはまだ白子になる訳にはいかんが、王国に行けたのならあんたの眷属となろう」
エマルク医師は元貴族である自分が村人を引き連れていた方が、国境を越えやすいと言っている。そして帝国を捨てて、今後はリビティナに付き従うと覚悟を語った。
「分かった。あなたの協力に感謝するよ」
リビティナが握手を求め、エマルクがそれに応える。
その後、ネイトスとレインには村を包囲している冒険者に説明に行ってもらう。軍の依頼とは言え、冒険者が村人に敵対することは無いだろう。兵士が村人を斬り殺し、その兵士を全滅させた現状を確認してもらい、ギルドに報告してもらう事になる。
「レイン。報告はできるだけ遅らせてもらうように頼んでくれないか」
「分かった。悪いのは軍の方なんだし、みんななら分かってくれるよ」
次の部隊がすぐに来る事はないだろうけど、村人が避難する時間を少しでも稼ぎたい。
ここを出て親戚を頼るふた家族の村人は、家に帰って村を離れる準備をする。
眷属となる人は、急ぎ集会場に簡易的なベッドを用意してもらう。
「今夜中に眷属になる者に血を分け与えよう」
眷属になる家族の中には、自分の意思を伝えられない幼い子供もいる。そんな子供まで眷属にはできないけど、大人には本当に眷属になってもいいのか、一人ひとり確認して首筋に牙を立てて血を与える。その人達をエマルク医師がベッドに運ぶ。
「君達は今夜一晩、すごく苦しむことになる。すまないがこればかりは避けられないんだ。明日の朝まで頑張ってくれ」
リビティナとネイトスが傍に寄り添いみんなを励ます。村の集会場からは一晩中、村人達の苦しむ声が絶える事はなかった。
――翌朝。
「みんなよく頑張ったね」
無事、眷属となった人々。自分の白くなった手足を見て少し戸惑う人もいるけど、この村人や家族と一緒に困難を乗り越えて、生き延びようとする熱意の方が大きいようだ。
まずは、ネイトスが作ってくれた朝食を摂ってもらう。身体に異常のある人はいないようだね。
その後、レインにも協力してもらい村で使えそうな荷馬車を用意してもらった。五台の荷馬車に分乗して、各自貴重品と身の回りの物だけを持って乗り込んでもらう。
昼前には、出発し国境へと向かおう。今からだと途中で野営をして、明日の夕方前には国境に着けるだろう。
「この村は既に軍に目を付けられている。いずれまた兵士がやってくる」
「あいつ! レベグイの奴が裏切って軍に密告したせいだ」
ジェーンの父親が、家の窓から見ていたことをみんなに話す。そのレベグイは兵士に殺されて、家族は家に籠りこの集会場に来ていない。
その村人を前にエマルク医師が話をする。
「ここが見つかった以上、村に居ては全員が殺されるじゃろうな」
「冒険者に頼んで、今日みたいに兵士をやっつけられないのか。なあ、村長」
「次に来る兵は、今回より多くの兵が来るだろう。やっつけたとしても、またそれより多くの兵がこの村に来る事になる」
「村長! じゃあ俺達はどうすればいいんだ」
「この村を捨てて逃げる他ないだろうな」
「捨てると言っても、他に行く当てのない連中が多い。親戚の家に行っても、そこに兵が来たら全員道連れになっちまう」
軍を相手に逃げたとしても、その所在はすぐに分かってしまうからね。逃れた先で親戚も一緒に処分と言う事も有り得る。
リビティナが静かに村人に問う。
「君達には、もう一つの道がある。ボクの眷属になって、この帝国を脱出する事だ」
何のことを言っているのか分からないと、リビティナを見つめる村人に、ネイトスが立ち上り仮面を取って腕を見せる。
「このネイトスはボクの眷属。眷属になれば誰でも白子と同じ状態になる。それでも良ければ、ボクが君達を帝国から連れ出してあげられる」
「俺達にも白子になれと……」
ざわつく村人がリビティナを見つめる。エマルク医師は衝撃を受けつつも口をついて言葉が出る。
「あんたはヴァンパイアだったのか……」
「ヴァンパイア!! あの化け物のヴァンパイアか!」
村人が叫びながら立上りリビティナから距離を取る。そんな中、座ったままのエマルク医師が村人達を正面に見据えて真剣な面持ちで話す。
「ワシはこの者の眷属になっても良いと思う。このまま帝国中を逃げ回るより、ヴァンパイアの眷属となって王国に逃れる方が助かる可能性が高い」
「だが、俺達も化け物になるんだぞ!」
「化け物ではない!! ジェーンと同じ白子になるだけじゃ! この者達はジェーンを治療し、その上あれだけの数の兵士を倒しておる。その知識と力を頼って、この者達に賭けてみてもよいじゃろう」
今まで研究し、この村に居る白子であるジェーンの事を化け物呼ばわりされて、語気を強くするエマルク医師。それを目の前に村人全員が黙り込む中、ジェーンの両親が口を開いた。
「私は眷属になってジェーンと一緒に王国に行きます」
「俺も眷属になろう。この人達の献身的な治療を俺達夫婦は見てきた。この人達が化け物や悪人でない事はよく知っている。村に来た兵士の方が余程化け物だ」
「だがそれで、本当に国境を越えられるのか?」
その疑問にエマルク医師が答える。
「みんなが白子になって国境へ行けば越える事は可能じゃろう。この帝国は白子を排除しようとしているからな」
国境では、白子となった村人を殺すより国外に追い出す方がいいと判断するだろう。リビティナも眷属になれば今日のようにみんなを守る努力をすると言った。
「但し、絶対安全だとは言わない。眷属になれば生活魔法すら使えなくなるし、体も貧弱になる。戦えば倒れる者もいる。全てを捨てて王国に行きたい人だけを眷属にするよ」
その言葉を聞き悩む村人。生き残った村人は四十人もいない。そのうちの三十二人がリビティナに従い国境を超える覚悟を決めた。
「国境ではワシの医者としての身分が役に立つ。じゃからワシはまだ白子になる訳にはいかんが、王国に行けたのならあんたの眷属となろう」
エマルク医師は元貴族である自分が村人を引き連れていた方が、国境を越えやすいと言っている。そして帝国を捨てて、今後はリビティナに付き従うと覚悟を語った。
「分かった。あなたの協力に感謝するよ」
リビティナが握手を求め、エマルクがそれに応える。
その後、ネイトスとレインには村を包囲している冒険者に説明に行ってもらう。軍の依頼とは言え、冒険者が村人に敵対することは無いだろう。兵士が村人を斬り殺し、その兵士を全滅させた現状を確認してもらい、ギルドに報告してもらう事になる。
「レイン。報告はできるだけ遅らせてもらうように頼んでくれないか」
「分かった。悪いのは軍の方なんだし、みんななら分かってくれるよ」
次の部隊がすぐに来る事はないだろうけど、村人が避難する時間を少しでも稼ぎたい。
ここを出て親戚を頼るふた家族の村人は、家に帰って村を離れる準備をする。
眷属となる人は、急ぎ集会場に簡易的なベッドを用意してもらう。
「今夜中に眷属になる者に血を分け与えよう」
眷属になる家族の中には、自分の意思を伝えられない幼い子供もいる。そんな子供まで眷属にはできないけど、大人には本当に眷属になってもいいのか、一人ひとり確認して首筋に牙を立てて血を与える。その人達をエマルク医師がベッドに運ぶ。
「君達は今夜一晩、すごく苦しむことになる。すまないがこればかりは避けられないんだ。明日の朝まで頑張ってくれ」
リビティナとネイトスが傍に寄り添いみんなを励ます。村の集会場からは一晩中、村人達の苦しむ声が絶える事はなかった。
――翌朝。
「みんなよく頑張ったね」
無事、眷属となった人々。自分の白くなった手足を見て少し戸惑う人もいるけど、この村人や家族と一緒に困難を乗り越えて、生き延びようとする熱意の方が大きいようだ。
まずは、ネイトスが作ってくれた朝食を摂ってもらう。身体に異常のある人はいないようだね。
その後、レインにも協力してもらい村で使えそうな荷馬車を用意してもらった。五台の荷馬車に分乗して、各自貴重品と身の回りの物だけを持って乗り込んでもらう。
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