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第4章 アルヘナ動乱
第146話 領主 対 職人ギルド
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ある日、俺は久しぶりに職人ギルドに呼び出され、会議室に入った。
部屋には、マスターのボアンと鍛冶屋のエギル、それに知らない顔が4人集まっていた。
「ユヅキ君。今日来てもらったのは、君が新型の武器として登録している魔道弓についてだ」
俺がここに来るとしたら、魔道弓に関してだろうとは思っていたが、何やら深刻そうな話のようだな。ここに居るのはエギルの他に製造に関わる職人が1人と、後の3人は商業ギルドの役員だそうだ。
「領主からこの町の兵団で正式に魔道弓を採用したいと申し出があった」
「それはいい事じゃないか。大量に売れるのなら利益になるだろう」
「ところがだ」
エギルが話し出す。
「お前の登録した権利を、全てよこせと言ってきている」
「権利を……。どういうことだ?」
「製造許可、販売許可を全て領主が握るということだ。当然その買取金は支払われるが一時金だ。その後、販売する分についての配当は無くなる」
権利自体は金になるが、その後のロイヤリティは無くなるということか。今は俺やギルドの元に商業ギルドから売り上げの一部が毎月入ってきている。隣町以外での販売も好調だと言う事で、それなりの金額になっていたな。
「魔道弓は、スハイル以外にも王都の冒険者向けとして販売している。今後も売れ続けるだろう。ここで権利全てを売り払えばかなりの損失になる」
「我ら商業ギルドとしても、自由に販売ができなくなるのは避けたいと思っている」
商業ギルドには、販売価格を自由に決められる特権が与えられている。俺が権利を売ればそれら全ても失われる。この会議室で関係する者達が集まり連日知恵を絞っていたようだ。エギルにも疲労の色が見えるな。
「それなら領主からの申し出を、断ればいいんじゃないか」
俺が権利を売りたいというなら別だが、売ってくれと言っているなら、ダメだと言えばいいだけの事じゃないのか。
「領主の申し出を断った場合、職人ギルドのメンバーに圧力がかかる。我々は領主や貴族との付き合いはあまり無いから影響は少ないが、商業ギルドにまで暗に脅しをかけて圧力をかけているようだ」
商業ギルドといえば、女優みたいに美人なシェリルさんのギルドか。主にそちらからの相談に乗っているようだな。
「権利を売った場合、魔道弓の価格はどうなる?」
「独占販売となっているから、領主がいくらで卸すかで決まるが、王都や他の町の軍隊に売るつもりなら値段を引き上げて販売するだろう。領主はその利益を狙っているはずだ」
そうなると、初級冒険者が買えない高い値段になってしまうな。
俺や職人ギルドが持っている権利を、売るか売らないかだけの問題ではないということか。
「その上、魔弾や魔弾銃についても、同様の事をするつもりらしい」
魔弾はチセが権利を持っている。あれだけチセが苦労したものを売れと言ってきているのか! なんて横暴だ。俺だけでなくチセまでと聞いて、怒りが胸の奥からジワリと湧いてくるのが分かる。
これを許すわけにはいかんな。
「対抗する手段はないのか!」
「領主に逆らった場合、貴族街との取引停止と、他の町から入る商品の税金を上げてくる。それと農作物の取引もしにくくなる。それらに対抗するのは個人では無理だ」
「そのためのギルドだろう」
個人で対抗できないから組合を組織し、ギルドメンバーを守っているんじゃないのか。そのための組織がギルドのはずだ。
「残念だが、職人ギルドでは領主に対抗する力はない」
職人ギルドは商業ギルドに比べ規模が小さい。だが、それを許せば、いずれドワーフの町のように強権政治と恐怖で支配するようにならないか? 独裁を敷いて他の町との繋がりを絶ち、孤立化させることが領主にはできるからな。
「この町は平和な町だったはずだ。俺達が利益を上げていればその税金で、領主や貴族も恩恵を受けていたはずだが」
「そうなんだが、どうやら領主の上の貴族から入れ知恵があったようで、方針が変わったみたいだ」
王都に住む貴族が絡んでいるようだ。この町を以前のドワーフの町のようにするわけにはいかんな。
「ならば、ストライキか」
「ん、スト……、なんだって」
ギルドは組合だ。前の世界でいう労働組合に当たるものだ。会社側の横暴に対抗する手段としてストライキがある。
1つの組合だけでダメなら他と共同して行ない、正当な権利を主張すればいい。
「貴族側に対して、全ての仕事を拒否する対抗策だ。職人ギルドだけでなく商業ギルドと冒険者ギルドと共に行なう。できれば魔術師協会も入ってもらいたい」
「仕事を拒否して、領主からの圧力も加われば、ギルドメンバーは食っていけなくなるぞ」
仕事をしなければ収入が無くなる。職人であれ商売人であれ自分の生活を賭けないといけなくなるが、町の機能が止まれば領主や貴族も困るはずだ。
「確かにぎりぎりの戦いになる。だが町の職人、商人、冒険者が全て動かなければ町の経済全体が止まる。それに貴族が耐えられるとは思えん。最悪全員が町を出て隣町にでも行けばいい」
「そんなことが可能なのか?」
「職人ギルドだけでは無理だ。他のギルドとの合同会議を開くようにしてくれないか」
「俺はユヅキの案に賛成する」
話を聞いてエギルがすぐに賛同してくれた。
「俺達職人は物を作るのが仕事だ。一時的に仕事を止めても、将来に物作りができる環境を作る方がいいんじゃないか」
「ギルドメンバーが全員、賛同してくれるか?」
「組合で決めたことに従わず貴族側に付くなら、今後組合に居られなくなる。それを決めるのはメンバーの一人ひとりの決断になるな」
ここに集まった者達が、しばし腕を組み考え込む。解決策を求めて集まったメンバーだ。真剣に考え、将来の事に思いを巡らせる。
「この案に賛成するか反対するか採決したい」
マスターのボアンが採決を促す。
「賛成は右手、反対は左手を上げてくれ」
採決の結果、4対1で賛成が多数となった。この会議は役員会議だったみたいだな。ここでの決定がギルドとしての決定事項となる。
少し大事になったようだが、俺やアイシャ、カリン、チセが安心して暮らせる町にするためだ。俺も力を貸そう。
部屋には、マスターのボアンと鍛冶屋のエギル、それに知らない顔が4人集まっていた。
「ユヅキ君。今日来てもらったのは、君が新型の武器として登録している魔道弓についてだ」
俺がここに来るとしたら、魔道弓に関してだろうとは思っていたが、何やら深刻そうな話のようだな。ここに居るのはエギルの他に製造に関わる職人が1人と、後の3人は商業ギルドの役員だそうだ。
「領主からこの町の兵団で正式に魔道弓を採用したいと申し出があった」
「それはいい事じゃないか。大量に売れるのなら利益になるだろう」
「ところがだ」
エギルが話し出す。
「お前の登録した権利を、全てよこせと言ってきている」
「権利を……。どういうことだ?」
「製造許可、販売許可を全て領主が握るということだ。当然その買取金は支払われるが一時金だ。その後、販売する分についての配当は無くなる」
権利自体は金になるが、その後のロイヤリティは無くなるということか。今は俺やギルドの元に商業ギルドから売り上げの一部が毎月入ってきている。隣町以外での販売も好調だと言う事で、それなりの金額になっていたな。
「魔道弓は、スハイル以外にも王都の冒険者向けとして販売している。今後も売れ続けるだろう。ここで権利全てを売り払えばかなりの損失になる」
「我ら商業ギルドとしても、自由に販売ができなくなるのは避けたいと思っている」
商業ギルドには、販売価格を自由に決められる特権が与えられている。俺が権利を売ればそれら全ても失われる。この会議室で関係する者達が集まり連日知恵を絞っていたようだ。エギルにも疲労の色が見えるな。
「それなら領主からの申し出を、断ればいいんじゃないか」
俺が権利を売りたいというなら別だが、売ってくれと言っているなら、ダメだと言えばいいだけの事じゃないのか。
「領主の申し出を断った場合、職人ギルドのメンバーに圧力がかかる。我々は領主や貴族との付き合いはあまり無いから影響は少ないが、商業ギルドにまで暗に脅しをかけて圧力をかけているようだ」
商業ギルドといえば、女優みたいに美人なシェリルさんのギルドか。主にそちらからの相談に乗っているようだな。
「権利を売った場合、魔道弓の価格はどうなる?」
「独占販売となっているから、領主がいくらで卸すかで決まるが、王都や他の町の軍隊に売るつもりなら値段を引き上げて販売するだろう。領主はその利益を狙っているはずだ」
そうなると、初級冒険者が買えない高い値段になってしまうな。
俺や職人ギルドが持っている権利を、売るか売らないかだけの問題ではないということか。
「その上、魔弾や魔弾銃についても、同様の事をするつもりらしい」
魔弾はチセが権利を持っている。あれだけチセが苦労したものを売れと言ってきているのか! なんて横暴だ。俺だけでなくチセまでと聞いて、怒りが胸の奥からジワリと湧いてくるのが分かる。
これを許すわけにはいかんな。
「対抗する手段はないのか!」
「領主に逆らった場合、貴族街との取引停止と、他の町から入る商品の税金を上げてくる。それと農作物の取引もしにくくなる。それらに対抗するのは個人では無理だ」
「そのためのギルドだろう」
個人で対抗できないから組合を組織し、ギルドメンバーを守っているんじゃないのか。そのための組織がギルドのはずだ。
「残念だが、職人ギルドでは領主に対抗する力はない」
職人ギルドは商業ギルドに比べ規模が小さい。だが、それを許せば、いずれドワーフの町のように強権政治と恐怖で支配するようにならないか? 独裁を敷いて他の町との繋がりを絶ち、孤立化させることが領主にはできるからな。
「この町は平和な町だったはずだ。俺達が利益を上げていればその税金で、領主や貴族も恩恵を受けていたはずだが」
「そうなんだが、どうやら領主の上の貴族から入れ知恵があったようで、方針が変わったみたいだ」
王都に住む貴族が絡んでいるようだ。この町を以前のドワーフの町のようにするわけにはいかんな。
「ならば、ストライキか」
「ん、スト……、なんだって」
ギルドは組合だ。前の世界でいう労働組合に当たるものだ。会社側の横暴に対抗する手段としてストライキがある。
1つの組合だけでダメなら他と共同して行ない、正当な権利を主張すればいい。
「貴族側に対して、全ての仕事を拒否する対抗策だ。職人ギルドだけでなく商業ギルドと冒険者ギルドと共に行なう。できれば魔術師協会も入ってもらいたい」
「仕事を拒否して、領主からの圧力も加われば、ギルドメンバーは食っていけなくなるぞ」
仕事をしなければ収入が無くなる。職人であれ商売人であれ自分の生活を賭けないといけなくなるが、町の機能が止まれば領主や貴族も困るはずだ。
「確かにぎりぎりの戦いになる。だが町の職人、商人、冒険者が全て動かなければ町の経済全体が止まる。それに貴族が耐えられるとは思えん。最悪全員が町を出て隣町にでも行けばいい」
「そんなことが可能なのか?」
「職人ギルドだけでは無理だ。他のギルドとの合同会議を開くようにしてくれないか」
「俺はユヅキの案に賛成する」
話を聞いてエギルがすぐに賛同してくれた。
「俺達職人は物を作るのが仕事だ。一時的に仕事を止めても、将来に物作りができる環境を作る方がいいんじゃないか」
「ギルドメンバーが全員、賛同してくれるか?」
「組合で決めたことに従わず貴族側に付くなら、今後組合に居られなくなる。それを決めるのはメンバーの一人ひとりの決断になるな」
ここに集まった者達が、しばし腕を組み考え込む。解決策を求めて集まったメンバーだ。真剣に考え、将来の事に思いを巡らせる。
「この案に賛成するか反対するか採決したい」
マスターのボアンが採決を促す。
「賛成は右手、反対は左手を上げてくれ」
採決の結果、4対1で賛成が多数となった。この会議は役員会議だったみたいだな。ここでの決定がギルドとしての決定事項となる。
少し大事になったようだが、俺やアイシャ、カリン、チセが安心して暮らせる町にするためだ。俺も力を貸そう。
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