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魔人

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 星降る森を囲む五つの国が集まった会議から、約二ヵ月が経った。この二ヵ月、戦争が起きることもなく森の外は平穏みたい。
 私もいつも通りだらだらと毎日を過ごすだけで、日向ぼっこしたり散歩したり、ケンタウロスの子供たちと遊んだりハロルドにミルクをせびりに行ったり、リュリーに召喚されてもふもふされたり、何も変わったことはなかった。
 
 星降る森はいつも穏やかで暖かいけど、森の外では季節は秋になったようだ。肌寒いので、リュリーにパールイーズの王城に召喚された時には必ず暖炉をつけてもらい、私はその前から動かないと決めている。

(もうすぐまた星が降る)

 私は星降る森の中心にある寝床にしている古木から少し離れ、空を見上げた。古木の真下では、伸びた枝と生い茂る葉で空が見にくいのだ。
 星が降るあの美しい光景を再び見られるのは嬉しい。前回は降ってくる星をロキと一緒に見たのも良い思い出だ。

(ロキも元気かな)

 そろそろ森の外でも人間や竜人たちが星が降ってくるのを待ち始める頃だろう。前回のようにエミリオもリセを連れて星を見に来るかもしれないし、ロキもレオニートたちと一緒に星を拾いにやってくるかも。だから森の端の方をウロウロしていればきっとまた会えるだろう。
 そう思った私は、方向転換してまずは北の端を目指して歩き始めた。

「……」

 しかしすぐに体を反転させると、やっぱり西に向かって歩を進める。

(ハロルドにヤギミルク貰ってから、ロキたちがいるか見に行こうっと)

 大きな体を持つ私と言えど、ここから森の端まで行くには数時間かかるから、まずはお腹を満たすというのは良い計画だと思う。北に行ってロキたちがいるか確認した後は、エミリオたちのいる東にも行かないといけないからね。

 そうして私はハロルドの家がある森の西に向かって歩き出したが、途中で昼寝をしたり寄り道したり、チョウチョやバッタ、鳥を追いかけたりしていたので、着く頃には夕方になっていた。
 今日の夕日はとりわけ赤く、森を不吉に染めている。木の葉も地面も、日が当たっている部分は赤くなって森の雰囲気を変えていた。

 ハロルドの家の周囲は切り開かれているので、森の中からそこへ出ようとしたところで、家の前にハロルドではない人間が立っているのに気づく。
 私が足を止めたところで、相手も私に気づいたようだ。相手はこちらを見ると、森に潜む巨大な猫に驚く様子もなく呟く。

「巨大猫(ギャンピー)か。珍しいものを見た」

 夕日を浴びて真っ赤に染まっているその人間は、長い髪を持っているけど男の人のようだ。大人だと思うけど歳は若く見え、顔立ちは人形みたいに整っている。鼻筋が通っていて唇は薄く、猫みたいな目をしていた。瞳が赤いのは夕日のせいなのか、元からなのか。
 後ろで三つ編みにしている紫色の長い髪は、魔力星が溶け込んでいるみたいに綺麗だ。

「巨大猫(ギャンピー)は人に懐くのかな。おいで」

 その人はにっこり笑って手招きするが、私はちょっと警戒してその場を動かなかった。

(この人からたくさんの魔力星の気配がする)

 私は相手をじっと見つめて観察する。服装はシャツにズボン、ブーツ、黒い手袋といった身軽な感じで、鞄すら持っていない。大量の魔力星の気配がするのに、どこに隠し持っているんだろう?

「懐かないか」

 紫の髪の人はあっさりと諦めて、興味を失ったように私から視線を外す。そしてハロルドの家を見ると扉に向かって歩いて行った。ハロルドを訪ねるのが本来の目的だったようだ。

「ミャーン」

 私は軽く鳴いて紫の髪の人の元へ歩いていく。ハロルドの知り合いなら怖くないし、猫ってこっちに興味を持たれないとちょっと安心するのだ。「猫可愛い! 猫可愛い!」ってグイグイ来る人より、「猫に興味ない」って感じで構ってこない人の方に寄っていっちゃう。

「何だ、懐くの?」

 意外そうに言って、紫の髪の人は私の首元を適当に撫でる。

「けど懐かれても困るんだよね、冷静に考えると。あっち行きな」
「ミー」

 そんなこと言われても私もハロルドに用事があるし、と鳴いて反抗する。

「野良猫ってもっと警戒心強いと思うんだけど、巨大猫(ギャンピー)は違うの?」

 少しだけ興味を持った様子で紫の髪の人が尋ねてきたので、「ミャァーン」と鳴いて返事をしていると、

「――人の家の前で何をしているんだ?」

 扉が開いて、灯りのついた家からハロルドが出てきた。

「三日月に……あなたは?」

 ハロルドは私と紫の髪の人を順番に見て言う。この人、ハロルドの知り合いじゃなかったのか。
 一方、紫の髪の人は私に向かって呟いた。

「君、賢者の知り合いだったの?」
「ミャン」

 そしてハロルドに向き直ると、紫の髪の人は親しげに言う。

「僕の名前はマクシムス。今日は賢者である君に聞きたいことがあって来た」
「マクシムス……?」

 その名を聞いてわずかに険しい顔をするハロルドに、マクシムスは笑う。

「もしかして、どこかで聞いたことがある? 最近ジーズゥの愚王をからかったから、そこから噂が広がったかな?」
「……とりあえず中で話を聞こう」

 ハロルドはマクシムスを警戒しながらも家の中に招き入れた。そして私はハロルドから一歩も二歩も遅れて、マクシムスという名前にハッとする。マクシムスとは、確かジーズゥのグィレロ王をそそのかして他国に宣戦布告させた魔人の名前だ。

(この人が魔人……!)

 珍しい生き物を見て、さすがの私も瞳孔を開いてちょっと興奮する。

(それでたくさんの魔力星の気配を感じたのか)

 マクシムスの体には膨大な魔力が渦巻いているんだと思う。
 だけど見た目は普通の人間と変わらないどころかハロルドより細くて頼りない感じだし、特徴的なのは紫の髪と赤い目だけだ。

「三日月は何をしに来たんだ?」
「ミャーン」
「まぁ、少しそこで待っていてくれ」

 大きな体の私は家の中に入れないので、開きっぱなしの扉の前に座ってハロルドたちを観察した。私はヤギミルクを貰いに来ただけなんだけどな。

「そこに座ってくれ」
「ありがとう」

 ハロルドに一人掛けのソファーを勧められると、マクシムスは素直にそこに座った。一方ハロルドは食事用のテーブルが置いてあるところから簡素な木の椅子を持ってくると、マクシムスと適度な距離を保って向かいに腰を下ろす。

「お茶を出す前に、何の質問があって私を訪ねて来たのか聞きたいのだが」
「構わないよ。お茶もお構いなく。それと戦争はどうなりそう? 始まりそうかな?」

 マクシムスはすっかりくつろいで足を組み、自分のペースで聞きたいことを聞いていく。
 ハロルドは大人な態度で返した。

「戦争は始まらない。グィレロ王が宣戦布告を撤回して、他の四か国に謝罪したからね」
「え? そうなの? それは意外。あの人間が他国に謝罪ねー。そんなまともなことをするとは思えないけど」
「グィレロ王は人が変わったかのようだった。君が何らかの魔法をかけて性格を変えたのかと思っていたのだが」
「そんなことはしないよ」

 私は伏せの体勢になって二人の話を聞く。背中に夕日が当たって温かい。

「では、そもそも何故グィレロ王と接触したんだ? 何故戦争を仕掛けるよう彼をそそのかした?」
「たいそうな理由はないよ。僕は魔人だが悪魔ではないし、ああいう愚王は僕だって嫌いだ。だから戦争を仕掛けさせて、他国から潰されればいいなと思っただけ」

 でもそれだと罪のないジーズゥの国民も戦争で死んじゃうんじゃない? って猫の私でも思ったけど、マクシムスはそこは別にどうでもいいようだった。
 ハロルドも呆れたような厳しい顔をしている。

「それで本題だけど」

 友達に話しかけるように気軽にマクシムスは言う。

「賢者である君に聞きたい。星降る森に神はいると思う? ここに住んでいるということは、星降る森にはそれなりに詳しいと思うんだけど」
「いや、そんなことはない」

 ハロルドはすぐに否定した後で続ける。

「森の中に住み始めてまだ一年も経っていないし、長年住んでいたとしてもこの森の全てを理解することはできない」
「ふーん。賢者なら何でも知ってるのかと思った。それで星降る森に神はいると思う?」
「……いると思うが」

 少し考えてからハロルドが答えると、マクシムスは嬉しそうに返す。

「よかった。僕もいると思う。それで、どこにどんな姿でいるか知ってる?」
「分からない。目には見えない存在ではないかとも思うが……。そう言えばエルフたちは森の中心にある大きな古木を『森の主』だと言っていたな。私はその古木を見たことがないし、『森の主』が森の神なのかは知らないが」

 その古木って、きっと私が寝床にしてる大きな木のことだ。あの木のことはケンタウロスたちも『森の主』と呼んでいた。何の変哲もない木だけど、とっても古くから生きている木らしいから。

「森の中心にある古木ね、なるほど」

 マクシムスは前髪をかき上げながら続ける。

「一度調べてみる価値がありそうだ。ありがとう。ケンタウロスやドワーフのところに行っても警戒心の強い彼らは情報を教えてくれないだろうし、それに僕、エルフには好感を持たれていないんだよね」
「彼らに何かしたのか?」

 ハロルドの問いに、マクシムスは困ったように眉を下げて答える。

「別に何も。昔エルフの里に行ったことがあるんだけど、好奇心旺盛がゆえに魔人にまでなってしまった僕に良い感情を抱いていない様子だったってだけ」
「好奇心? あなたは何故魔人になってしまったんだ?」
「実験したかったんだ。魔力星を食べた後、魔法を使って魔力を発散させなかったらどうなるか」

 マクシムスの答えに、ハロルドは懐かしそうに返す。

「私もそれは実験したことがある。若い時に。結果、魔法を使って発散させなくても、魔力は数週間、数か月かけて徐々に消えていくと分かった」
「なら、消えていく前にまた魔力星を食べたらどうなると思う?」

 即座に質問したマクシムスに、ハロルドは眉をひそめた。
 マクシムスは少し残念そうに言う。

「君はそこまでは気にならなかったんだね。僕は気になって仕方がなかったから自分の体で実験した。十年以上かけて、魔力星を何百と食べたよ。その間、お腹いっぱいなのにさらに胃に食べ物が入ってくるみたいな、苦しくて気持ち悪い感覚がずっと続いていた」

 十年以上もそんな辛い思いをしながら実験を続けたってこと? と、私は目を丸くした。猫にも好奇心はあるけど、答えが知りたいからってそこまで頑張れない。

「そうして僕は魔人になったんだ。体には膨大な魔力が溢れ、歳を取らず、病気をしない。怪我の回復も早いよ」
「興味深い話だが……」

 ハロルドは好奇心よりも不安が勝っている様子で話を元に戻した。

「あなたの目的は何だ? 今は星降る森の神に興味を持っているようだが、それを調べてどうするつもりだ?」

 すると、マクシムスは少年のように無邪気にほほ笑んで答える。

「――森の神の力を吸収し、手に入れること」

 天気の話をするみたいに、マクシムスは気軽に話を続けた。
 
「神って目に見えないし、本当にいるのかどうかも分からない存在じゃないか。でも、星降る森には森を守る何かがいることは確かだ。そいつの力を吸収すれば僕も神になれるかもしれない。だけど神になるというのが目的ではなく、今以上に強大な力を手に入れたら僕はどうなるのか、どんな気分になるのかが知りたい。知りたがりなんだ、僕」

 マクシムスは何だかすごく壮大な話をしている。私はいまいちついていけてないけど、ハロルドは深刻そうな顔をして言う。

「私も子供のころから好奇心旺盛だった。知識欲も人よりあるし、色々なことを知りたくて世界を旅した。危険を顧みずに行動したこともある。だから気持ちは分かるが……知らなくていいこともあるのではないか? 知った先のリスクも考えられないか? 君が君でなくなって、理性もなくなり力が暴走するかもしれない。神の力を手にいれようと考えても、決して実行するべきではない。君は人間なのだから」
「いや、魔人だよ。僕は人間から魔人に進化したんだ」

 マクシムスは純粋で危なっかしい赤い瞳でハロルドを見つめて続ける。

「だから神にも進化できるかも。そして神になったらこの世の全てを知ることができるかもしれない。それってすごく魅力的じゃない? 君なら少しは理解してくれるだろう?」
「やめておいた方がいい。好奇心は猫を殺す」

 ゆっくりと首を横に振ってハロルドは警告したが、マクシムスは意に返さない。

「失敗して死んでもいいさ。それはそれで、僕は神にはなれないんだと知ることができるってことだから」
 
 マクシムスは別に力を手に入れてこの世界をどうこうしたいって気持ちはないみたい。本当にただ知りたいだけのようだけど……。

「結果が分かったら報告しに来てあげるよ。僕が死んでなければね。さぁ、ちょっと退いて」

 マクシムスがソファーから立ち上がって扉の方へ来たので、彼が出られるように私も立ち上がって横にずれた。

「待て……!」

 するとハロルドはマクシムスを止めようと後を追ってきた。しかしマクシムスは短い呪文を唱えると、背中に蝙蝠の羽のようなものを生やして空に飛び立ってしまう。
 ハロルドはすぐに私を振り返って言う。

「三日月、森の中心に生えているという大きな古木のところまで私を案内してくれないか? 彼を止められるかは分からないが、放っておくのも危険だ」

 そうか、マクシムスはあの古木のところに行ったんだ。私が寝床にしている古木のところへ。
 そして古木が星降る森の神で、すごい力を持っていたとしたら、マクシムスはそれを奪うつもりだ。

(そうしたら古木はどうなっちゃうのかな……?)

 力を奪われて枯れ果ててしまうところを想像して、私はちょっと不安になった。
 
(あの古木は私にとって単なる寝床だけど、でも安心できる存在だし、枯れてなくなってしまったら悲しい)
「三日月?」

 しゅんと尻尾を下げ、マクシムスが消えていった方向を見上げている私に、ハロルドが声をかけてくる。

「三日月、どうした?」
「……ミャン!」
「おい、三日月!?」

 私が突然走り出すと、ハロルドは一瞬追いかけようとしたが、冷静に諦める判断をしてその場にとどまる。

「どこへ行くんだ!?」
「ミャーン!」

 古木があるところ! と答えて森の中を全力で駆ける。ハロルドを連れて行くんじゃ時間がかかるし、その間にマクシムスは古木の力を奪ってしまうかもしれないと思って一人で行くことにした。
 私ってこんなに速く走れるんだと自分でもびっくりするくらいのスピードで、鉢合わせたゴブリンや妖精たちを蹴散らしながら進む。

(私の寝床が……!)

 古木の根の一本は、ちょうど私が丸まった大きさくらいにくるんと丸まっているのだ。あんなに体にフィットして、優しく包んでくれる最高の寝床は他にない。
 とはいえ、たかが寝床なのに、何故こんなに必死になるのかは私にも分からない。でもマクシムスを止めないとと思う。

「ミャァァァ!」

 理由の分からない激情に駆られながら、私は森の中を爆走したのだった。
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