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レオンくん付き合ってるif回 〜イリア編〜

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イリア受け

本編を完結させた時に書きますと言っていた付き合ってるifです。
他の人たちがどうなっているかは深く考えずパラレルとしてお楽しみいただけますと幸いです。

====

村を追放されかけたが、偶然そこで出会ったイリアの助けで事なきを得た俺は、
それから何となくイリアと仲良くなり、そのまま果ては告白まで受け入れてしまった。

「あれは凄かった」

「?、なにが?」

あの夜、酔ってる?とか茶化したけれどあまりに真剣な、
それでいて少し自分自身の言葉に動揺している様子のイリアを見せられては断れる訳がない。

とか考えてしまう程度に、今にして思えば俺はイリアを気に入っていたのだろう。

挙句俺が「毎日顔が見れないと困る」とかゴネて同棲にまでこぎつけた程度にはお互い仲良くやっているつもりだが、
1つだけ、少し困っていることがあった。

「レオン、さっきから何黙ってんの?」

「んー?なんか……
 (イリアが)やっぱり可愛いなぁ…、って」

「えっ……?」

イリアとの些細なエピソードを思い出しつい惚気ると、
隣でエリック君があからさまに頬を赤くしてなんだか甘酸っぱい空気を醸し出している。

(しまった)

俺はこれまでの人生で特定の相手なんて作ったこともなく、その場その場で『楽しく』生きてきた。

別にそれを後悔することは無いし、今でもやっぱり楽しかった、と思うのだが、
その結果誰かに指摘されるまでもなく貞操観念が終わってしまっているのだ。

今も薄々エリック君が「あわよくば」を狙っている事は知っていたのになんだか口説いた感じになってしまっている、
というか普通、喋る時ってこの距離でいいんだっけ。

肩がぬるぬるぶつかってるんだけど。

「いや違う、イリ」

「……レーヴェ」

慌てて弁解しようとしたけれど、
こういう事になっている時に限って毎回イリアが現場を目撃する。

今回もいつのまにか背後にいたようで、眉間に皺を寄せてい
る。

「ここ、こここれは違うから、イリ、アアアア
 今から説明しようとしてたんだけど、イリアが来たからで絶対そういうのでは無いから」

「焦りすぎて逆に怪しくなってるぞ」

見るからに運動も荒事も得意です、みたいなでっかい男が俺たちを睨んでいるのでビビったエリック君はいつの間にか逃げ出してしまったが、
挙動不審の俺を見て苦笑するイリアの表情はすぐに柔らかくなった。

「馬鹿やってないで帰るぞ、馬鹿」

「あれ、怒ってない?」

「何に」

「え?何に?
 今何にって言った??逆に怒って欲しいんだけど。
 もっと俺を取られないか不安で眠れない夜を過ごせよ」

「面倒臭いな、お前……?」

呆れつつイリアは背を向けて歩き出したので慌てて隣に並ぶ、
よく見れば手には買い物帰りらしき袋が抱えられていて、もう帰るだけで良かったのに、
わざわざ俺を見つけて声をかけてきたのかと思うといじらしさに顔がニヤけた。

====

「イーリア♡」

「うわ」

「なんでそんな顔するの?」

食事をし、シャワーを浴びて、早めに明日の準備を整えた頃には日が暮れ窓の外には綺麗な月が浮かんでいる。

それをしっとり眺めながらソファに腰掛け、イリアは酒なんて飲んでいて、
そういう風情があるのに憧れてグラス片手に混ぜてもらおうと思ったら、
思ったより失礼な反応でびっくりした。

「お前は静かに座って飲むタイプじゃ無いだろ」

「あ?大丈夫だいじょうぶ、
 静かに座って月見てるイリア見ながら静かに飲めるって」

「すでに煩……いや、なんでもいい」

イリアの方を向いて隣に座ると、何かまだ言いたかったんだろうが口数の多く無いイリアは面倒になったようで、息を吐き俺のグラスに酒を注ぐ。

「……。
 (「おっぱいでっか」とか言ったら殴られるかな)」

それだけの動作で薄手の寝巻き越しに太い二の腕や、むちっと押し上げられた胸筋が生地がうっすら伸びているのが見えて、
もはや巨乳としか形容できない魅力的な体格に挙動不審になってしまうのだが、
さっき静かにする、と言ったところなので流石に黙っておく、
黙って自然に揉む流れを作れないか思案する。

「なんだか落ち着かないな」

「なんでだろ」

邪な視線が滲んでしまったのかイリアは顔を顰めて居心地悪そうにソファに座り直してしまったので、
取り繕うようにキリッとした顔をしておいた。

「……」

イリアは俺の顔を見て一瞬また眉間に皺を寄せたので、何かしらバレたかと怯えたが、
少しの沈黙の後、俺に近い方の片腕を背もたれへ伸ばし、俺と腕を交互に見て「ほら」とだけ言う。

「月見るんじゃなかった?」

こっちにこい、と言いたいのだと理解して寄ってみると肩を抱かれぎゅ、と密着させられた。

代謝のいいイリアの体はくっついているとそこからポカポカと暖かくなるし、
慣れ親しんだ恋人の匂いが石鹸の香りと混ざって鼻腔をくすぐるのが心地いいが、
それよりも俺は『ちょっと』旺盛な方なので、毎晩のように触れ合っている肌の感触を思い出してついムラ……と来た。

これは今夜もイけるやつかな、と喜びつつ、
一応確認に肩へ寄りかかって首を動かすと、髪が当たるのがくすぐったいのかイリアは少し身体を揺らした。

「このままでも見れるし飲めるからな」

窓の方を見たままなんでもない事のように言われたが、
俺の肩へ回されていた腕が今は耳を、すりすりとくすぐっていて、その感触が“そう言う”意図を含んでいるのは明白だ。

それならこんな、駆け引きみたいなことをしてないでさっさとイチャイチャしたい。

焦れてイリアの腕を掴んで身体を起こし、唇を重ねると案の定イリアは特に抵抗なく俺の背中へ腕を回し、
薄く唇を開いて自らキスを深い気持ちのいいものへ変えていく。

少しアルコールの香りがした後、俺の舌をかぷかぷと甘噛みする動作を暗い部屋の中ではやけに音も感触も鮮明に感じて興奮した。

興奮で浮かれたままさっきから揉みたがっていた胸へ手を伸ばし、
寝巻き越しにそっと膨らんだ輪郭を指でなぞるとイリアの体がぴく、と跳ね、
片手に持っていたグラスをサイドテーブルへそっと置くのが見えた。

「…やっぱり、お前を見ている方が楽しい」

俺はロマンチックな口説き文句は言うのも聞くのも苦手な筈なのだが、
頬を撫でながら少し困った笑い顔で言われると、不覚にもときめいてしまう。

これが惚れた弱み、というヤツだろうか。

「あー……俺も、月……、が、けだ……う?」

「?、レーヴェ?」

なんか洒落た事を言い返したかったがびっくりするくらい何も出てこない。
イリアも困っているし諦めて胸を揉む手に意識を戻す。

「次までにそういうの勉強しとく」

「『次』って明日とかだろ」

軽口を叩いている合間も、優しく撫で続けていた胸の中央では刺激に反応して乳首が肌着を押し上げ、コリコリと硬さをもちつつある。

試しにそこをきゅ、と摘むと、イリアの余裕そうな笑みは少し崩れた。

「こう言うのならいくらでも思いつくんだけどなぁ」

布地に阻まれ刺激が伝わりにくい分ちょっと強めに爪でカリカリ乳首を弾くと、俺の背中へ回された手が落ち着きなくもぞもぞと動き、
酒で火照っていた体が一層熱くなった。

「しょうもない事を言うな、バ……っ!?」

『そう言う関係』になってから俺が延々揉んでいたおかげか、以前から立派だったがさらに立派になった上、明らかに感度も上昇している胸を、
服へ手を突っ込み直接むにぃ♡と揉んで軽く指を食い込ませると、
俺の冷えた指に驚いたようで、指先へ触れる筋肉が硬直した。

「ごめん、びっくりした?」

「いや」

顔を近づければまっすぐこっちを見つめ返され、自然にキスが再開する。

お互いの唇をはむはむと柔らかく食みながら胸を解すよう、輪郭に沿って周りをゆっくり弧を描いて撫で、徐々に中央へ指を迫らせた。

「はぁ……っ、っ」

胸の周囲を触れるか触れないか、くらいの力でなぞって往復する指に、
どくどくとイリアの心臓が大きく脈打っているのが伝わってくる。

皮膚のなんでもない場所でも、たまに撫でると跳ねるようイリアの体が反応する箇所があるので、そこを探りながら何度も胸の上を往復し、
不意に掠めるよう指が硬くなった乳首へ触れてしまうと、
イリアは熱い息と少しの声が混ざった可愛い声を、くっついた唇同士の隙間から吐き出すように漏らす。

俺としてはそういう、つい出ちゃった低い喘ぎみたいなのは大歓迎だし聞いてて興奮するのだが、イリアにはそれが気恥ずかしかったようで、
誤魔化そうと俺の頭を抱き寄せ直し、顔の角度を変えながら舌を貪る、キスをもっと激しいものへ変えていった。

「っ、」

それでも俺が直接乳首をくにくにと弄ると、耐えきれずまた重い息を吐き、がっしりした腰がぴく、と跳ねてしまう。

ついもっとイリアの気持ちよさそうな顔が見たいと先走り、イリアへのしかかって大柄な身体を2人の体重の分ソファへ深く沈めてしまうが、
イリアも我慢できなくなったのは同じのようで汗ばんだ身体を火照らせ、
こっちを見る目がとろん、と欲に染まっている。

俺の頭や背中を撫でるだけだったイリアの腕は徐々に下へ伝って、
ひとの尻を撫でたり内腿、股関節の際どい箇所へずれていく。

ついには熱い手が俺の勃ったのに辿り着いて、陰茎の輪郭を確かめるよう服越しにそこを軽く握って上下に扱いてくるので気持ちよくて、反射的に腰を引いてしまった。

唇が一瞬離れるとイリアは俺の目を見て微笑み、俺の口の端を拭う

「……可愛いな」

「そう?」

イリアだってさっきまでのキスと興奮で息が上がっているし、
ごり、と俺の腰に当たる物は十分に硬くなっているくせに、いやに優しく言われて悔しいのと同じくらい余裕ぶってるイリアの方こそ可愛いなぁ、と思ってしまう。

(どうせならもっと可愛い顔が見たいかも)

思いつくまま胴へ触れていた手をまた胸へ戻し、
試しに皮膚が薄く、感触がふにふの周囲と少し違う乳輪を指の腹で擦って、ぷく♡と膨らんだ乳首を下側からスリスリくすぐると、
イリアは苦しげに目を瞑り、苦しいわけでは無さそうな声を出す。

「な、んで、…そんなに胸ばかり弄る……?っ♡」

「イリアのおっぱい大好きだし……」

それに胸を弄られて、可愛く唇を噛んで耐えているイリアを見るのも大好きだ。

動きを阻止するため手首を掴まれていたが、その返答がお気に召したようで腕の力は緩んだ。

「……ふっ、っくぅ…♡」

「我慢しないで声聞かせてよ」

調子に乗って豆のよう芯を持って膨らんだ乳首を指先で摘み優しく捏ね、
イリアの脚が余裕なくもぞもぞ動くのを確認しながら今度はくにくに弾力のあるそこを何度も弾いてみた。

服が邪魔で捲り上げると、汗でうっすら光沢を放つむちむちの胸の上で、
乳首は可愛らしく充血し、つまんで弄りやすい魅力的なサイズへ育っていたので試しに掴んで軽くくん♡と引いたり、つついたりしてさらにいじくり回す。

「……ぁ゛っ、……うぅ、っ」

これまでヤるたびに、なんならヤらない日も俺が弄り続けた甲斐あって、イリアの乳首はそこだけで射精できるくらいの「弱点」と化している。

先端をつつかれるのに特に弱いことも知っているので、
今日もそれをしながらずりずり服越しに互いの勃った陰茎同士を擦り合わせていると、
耐えきれなくなったイリアの腰はへこ、と揺れ、控えめな動作だが俺のもので自らちんズリをするようになった。

「はは、可愛い。
 乳首だけじゃなくてちんぽも弄ってほしいよな」

無意識にしたのであろうそれに自然に口元がニヤけてしまい、一度身体を離し起き上がる。

まじまじイリアの格好を見つめると気だるげにソファに深くもたれ、
開かれた足の中央では陰茎が寝巻きを持ち上げ元気に勃ち上がっている、
服を胸まで捲り上げ胴をほとんど露出しているおかげで、
綺麗に割れた腹筋も呼吸するたび上下する褐色の肌も、
普段はかっこいいと感じるパーツの全部がとてもいやらしく見え素晴らしい。

「お前、……その言い方は」

「あー、ごめんごめん」

脇腹とかも弱いんだよなぁ、と次にどこを触ろうか考えていると、
ほとんど胸だけで気持ちよくなってしまい、今もあられもない姿でたまに腰をヘコつかせている癖に、
赤い顔のままイリアが非難の目を向けてきた。

謝罪へ不満そうに鼻を鳴らしたが、俺が1度ソファから降りて内腿を撫で、足の中央へしゃがんで両脚を開かせると、
陰茎への刺激を期待してしまったのだろう、
イリアの下腹が一瞬きゅ♡と凹んで身震いしたのが分かり、
やっぱりかわいいなぁ、と感動しながらズボンに手をかけた。

「咥えたげるから許して♡」

「……そういう、問題じゃあ…」

抗議を無視してズボンを下着ごと一気に脱がせると、
ぶるんっ、と興奮で怒張した陰茎が勢いよく飛び出して、俺の頬を叩いてしまう。

いったいどれだけ興奮していたのか、完全に勃ち今にも射精しそうなほどびんびんに猛っているそこは、
先走りでネトネトに濡れそぼり、むわぁ♡と外気に晒され淫臭を放っている。

ぶつかった拍子に俺の頬も先走りで汚してしまう自分の勃ちっぷりに、イリアも何も言えなくなったのか静かになってしまった。

「ひゃひゃ」

思わず笑いが出てしまうが、睨まれたので慌てて先端へ舌を這わせて熱くてつるつるの亀頭を舐める。

「お゛っ……♡」

元々独特のしょっぱい味がして、そこは舌からの刺激を貪欲に受け止めたようでまたどろぉ…♡と蜜をこぼすように先端から先走りを滲ませた。

それを掬って塗り広げ、唾液に塗れた熱い亀頭を唇で包むと、じゅぷ、じゅぷ♡と都度口内で顔を動かすたび卑猥な音が鳴る。

亀頭だけをちゅむちゅむ窄めた唇でしゃぶり、
すぐ下のカリの部分へ手を添え皮ごと上下に扱くと限界が近いのか、
口内で膨らんだものはだらだらひっきりなしに先走りを零し、
喉奥に種付けしようと本能的にイリアの腰が揺れては突き出された。

「……ふっ♡く、レー、ヴェっ」

片足を上げさせ、くぱ♡くぱ♡と刺激を求めて開閉するアナルを濡らした指先でつつくと、
そこは自ら指に吸いつこうと収縮しイリアの内腿が揺れる。

「はっ、あ゛っ♡あぁっ♡」

試しに、中指をそこへ挿入するとぎちぎち根本から食いちぎられそうなほどアナルが締まり、
イリアはつま先をぴんと丸めてとっさに口元を覆った。

ナカの肉襞を1つひとつ丁寧に指の腹で押して伸ばし、
ゆっくりと指を出し入れすると耐えきれず少し精液が出てしまうようで、
口内で指の動きと連動するように熱い液体が舌先へ落ち独特の味が濃くなっていく。

ちゅこちゅこ増やした二本指をしこりを持ち上げながら出し入れすると、
口に含む陰茎もぐ、と一層上を向いて俺の口内の天井へ押し当てられ、
今や俺にどう見られるか、ではなく、
いかに射精へ耐えるかの方が重要らしいイリアは胸を反らせてもはや滑稽に見えるほど仰け反ってしまっているので、
いったいどんな顔で肉穴を蹂躙する指を、
とろとろのメス射精を味わいながらしゃぶっているのかが確認できないのが残念だ。

けれどその分、肉付きのいい尻の中央で縁を赤く腫らして指を咥えたままヒクついているアナルや重そうにみっしり中身の詰まって張った睾丸、
きゅんきゅんと上下に痙攣する腹筋に反らした胸の上でぴん、と尖っている乳首まで、
惜しげもなくイリアのアクメ寸前で足ピンしているいやらしい全身を視姦できるので特に不満はないのだけれど。

「っ!?っお゛♡レーヴェ、っ♡やめ、~~~っ♡♡♡」

不満はないが寂しいものは寂しい。

寂しいので、イリアが快感を逃がそうと弄るたびこっそり腰をずらして逃げていた、
ぷにぷにの腫れたメスしこりを二本指でぐりぐり押し上げて重点的に攻めてやる。

俺にはよくわからないが、それはきっとイリアにとってとんでもない気持ちよさなのだろう。

イリアは普段じゃ聞けないような悲鳴と一緒に俺の頭を掴んで動きを止めようとして、
それでもソコをくちゅくちゅ研磨し続けるとあっさり脱力してアナルを締めながら大人しくなった。

「………♡お゛……っ♡」

射精していないのに、
じゅぽんっ♡とたっぷり最後まで吸い付きながら口から離したイリアの陰茎は徐々にくったり落ち着き、
本人も四肢を投げ出しただらしないポーズで、
ほとんど服が脱げたまま、たまに腰をヘコつかせてメスイキの余韻に浸りぐったりしている。

「イリア」

「……ふー……」

それでも、俺が名前を呼べば腕を伸ばして俺を抱きしめ、
そっと続きがしやすいよう腰を上げた。

「可愛い、愛してる」

「……あぁ」

そのいじらしい動作が気に入って浮かんだまま気持ちを伝えると、
イリアは疲れた声でそれだけ返事をした。

下半身で自分の勃ったものをずりずりアナルから睾丸まで裏筋で擦って往復し、
さっきまで指を咥えてとろとろに解れたそこへ先端を押し当てるとイリアは眉を下げ、
ぞくぞくと身を震わせた。

「ふっ♡う、……っ♡」

太い腕に力が籠って抱き寄せられる、首筋に当たるイリアの息が心地いい。

濡れたアナルはぬぷぬぷと一番太い亀頭全体をゆっくり締め付けながら飲み込むと、
繰り返し収縮しながら挿入される竿全体へ肉襞全部を蠢かせしゃぶりついてきた。

火傷しそうなくらいナカは熱く、腰を緩く動かすだけでぬち……と肉の研磨される音と一緒に竿全体が扱かれ、直ぐにでも射精そうになる。

「あ゛、が、ぁっ……♡あ゛ぁあっ♡♡♡」

少し肉穴の感触に慣れようと大人しくして身体を馴染ませ、
徐々に腰を動かし始めると、
緩慢な動きにも関わらずイリアは俺が突き上げるたびに開いた口から獣のような声を出して、
ゆさ、ゆさ、とソファごと身体を揺さぶられながらまた陰茎を硬くした。

「イリア、こっち向いて」

「あ♡っ、ぐ、ぉ゛っ♡」

ばちゅばちゅ小さく動くだけでも大袈裟に肉のぶつかる打音がして、
イリアはガチガチの陰茎をぬかるませ自分の腹にぶつけながら、
俺が下を伸ばせば懸命にそれへしゃぶりつく。

「~~~っ!?♡♡はぁ……っ♡レーヴェ、それ、やめろ……、んむっ♡ふっ♡ぅう゛っ」

結腸口をくちくち小刻みの捏ねて緩ませながら乳首を摘むと、向こうから肉穴をきゅんきゅん締めてくるがそれが辛いようで、
ぶしゃっ、と噴射された潮で2人の腹を汚しつつもイリアは顔を真っ赤にして抵抗を示そうとしたが、
結局もう一度俺に唇を塞がれ、乳首を引っ張りながら奥ばかり捏ねられると諦めたようで、
今度は一層俺にしがみついて肉穴もちゅむちゅむ陰茎へ絡みつかせて甘えてくる。

肉襞を突き上げる重い水音と、2人の息遣いだけがずっと部屋へ響いて、
しばらく大人しく陰茎を受け入れていたイリアが、また足に力を入れたかと思うとアナルを一際ぎゅう、と搾るように締めつけて、
そのまま全身を硬直させ呼吸まで一瞬止めて大人しくなった。

「……っう」

「~~~っおぉ゛……っ!?♡♡♡」

陰茎をもはや痛いくらいに締め付けられ耐えきれず、結腸目掛け精液を吐き出すと、
イリアはまた低い悲鳴をあげ、熱ったデカい身体で強く俺にしがみついて射精を受け止める。


「……っ、は、……あぁ……」

萎えるまで挿入したまま余韻に浸っていると、イリアは少し腰を上げ、
一瞬また肉穴を締め付け小さく鳴いてから脱力し、自身の腹の上をトロトロ精液をこぼして汚した。

半分萎えてもまだ立派なそれを手で扱き残りも吐き出させると、
イリアは呻いていたがもう抵抗する余力もなかったようで、俺の頭をぽんぽんと叩いてそのまま眠ってしまった。

====

ある昼下がり、実家に「真面目に生きています」と連絡するだけの手紙を村長に書かされ添削された挙句、
全部虚偽だと突っ返され、
俺の気持ちはとても荒んでいた。


こういう時はイリアにでも慰めてもらおうとなんとなくイリアの行動範囲に目星をつけ、
大通りの方へ向かうと予想通りイリアはそこにいて、
近所のガキどもにキャッキャと戯れられ困っているのを見つけた。

(最初はイリア見るだけで泣いてたのに)

なんなら子供達の親もイリアへビビってた癖に畑仕事を手伝ってもらったり水路を掃除してもらったり世話になっているので、
今やイリアは俺より村で尊敬されている。

それを悔しがったらいいか、喜んだらいいか微妙過ぎてよくわからないほどだ。

「わたしね、大きくなったらイリアくんとけっこんするー!」

「はは、ありがとう」

(は???)

その内、1人の女の子がベタなことを言いながら花まで渡したのを見て、
さらにはイリアが笑って流したので聞き捨てならないとその集団に近寄った。

「イリア」

「あぁレーヴェ、居たのか」

「あぁ、じゃなくてさ。
 え?そこは『最愛のダーリンが居るからごめんな』じゃないの?
 浮気では?こんなの浮……イリアは浮気なんてしないもん!!!!
 いいのか、俺が不安で眠れない夜を過ごすことになっても!?」

「お前、死ぬほど面倒臭いな……?」

イリアを信じている感情と、ガキ相手に嫉妬するのは見苦しいと知りつつ俺を一番に添えろと主張すると本気で呆れた顔で言われて、
俺のことを面倒なんて言ってくるのは世界でイリアくらいだし、
今後もイリア以外に言わせるつもりは無いのでそれは悪くない気分だが、
今の抗議に対する回答としては不服で俺を崇めろとさらに絡み続けたら呆れ顔のままキスで黙らされた。

「はいはい、愛してる」

「い、イリア……」

なんだか格好いい対応に俺はときめいたのだがクソガキの何名かが親にこれをチクったせいで、
後日俺だけが大層に怒られて人間不信になりかけたのはまた別のお話。
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