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第52話『全滅、されど』
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一体、……この虐殺行為に、何の意味が……?
……神は、傭兵の王は、一体、何を……。
神は……どうやら、どこかに遊びに行ったようだ。
理解ができない。可能な限り近寄らない方が良い……。
戦争は、断じて、遊びなどではない。
このような行為に、何の意味も有りはしない。
そうだ、今こそ、サイコロを触ろう。3D10。
3つの十面ダイスの合計、28。絶対成功《クリティカル》。
そうだ、私は、間違っていない。運命《ダイス》を信じろ。
「千の兵、民の命が、散った。無意味に」
「なぁに、大げさな。たった、千人じゃないっすか。ひひっ」
命の価値を知らぬ、蒙昧なる人殺しの王。
良い、過程などは……結果は、動かない。
下劣なる狂騒。あれは、私の運命に影響しない。
結果に至るまでの、さざ波に過ぎない。
運命は……私に味方をしている。
王たる私が、気に留める必要など、ない。
運命に至る無数の分岐の中の、一つに過ぎない。
「それは、違う。傭兵の王、君も命の価値を理解すべきだ」
矛盾した言葉だとは理解している。
だが、私が間引こうとした1万の命は、意味のある殺傷だった。
あの行為は、植物の剪定《せんてい》と変わりはしない。
削らなければ多くの民が、飢えて死ぬ。
このような、意味なき下劣な蛮行とは違う、断じて。
「いやまぁ、あの使い魔のあんちゃんも、王にはかないませんぜ」
「神すら召喚する、王。それが私だ。つまり、格は私が上。当然の理だ」
「神より上の王ねぇ。そっすね。なんせ、王は他国の罪なき民を一人一人、ご丁寧に目の前でブッ殺し、十万の死体の山を積み上げた、歴史に残る大悪党っすからねぇ」
「王に対し不敬が過ぎるぞ、小国の王」
「まっ、悪徳を極めし王にとって、自国の10万の民も、他国の10万の罪なき民も、同じ命なんでしょうな。実際、自国民を3万、ぶっ殺しちゃいましたもんねぇ」
「あれらの輩《やから》と、私の国の民の命が、同じ命などではあるまい。人道に反した行いを、……いや、その悪辣さは、君も、理解しているはずだが」
「うーん。でもねぇ、証明するの難くないっすか? 証拠、全部燃やしちゃったし、証人も一人残らず、王、自らの手で、残酷にブッ殺しちゃったじゃないっすか」
「それならば、私が救った、あの牧場の、亜人たちの証言が、私の行いの正しさを証明するだろう。あれは、殺してもさしたる害のない、価値無き命であった」
「いやぁ……いまや敵国となった王都の領地の民である、亜人に証言お願いするんすか? 現在進行系で戦争中なのに? なるほどねぇ、さすが、叡者様だ。ひひひっ」
「君も、――共犯だ!」
「へぇ、……友達の俺に、そうやって、人差し指を突きつけて、脅すんすねぇ。さすが、快楽殺人者。悪徳の、王。俺みたいに、仕事で殺しをしてるようなシロウトとは、やっぱ生きるステージが違うっすわ。ひひひっ。王は、歩く悪徳の美学っすわ。いやぁ、格好いいなぁ」
「失笑だ。そのような、不快な世辞はいらぬさ。無理に理解もしていない、難しい言葉を使わなくて良い。教養なき者。そのような言葉……相応しくない、傭兵」
「すんません、こちとら学ないんで。悪気はなくても、よく言い間違えるんすよ。ひひっ。えーっと、そうそう。撤退、でしたっけ。そうなると、俺たちの同盟関係も解消っすかね?」
「残念だったな、有象無象の小国の王。君は、大国の後ろ盾を失うのだ」
「いやぁ、……大国との同盟解消。残念だなぁ……いや本当、寂しい限りっす。でもなぁ、仕事上の関係がないってことになっと、口すべって、うっかり王の非人道的悪逆行為、凄惨な大虐殺、話しちゃうかもなぁ。気をつけないとなぁ……ひひっ」
「王たる私を脅すか、――傭兵」
「いや、もちろん、最大限気をつけますぜ? でも、まぁ、酒のんだ後に、そうだなぁ……懺悔室、とかで、うっかり口を滑らす、なんてことも、あるかもしれないなぁっ……。こちとら教養も常識もないんで。気ぃつけいとなぁ。ひひひっ」
……落ち着け。奴にも、アレを暴露するメリットはない。
あの召喚の儀に立ち会っていたのだから、奴とて、同罪。
下劣な殺し屋の冗談だ。同じ土俵に、乗るな。だが……。
「なぁにマジになってんすか。ひひっ。王の緊張をほぐすための、ちょっとした、傭兵流冗談っすよ。ひひっ。おやまぁ、さっきから顔面――紫がかってますぜ、王」
「品性も教養もない下劣な輩の、愚劣な冗談で、体調を崩しただけだ」
「大丈夫っすか? ひひっ、ご自愛下さい。教養のねー俺の、ちょっとした冗談っすよ。笑って下さいよ、王。器が試されてますぜぇ? まぁまぁ、そんな、難しそうな顔してないで、王も憂さ晴らしに、もうちょっとだけ、遊びませんかねぇ?」
…………っ………。…………。
「戦争続行だ。近接部隊を前進。以後、全軍の指揮は、君がしたまへ」
「いいんすか? 俺に全軍の指揮権譲っても」
「このような、下らぬ些事、王たる私の職務ではない、その事実に気づいただけだ」
「あーららぁ。すねて職務を放棄っすか、王?」
「下らぬ遊興に飽きた。元より殺しは王の仕事ではない。戯れに遊んではみたが、児戯に等しい幼稚な遊びであった。殺しは君の仕事、報酬分の仕事をしたまへ、傭兵」
「いやいや、そりゃ、光栄なお言葉。まぁ、俺が代わっても、かまわねぇっすけどねぇ……でも、王は、それでいいんっすか? はぁっ、ビビって敵前逃亡っすかぁ」
「敵前逃亡……それは、何の話だ」
「いやね、王、いや、叡者さんと、ギルドマスターって、因縁あさからぬ仲じゃないっすかぁ? これは、みんな知ってる、有名な話っすよねぇ」
「前も言ったが、下らぬ与太話も過ぎぬ。私は、戯れに一時的に奴の仲間に加わっただけ。一切関係も、関心も、興味もない。因縁はない。ゲスの勘ぐりだ、殺し屋」
「でもねぇ、昔の友達との喧嘩から、ケツマクって逃げるとか、ダサくないっすかね? いやぁ、まっ、それは、それで、まぁ……いかにも、あのギルドマスター英雄譚の、地味な脇役、叡者っぽいちゃ、まぁ、そうかぁ。頭の良い、あの……ひひっ……叡者様っぽい、賢明な判断なのかもしれないっすねぇ。ひひひっ」
落ちつけ。落ちつけ。落ち着け。安い挑発だ。
教養なき輩の戯言、聞く耳を持つ価値など……。
「――全軍の指揮は、引き続き執り行う、私が」
「ひひひっ。さすが、王! 頼りにしてますぜ」
前衛の近接部隊、使い捨てにしても構いはしない。
元犯罪者、神を冒涜した者が中心の部隊。
死んでこそ国のためになる有象無象。
運命は、私に勝利を約束している。
ここで、私が使い潰すとて、問題はなかろう。
いいだろう、敢えて、挑発に乗ろうじゃないか。
あともう少しこのゲームに付き合おうじゃないか。
「包囲近接斬突陣。前列大盾隊、中列剣士隊、後列槍兵隊、賊を――蹂躙しろ」
……神は、傭兵の王は、一体、何を……。
神は……どうやら、どこかに遊びに行ったようだ。
理解ができない。可能な限り近寄らない方が良い……。
戦争は、断じて、遊びなどではない。
このような行為に、何の意味も有りはしない。
そうだ、今こそ、サイコロを触ろう。3D10。
3つの十面ダイスの合計、28。絶対成功《クリティカル》。
そうだ、私は、間違っていない。運命《ダイス》を信じろ。
「千の兵、民の命が、散った。無意味に」
「なぁに、大げさな。たった、千人じゃないっすか。ひひっ」
命の価値を知らぬ、蒙昧なる人殺しの王。
良い、過程などは……結果は、動かない。
下劣なる狂騒。あれは、私の運命に影響しない。
結果に至るまでの、さざ波に過ぎない。
運命は……私に味方をしている。
王たる私が、気に留める必要など、ない。
運命に至る無数の分岐の中の、一つに過ぎない。
「それは、違う。傭兵の王、君も命の価値を理解すべきだ」
矛盾した言葉だとは理解している。
だが、私が間引こうとした1万の命は、意味のある殺傷だった。
あの行為は、植物の剪定《せんてい》と変わりはしない。
削らなければ多くの民が、飢えて死ぬ。
このような、意味なき下劣な蛮行とは違う、断じて。
「いやまぁ、あの使い魔のあんちゃんも、王にはかないませんぜ」
「神すら召喚する、王。それが私だ。つまり、格は私が上。当然の理だ」
「神より上の王ねぇ。そっすね。なんせ、王は他国の罪なき民を一人一人、ご丁寧に目の前でブッ殺し、十万の死体の山を積み上げた、歴史に残る大悪党っすからねぇ」
「王に対し不敬が過ぎるぞ、小国の王」
「まっ、悪徳を極めし王にとって、自国の10万の民も、他国の10万の罪なき民も、同じ命なんでしょうな。実際、自国民を3万、ぶっ殺しちゃいましたもんねぇ」
「あれらの輩《やから》と、私の国の民の命が、同じ命などではあるまい。人道に反した行いを、……いや、その悪辣さは、君も、理解しているはずだが」
「うーん。でもねぇ、証明するの難くないっすか? 証拠、全部燃やしちゃったし、証人も一人残らず、王、自らの手で、残酷にブッ殺しちゃったじゃないっすか」
「それならば、私が救った、あの牧場の、亜人たちの証言が、私の行いの正しさを証明するだろう。あれは、殺してもさしたる害のない、価値無き命であった」
「いやぁ……いまや敵国となった王都の領地の民である、亜人に証言お願いするんすか? 現在進行系で戦争中なのに? なるほどねぇ、さすが、叡者様だ。ひひひっ」
「君も、――共犯だ!」
「へぇ、……友達の俺に、そうやって、人差し指を突きつけて、脅すんすねぇ。さすが、快楽殺人者。悪徳の、王。俺みたいに、仕事で殺しをしてるようなシロウトとは、やっぱ生きるステージが違うっすわ。ひひひっ。王は、歩く悪徳の美学っすわ。いやぁ、格好いいなぁ」
「失笑だ。そのような、不快な世辞はいらぬさ。無理に理解もしていない、難しい言葉を使わなくて良い。教養なき者。そのような言葉……相応しくない、傭兵」
「すんません、こちとら学ないんで。悪気はなくても、よく言い間違えるんすよ。ひひっ。えーっと、そうそう。撤退、でしたっけ。そうなると、俺たちの同盟関係も解消っすかね?」
「残念だったな、有象無象の小国の王。君は、大国の後ろ盾を失うのだ」
「いやぁ、……大国との同盟解消。残念だなぁ……いや本当、寂しい限りっす。でもなぁ、仕事上の関係がないってことになっと、口すべって、うっかり王の非人道的悪逆行為、凄惨な大虐殺、話しちゃうかもなぁ。気をつけないとなぁ……ひひっ」
「王たる私を脅すか、――傭兵」
「いや、もちろん、最大限気をつけますぜ? でも、まぁ、酒のんだ後に、そうだなぁ……懺悔室、とかで、うっかり口を滑らす、なんてことも、あるかもしれないなぁっ……。こちとら教養も常識もないんで。気ぃつけいとなぁ。ひひひっ」
……落ち着け。奴にも、アレを暴露するメリットはない。
あの召喚の儀に立ち会っていたのだから、奴とて、同罪。
下劣な殺し屋の冗談だ。同じ土俵に、乗るな。だが……。
「なぁにマジになってんすか。ひひっ。王の緊張をほぐすための、ちょっとした、傭兵流冗談っすよ。ひひっ。おやまぁ、さっきから顔面――紫がかってますぜ、王」
「品性も教養もない下劣な輩の、愚劣な冗談で、体調を崩しただけだ」
「大丈夫っすか? ひひっ、ご自愛下さい。教養のねー俺の、ちょっとした冗談っすよ。笑って下さいよ、王。器が試されてますぜぇ? まぁまぁ、そんな、難しそうな顔してないで、王も憂さ晴らしに、もうちょっとだけ、遊びませんかねぇ?」
…………っ………。…………。
「戦争続行だ。近接部隊を前進。以後、全軍の指揮は、君がしたまへ」
「いいんすか? 俺に全軍の指揮権譲っても」
「このような、下らぬ些事、王たる私の職務ではない、その事実に気づいただけだ」
「あーららぁ。すねて職務を放棄っすか、王?」
「下らぬ遊興に飽きた。元より殺しは王の仕事ではない。戯れに遊んではみたが、児戯に等しい幼稚な遊びであった。殺しは君の仕事、報酬分の仕事をしたまへ、傭兵」
「いやいや、そりゃ、光栄なお言葉。まぁ、俺が代わっても、かまわねぇっすけどねぇ……でも、王は、それでいいんっすか? はぁっ、ビビって敵前逃亡っすかぁ」
「敵前逃亡……それは、何の話だ」
「いやね、王、いや、叡者さんと、ギルドマスターって、因縁あさからぬ仲じゃないっすかぁ? これは、みんな知ってる、有名な話っすよねぇ」
「前も言ったが、下らぬ与太話も過ぎぬ。私は、戯れに一時的に奴の仲間に加わっただけ。一切関係も、関心も、興味もない。因縁はない。ゲスの勘ぐりだ、殺し屋」
「でもねぇ、昔の友達との喧嘩から、ケツマクって逃げるとか、ダサくないっすかね? いやぁ、まっ、それは、それで、まぁ……いかにも、あのギルドマスター英雄譚の、地味な脇役、叡者っぽいちゃ、まぁ、そうかぁ。頭の良い、あの……ひひっ……叡者様っぽい、賢明な判断なのかもしれないっすねぇ。ひひひっ」
落ちつけ。落ちつけ。落ち着け。安い挑発だ。
教養なき輩の戯言、聞く耳を持つ価値など……。
「――全軍の指揮は、引き続き執り行う、私が」
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死んでこそ国のためになる有象無象。
運命は、私に勝利を約束している。
ここで、私が使い潰すとて、問題はなかろう。
いいだろう、敢えて、挑発に乗ろうじゃないか。
あともう少しこのゲームに付き合おうじゃないか。
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