70 / 84
第五章14 『猫箱の開封――あの日の事実《セレネ》』
しおりを挟む
「開きなさい――事実を示す猫箱よ――あの日の事実を映すのデスッ!」
セレネが、猫箱の魔女デュパンより
預かっていた、猫箱を開封する。
すると、白金の光が世界を覆い――空間が歪む。
そう、これは過去の映像の再現。
******
映像は俯瞰視点。
――場所は、前の世界にいた最後の日。
場面は、コロニー『詩編-96』の中で、セレネの兄弟たる
アンドロイドの暴走が始まり、元オメガコーポの営業部長から、
避難するようにと言う電話がかかってくる場面にまで遡る。
「私は……もう駄目です。いままで……ありがとう。あなたのおかげで最後にいい現実を見させてもらいっ…………」
パカンッ。通話音声は間の抜けた発砲音。
それが、元営業部長の今際の際に聞いた最後の音であった。
「クオーレ……逃げるぞ! いますぐにここから! 研究所のデータは全削除!」
「…………今やっているわ…………。Code: Purgatorium all delete……完了」
研究所の外から扉を激しく叩く音。
素手では、入れないと理解したせいか、
鈍器のような物で叩きだしている。
研究区画は、機密性保持の観点から非常に堅牢な
特殊な扉を採用しているが、とはいえ暴徒が
ここに侵入してくるまでそう時間は掛からないだろう。
現に、彼らのうちの一人は扉をこじ開けるための
電子工具をいま探しに向かっているところだ。
「いいかい、クオーレ。よく聞くんだ。これは、悪い夢だ」
「でも、パパ。…………人がたくさん、死んでマス」
「…………クオーレは、魔法を信じるかい?」
「信じマセン。何故なら魔法は……物語の中にシカ……存在しないからデス」
「いままで、君に機械論的唯物論しか教えてこなかったことを詫びるよ。研究者の悪い癖だ。クオーレにも異なる世界や概念がある事を教えてあげるべきだった。でもね、魔法は存在するんだ。その証拠に、パパとママは本当は魔法使いなんだ」
「うっ、嘘なのデス…………」
《……パパ……ママ……》
パパはにやりと笑って、いままでに
見たことがない奇妙な動きで左右の手を振り回す。
まるでそのパパの姿は指揮棒を振るう
コンサートマスターそのものだった。
そして…………力強く握りしめていた
右手を開くと…………そこには…………っ!
――セレネは全てを理解した。
……最後のパパが見せた魔法は、単純な手品だったのだと。
そのトリックも俯瞰してんのセレネには、見えていた。
指揮棒にクオーレが目を取られている隙に、
セレネの父親は、袖の下に隠していた、
コインを右の手のひらに滑らせる。
――たったそれだけの、単純な、子供だましの手品
それが事実。
……つまり、クオーレの父親は、
魔術師なのではなかったのだ。
ただの怖がる子供の気持ちをなだめるために、
自分だって恐ろしくて仕方がないのに、
一生懸命に子供を励ますための演技をする、
どこにでもいるただの優しい父親。
――それがクオーレが認識した魔法使いの正体。
《……パパ……ありがとう……確かに……素敵な魔法だったよ》
映像記憶はまだ続く。
「うっ嘘なのデス……そんな事…………絶対ッ……ありえないのデスッ…………」
「でもね、あるんだよ。クオーレ。今は信じられなくて良い。今外で起こっていることは、悪い魔女達が見せている悪夢なんだ。だからクオーレは目を覚ましたらこんな悪夢は消えているんだ。だけど…………その前に、パパとママはこれから悪い夢を見せる魔女達を倒さなければならない。…………だからその前にクオーレ。おまえを…………異世界に送る」
「異世界…………?」
「…………こことは違う世界よ。クオーレちゃんもデータや、絵本でしかしらない世界。本物の緑が生い茂り、生き物が息づき、わくわくする冒険ができる世界なの」
「デモ……お本の世界に書かれている冒険物語にはドラゴンとか、巨人とか怖いのもいたデス…………」
「これは。パパとママだけの秘密にしていたことなんだ。いままで、隠し事をしていてごめんね。実はクオーレは凄く強いんだ! 本当のクオーレは局地殲滅型の最強アンドロイドっ。どんなドラゴンや、アンデッドや、宇宙人や、幽霊が出てきたって、クオーレなら倒せるんだよ。クオーレは最強なんだ! パパとママの子が弱いはずが無いんだっ! だから信じてっ!」
「最強ノ…………局地殲滅型…………セクサロイドッ!」
セレネは理解した。この時に自分自身に
対する認知が変化し、この世界に転移する時に
その認識をベースに肉体が再構成された。
――父親と母親が話した、優しい嘘が、
異世界でのセレネの有様を大きく変えた。
《……本当は、ワタシはランクルの言うとおり……コミュニケーション用のアンドロイドだったということデスね……人や生物を殺す機能をワタシに搭載するハズはないと薄々気づいてイマシタ》
「うん。そうね。だから、あなたは異世界であなたが好きになった人と恋をすることだってできるのよ。それだけじゃない、その世界ではクオーレ君は新たな名と人生を持つの。あの窓の外からみえるあの綺麗な丸いお星様の名前を呼んでごらん」
「…………セレネ」
「そう。そして…………異世界に通じるための合い言葉。…………そしてクオーレちゃん。あなたが異世界で過ごす時の名前よ」
「きっと、新しい世界は楽しいことでいっぱいだ。怖い事なんて何一つないんだ。かわいい服に、素敵なお友達、美味しいご飯に、優しい人々、そしてきっと白馬に乗った王子様にだって会える!…………だからパパとママを信じて!」
「…………うん」
扉の外で激しい機械音。
扉をこじ開けるために何らかの
機械を持ち出してきたようだ。
パパとママはそれをみて
焦っているようにも感じる。
「クオーレ。そこに横になって。そして目を瞑るんだ。そして、これからパパとママがある言葉を言う。そしてその言葉を全て聞きとげたら、最後にさっき僕が教えた合い言葉を一回だけ言うんだ。良いね?」
「…………うん。パパ、ママ」
そしてクオーレはベットの上に、
横たわり胸の前で祈るように手を組み、
かたく目を瞑る。最後のパパとママの顔は、
幸せそうな顔で笑っていた。
「私たちのかわいい愛娘」
「その名はクオーレ。そしてその真の名は」
「セレネ」
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
System Override…………Administrator Name…………Selene
Override Completion……Reboot…………Mode; Princess Aurora
Code; Magic…………Fantasy……Hope……Love……My Daughter
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
これは――。
セレネを強制スリープモードに移行させる裏コード。
そして、クオーレをベースに作られた、
セクサロイドX-01及び、Y-01を緊急停止
させるための緊急コードでもある。
映像はまだ続く。
――ここから先は、
セレネの認知の無い映像。
「娘は……クオーレは、眠ったのか」
「ええ……私たちの、かわいいクオーレは眠ったわ。そしてプロトタイプでありマザーであるクオーレの、強制プログラム停止コードをコロニー内ネットワークに流すことも成功している。だからじきにこの狂騒も終わるはずだわ」
「そうか。なら――良かった。これで……クオーレがパパとママを殺される場面を目撃せずにすむし、クオーレの兄弟たちが人を殺さなくても済むんだね」
「ええ……そうね。私たちが異変に気づくのがもう少し早ければ、もっと早く手が打てたかもしれない。それだけが、私の唯一の心残りだわ」
扉がけたたましい音を立て破壊される。
銃を持った、血の気の多い男達が
部屋に入り込む。
男達は、ホルスターから銃を取り出し、
セレネの父親と、母親を射殺した。
――映像はまだ続く
俯瞰視点。クオーレは横になったまま。
異世界には転移できていない……。
男達は、クオーレを睨み。引き金を引く。
無数の弾丸がクオーレを貫き。
エネルギーユニットと、自律思考の独自チップも
完全に破壊され、そこでクオーレ、
――つまり、セレネの生は終わった。
セレネが、猫箱の魔女デュパンより
預かっていた、猫箱を開封する。
すると、白金の光が世界を覆い――空間が歪む。
そう、これは過去の映像の再現。
******
映像は俯瞰視点。
――場所は、前の世界にいた最後の日。
場面は、コロニー『詩編-96』の中で、セレネの兄弟たる
アンドロイドの暴走が始まり、元オメガコーポの営業部長から、
避難するようにと言う電話がかかってくる場面にまで遡る。
「私は……もう駄目です。いままで……ありがとう。あなたのおかげで最後にいい現実を見させてもらいっ…………」
パカンッ。通話音声は間の抜けた発砲音。
それが、元営業部長の今際の際に聞いた最後の音であった。
「クオーレ……逃げるぞ! いますぐにここから! 研究所のデータは全削除!」
「…………今やっているわ…………。Code: Purgatorium all delete……完了」
研究所の外から扉を激しく叩く音。
素手では、入れないと理解したせいか、
鈍器のような物で叩きだしている。
研究区画は、機密性保持の観点から非常に堅牢な
特殊な扉を採用しているが、とはいえ暴徒が
ここに侵入してくるまでそう時間は掛からないだろう。
現に、彼らのうちの一人は扉をこじ開けるための
電子工具をいま探しに向かっているところだ。
「いいかい、クオーレ。よく聞くんだ。これは、悪い夢だ」
「でも、パパ。…………人がたくさん、死んでマス」
「…………クオーレは、魔法を信じるかい?」
「信じマセン。何故なら魔法は……物語の中にシカ……存在しないからデス」
「いままで、君に機械論的唯物論しか教えてこなかったことを詫びるよ。研究者の悪い癖だ。クオーレにも異なる世界や概念がある事を教えてあげるべきだった。でもね、魔法は存在するんだ。その証拠に、パパとママは本当は魔法使いなんだ」
「うっ、嘘なのデス…………」
《……パパ……ママ……》
パパはにやりと笑って、いままでに
見たことがない奇妙な動きで左右の手を振り回す。
まるでそのパパの姿は指揮棒を振るう
コンサートマスターそのものだった。
そして…………力強く握りしめていた
右手を開くと…………そこには…………っ!
――セレネは全てを理解した。
……最後のパパが見せた魔法は、単純な手品だったのだと。
そのトリックも俯瞰してんのセレネには、見えていた。
指揮棒にクオーレが目を取られている隙に、
セレネの父親は、袖の下に隠していた、
コインを右の手のひらに滑らせる。
――たったそれだけの、単純な、子供だましの手品
それが事実。
……つまり、クオーレの父親は、
魔術師なのではなかったのだ。
ただの怖がる子供の気持ちをなだめるために、
自分だって恐ろしくて仕方がないのに、
一生懸命に子供を励ますための演技をする、
どこにでもいるただの優しい父親。
――それがクオーレが認識した魔法使いの正体。
《……パパ……ありがとう……確かに……素敵な魔法だったよ》
映像記憶はまだ続く。
「うっ嘘なのデス……そんな事…………絶対ッ……ありえないのデスッ…………」
「でもね、あるんだよ。クオーレ。今は信じられなくて良い。今外で起こっていることは、悪い魔女達が見せている悪夢なんだ。だからクオーレは目を覚ましたらこんな悪夢は消えているんだ。だけど…………その前に、パパとママはこれから悪い夢を見せる魔女達を倒さなければならない。…………だからその前にクオーレ。おまえを…………異世界に送る」
「異世界…………?」
「…………こことは違う世界よ。クオーレちゃんもデータや、絵本でしかしらない世界。本物の緑が生い茂り、生き物が息づき、わくわくする冒険ができる世界なの」
「デモ……お本の世界に書かれている冒険物語にはドラゴンとか、巨人とか怖いのもいたデス…………」
「これは。パパとママだけの秘密にしていたことなんだ。いままで、隠し事をしていてごめんね。実はクオーレは凄く強いんだ! 本当のクオーレは局地殲滅型の最強アンドロイドっ。どんなドラゴンや、アンデッドや、宇宙人や、幽霊が出てきたって、クオーレなら倒せるんだよ。クオーレは最強なんだ! パパとママの子が弱いはずが無いんだっ! だから信じてっ!」
「最強ノ…………局地殲滅型…………セクサロイドッ!」
セレネは理解した。この時に自分自身に
対する認知が変化し、この世界に転移する時に
その認識をベースに肉体が再構成された。
――父親と母親が話した、優しい嘘が、
異世界でのセレネの有様を大きく変えた。
《……本当は、ワタシはランクルの言うとおり……コミュニケーション用のアンドロイドだったということデスね……人や生物を殺す機能をワタシに搭載するハズはないと薄々気づいてイマシタ》
「うん。そうね。だから、あなたは異世界であなたが好きになった人と恋をすることだってできるのよ。それだけじゃない、その世界ではクオーレ君は新たな名と人生を持つの。あの窓の外からみえるあの綺麗な丸いお星様の名前を呼んでごらん」
「…………セレネ」
「そう。そして…………異世界に通じるための合い言葉。…………そしてクオーレちゃん。あなたが異世界で過ごす時の名前よ」
「きっと、新しい世界は楽しいことでいっぱいだ。怖い事なんて何一つないんだ。かわいい服に、素敵なお友達、美味しいご飯に、優しい人々、そしてきっと白馬に乗った王子様にだって会える!…………だからパパとママを信じて!」
「…………うん」
扉の外で激しい機械音。
扉をこじ開けるために何らかの
機械を持ち出してきたようだ。
パパとママはそれをみて
焦っているようにも感じる。
「クオーレ。そこに横になって。そして目を瞑るんだ。そして、これからパパとママがある言葉を言う。そしてその言葉を全て聞きとげたら、最後にさっき僕が教えた合い言葉を一回だけ言うんだ。良いね?」
「…………うん。パパ、ママ」
そしてクオーレはベットの上に、
横たわり胸の前で祈るように手を組み、
かたく目を瞑る。最後のパパとママの顔は、
幸せそうな顔で笑っていた。
「私たちのかわいい愛娘」
「その名はクオーレ。そしてその真の名は」
「セレネ」
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
System Override…………Administrator Name…………Selene
Override Completion……Reboot…………Mode; Princess Aurora
Code; Magic…………Fantasy……Hope……Love……My Daughter
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
これは――。
セレネを強制スリープモードに移行させる裏コード。
そして、クオーレをベースに作られた、
セクサロイドX-01及び、Y-01を緊急停止
させるための緊急コードでもある。
映像はまだ続く。
――ここから先は、
セレネの認知の無い映像。
「娘は……クオーレは、眠ったのか」
「ええ……私たちの、かわいいクオーレは眠ったわ。そしてプロトタイプでありマザーであるクオーレの、強制プログラム停止コードをコロニー内ネットワークに流すことも成功している。だからじきにこの狂騒も終わるはずだわ」
「そうか。なら――良かった。これで……クオーレがパパとママを殺される場面を目撃せずにすむし、クオーレの兄弟たちが人を殺さなくても済むんだね」
「ええ……そうね。私たちが異変に気づくのがもう少し早ければ、もっと早く手が打てたかもしれない。それだけが、私の唯一の心残りだわ」
扉がけたたましい音を立て破壊される。
銃を持った、血の気の多い男達が
部屋に入り込む。
男達は、ホルスターから銃を取り出し、
セレネの父親と、母親を射殺した。
――映像はまだ続く
俯瞰視点。クオーレは横になったまま。
異世界には転移できていない……。
男達は、クオーレを睨み。引き金を引く。
無数の弾丸がクオーレを貫き。
エネルギーユニットと、自律思考の独自チップも
完全に破壊され、そこでクオーレ、
――つまり、セレネの生は終わった。
0
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる