14 / 63
黎明の烏(2)
しおりを挟む
「誰だ、お前」
公爵一家ではないけれど、公爵一家以上に偉そうな空気をかもし出しているアイラに、黎明の烏を名乗る魔法使いたちも注目する。
「私は――」
王女だ、と名乗ろうとしたが、いつの間にか後ろに回ってきていたルルに肩をぎゅっと掴まれたのでやめておいた。
「私が誰かはどうでもいい。馬が今にも子を産んでいるかもしれないんだから」
「さっきから馬が一体どうしたってんだ。公爵一家の味方をするなら、お前もただでは済まないぞ」
黎明の烏のリーダーらしき男はそう言うと、素早く呪文を唱えて炎を作り出す。手のひらから狼の形をした炎を出すと、それをアイラに向けて放ったのだ。
「ひーっ!」
悲鳴を上げたのは後方にいたトロージで、アイラは炎から目をそらさなかった。そして自分の力を使って、放たれた炎を操る。
アイラは炎を生み出すことはできないけれど、実体があるものは何でも操れるのだ。たとえそれが他人の作り出した魔法でも。
「何!?」
狼の形をした炎がアイラにぶつかる直前にくるりと向きを変えて自分の方に突進してきたことに、男は仮面の下で驚いていた。そしてとっさに再び炎を作り出すと、狼の炎と相殺させて消す。
「今のは何だ?」
「あいつも魔法使いみたいだ」
「でも呪文を唱えていないわ」
黎明の烏たちは仲間と口々にそう言い合い、気を引き締めた。アイラの能力がよく分からないからだ。
そして五人で一斉にアイラを狙う。
彼らの攻撃方法はもちろん魔法で、炎や水、氷、最初に窓を割った時に使った魔弾などを放ってきた。けれど実体があるそれらは、アイラにとっては脅威ではない。
「無駄だ」
全てを操り、彼らの魔法を使って逆にアイラが攻撃をすると、
「ぐっ……」
「きゃあ!」
三人は上手く避けたり防御したが、二人は返ってきた自分の攻撃を受けた。
「水だろうが炎だろうが関係ない。私は、目に見えるものは操れる」
アイラが腰に手を当ててふんぞり返り、そんなことを言っている間に、烏の男の一人が呪文を唱え始めた。
仮面の奥から響いてくる声は低く、何を言っているのか分からない。けれど耳の中で反響して、ぐわんぐわんと頭が揺れる。
アイラが混乱している間にも呪文は続いている。反撃しようにも手が重くて持ち上げられない。
心地いい眠りに誘われるのではなく、無理やり夢の中に落とされるような、そんな感覚がした。
「アイラ」
しかしアイラが意識を失いかけていると、同じくよろめいているルルに後ろから声をかけられ、一瞬意識を取り戻した。
このままでは眠ってしまうと、急いでテーブルの上に乗っていた皿を飛ばし、男の額にぶつける。
「っ……」
男が呪文を唱えるのをやめると、アイラたちの頭もすっきりしてきた。
公爵たちも眠りそうになっていたようで、廊下の扉に隠れながら冷や汗を拭いて言う。
「あ、危なかった……」
そしてアイラに向かってこう続けた。
「アイラ! 油断するな! さっさと殺してしまえ」
「私に命令するな」
アイラがちょっとムッとして後ろを振り返ったので、焦った公爵たちは「前を見ろ、奴らから目を逸らしては駄目だ!」と指示を出す。
一方、黎明の烏たちはアイラという名前に反応して、その正体に気づき始めていた。
「アイラ? まさかな」
「でも行方不明の王女は魔力持ちだと聞く。古の王族が使っていた魔法を使えるとか……」
「それならやっぱり、俺たちも油断するべきじゃない」
緊張を強める烏たちに、アイラは部屋に散乱している大量のガラス片を宙に浮かせながら言う。
「油断しようがしまいが関係ない。お前たちがどうあがこうと、私の方が強いんだから」
そしてそのガラスの破片を黎明の烏たちに向かって放った。破片は嵐の時の横殴りの雨のように勢いよく彼らに向かっていく。一つ一つは小さいが、全てが体に刺されば無事ではいられない量だ。
けれど烏たちも簡単にはやられない。リーダーらしき男が、懐から何か印が描かれた石を取り出し自分たちの前に放ると、それがあっという間にシールドになった。
ガラス片はそのシールドに次々刺さるが、烏たちまで届かない。
「何だ、あれ」
「事前に魔石に魔法陣のようなものを描いておいて、とっさの時に呪文なしで使えるようにしているんですよ」
「ふぅん。色々考えるんだな」
アイラには魔法を使う時に呪文を唱えたり魔法陣を描いたりという制約がないので、そういう工夫は必要なかった。
「でもあれをたくさん使われたら面倒だ」
「いえ、魔石は高価なのでそんなに持っていないと――」
ルルの言葉を聞かない内に、アイラは両手を掲げた。
「これで決着をつける」
自分の体内に渦巻く魔力を惜しげなく放出し、この部屋の窓側の壁を包む。
「何だ……?」
カタカタと鳴り出した窓枠、ギシッ、ミシッと音を立て始める壁に、烏たちは後ろを振り返る。そしてその瞬間アイラは広げていた手のひらを強く握り、窓の鎧戸を下げるかのように、上から下へ勢いよく両手を下ろした。
すると黎明の烏たちが立っている方の壁が、屋敷の三階から二階、一階と、大きな音を立てて上から順番に崩れ始める。
「ぎゃああ!」
後ろでトロージが叫び、公爵も夫人も、状況を見守っていた使用人たちも悲鳴を上げて廊下の奥に逃げていく。
「アイラ!」
そしてアイラもルルに引っ張られて廊下側へ下がった。けれど壁が崩れた衝撃で破片がこちらまで飛んでくるし、ものすごい粉塵が舞い上がって目や口が開けられない。それに衝撃音を間近で聞いて耳がじんじん痛む。
「やりすぎた」
ルルの胸に顔を埋めて埃を避けながら、アイラは呟いた。ルルもアイラを抱きしめながらゴホゴホ咳をしている。
やがて粉塵が収まると、黎明の烏たちの姿は消えていた。みんな崩壊した壁の下敷きになったのだ。
「ああ、屋敷が……」
戻ってきた公爵が嘆く。屋敷の西側の壁は、三階から一階まで全てなくなっていた。
「思ったより大げさなことになってしまった」
アイラは何故か照れながら言い訳し、「早く助けないと死ぬかも」と下敷きになっている烏たちを救出し始める。
魔力を使って次々に瓦礫を浮かせると、すぐに五人は見つかった。
「うぅ……」
「怪我はしてるが死んでないな。あ、公爵の騎士たちも巻き込まれてる」
黎明の烏の五人を助け出すと、彼らに眠らされていたせいで崩壊に巻き込まれた騎士たちもふわふわ浮かせて救出する。
「えーっと、悪かったな」
気を失ったままの騎士たちをポンポンと叩き言う。そして使用人たちに声をかけた。
「こいつら、治療してやってくれ。医務室まで私が運ぶから」
ちょっと罪悪感があるのか、アイラにしては珍しく自分から働き、騎士たちを魔力で持ち上げる。
けれど黎明の烏のことも一緒に運ぼうとしたところで、
「そいつらはいい」
公爵がそう言って止めた。そして無事だった騎士を呼ぶと、彼らに烏たちを運ばせる。
「こいつらに治療なんぞ必要ない。地下牢に入れておけ。水だけ与えてじわじわと死に追いやってやる」
「叔父上」
歯を剥き出して言う公爵に、アイラはこう声をかける。
「食事中にも言ったが、サンダーパトロスは自身を揶揄するようなことを言われても相手を罰しなかったんだ」
「だから何だ?」
「うーん、だから……黎明の烏を許すことも大切なのかもしれない。サンダーパトロスならそうしていたかも」
「何を馬鹿なことをッ!」
「誰が馬鹿だッ!」
怒(いか)る公爵にアイラも同じ温度で怒り返すと、公爵は「いや……」と怒気を弱めてから続けた。
「よく考えなさい、アイラ。奴らがしたことは度が過ぎている。屋敷に侵入し、私たちを殺そうとしたのだ。そんな大罪人を許すことはできん。奴らを許して解放すれば、再びこの街に混乱をもたらすだろう。ここできっちり殺しておかねば」
「まぁそう言われるとそうか」
倫理観がいまいち定まっていないアイラは、公爵の言い分に納得してしまったのだった。
公爵一家ではないけれど、公爵一家以上に偉そうな空気をかもし出しているアイラに、黎明の烏を名乗る魔法使いたちも注目する。
「私は――」
王女だ、と名乗ろうとしたが、いつの間にか後ろに回ってきていたルルに肩をぎゅっと掴まれたのでやめておいた。
「私が誰かはどうでもいい。馬が今にも子を産んでいるかもしれないんだから」
「さっきから馬が一体どうしたってんだ。公爵一家の味方をするなら、お前もただでは済まないぞ」
黎明の烏のリーダーらしき男はそう言うと、素早く呪文を唱えて炎を作り出す。手のひらから狼の形をした炎を出すと、それをアイラに向けて放ったのだ。
「ひーっ!」
悲鳴を上げたのは後方にいたトロージで、アイラは炎から目をそらさなかった。そして自分の力を使って、放たれた炎を操る。
アイラは炎を生み出すことはできないけれど、実体があるものは何でも操れるのだ。たとえそれが他人の作り出した魔法でも。
「何!?」
狼の形をした炎がアイラにぶつかる直前にくるりと向きを変えて自分の方に突進してきたことに、男は仮面の下で驚いていた。そしてとっさに再び炎を作り出すと、狼の炎と相殺させて消す。
「今のは何だ?」
「あいつも魔法使いみたいだ」
「でも呪文を唱えていないわ」
黎明の烏たちは仲間と口々にそう言い合い、気を引き締めた。アイラの能力がよく分からないからだ。
そして五人で一斉にアイラを狙う。
彼らの攻撃方法はもちろん魔法で、炎や水、氷、最初に窓を割った時に使った魔弾などを放ってきた。けれど実体があるそれらは、アイラにとっては脅威ではない。
「無駄だ」
全てを操り、彼らの魔法を使って逆にアイラが攻撃をすると、
「ぐっ……」
「きゃあ!」
三人は上手く避けたり防御したが、二人は返ってきた自分の攻撃を受けた。
「水だろうが炎だろうが関係ない。私は、目に見えるものは操れる」
アイラが腰に手を当ててふんぞり返り、そんなことを言っている間に、烏の男の一人が呪文を唱え始めた。
仮面の奥から響いてくる声は低く、何を言っているのか分からない。けれど耳の中で反響して、ぐわんぐわんと頭が揺れる。
アイラが混乱している間にも呪文は続いている。反撃しようにも手が重くて持ち上げられない。
心地いい眠りに誘われるのではなく、無理やり夢の中に落とされるような、そんな感覚がした。
「アイラ」
しかしアイラが意識を失いかけていると、同じくよろめいているルルに後ろから声をかけられ、一瞬意識を取り戻した。
このままでは眠ってしまうと、急いでテーブルの上に乗っていた皿を飛ばし、男の額にぶつける。
「っ……」
男が呪文を唱えるのをやめると、アイラたちの頭もすっきりしてきた。
公爵たちも眠りそうになっていたようで、廊下の扉に隠れながら冷や汗を拭いて言う。
「あ、危なかった……」
そしてアイラに向かってこう続けた。
「アイラ! 油断するな! さっさと殺してしまえ」
「私に命令するな」
アイラがちょっとムッとして後ろを振り返ったので、焦った公爵たちは「前を見ろ、奴らから目を逸らしては駄目だ!」と指示を出す。
一方、黎明の烏たちはアイラという名前に反応して、その正体に気づき始めていた。
「アイラ? まさかな」
「でも行方不明の王女は魔力持ちだと聞く。古の王族が使っていた魔法を使えるとか……」
「それならやっぱり、俺たちも油断するべきじゃない」
緊張を強める烏たちに、アイラは部屋に散乱している大量のガラス片を宙に浮かせながら言う。
「油断しようがしまいが関係ない。お前たちがどうあがこうと、私の方が強いんだから」
そしてそのガラスの破片を黎明の烏たちに向かって放った。破片は嵐の時の横殴りの雨のように勢いよく彼らに向かっていく。一つ一つは小さいが、全てが体に刺されば無事ではいられない量だ。
けれど烏たちも簡単にはやられない。リーダーらしき男が、懐から何か印が描かれた石を取り出し自分たちの前に放ると、それがあっという間にシールドになった。
ガラス片はそのシールドに次々刺さるが、烏たちまで届かない。
「何だ、あれ」
「事前に魔石に魔法陣のようなものを描いておいて、とっさの時に呪文なしで使えるようにしているんですよ」
「ふぅん。色々考えるんだな」
アイラには魔法を使う時に呪文を唱えたり魔法陣を描いたりという制約がないので、そういう工夫は必要なかった。
「でもあれをたくさん使われたら面倒だ」
「いえ、魔石は高価なのでそんなに持っていないと――」
ルルの言葉を聞かない内に、アイラは両手を掲げた。
「これで決着をつける」
自分の体内に渦巻く魔力を惜しげなく放出し、この部屋の窓側の壁を包む。
「何だ……?」
カタカタと鳴り出した窓枠、ギシッ、ミシッと音を立て始める壁に、烏たちは後ろを振り返る。そしてその瞬間アイラは広げていた手のひらを強く握り、窓の鎧戸を下げるかのように、上から下へ勢いよく両手を下ろした。
すると黎明の烏たちが立っている方の壁が、屋敷の三階から二階、一階と、大きな音を立てて上から順番に崩れ始める。
「ぎゃああ!」
後ろでトロージが叫び、公爵も夫人も、状況を見守っていた使用人たちも悲鳴を上げて廊下の奥に逃げていく。
「アイラ!」
そしてアイラもルルに引っ張られて廊下側へ下がった。けれど壁が崩れた衝撃で破片がこちらまで飛んでくるし、ものすごい粉塵が舞い上がって目や口が開けられない。それに衝撃音を間近で聞いて耳がじんじん痛む。
「やりすぎた」
ルルの胸に顔を埋めて埃を避けながら、アイラは呟いた。ルルもアイラを抱きしめながらゴホゴホ咳をしている。
やがて粉塵が収まると、黎明の烏たちの姿は消えていた。みんな崩壊した壁の下敷きになったのだ。
「ああ、屋敷が……」
戻ってきた公爵が嘆く。屋敷の西側の壁は、三階から一階まで全てなくなっていた。
「思ったより大げさなことになってしまった」
アイラは何故か照れながら言い訳し、「早く助けないと死ぬかも」と下敷きになっている烏たちを救出し始める。
魔力を使って次々に瓦礫を浮かせると、すぐに五人は見つかった。
「うぅ……」
「怪我はしてるが死んでないな。あ、公爵の騎士たちも巻き込まれてる」
黎明の烏の五人を助け出すと、彼らに眠らされていたせいで崩壊に巻き込まれた騎士たちもふわふわ浮かせて救出する。
「えーっと、悪かったな」
気を失ったままの騎士たちをポンポンと叩き言う。そして使用人たちに声をかけた。
「こいつら、治療してやってくれ。医務室まで私が運ぶから」
ちょっと罪悪感があるのか、アイラにしては珍しく自分から働き、騎士たちを魔力で持ち上げる。
けれど黎明の烏のことも一緒に運ぼうとしたところで、
「そいつらはいい」
公爵がそう言って止めた。そして無事だった騎士を呼ぶと、彼らに烏たちを運ばせる。
「こいつらに治療なんぞ必要ない。地下牢に入れておけ。水だけ与えてじわじわと死に追いやってやる」
「叔父上」
歯を剥き出して言う公爵に、アイラはこう声をかける。
「食事中にも言ったが、サンダーパトロスは自身を揶揄するようなことを言われても相手を罰しなかったんだ」
「だから何だ?」
「うーん、だから……黎明の烏を許すことも大切なのかもしれない。サンダーパトロスならそうしていたかも」
「何を馬鹿なことをッ!」
「誰が馬鹿だッ!」
怒(いか)る公爵にアイラも同じ温度で怒り返すと、公爵は「いや……」と怒気を弱めてから続けた。
「よく考えなさい、アイラ。奴らがしたことは度が過ぎている。屋敷に侵入し、私たちを殺そうとしたのだ。そんな大罪人を許すことはできん。奴らを許して解放すれば、再びこの街に混乱をもたらすだろう。ここできっちり殺しておかねば」
「まぁそう言われるとそうか」
倫理観がいまいち定まっていないアイラは、公爵の言い分に納得してしまったのだった。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
【講談社大賞受賞作品】私を殺したのは、大魔法使い様ですか?
たんたん
ファンタジー
講談社マンガ原作賞 大賞作品🏆✨ド定番を読み飽きた方にお勧め ⚠️R15作品⚠️
⚠️過激表現は付けていませんが、エロティックな結構きわどいシーンがチラホラある作品なので15歳以下の方は読まないでください。
15%の復讐劇、5%の笑い、10%のミステリー、70%のキュンキュン💖を詰め込みました。
【あらすじ】
結婚式当日に何者かに殺された主人公は、赤ちゃんになっていた。
早く大きくなって復讐したいと願っていた矢先に――
謎のコスプレ集団に誘拐されてしまう。
でも誘拐された先は主人公の知る普通の世界ではなく、魔法が存在する世界が広がっていた。
全寮制の魔法学園に強制入学させられてしまった主人公は、父からの「この学園は表向きは魔法使いを育てる学校で、本来の目的は……」というメッセージに頭を悩ます。
本来の目的を知ることも、学園から脱出することも出来ない。
そんな中で、愛や恋を知らない主人公が成長して行くお話です。
【登場人物】
・タチバナ・シエル
黒髪
黒目
可愛くて美人
復讐に燃える
学園最弱の魔力の持ち主
・カミヅキ・ディオン
白銀
切れ長の蒼い目
この世のものとは思えない程の美しい容姿の持ち主
人を簡単に殺しそう、というか既に殺してそう
シエルが一番会いたくない奴
・サオトメ・ロレンツォ
ふわっとしたアッシュブラウンの髪に、色素薄めの茶色い目
名家の一人息子
100年に1人の凄い魔力の持ち主
中性的で美しい美貌の持ち主で、学園のアイドル的存在
誰にでも優しい
・ジョウガサキ・アラン
突然転校してきた大阪弁の派手で女慣れしてるチャラいイケメン
元T大の医学部生
見た目とは想像できない程にIQが高く賢い
・今世のシエルの両親
優しく、たっぷりと愛情を与えてくれる親の鏡のような人達
異常な程にシエルの長生きを願う
本棚追加してもらえるとやる気がみなぎります🤗
表紙はpixivにあったフリーアイコンになります。
- ̗̀ 📢💭お知らせ
完結前に加筆修正します。こちらは加筆修正前の作品です。
狂愛 すれ違い 両片想い 両片思い
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
ざまぁ対象の悪役令嬢は穏やかな日常を所望します
たぬきち25番
ファンタジー
*『第16回ファンタジー小説大賞【大賞】・【読者賞】W受賞』
*書籍化2024年9月下旬発売
※書籍化の関係で1章が近日中にレンタルに切り替わりますことをご報告いたします。
彼氏にフラれた直後に異世界転生。気が付くと、ラノベの中の悪役令嬢クローディアになっていた。すでに周りからの評判は最悪なのに、王太子の婚約者。しかも政略結婚なので婚約解消不可?!
王太子は主人公と熱愛中。私は結婚前からお飾りの王太子妃決定。さらに、私は王太子妃として鬼の公爵子息がお目付け役に……。
しかも、私……ざまぁ対象!!
ざまぁ回避のために、なんやかんや大忙しです!!
※【感想欄について】感想ありがとうございます。皆様にお知らせとお願いです。
感想欄は多くの方が読まれますので、過激または攻撃的な発言、乱暴な言葉遣い、ポジティブ・ネガティブに関わらず他の方のお名前を出した感想、またこの作品は成人指定ではありませんので卑猥だと思われる発言など、読んだ方がお心を痛めたり、不快だと感じるような内容は承認を控えさせて頂きたいと思います。トラブルに発展してしまうと、感想欄を閉じることも検討しなければならなくなりますので、どうかご理解いただければと思います。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる