178 / 308
第1章 共和国の旅
第5話 フレイムドッグの報酬
しおりを挟む
酪農家から借りた荷車に乗せ、11匹のフレイムドッグを町に持ち帰る。それを見た門番さんが驚いた様子で町長の家へと駆けて行った。
「いやあ、わしの見込んだ通りフレイムドッグを退治してくれた。さすがだな」
「これで、安心して町の外に出られる。冒険者さん、本当にありがとう」
町の住民達も寄ってきて感謝の言葉をくれたり、荷車に乗った大量の魔獣を物珍しそうに眺めている。
「この魔獣どもは、わしら町の者で処分するよ。君達は討伐の印として、しっぽと魔石をギルドに持って行ってくれ」
確かにこのまま運ぶことは、できないな……。
「この白いフレイムドッグは俺達に引き取らせてくれないか。解体し皮を使いたい」
「だが犬の皮は、長持ちせず、すぐダメになるぞ」
「ああ、分かっている」
「ユヅキさん、皮の処理は私がするわ。カリン達も手伝ってくれるかしら」
白いフレイムドッグだけを引き取って俺達の手で解体する。アイシャは町の人達から道具を借りて皮をなめしてくれる。
こいつは俺達で供養してやろう。俺達もこいつも全力で戦って命のやり取りをした。一歩間違えば殺られていたのは俺達の方かもしれない。
殺してしまったことを後悔している訳ではない。これが自然の摂理なのだろうがお前の命、使えるところは使ってやろう。
なめした革はみんなで分けて、思い思いの形で身に付けるつもりだ。俺はあいつの俊敏さが身に付けばいいという思いから、すね当ての裏に使う。俺に噛みついてきた牙も何かの飾りになるだろう。
今晩はこのカフの町に泊まり、翌朝、討伐の依頼をしたというドウーベの町へ向かう。
「これは、依頼完了書だ。報酬は既に払い込んでいるので、ドウーベの冒険者ギルドで受け取ってくれるか」
「ああ、分かった」
「ドウーベはここから半日もかからんが、道中気をつけてな」
馬車を出し、俺達が戦った牧草地帯を通る。酪農家の主人が手を振って見送ってくれている。俺達は人のためになる事をしたんだと、気を取り直して手を振り返す。
「共和国に入っても、人の生活ってあんまり変わらないわね」
「まあな。小さな山を1つ越えただけだからな。人の暮らしも魔獣もあまり変わらんさ」
「でも貴族はいないんでしょう。もうあんな奴らに振り回されるのはごめんだわ」
そのためにこの共和国にまで来たんだからな。ここで俺達が暮らせる場所があればいいんだが。
「でもカリン、こっちにも権力者はいるんだから。あんまり無茶しちゃダメだからね」
「チセは、相変わらず心配性ね。大丈夫よ」
「カリンだから心配なんですよ。もう!」
「どんな奴がいるのか分からんが、あまり関わりたくはないな~」
「そうね、どこかのんびり過ごせる所が見つかればいいわね、ユヅキさん」
馬車を走らせ、昼前にはドウーベの町に到着した。アルヘナの町よりは小さな町のようだな。門番もいるが軽装備でどこか商人風だ。
銀貨で通行料を支払ったが、王国で使っているお金はそのまま使える。国境で聞いたが、共和国独自の通貨は無く、王国と帝国と両方の通貨が使えるそうだ。
街中の建物は、石造りの3階や4階建ての建物が多いな。ゴツゴツした岩やレンガではなくて、漆喰を塗ったようなすっきりとした外壁でガラス窓も多い。ビルディングといった感じの家が並び、アパートみたいに何人もの人が住んでいるのか。
このような建物は、国によって違ってくるものなんだな。
「あっ、ドワーフの人だ。こっちにはリザードマンもいるわよ」
「こらカリン、あんまり人を指差すなよ」
ここには獣人以外も多いな。俺もキョロキョロしながら馬車をゆっくりと進め、目的の冒険者ギルドに到着した。
国は違えどギルドの作りはどこも同じようにできている。冒険者はよく移動するから困らないようになっているんだろう。
奥の大きなカウンターに、討伐したフレイムドッグのしっぽと魔石を持ち込む。
「依頼完了書と討伐した獲物の一部だ。引き取ってくれ」
「おい、こいつはカフの町に現れたっていうフレイムドッグじゃないか。ちょっと待ってろ」
一旦奥に引っ込んだ獣人と一緒に、中年の鹿獣人の男がカウンターにやって来た。
「このフレイムドッグを討伐したというのは、君達かね」
「俺達がたまたま立ち寄った町で、町長から直接依頼を受けた。この依頼完了書を見てもらえば分かるはずだが」
「すまない、少し話を聞きたいんだが、こちらに来てもらえるか」
その鹿獣人の男に連れられて、2階の応接室に入った。ソファーに低いテーブル、ここも他のギルドとあまり変わらんか。
「私はここのギルドマスターをしている、フォレスという」
「俺達は王国を出て、今この町に着いたばかりだ。手短に頼む」
「カフの町のフレイムドッグには手を焼いていてな、前回手練れの白銀2名を含む6人チームを送ったが、大怪我をして帰ってきている」
俺達の前に2組がやられたと言っていたが、そいつらの事だな。
「今回、12人を組んで討伐に向かおうと準備していたところだった。どのように討伐したか参考に聞かせてくれんか」
今回俺達は、キイエを使って上空から攻撃している。他の冒険者パーティーでは難しいだろうな。「多分、参考にはならないだろう」と前置きして、討伐した方法を説明する。
「ドラゴンを使って真上からの攻撃か……。ありがとう、参考にさせてもらうよ。報酬はここで支払おう。少し上乗せしている」
女性の事務員が入ってきて、革袋に入った報酬をテーブルに置いた。赤字覚悟で新しいチームを送るつもりだったらしく、増額してもお互いwin-winという事のようだな。
実績を付ける板もテーブルの上に置いて、各自のプレートに実績を付けてもらう。
「実績は均等でよろしいでしょうか」
「ああ、それで頼む」
「君達は旅をしているようだが、どこに行くのか決まっているのか」
「はっきりとは決めていない」
俺達はドワーフの町に行くつもりだが、どうもこいつは胡散臭い。目的地は言わん方がいいな。
「疲れているところすまなかったな。近くにフロ付きの宿がある。フロは王国貴族の間で流行っているらしいじゃないか。行ってみてはどうだ」
「なに~! 風呂だと~」
「ユヅキさん、ユヅキさん!」
思わず立ち上がって叫ぶ俺の服の袖を、アイシャに引っ張られてしまった。俺は、何事も無かったかのようにソファーに座り直す。
「失礼した。その宿の場所を教えてくれるかね」
キリッとした笑顔を見せて、ギルドマスターに場所を教えてもらった。もうここに用はないぞ。早速ギルドを後にして、宿屋にルンルン気分で向かう。
◇
◇
「マスター、こんなことして大丈夫ですか?」
「どこの誰とも分からん流れ者だ。個人の記録を見るのは当然だろう」
「あの人達、スタンピードの巨大魔獣を倒してますよ! こんな強い人が、なんで共和国に来たんでしょうね」
「俺のギルドの精鋭が怪我して帰って来た魔獣を、簡単に倒した奴らだ。できれば取り込みたい」
「そう、上手くいきますかね」
「お前は、奴らがこのギルドで仕事してくれるよう、仕向けてくれればいい」
マスターの薄ら笑いを、不安の思いで見つめるしかない私であった。
「いやあ、わしの見込んだ通りフレイムドッグを退治してくれた。さすがだな」
「これで、安心して町の外に出られる。冒険者さん、本当にありがとう」
町の住民達も寄ってきて感謝の言葉をくれたり、荷車に乗った大量の魔獣を物珍しそうに眺めている。
「この魔獣どもは、わしら町の者で処分するよ。君達は討伐の印として、しっぽと魔石をギルドに持って行ってくれ」
確かにこのまま運ぶことは、できないな……。
「この白いフレイムドッグは俺達に引き取らせてくれないか。解体し皮を使いたい」
「だが犬の皮は、長持ちせず、すぐダメになるぞ」
「ああ、分かっている」
「ユヅキさん、皮の処理は私がするわ。カリン達も手伝ってくれるかしら」
白いフレイムドッグだけを引き取って俺達の手で解体する。アイシャは町の人達から道具を借りて皮をなめしてくれる。
こいつは俺達で供養してやろう。俺達もこいつも全力で戦って命のやり取りをした。一歩間違えば殺られていたのは俺達の方かもしれない。
殺してしまったことを後悔している訳ではない。これが自然の摂理なのだろうがお前の命、使えるところは使ってやろう。
なめした革はみんなで分けて、思い思いの形で身に付けるつもりだ。俺はあいつの俊敏さが身に付けばいいという思いから、すね当ての裏に使う。俺に噛みついてきた牙も何かの飾りになるだろう。
今晩はこのカフの町に泊まり、翌朝、討伐の依頼をしたというドウーベの町へ向かう。
「これは、依頼完了書だ。報酬は既に払い込んでいるので、ドウーベの冒険者ギルドで受け取ってくれるか」
「ああ、分かった」
「ドウーベはここから半日もかからんが、道中気をつけてな」
馬車を出し、俺達が戦った牧草地帯を通る。酪農家の主人が手を振って見送ってくれている。俺達は人のためになる事をしたんだと、気を取り直して手を振り返す。
「共和国に入っても、人の生活ってあんまり変わらないわね」
「まあな。小さな山を1つ越えただけだからな。人の暮らしも魔獣もあまり変わらんさ」
「でも貴族はいないんでしょう。もうあんな奴らに振り回されるのはごめんだわ」
そのためにこの共和国にまで来たんだからな。ここで俺達が暮らせる場所があればいいんだが。
「でもカリン、こっちにも権力者はいるんだから。あんまり無茶しちゃダメだからね」
「チセは、相変わらず心配性ね。大丈夫よ」
「カリンだから心配なんですよ。もう!」
「どんな奴がいるのか分からんが、あまり関わりたくはないな~」
「そうね、どこかのんびり過ごせる所が見つかればいいわね、ユヅキさん」
馬車を走らせ、昼前にはドウーベの町に到着した。アルヘナの町よりは小さな町のようだな。門番もいるが軽装備でどこか商人風だ。
銀貨で通行料を支払ったが、王国で使っているお金はそのまま使える。国境で聞いたが、共和国独自の通貨は無く、王国と帝国と両方の通貨が使えるそうだ。
街中の建物は、石造りの3階や4階建ての建物が多いな。ゴツゴツした岩やレンガではなくて、漆喰を塗ったようなすっきりとした外壁でガラス窓も多い。ビルディングといった感じの家が並び、アパートみたいに何人もの人が住んでいるのか。
このような建物は、国によって違ってくるものなんだな。
「あっ、ドワーフの人だ。こっちにはリザードマンもいるわよ」
「こらカリン、あんまり人を指差すなよ」
ここには獣人以外も多いな。俺もキョロキョロしながら馬車をゆっくりと進め、目的の冒険者ギルドに到着した。
国は違えどギルドの作りはどこも同じようにできている。冒険者はよく移動するから困らないようになっているんだろう。
奥の大きなカウンターに、討伐したフレイムドッグのしっぽと魔石を持ち込む。
「依頼完了書と討伐した獲物の一部だ。引き取ってくれ」
「おい、こいつはカフの町に現れたっていうフレイムドッグじゃないか。ちょっと待ってろ」
一旦奥に引っ込んだ獣人と一緒に、中年の鹿獣人の男がカウンターにやって来た。
「このフレイムドッグを討伐したというのは、君達かね」
「俺達がたまたま立ち寄った町で、町長から直接依頼を受けた。この依頼完了書を見てもらえば分かるはずだが」
「すまない、少し話を聞きたいんだが、こちらに来てもらえるか」
その鹿獣人の男に連れられて、2階の応接室に入った。ソファーに低いテーブル、ここも他のギルドとあまり変わらんか。
「私はここのギルドマスターをしている、フォレスという」
「俺達は王国を出て、今この町に着いたばかりだ。手短に頼む」
「カフの町のフレイムドッグには手を焼いていてな、前回手練れの白銀2名を含む6人チームを送ったが、大怪我をして帰ってきている」
俺達の前に2組がやられたと言っていたが、そいつらの事だな。
「今回、12人を組んで討伐に向かおうと準備していたところだった。どのように討伐したか参考に聞かせてくれんか」
今回俺達は、キイエを使って上空から攻撃している。他の冒険者パーティーでは難しいだろうな。「多分、参考にはならないだろう」と前置きして、討伐した方法を説明する。
「ドラゴンを使って真上からの攻撃か……。ありがとう、参考にさせてもらうよ。報酬はここで支払おう。少し上乗せしている」
女性の事務員が入ってきて、革袋に入った報酬をテーブルに置いた。赤字覚悟で新しいチームを送るつもりだったらしく、増額してもお互いwin-winという事のようだな。
実績を付ける板もテーブルの上に置いて、各自のプレートに実績を付けてもらう。
「実績は均等でよろしいでしょうか」
「ああ、それで頼む」
「君達は旅をしているようだが、どこに行くのか決まっているのか」
「はっきりとは決めていない」
俺達はドワーフの町に行くつもりだが、どうもこいつは胡散臭い。目的地は言わん方がいいな。
「疲れているところすまなかったな。近くにフロ付きの宿がある。フロは王国貴族の間で流行っているらしいじゃないか。行ってみてはどうだ」
「なに~! 風呂だと~」
「ユヅキさん、ユヅキさん!」
思わず立ち上がって叫ぶ俺の服の袖を、アイシャに引っ張られてしまった。俺は、何事も無かったかのようにソファーに座り直す。
「失礼した。その宿の場所を教えてくれるかね」
キリッとした笑顔を見せて、ギルドマスターに場所を教えてもらった。もうここに用はないぞ。早速ギルドを後にして、宿屋にルンルン気分で向かう。
◇
◇
「マスター、こんなことして大丈夫ですか?」
「どこの誰とも分からん流れ者だ。個人の記録を見るのは当然だろう」
「あの人達、スタンピードの巨大魔獣を倒してますよ! こんな強い人が、なんで共和国に来たんでしょうね」
「俺のギルドの精鋭が怪我して帰って来た魔獣を、簡単に倒した奴らだ。できれば取り込みたい」
「そう、上手くいきますかね」
「お前は、奴らがこのギルドで仕事してくれるよう、仕向けてくれればいい」
マスターの薄ら笑いを、不安の思いで見つめるしかない私であった。
147
お気に入りに追加
970
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一する事になった。〜おっさんから夜王への転身〜
ちょび
ファンタジー
萌渕 優は高校時代柔道部にも所属し数名の友達とわりと充実した高校生活を送っていた。
しかし気付けば大人になり友達とも疎遠になっていた。
「人生何とかなるだろ」
楽観的に考える優であったが32歳現在もフリーターを続けていた。
そしてある日神の手違いで突然死んでしまった結果別の世界に転生する事に!
…何故かサキュバスの眷属として……。
転生先は魔法や他種族が存在する世界だった。
名を持つものが強者とされるその世界で新たな名を授かる優。
そして任せられた使命は世界の掌握!?
そんな主人公がサキュバス達と世界統一を目指すお話しです。
お気に入りや感想など励みになります!
お気軽によろしくお願いいたします!
第13回ファンタジー小説大賞エントリー作品です!
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
霊感頼みの貴族家末男、追放先で出会った大悪霊と領地運営で成り上がる
とんでもニャー太
ファンタジー
エイワス王国の四大貴族、ヴァンガード家の末子アリストンには特殊な能力があった。霊が見える力だ。しかし、この能力のせいで家族や周囲から疎まれ、孤独な日々を送っていた。
そんな中、アリストンの成人の儀が近づく。この儀式で彼の真価が問われ、家での立場が決まるのだ。必死に準備するアリストンだったが、結果は散々なものだった。「能力不足」の烙印を押され、辺境の領地ヴェイルミストへの追放が言い渡される。
絶望の淵に立たされたアリストンだが、祖母の励ましを胸に、新天地での再出発を決意する。しかし、ヴェイルミストで彼を待っていたのは、荒廃した領地と敵意に満ちた住民たちだった。
そんな中、アリストンは思いがけない協力者を得る。かつての王国の宰相の霊、ヴァルデマールだ。彼の助言を得ながら、アリストンは霊感能力を活かした独自の統治方法を模索し始める。果たして彼は、自身の能力を証明し、領地を再興できるのか――。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる