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花粉症になるとくしゃみをするたび催淫魔法を振り撒くレオンくんのあたらしい一面が見れる回 ⚪︎

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「へくしゅっ」

「どうした、風邪か」

イリアがレオンと朝食を嗜んでいると、レオンが不意にくしゃみをした。

思い返せば先ほどからくしゃみを繰り返し、無駄に華美な顔に似合いの高い鼻をすんすんと鳴らして辛そうで、
イリアが風邪薬はどこだったかと思い返していると、レオンは鼻を啜りながら首を振った。

「いや、……ほら、一昨日スノウが狩ってきたスギーノキ」

「あぁ」

スギーノキはレオンたちの住む王国に生息する魔獣だ。

生態系を壊すことも、人を傷つける力もないがくしゃみや目の痒み、その他もろもろを引き起こす人体に致命的な害が出ない範囲で有毒な粉を持つだけで、
見かければ討伐が義務の一級の害獣として登録されている。

それの大物の群れをスノウが討伐し、服か何かについていた粉をレオンが吸ってしまったらしい。

「へぎっ、あー……目がしぱしぱする」

「辛そうだな」

「うん、辛いのも辛いんだけどさ」

レオンはようやく朝食を食べ終え片付けると、もう一度くしゃみをしながらため息を吐く。

「ほんと、
 カフン(毒の粉の名前だよ)吸うとくしゃみついでに催淫魔法出るのは勘弁してほしいよなぁ、
 町でこんな事になったら捕まるっての」

「は?」

当然のように恐ろしいことを言うレオンにイリアの顔が引き攣る、
……そういえば、さっきから妙に身体が熱くムラつくと思っていた。

「お前、なんでそんな」

「体質?みたいな感じ?
 あれ、なんでそんな、へぐっ、焦ってんの?
 ……あれ…?もしかして、知らなかった……?」

鼻を啜りながら、
「イリアは催淫魔法を撒き散らしていても心配して残ってくれるなんてお人よしだなぁ」と、
その善性に呆れ半分に喜んでいたレオンの顔も一気に引き攣る。

「へくしゅんっ」

お互いがお互いの現状を把握した時には手遅れで、
イリアは服の中で尖った乳首が擦れるだけで快感を得る程度には催淫魔法でムラついていた。

====

こうして雑な導入で2人はレオンの私室に移りセックスに至ったが、
催淫魔法の発生源と密室にいるせいでイリアの身体の熱は落ち着くどころか、
時間を置けばどんどん悪化していく。

「へくしゅ、あー!もう、くしゃみがウザ、っきし!」

ベッドの縁に腰掛け、後ろから自身のくしゃみにイラつくレオンに巨乳をムチムチと揉みしだかれ、
指の隙間から覗く、ぷっくりと豆のように膨らんだ乳首は痛みを覚えるほど張り詰めダラダラミルクを垂れ流していた。

何もしなくてもそのうち胸だけでイけてしまいそうな快感がじわじわ蝕むそこを、レオンの指が期待させるよう左右からふにふに♡軽く挟むたび、
下半身へ耐えがたい熱が蓄積し布をむく、と持ち上げていた。

「お゛前、……っ♡やっぱり、捨ててくれば良かった……、ぉお゛っ♡」

「今日は俺自体が悪いわけじゃあないと思うんだけどなぁ」

レオンは後ろから硬めの胸を鷲掴みにして揉みほぐし、
徐々に溢れていくミルクで濡れそぼった乳首や、少し粘性のあるミルクが褐色の肌を伝い汚す今のようなお気に入りの光景を眺めていると、
呻くような嬌声も相まっていたく興奮を覚える。

背中に陰茎を押し当てながら、胸の膨らみの輪郭をくすぐるよう指で往復し撫でたり、
持ち上げてゆさ♡と揺らして遊んでいるうちに掠めるだけの指に焦らされ、
男性のものにしては元々卑猥のサイズの、興奮で充血し濡れそぼっている勃起乳首をぎゅう♡と指で摘んで引っぱった。

「~~~っ♡お゛っ……!?♡」

ぷしっ♡ぷしっ♡

無意識のうちに刺激を求め、じんじんと疼きすら覚えていた乳首を突然冷えた指でこりゅっ♡こりゅ♡と摘んで思い切り潰され、
指が離れた瞬間激しくミルクが放物線を描いて自分の腿や床に落ちる。

「うわ、おっぱい射精?
 さすがイリアちゃん、かっこいい~♡……へぐっ」

(……こいつ、後で絶対にぶち殺す……!)

あまりの屈辱的な物言いにイリアの顔は一気に熱くなったが、神経の張り詰めていたそこを何度も指で弾き無理やり潰されて、
刺すような快感で視界がちかちかし、まともな思考を保てない。

1度乳首を弄り始めた指は今度は繰り返し、きゅ♡きゅ♡と乳首を引いて持ち上げては、
熱くなったそこをミルクをローションになめらかな動きですりすりと擽って甘やかしてくる。

強すぎる刺激でじくじくと響く鈍痛すら、
脳は性的な快感へ変換して下半身へ伝えると、ぐるぐると作られた精液が睾丸へ溜まっていった。

イリアは内側から滲むミルクのせいで張り、薄くなった先端の皮膚を指でかり♡と掻かれると、
のけぞって恥ずかしげもなく舌を突き出しおほ声を漏らしてしまう。

「気持ちいい?
 乳首すごいコリコリにしてて可愛い」

「はぁ゛……っ♡う、るさい゛……!」

後ろからレオンに囁かれ、耳に息がかかるだけでぞく、と身体が震えてしまう。

乳首で限界まで張り詰め、先端と擦れている布地がぬるぬるに滑っているのがわかってしまったが、
ぴゅ♡ぴゅ♡とレオンの指の動きに合わせて媚びるようミルクを吹く忌まわしい身体はイリアの不本意ながら、それすらも自身を興奮させる材料になり、
背中に押し当てられた硬い陰茎へ無意識に反応しアナルが収縮して腹の奥をきゅんきゅん疼かせた。

少し下を見れば、男らしく筋肉のついた肌に不似合いな硬く腫れている乳首を、綺麗な白い指が繊細に動き、とんとん♡と先端をノックしてミルクを指に纏わせ弄んでいる。

刺激だけではなく、指がなまめかしく自分の胸の周りをくるくると違う生き物のよう動く光景へ、
妙にイリアは興奮し無意識に腰を揺らし、それに気づくとあわてて唇を噛み行為に流されないよう耐えた。

「へくしっ、……はぁ…
 な、乳首舐めていい?ちゃんとちんぽも弄ってあげるし」

レオンはくしゃみをすると鬱陶しそうにため息を吐くが、
それでまた催淫魔法を強められ身体を熱くさせられているイリアの方が「勘弁してくれ」と言いたい。

喘ぎを漏らさないようイリアが口を噤んでいるのをいい事に、
レオンはイリアを押し倒しその上へ跨ると、つー…♡と伸ばした舌先で汗ばんだ肌を舐め、
いまだにミルクを滲ませる乳首を舌でぬる、と包んでしまった。

「~~~っ!?♡♡♡お゛っ……、あ゛ぁっ!?♡♡」

その瞬間、今までより一際強い電流のような快感が背筋を走り、思わず目を見開き全身に強く力が籠る。

腰が跳ね、声を抑えるため咄嗟に口元を強く手のひらで覆った。

「ふっ♡うぅ、……っぐ♡ふぅっ♡」

こりゅ♡ちゅ♡ちゅぱっ♡こりゅっ♡

不本意に乳首イキを果たし、ふわふわと霞む思考の中でゆっくり陰茎から残った精液を吐き出す余韻に耐えていると言うのに、
胸元ではちゅぱ♡ちゅぱ♡と乳首が柔らかい唇に包まれ、もっとミルクを出せと言わんばかりに舌で先端を突いては吸われている。

「うゔ~~……っ!?♡♡♡」

たまに塊を吐き出すよう、じわ♡と滲み出てしまうそれがミルクなのか、吐き出される精液なのか区別がつかないほどに、イリアの思考は混濁し全身が性感帯と化していた。

「は、あ゛っ……♡あっ、胸♡ばかり、吸うな、気色悪い……、っ!?♡♡♡」

「腰へこへこ~♡ってさせといて何言ってんの?
 ってかさ、なんかミルクの味濃くなってない?何これ悪化?」

「……っ!?」

覆い被さったレオンに唇を重ねられ、互いの鼻筋が擦れる。

柔らかく唇を啄まれ、息継ぎをしようと薄く開くと、そこにぬる、と柔らかい舌先がねじ込まれ、
イリアの舌の腹へミルクを丁寧に塗り込むように絡んできた。

ほのかに甘い香りと味がして、それが自身の吐き出した「ミルク」のものだと脳が理解すればイリアは生理的な嫌悪に包まれたが、
普段簡単に放り投げる事の出来るレオンが、腕を押してもべったり張り付いて引き剥がせない。

正確にはイリアの四肢にうまく力が入らず、レオンから見れば甘えて抱きつこうとしている風に見えてしまう有様だった。

「……ふぁ……っくし!……あ゛ー、これどうにかならないかな、
 なんかカッコ悪いよなぁ?」

唇同士をしきりに絡ませ、熱を分け合うようなねっとりとしたキスを終えるとようやくレオンは唇を離し、
イリアの甘噛みのせいですこし赤くなった唇を撫でながら愚痴るが、
もう片方の手はズボンを脱がせ、
ぐちゅぐちゅと濡れそぼったイリアの逸物をしごいているせいでイリアは言葉を返すどころではない。

「し、るか、……あ゛っ♡このばか、っ!♡♡」

「わー、また出た、びゅるびゅる射精気持ちいいね~♡ふひゃひゃひゃ」

平均より一回り以上大きいそれは何度も重ねがけされる催淫魔法のせいでいつも以上に怒張し、
子供の腕くらいの太さで脈を浮き立たせ、腹に付かんばかりに反り返っている。

先走りと、今もどぷどぷと吐き出した精液が滴り根本から陰毛まで濡らし、いやらしい香りと共にネトネトと糸を引いていて、
数回の射精の後も萎えないそれをレオンが傾斜に沿って手を上下にするたびに、いやらしい音がくちゅくちゅと鳴り、
同時に気が狂いそうなほどの暴力的な快感をイリアへもたらす。

白く濁った精液混じりの先走りをまたごぼ♡と口を開けた尿道口から吐き出して、
繰り返しレオンの手ごと自身の幹を粘液で濡らしていて、
むわ、と熱気の漂ってくるグロテスクにも見える光景からイリアは目を離せず、
むしろまためき……♡と幹を硬く怒張させた。

「お゛……っ♡、は、っ♡」

「そんな睨むなって、
 一応俺がちょっとだけ悪い?と思ってサービスしてるんだけどな」

イリアが、何とか醜態を晒さないよう焼けるように熱を持ったもぞもぞと下半身を動かして耐えているのにレオンは気にするそぶりもなく、
重力に従いずっしりと垂れる睾丸を手のひらで包んで軽く盛り上げ手遊び、
つるつるに張った亀頭を手のひらで捏ねてはイリアがうめきと共に精を吐き出してしまう反応を楽しんでいる。

「汗かいてる、暑い?」

突然レオンが姿勢を変え、イリアの近くへ屈んだかと思えば腹筋を唇で伝い、ちゅう♡と唇を尖らせてヘソを吸われてしまった。

いつのまにか片方の手はぬぷぬぷとアナルの浅い箇所へゆっくり中指を突き立て、
興奮で熟れ、ちゅむ♡と口をくぱつかせる敏感なナカの肉襞を持ち上げて引きずるように、ゆっくりと出入りしてまた新しい快感でイリアを苛む。

「っ♡お゛、おぉっ♡やめ゛っ、~~~っ♡♡♡」

「また射精してんじゃん、さすが俺の催淫魔法。
 死ぬほど強力でウケ、へぐっ」

肉襞を収縮させながら、ごぽっ♡と塊のような精液を吐き出しイリアはあまりの暴力的な快感に目尻に涙を浮かたが、
蕩けたメス穴は意志とは関係なく指をしゃぶり、痛いほどに陰茎を勃起させ悦ぶ。

レオンはイリアの反応を見てケラケラと笑いながら茶化し、もう一度腹部へ顔を近づけヘソをくりくり舌でほじった。

「ふ、っ♡はぁっ、はぁ♡っ、おっ、おぉ、がっ♡」

鋭い刺激が腹部から腹の奥へきゅん♡と響き、またアナルがゆっくりとナカを動き回る指を締め付け表皮と体内の挟撃で
ぴゅ♡ぴゅ♡と胸からミルクが滴る些細な刺激すらイリアを昂らせる。

「イリアのここ、すごいちゅむちゅむ指しゃぶってるよ、柔らか。
 ケツまん気持ちいい?『おまんこきもちいです♡』って言って見てよ」

「……ふぅー……っ♡」

わざと、ぬちぬちと下半身でいやらしい水音が響くように2本指で穴の中を叩くように動いて掻き回しながら、
下衆な台詞を言われイリアは腑が煮え繰り返りそうな思いだが
ぷる♡と膨らんだしこりを重点的に潰されると文句どころか身体を跳ねさせ、
間抜けな喘ぎを漏らしてしまいそうになる。

確かに媚びた淫肉はにちゅ♡にちゅ♡と浅ましくレオンの指へ吸い付いて収縮し、
指のヒダを擦る1往復のたび身体がぞくぞく震え甘イキと一緒に吐息が漏れるが、それでもあんまりにあんまりな物言いだ。

いよいよ脇腹でもぶん殴ってやろう、とイリアが隣に座るレオンの腿へ手を伸ばすと、
レオンはそれに気づき、なぜか嬉しそうに指を絡めてニヤニヤとイリアの顔を見た。

「あー?何、寂しかったの?」

「……ちがっ、」

「えきしっ!
 ごめんごめん、たまにくしゃみするけど怒んないでな」

「いや、……はぁ」

手を繋いだまま、あやすように額にキスをされ一瞬間が空くと、
体は熱いままだが先ほどまでの殺意に近い怒りを不思議なほど忘れてしまう。

思わず気の抜けた返事をするとレオンは、おとなしくなったイリアを一瞥して、手を繋いだまま器用にイリアの両足を割り開いた。

「こっち見てよ」

ズボンを脱ぎ捨てるとぴとりと、熱いレオンの肉棒の先端が尻の谷間にあてがわれ、
濡れて、摩擦のないそこを上下に亀頭で撫できゅん♡としゃぶるものを失って口寂しい肉穴が、指より遥かに硬く太いそれに媚び口を開閉させたのがイリア自身でもわかってしまう。

自身のどろどろになった下半身と、レオンの陰茎がぬるぬる擦れる様が異常に卑猥で、
限界まで魔法に犯され理性を失いかけている身体は思わず腰をへこ♡と動かしてしまう。

縫い付けられたようそこから目が離せずにいるとレオンが指を握る手に力を込める。

「ふ、うぅ、……っ、なに……っ♡」

「ちゃんと顔見ながらハメたいなぁ、って」

レオンが日頃から美しい外見には似合わない、下卑た性格と性癖の持ち主だとイリアは理解しており、
今もさっきまでも酷い物言いでイリアの肉穴にちゅ♡ちゅ♡と先端を食い込ませて自分を弄んでいるのに、
どうしても顔を見ると、レオンも興奮を秘めている事がわかってしまったせいか諌めたり逃げる気にはならない。

「……す、きにし……、お゛っ?♡♡♡あ゛……、っ、
 ~~~っ!!?♡♡♡」

返事に困ったイリアが大人しくレオンの顔を見つめると、それをレオンは肯定と受け取ったようで徐々に肉棒はにゅる……♡と縁をこじ開け身体の内側に食い込んで、
そのままナカの肉を亀頭でめりめりと拡げ掻きながら、奥へとねじ込まれる。

「お゛お゛お゛っ♡♡♡っ、か、はぁ……っ♡」

「はは、可愛い顔」

体内へ異物が侵入する圧迫感に痛みを覚えるより先に、硬い肉塊に反応し収縮を繰り返す熟れた肉をぞりぞり抉られる快感にぎちぎちと肉襞が締まり、
軽く浮いた腰の中央で押し出されるかのように精液が陰茎から噴き出ていく。

焼け付く快感に口を開き、必死で息をするイリアの顔を見てレオンは楽しそうに笑い、
がっしりとした腰を抱くとその、ぎゅうぎゅうと締めついて苦しいほどの刺激を与えてくれる肉筒を抽挿するため、ゆっくり腰を引いた。

「は、あ゛っ♡あぁ゛、っあ゛っ♡」

にゅる……♡と陰茎が浅い箇所まで引かれると逃がさないと言わんばかりに柔らかい淫肉が蠢いてレオンの陰茎へ絡みつき、
じゅぼんっ!♡と奥の結腸口まで突き上げられた瞬間、敏感すぎる肉襞への暴力的な快感に悲鳴をあげるようナカが締まって痙攣し、
使われていないイリアの陰茎がぶるん♡と上下に揺れて腹を叩く。

べちっ♡べち♡とレオンの腰使いのたびに無理やり射精させられるような刺激が腹の奥で響き、
無意識につま先を丸め目を強く閉じて快感を追いかけた。

遮断された視覚の分残りの感覚が研ぎ澄まされ、腹の上でぶるんぶるんと揺れる陰茎からしきりに先走りが溢れていることも、
胸からもレオンに揶揄われた「射精」のようミルクが吹き出る刺激に喘ぐ痴態も痛いほど理解してしまう。

(~~~っ♡くそ、なんでこんなっ♡♡♡また、イ……っ♡)

追い詰めるように腰の動きを早められ、天井をこそげてイリアの会陰を潰そうと硬い肉棒がごりゅごりゅ肉襞を責め立てる。

シワが無いほどぴったり拡げられた入り口で竿を舐り、
ついに耐えきれず、イリアは下腹全体に重い快感を広げながら勢いよく睾丸に溜まった精液をびゅるびゅると吐き出す。

粘性の強い塊のようなそれがイリアの顔へ跳ね、もったり重たく重力に従って垂れていった。

「お゛っ♡おぉ゛おお゛っ♡♡♡」

催淫魔法のせいでいつもより長く、大量の精液を吐き出したが、
尿道を濃い精液が駆け上る刺激にも快感を得て、また肉穴を締めてせっかく落ち着きかけた身体が熱を取り戻してしまう。

「っ……♡ぉおっ♡」

「あ、っ、へくしっ」

その刺激が良かったのか、くしゃみの勢いだったのか、レオンは小さな声を漏らして射精してしまったようで、
イリアの腸内へどぷどぷと遠慮なく煮えるような精液を注いで腹に溜める。

「っ♡ぉ、っ♡」


まだうっすらと身体の熱は残るものの、ようやく少し落ち着ける、
そんなふうに考えながら奥の蓋をこじ開け先端をしゃぶらせながら、結腸に精液を注がれる刺激に腰をヘコつかせていると、
レオンはまるでそれが自然な動作かのように繋がったまま少し腰を落ち着け、また硬さを取り戻した陰茎でこちゅ♡と結腸口をこづいて、イリアの足を抱え直した。

「おま、えっ♡なにを……?」

「イリア、まだイけるよな、
 今日はお前が打ち止めになるまで遊んだげるから喜んでよ」

「な、そんな……、おま、っ♡、……お゛ぉっ!?♡♡♡」

普段と違う、低い少し焦れた声で恐ろしい事を言われ、本心から動揺するが事実まだ疼きの残っていた身体は期待しぴゅ♡と腸液を滲ませてしまう。

レオンがイリアのそんな、色々なものに動揺する顔をオカズに陰茎を一層硬くさせると腰を引いて、じゅぽ♡じゅぽ♡と1度目の行為で解れた肉穴に馴染ませるようゆっくり掘削をし始めた。

「ふざけ、っ♡な、っ♡お゛ぉっ♡♡♡」

陰茎が肉壺の奥へ捩じ込まれるたび、先ほど射精されたものが掻き回されて密着した肉同士の隙間から泡立ち、無理やり尻たぶを伝っていくのが嫌でもわかってしまう。

裏筋をにちゅにちゅ手で捏ねられ、強引にレオンから肉棒とアナルの快感を同時に教え込まれイリアは無様に乳首からミルクを垂らして喜び、
口数の少ない本人の代わりにレオンへ快感をぴゅ♡ぴゅ♡と伝えてしまう。


結局、その日イリアはアナルからの「射精」でメスイキさせられ、
だらしなく開いて放り出された足の中央でじょぼじょぼ萎えた陰茎から潮を流す醜態を晒すまで体の熱は落ち着かず、当然レオンに開放されることもなかった。

====

行為が終わり、ようやく催淫魔法に身体が慣れたのか熱が全て放出されたのか、
レオンがくしゃみをしても静まったままで居られる体でイリアは横になる。

「……すや、へきしっ」

隣で(昼間から)熟睡しているレオンは安らかな顔だが、いまだにくしゃみを繰り返し辛そうだ。

「……」

今自分が落ち着けているものの、こうしてくしゃみをするたび無意識に催淫魔法を振り撒いているのだろう。

そう思うとあまりの害獣っぷりに、
本当に人里離れた山にでもレオンを捨ててきた方が良いのでは、とイリアは危機感を覚えたが、

「すやすやすやすや」

「えっ、は、……こら待て!?」

寝ぼけたままレオンは半分換気のため開けていた窓の方へ移動し、
そのまま意思を持ってやっているとしか思えない動きで窓の外へ落ちようとする。

慌ててイリアが掴んで止めたが今度は転倒し、近くの棚に乗っていた空の花瓶をあわや頭上へ落としかけた。

(こいつを野放しにすると死ぬ……!)

その後も愉快な生命の危機からなんとかレオンを回収し、布団に簀巻きにしながらイリアは頭を抱えた。


なまじキツめにレオンへ情が移っている分、こんな放って置かなくてもそのうち死にそうなレオンを見殺しにすることが出来なかった。

もはや知らないところででもこの不運の塊に死なれると悲しいし、
当然い義理堅いイリアは「助けてくれ」と言われたからには責任を持って助けたいと思ってしまう。

どうしようもないカスだとは思うが害獣(レオン)を捨てることなんて出来ない、その上、

「すやすやすやすやすやすや」

「あっこら……、はぁ……」

人肌恋しかったのか今度は抱き枕を求めて腕を彷徨わせ、止めようとしたイリアの手を掴んで繋ぐと静かになってしまった。

そういう、たまに見せるなんとなくいじらしい一面も面倒見のいいイリアの心をくすぐってしまい、やっぱり捨てることなんて結論できなかった。

「寝ていれば可愛げがあるのに」なんて絆されているとしか言いようのない発想をイリアは無意識に抱き、それを自覚した瞬間、
頭では理解しているレオンの害性と、愛着のギャップに悩んで眉間に深い皺をつくったまま渋々手を握り返したのだった。
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