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ちょっと重くて湿度高めなビッチお兄さん(最近愛に目覚めた)と映画鑑賞えっちに耽る回

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「魔王国にだけ伝わる珍しいおやつがある」と呼び出され、
好奇心からのこのことアルケイの元へ出向いたレオンだったが、
近視感しかない一般的なケーキを見せられ、
「有名な職人のとこのやつだ、おいしいよね」などの会話もそこそこにセックスに突入した。

テーブルの上の食べかけのケーキを横目にぼんやりと(騙されたなぁ)と思いながら、その隣にアルケイを片足をかけて寝かせ、
大きく開いた足の中央にぬぽぬぽ腰を打ち付け陰茎を出し入れする。

「あっ゛あぁ、あ゛ー……♡♡♡」

アルケイは気だるげな声を出し片手で机にへばりつき、
反対の腕は陰茎でも扱いているのだろう、下半身の辺りへ潜り込ませていた。

ちょっと(レインとはまた違った方向に)粘着質ではあるが、遊び慣れしたえっちなお兄さんもレオンは大好きなため、
にゅぽ♡にゅぽ♡と赤い縁を伸ばして陰茎へしゃぶりつき、
背中を撫でればゾクゾクと小慣れたケツまんを締めて甘い声で鳴くアルケイに対し「良いなぁ」と感動し後頭部を撫でた。

「レオン♡ちゅーして♡ん゛っ、……♡
っ♡♡♡はぁ……♡ちゅーしながらずこずこしよ♡頼むって、いっぱい締めるから♡」

「可愛い顔、いいよ。
 そんなちゅー好き?」

「ん……♡んむ♡っ、はぁ♡ん、すき♡めっちゃすきぃ……♡じゅる、う♡」

甘ったるい声がじゅぽじゅぽと、水音と共に耳へ響いて心地いい。

アルケイを上半身だけ持ち上げた状態で振り向かせ、自身の肩へ腕をかけ抱きつかせると希望通りちゅう♡と唇を重ねた。

すぐに熱い舌同士がぬるぬる絡みつき、
自分のものとは違う体温でアルケイは視界がぱちぱち弾けるのと一緒に、体が蕩けてしまいそうな錯覚すら覚える。

「ん……んぶぅ♡ふ♡あっ、れお……んんむぅ♡すき♡♡これ、すき♡♡♡もっとヤって♡おねが、っ♡おっ♡お゛っ♡
(あー♡やば、キスハメ気持ちいい♡ちょっとイってる♡
レオンにバレないように、……っ♡あっ♡あっ♡やめろ♡
舌♡吸うな♡~~~っ♡♡♡イくからぁ♡雄子宮きゅんきゅんする、やめろ♡マジでイきそう♡)」

熱い舌が絡み合うくすぐったい刺激も良かったが、
唇が離れ、寂しくてべろべろと舌を突き出し続きをせがむと代わりに差し出した舌をかぷかぷ甘噛みされ、
また違う刺激に思わず腰が動いて竿へ血が集まる。

軽く歯が当たるたびせっかく自分で根本を押さえ、射精に耐えている陰茎からとぷ、と濃い精液が無理やり尿道口をこじ開け漏れ出してしまい、
メス射精と同時に肉襞をじゅぽ♡じゅぽ♡と捏ねられるとアルケイの身体はどうしようもないメスイキが止まらなくなっていた。

「ん゛ぁっ♡ひゃめ、っ♡ちくび、のびう♡♡お゛っ♡おっ、ふぉ、おぉ♡♡」

だが、アルケイどれだけ耐えようとキスの度に同時にきゅん♡とアナルを痙攣させる反応をレオンは見逃さない。

もっと良い反応を求めて髪を撫でたり耳をくすぐり、
果ては乳首をつまんでくりくり捏ねながら伸ばし始めてしまった。

「あ゛っ、……はぁ……♡♡」

ついにはぐずぐずに蕩け、陰茎へしゃぶりついて甘えるメス穴へ精液を注がれ、
アルケイはあまりの熱さに涙目で中出しアクメを決め、目を強く瞑って体内の肉棒をちゅむちゅむ肉襞で味わった。

「レオン……?
ふー…ん゛っ、おい♡くるし、って……ん♡しんじゃう、だろぉ♡このばかぁ、ん……♡」

イきたてで呼吸が浅い中、もう一度しっかり唇を塞がれドロドロの肉壺を掻き回されると、
かわいこぶって鼻息は抑えたいタイプのアルケイは徐々に息苦しさで顔を赤くした。

だが、弱々しい抵抗を無視して抱きしめられ、レオンに身動きが取れない状態で犯されるのはなんだかとても満たされたようで気分がいい。
また緩やかにアナルを締め、下半身からはとろとろと精液が溢れ続けて机に精液の水たまりを作っている。
もっと気持ちよくなりたい、そう思い誘うようぬち♡と腰を動かすとレオンの陰茎も一層硬さを取り戻して、
奥だけをくちくちと捏ねるアルケイの好きな動きで攻め立てた。

「お゛っ♡おっ♡おっ♡やめ、っ♡♡♡しぬ♡ふーっ♡まじでしぬからっ♡ソレ熱い♡おねがい、ゆるし、~~~っん、むぅ♡♡♡」

「可愛い声してんだからもっと聞かせてよ」

「……♡もー……♡」

思考がうまくまとまらないが、体全体がぽかぽかと暖かく気持ち良い。

こんなに全部が心地よい中で、少し視線を動かせば眼前で絶賛片想い中の相手が綺麗に目を細めて微笑むのだ。

最早ここを天国だと錯覚するほどにアルケイの気分は良かったのに、
ふとレオンの唇が離れてしまい、寂しくてレオンの首をもう一度抱き寄せキスをせがんだ。

「……なんで?なんで止めんの?もっとヤろ?♡
アンタの好きな事何してもいいからさぁ♡」

「あぁ、まぁ……てか何してんの?コレ」

もう一度唇にあの甘くて柔らかい感触が来ることはなく、
レオンは不思議そうに、自身の陰茎を諌めるアルケイの腕を見る。

根本からぎゅう、と痛いほど握り締めているせいでそこは赤黒く鬱血気味な上、
どくどくと堰き止められた血で脈が浮き上がって、口を開いた尿道からとろとろといつまでも精液を少しずつ排泄する見ていて痛々しい有様だ。

「だってレオン、イったら帰るじゃん」

「うん?」

アルケイ自身がやっていることではあるが可哀想で、
陰茎を抑える手の甲を撫でると、アルケイは肩口へ顔を埋め額をぐりぐり擦り付け甘えてくる。

そして何でも無い事のように、まるでそう約束していたかのように言われたが、レオンは理解できず眉間に皺を寄せた。

「俺がまだイって無いんだからもっと続きシろって言ってんの♡
ほらレオン♡さっさとちゅーしよ♡♡さっきの、脳みそバカなるやつもっかいシたい♡ほら♡んー♡」

「え、お、おう??」

唇へ吸いつかれ、レオンは一瞬流されたが全く納得していない。
もちろん「お互い射精するまでは行為を続ける」とかそんな約束をした覚えはないし、お腹が空いたら帰る気満々だ。

(やっぱアルケイ怖いな)

一度気持ちが冷静になってしまうといまいちセックスにも乗り切れない。

「んお♡おぉっ♡♡あー、すき♡やっぱこれすき、おっ♡♡一番す、……ぉ゛おっ♡♡♡」

幸いアルケイはレオンの心境の変化に気づいた気配もなく、みっともなく喘いで、足を絡めて最後まで楽しそうにはしゃいでいたが、
なんだかレオンは横腹に昔負った刺し傷まで心なしか痛んで辛かった。



「その……なんか、ごめんな?
(やべー……めちゃくちゃ好き好き言ったけどレオン引いて無ぇかな……)」

「別に気にしてないよ、楽しかったし。
あ、けどちんぽは大事にしろよ」

「……おう」

アルケイも若干ズレたところに後悔の念を抱き、
お互いスッキリしてからは微妙な空気のままその日は解散した。


====

それから数ヶ月。

「前のアレで反省してさ、今日は健全に遊ぶから付き合え」

「……健全?」

アルケイはレオンが完全に忘れていた件をいつまでも引きずり気にしていたようで、
高い宿へレオンを呼びつけベッドへ座らせると、やたらと張り切った様子でリベンジを持ちかけてくる。

そもそもなんのリベンジかレオンはわかっていないが、室内は昼間だというのに閉め切られて薄暗く、その手の行為にぴったりであることだけはわかる。

レオンが白い目で見ていると、アルケイは違うから、と繰り返し慌てて床に持ってきていた木箱を置いた。

「マジで違うから見てろって……
あぁ?再生がでかいボタンで壁に光を……?
あ゛ー、クソ!こう言うの一番怠い!誰か呼んどけばよかった」

「それどういう玩具?」

「少なくともお前が考えてる『玩具』ではねえよ」

箱のいろんな箇所を連打すること数分。

機械から突然光が放たれたかと思うと、それは壁に反射して中でカタカタと男女の絵を動かしている。

それは以前、わずか1日で友情が終わったバクくんと共にアルケイの夢へ侵入した時に見た光景であることをレオンは思い出した。


「おー、夢で見たやつだ」

「夢?何だ知ってんの、映画」

「前にちょっと見たけど俺は無視してた」

「はは、何それ。
まー、説明しなくていいなら楽だし良いけど。
今日はコレゆっくり見て過ごそうぜ♡」

隣に座るとアルケイはさもそれが自然かのようレオンの肩を抱いてもたれかかった。

「あっ、コラ馬鹿。
だからダメだって、撫でんな」

「えっ?ここまでするならセックスしたほうが早くない?」

「ばーか、何が早いんだよ。良いから楽しめ」

「……うす」

腰を抱こうとすると頭突きをされてしまったので渋々、レオンは壁の方を見る。

「……(結構すごいな)」

カメラですら珍しいと面白がるレオンの文化圏で動画など流せば、
それがほとんどボケた色彩の薄い、動きも飛び飛びの代物でも物珍しさに興味をそそる。

夢の中のレオンはこれに全く興味を抱かずさっさとアルケイを押し倒していたが、
現実のレオンはぱちぱちと瞬きをする度に目の前の光景が入れ替わり、
ゆらゆら揺れる人物たちを気に入り静かに鑑賞し始めた。

「……(思ってたのと違うんだけど)」

それが面白くなかったのはアルケイだ。

夢とは潜在意識の表れ、
アルケイは「そんなんじゃない」とか言いながらももうちょっと押されれば折れ、
渋々セックスに至るカップルごっこかしたかっただけなので別に映画など見たいわけでもなく、
内心レオンがおとなしくなってしまったことに延々舌打ちを繰り返していた。

(せっかくこっちはほぼ紐パン履いてんだぞ?見ろよ!
『こんなの履いてきてヤる気満々でかわいいね♡』とか言えよ!?)

アルケイは必死に「暑くなってきたかも…」などと宣い服を脱いだり、レオンの肩をマッサージと称し揉んでスキンシップを測ったがレオンは意に介さずじゃれるアルケイの頭をよしよしと適当に撫でて行動を許容し、後は映画に目を輝かせていた。

「……
(……ま、まぁ、コレなら悪くねーかも?)」

よくよく考えれば長時間一緒にもたれ合い、たまに感想を呟きながら映画を見てイチャイチャするのは中々カップルっぽい。

「次、デカいゾンビ出るからもっと抱きついてていい?」

「すぐネタバレしてくるじゃん」

頭を撫でられときめいてしまったアルケイは、
一応用意しておいた映画のお供の酒とおやつを甲斐甲斐しくレオンの口に運んだりして思ったより楽しい時間を過ごした。



「……おい」

「んー?」

そして映画も終盤へ差し掛かった頃。

これまでは意味もなくむにむにと、後ろから腕を回して抱えたアルケイの顔や身体を揉んでいただけだった手が明確に意思を持って服の中へ侵入し、脇腹を撫で始めた。

「なんか触り方エロいんですけど?」

「そうかな」

「あっ、ほらまた」

返事こそ適当だが、腕はくるくると円を描いて胸を撫でて、腿を揉みアルケイの反応を確認を伺っている。

試しに足を開けば、早速今度は内腿の際どい箇所を手のひらが撫で始めた。

「もー…♡今日は映画見て健全に過ごせ、って言ったじゃん」

「充分健全に過ごしたと思うんだけどなぁ」

少し身を捩って逃げようとすると後ろからぎゅ、と強く抱きしめられ、
そういう扱いが大好きなアルケイはたまらず鼓動を早くする。

実際のところ、やたらと顔の良いレオンにそんな風にされてときめかない哺乳類の方が少ないのだが、
健全な恋愛関係を持った経験が無いアルケイにはより抜群に刺さってしまい、耳まで真っ赤に染めていた。

「本当に嫌?なら頑張って抵抗してよ」

「……あっ、い、いや♡嫌じゃない、けどぉ……♡」

「じゃあ良いじゃん。後ろ向いて?」

「ん♡」

ついに2人は完全に映画を見ることを止め、向き合うと唇を重ねて顔の角度を変え、互いの口内を貪り始めた。

「うぅ♡ん、むぶぅ♡
(何これ、すっげえ興奮する♡もうちんこ痛え♡♡)」

ゆっくり押し倒された後唇が離れても、服を捲り上げ胴を撫でる手は止まらず、愛しい相手にそれを施されている事ももちろんだが、
そもそも遊び慣れているレオンの触り方は尋常ではないほどいやらしくて気持ちいい。

ぷく♡と尖った乳首をシャツの上から掻かれると馬鹿みたいな甘い声と一緒に、痛いほど勃起した陰茎から先走りが滲んで脂汗が滲み出た。

「あっ♡っ、んぉ♡おっ♡おお♡」

臍の下をぐ♡ぐ♡と押されればそこを異物で満たして欲しくて仕方がなく、
足を大きく開いたまま腰を持ち上げてもっとレオンへ甚振られるため差し出した。

流石にのけぞって、間抜けな声と共にビクビク身体を痙攣させるのが恥ずかしくなって咄嗟に枕へ手を伸ばし顔を隠したが、
すぐに枕を没収され、ガチガチに勃起した陰茎から腹までをすべすべと撫でられ、慌てて口を掌で覆ってレオンを睨みつける。

「なんで声我慢するの?もっとアルケイの可愛い声聞かせてよ」

「~~~っ♡ふっ♡馬鹿♡こんな、ちがっ♡♡
おっほぉ♡♡♡……い、一回撫でんのやめ、っ♡おっ♡おぉ♡」

「そうそう。そうやって足開いて、もっといっぱい恥ずかしい格好で腰振って」

「おっ♡おぉ♡や♡そこ、腹押すのやだ♡おっ♡おっ♡
キいてる♡ケツ、ヤバいくらい熱いから♡はっ♡あっ♡あっ♡♡」

アルケイは自身の無様な声を恥じて唇を噛み締めるが、ちゅ♡ちゅ♡と臍から鼠蹊部を舐め、キスされると擽ったいだけの筈の刺激で息苦しいほど興奮し無様に腰を反らせてしまう。

ついにはつま先立ちでブリッジのようなポーズで緩イキし、
力尽きてぽふ、とベッドへ崩れ落ちたが、
レオンに頭を撫で甘やかされると先ほどまであれだけ恥ずかしかった自分の醜態を受け入れられる心地よさで口元が緩んでしまう。

「頑張って偉いな、もうちょっと頑張ろうな?」

「ん♡」

唇に触れたレオンの指を咥えると舌の先端をつつかれる。
お返しにちゅう♡とレオンの指を吸うともう片方の手が頬を撫で、耳の形を探り、
冷えた耳を包む温もりに目を細めると、不意にレオンの両手が離れてしまった。

「あ……?なんで…?」

せっかく気持ちよかったのに、自分はまた何か失敗してしまったのだろうか。
不安でレオン見つめたが、レオンは楽しそうに笑って足元へ移動すると足の裏をつー…♡と優しくくすぐり始めた。

「は、ぁっ♡やだ、それ変だって♡足、やめろ、くすぐったいっ♡
……やめろってぇ♡♡へん、マジで変だからやめて、やだ、やっ♡おっ♡おっ♡」

普段、くすぐったいと思うことすら稀なそこを撫でられるとむず痒さを覚え身を捩ったが、
何故かそれすら脳は快感として受け取ったようで、レオンが足の裏を撫でると電流を流されたようにビクビクと腰が痙攣し止まらない。

なんどものたうって、顔を真っ赤にして暴れたがむしろその反応はレオンを面白がらせてしまったようで、
両足を1つにまとめて抱え、こちょこちょ両足をくすぐられてしまう。

「ゔっ……、~~~っ♡♡♡」

ついには腰を突き出し、両足をぴっちり閉じたまま足をくすぐられる刺激だけで顔をくしゃくしゃにしてズボンを履いたまま、射精し下着を汚してしまった。

「はっ、はっ♡……もー……♡ばか、アホ。
やめろ、って言ったじゃん……♡」

「何泣き言言ってんの、もう嫌?止める?」

「や……めないけどぉ……♡」

レオンが手を離しても足裏にはじんじんと余韻が残り、ベッドを踏み締めるだけでじんわり陰茎まで快感の届いて肉穴が切ない。

なにもかもが未知の感覚で、怖くて情けなくぐすぐすと半泣きになってしまったが、
レオンへ上から押さえ込まれ、自分の陰茎をぞり♡と硬いもので撫で上げられるとそれだけでもにちゃにちゃの陰茎を潰され白目を剥くほど気持ちがいいのに、視界いっぱいのレオンにまた身体が発情し、
レオンの陰茎へ自ら下半身を合わせに行って、ヘコヘコと無様な腰振り交尾請いをしてしまう。

「はっ♡あ♡んぶっ♡ふーっ♡♡♡」

レオンの舌を飴のようにしゃぶりながら下半身同士を擦り合わせてずこずこ♡レオンの格好いい腰使いを堪能すると、
お互い服を着たまま擦れ合う擬似セックスではなく肌同士を触れ合わせて、今も陰茎待ちでくぱくぱ開閉し涎を垂らすアナルを塞いで欲しくなってしまう。

唇が離れレオンの青い瞳を見ると一層腹の奥が陰茎待ちでぎゅう♡と熱を持って苦しい。

「良かった、本当に嫌がってたらどうしようかと思った」

「そんな訳無いだろ。
あ、アンタならなんでも、してくれていいから……♡
っ、てか俺がシたげるし♡ほら、さっさと座れ。口♡使って気持ちよくしてやっから♡」

「えー、ありがとう」

また興奮でおかしな事を口走っている気がしたが、レオンはおとなしくベッドに座ってあぐらをかいている。

「……ふーっ♡ふーっ♡」

その方がレオンが興奮するかと思い口だけでファスナーを下げようとしたが、
布越しの硬いものへ顔が触れるとついそこへ顔を埋めて大きく息を吸ってしまった。

「何してんの?」

「っ♡ごめ、っ♡ぉおっ♡♡」

耐えきれず、ズボンへ唇を触れさせはむはむと陰茎を刺激する。
勿体無いことにズボン越しでは雄臭がほとんどわからず必死に鼻先をそこに当てていると、
レオンに手首を掴んで動きを阻止された。

「……あ゛ー…♡♡ごめ、まじごめん♡♡♡」

「……別に、良いけどさぁ」

自分のものは良いが、俺の服は汚すな。
そんなふうに言おうとしたが目をとろん♡と曇らせ、唾液まで口の端から垂らすアルケイはどう見てもすでに正気が飛んでしまっている。

手首を掴まれ、身動きの取れないままへこっ♡へこっ♡と腰を揺らし、今にもイきそうに身震いしている様はあまりにいやらしく、
一層アルケイのメス臭に興奮したレオンが渋々ズボンを自ら脱いであぐらをかくと、
その中央へ嬉しそうにアルケイは顔を埋めてじゅぽじゅぽ陰茎へしゃぶりついた。

「ん゛っ♡ぐぅ♡ぶも、うぶっ♡ん゛っ♡ん゛♡」

レオンが少し悩ましげに眉を寄せ、自分の頭部に緩く頭を置いている。

唇を伸ばして下品な音と共に繰り出されるフェラで興奮したそれはもはや、限界まで口を開かなければ咥えることも難しかったが、
自分の奉仕でレオンが興奮しているのだと思うと嬉しくて表情を伺いながら、アルケイはベロベロ亀頭を舐めまわしてしまう。

しょっぱい先走りが滲むの確認するとそこを率先して舐め口から出ている箇所は片手で扱き、
舌の上でドクドク脈打つ熱の塊が自分の体内へ挿入された時のことを想像して下半身が痛いほどじくじく疼いた。

「(っはぁ♡硬ぁ♡これで奥までずこずこされたら♡絶対またすぐイかされる♡♡♡
っ♡想像だけでちょっとイっちゃった♡♡♡あっ♡もしかしてバレた?またちんぽおっきくなった♡
俺のよだれでべたべたのガチガチちんぽ♡はやくセックスしたい♡
抜き穴にずぽずぽちんぽ擦り付けられて♡びゅーびゅー俺も精液押し出されて無理やり射精♡♡♡
あ♡やば♡ケツ穴きゅんきゅんして気持ちいい♡俺の口まんこ♡ケツと連動してうずうずしてる♡止めないと♡
このままじゃちんぽしゃぶってマジイキする変態になる♡♡♡絶対レオン引いちゃうから♡)」

ぬぽんっ♡となんとか陰茎を口から引き抜くとアルケイは口元の唾液を拭い、
先ほどまで自らがしゃぶり大きくした陰茎を見つめて思わず根元へキスしてしまう。

「ちゅ♡ちゅ♡はぁっ♡ほんっと♡アンタは全身カッコいいな♡♡♡
こんなのメスにされちゃうじゃん♡まじでズルい♡」

それほどまで、唾液でてらてら光るレオンの陰茎は見ているメスを発情きゅんきゅん発情させる、立派なカリ高おちんぽだったのだ。

「こんなパンツ履いといて健全とか言ってたんだ」

「ん゛ー……♡ごめんってぇ、うそついて、ヤる気満々できて、っ♡♡♡おほっ♡♡
手マンやめろ♡♡♡悪かった、から♡ちんこ持ち上げんな♡♡♡」

ちんぽへ屈服し仰向けに寝転び、玉と根元の間へ鼻を埋めてノーハンドでちん嗅ぎを楽しんでいる間にズボンを脱がされたようで、
ネトネトの陰茎で持ち上げたエロ下着をレオンに揶揄われる。

布面積の少ない黒い下着は淫液を吸い卑猥な発情臭を漂わせ陰茎に張り付いているが、
勃起ちんぽに引っ張られた分玉や尻の谷間をきゅうきゅう締めて露出させ、
少し布地をずらすだけで、下着をつけたままじゅぽじゅぽと、元々ほとんど露出していたメス穴へ指をしゃぶらせることができた。

「お゛っほ…♡♡♡やべっ♡っ♡っ♡」

ぷしっ♡ぷしっ♡

レオンが第一関節を曲げ、ぐり♡ぐり♡と前立腺を二本指で押しつぶすと腰が持ち上がり、
下着からはみ出ている肉棒をぶるぶる揺らして潮を噴射してしまう。

「うわ、ナカぐちゃぐちゃじゃん。
どんだけ興奮してんの」

「おっ♡おほっ♡♡♡やめっ♡ケツやばっ♡♡しらな、おほっ♡おほっ♡♡♡」

陰茎の匂いを嗅ぎながら蕩けた肉穴をぐちょぐちょ掻き回され、
指がちゅぽちゅぽ出入りするたびに恥ずかしいほど肉襞は指を締め付け甘イキを連続する。

「まてっ、てぇ♡♡♡あ゛っ♡やばっ♡すげえのくる♡♡マジイキするからやめっ♡ほぉっ♡んぉおっ♡♡♡
……っ♡」

もう一度下腹を押され、オス子宮を意識しながら指をしゃぶっているとついに一瞬視界が白んで意識が飛んだ、
知らない間に身体はアクメしていたようで、腰が痙攣し、下半身がきゅんきゅんと自らの肉襞を締めて甚振るせいで息が苦しい。

「ん゛ぉお……♡♡♡」

ろくに働いていない頭で本能的にメス男として舌を必死に伸ばして陰茎へ媚び、べろべろ裏筋を舐めながら余韻に悶えていると堰を切ったように陰茎からじょぼじょぼ潮が垂れ流され、
身体は未だ発情し熱いままだと言うのに、もう用済みだと言わんばかりにアルケイの陰茎はくったり萎え縮んだ、アクメ専用メスちんぽに変貌してしまう。

「うわ、可愛い顔」

「へへ……♡ぁ♡んへ……♡」

腰を上げ、久々に自身の下半身へ顔を埋めていたアルケイの表情をレオンは確認したが、
寄り目でもう、そこにはない陰茎を求めて舌を突き出したまま動かし赤い顔は唾液と先走りで濡れた、どう見ても正気ではない酷い有様だ。

「……!?お゛っ!?ほぉおっ♡♡♡しょ、んないきなり♡♡♡
お゛ぉおおおっ♡♡♡ちんぽ♡♡ちんぽどちゅどちゅやめろぉお゛おおっ♡♡♡お゛っ♡おぉおっ♡」

そして、アルケイが大人しくしているのをいいことに、
レオンはアルケイを四つん這いにさせると両腕を引いて地面へ頭をつけた土下座ハメポーズを取らせた。
ちゅ♡ちゅむ♡と口を開閉し汁を垂らすアナルへ竿を当てがうとあっさり、じゅぽんっ♡と陰茎をねじ込んで、激しく腰を打ち付け始めてしまった。

「お゛ぉおおっ♡♡♡お゛っ♡おおぉ゛っ♡♡♡」

指では届かなかった奥をどちゅっ♡どちゅっ♡亀頭で研磨され、
アルケイは絶叫と共に自身の、潮を撒き散らすメスちんぽをベチベチ振り回して暴れる。

じゅぽ♡じゅぽ♡と腸液でぬるぬるの淫肉を躾けられると、
縁からぎゅうぎゅう竿を締め付け絡みつく、メス堕ちした身体は自らレオンの陰茎を根元まで咥えに腰を振って、
ぴったり下半身同士がくっついたケツハメに喜んで特にナカの肉を蠢かせた。

「……んほっ♡これや、っ!?♡♡♡
お゛ぉおっ♡♡♡またっ♡ほぉ゛おおおっ♡♡♡♡」

当然それは淫肉にまとわりつかれる竿からレオンにも伝わり、
アルケイの情けない声に少し笑うと容赦なくぐぽぐぽメス穴を後ろから突き上げて、揺れるアルケイの竿から潮が噴き出て、肉穴を締め付ける反応を楽しむ。

「んぉっ♡お゛っ♡またイく♡♡♡お゛~~~っ!!?♡♡♡♡」

低い壮絶な声とは対称的に、アルケイは起き上がって背を反らせるとレオンに腕を引かれてぐ♡と尻へ陰毛がくっつくほど密着したままぴゅっ♡と押し出しトロトロ射精をして目に涙を浮かべる。

肉襞を竿に絡み付かせて、情けないメスイキをした上、
萎えた陰茎から精液より激しくじょぼっ♡じょぼっ♡と噴いた潮でベッドを汚し、
アルケイは結腸口をぐりぐり押し上げる肉棒に延々イカされ続け、この後も徹底的にメスにされた。

最後には栓を失ったアナルからしゃがんで、ぶぽっ♡ぶぽっ♡と精液を噴射する排泄アクメ芸と、お掃除フェラまで教え込まれてしまったが、
これまでにないほど満たされた心で竿をしゃぶり、レオンを見つめる目は酷く愛しげだ。

「後でうがいしたらまたキスしよっか」

「……っ♡んぶ♡」

よしよし頭を撫でてこんなに幸せなご褒美まで提案され、
せっかく落ち着いたアルケイの体がまた少し熱くなってしまう。

あまりのレオンの格好良さについお掃除の範疇を超えて、
じゅぽじゅぽちんハメを求めフェラで竿を勃たせてしまったアルケイは今度こそ気絶するまで様々なポーズで犯されたが、
泣き喚いてメス射精をしつつも、
「こんなに一生ヤっていられるなんて自分達は相性がきっと良いんだろう」などとズレた思考で喜んでいた。


====

「はー……♡どうしよ」

「何が?」

「なんか、さ……前のプラトニック?
け、健全なお付き合いってのも案外悪くねえな、いや、もちろん友達としてだけど。
……とか言えんのもアンタだから、なのかな……♡」

「え?健全?プラト……えっ?」

数日後、レオンに戯言を吐き、
「友達に健全なお付き合いなんて言葉使わねえよ」とレオンは言いたくなったがちょうど良かったのでそれを肯定すると、この日も健全に認知の歪んだアルケイへぱこぱこハメて遊んだのだった。
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