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転生したら相手のステータスが見えるチートスキルを貰えた件 〜でも俺はモブなのでヤリチンがはしゃぐのは知らないです〜 レイン編 △

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悪霊がいる。

見た目は中性的な、男か女かよくわからない綺麗な顔つきの長身の男で、
少し顔色が悪い程度だがステータスに「悪霊」って書いてある。

カテゴリ的には魔物で、そんなのがアホの住む屋敷の入り口で棒立ちして俯いているのを夕暮れ時に見てしまうとまぁ心臓に悪い。

徐々に暗くなる景色の中、最近できた村の自警団に報告に行った方がいいか、
だが逃げるときに気づかれたらどうしようか悩んでいると家の扉が開いて、レオンが出てきた。

レオンは悪霊を手招きして敷地内に招き入れ、
悪霊は蛇のようにレオンに絡みついたままずるずる家の中へ回収されていった。

…まさか、レオンはアレの正体に気づいていないんだろうか。

改めて村の危機なら誰かに通報した方が良いと思ったが、
あの悪霊が去る最後、一瞬真っ暗な目がこっちを見ていたような気がして、
俺は怖くて何もできなかった。

====

(こ略)

「たまに玄関先に引っ掛かってるよな、アレ何してんの?」

レオンは紅茶を啜りながら首を傾げる。

口に含んだ、澄んだ赤色をした液体は少し酸味と鉄っぽされがあるが華やかな味わいで、
一昔前、異物や髪が明確にわかる範囲で混入していた時代を思えばレインの成長を感じさせる。

「レオンにおいで、って言ってもらえないと家に入れないみたいで」

「ふーん?」

それは悪魔や怨霊が、招き入れられる事でより深く対象を呪う行為に近いもので、
裏を返せば受け入れられなければ、レインのような存在は生者の近くにいる事はできないのだが、
毎回レオンは深く考える前にレインを見つけて自宅へ迎え入れている。

意味をわかっていようがいまいが、自身の存在を簡単に赦すレオンを見るたびに、
レインは「この人と絶対に添い遂げよう」と呪いじみた決意を深くしていた。

(初めて会ったときだってそうだった)

通常、いくら容姿が可憐だろうが暗がりで血色の悪い人間を見れば不気味がる。

そんな相手が教えてもいない自宅や宿に来ていれば尚更で、
だがレオンは(性欲に目が眩んで)自分を受け入れ抱きしめてくれた。

「わっ、レイン」

衝動的に想いが込み上げレオンに抱きつくと、振動でレオンが掴んでいたカップが揺れ頭からお茶を被ってしまう。

「……熱い、レオンは大丈夫?」

「う、うん、けど熱いで済む?火傷しそうな温度だろ」

「そうだね、お風呂にしよっか」

「今会話4ラリーくらいサボった?」

ピンチを逆手に好機を掴む、最も賢い選択をしたつもりだったがレオンは何故か困惑した声を出していた。



………

……

「ふーっ♡ちゅう♡ちゅっ、んっ♡れお、ちゅ♡
(あぁ♡すき、レオン大好き♡舌も甘くておいしい♡全部美味しくて、まるでお菓子みたい♡
全部僕の……僕が唇でレオンの舌♡はむ♡って食べるとキスしてくれる、嬉しい♡♡♡
全部食べたい……あっ♡恋人チューきもちいい♡っ、あっ、やだ、舌離れる♡もっとキスしてください♡
やだ♡もっとキスしたいのに、お願い♡♡ちゃんと舌と舌を絡めて♡ちゅう♡……って吸って♡レオンも気持ちいいキス♡いっぱいするから♡♡♡)」

「はは、可愛い顔」

「……っ」

服を脱がし合う合間に戯れにしたキスだったが、
レインはレオンの襟元を掴みキスをせがむのに必死ではだけさせる程度しか出来ていない。

すっかり先に裸にされ、唇が離れると涙目の赤い顔でレオンを見つめるものだからそれをクスクスと笑われてしまった、
はしたなかっただろうか。

急に自分の行動と、キスだけでじわ♡と発情しアナルへ腸液を、陰茎に先走りを滲ませる自分の身体に羞恥を覚え、
レオンから離れようとしたが腰を掴んで抱き寄せられた上、
顎を掬ってレオンの方を向かされてしまう。

「レインってこういうの好きだよな」

咄嗟の展開に目を閉じて、キスの再開を待ったが悲しいことにふわふわの唇が熱を与えてくれることはなく、揶揄われてしまう。

「……レオン相手、だけです」

実際、童話の王子様のように華やかな容姿の自分の恋人、
レオンにこんな風に迫られ、拒むことができる人間は一体どれくらいいるのか、レインは疑問だ。

「早く体流そ、風邪ひくよ?」

密着した体の下で腰にごり…♡と硬いものが押し当てられ、
レオンの興奮を伝えてくる。

(……あぁ…♡すごく硬い、僕のと全然違う♡かっこいい♡)

その怒張した雄に発情し、レインは無意識のうちに自分の腰を擦り付けメスちんぽでレオンのズボンを汚して降伏していた。


「乳首気持ちいいねー、コリコリになってるよ?
 恥ずかしい?」

お湯が沸くまでの間、レインは髪を流しついでに身体も洗われていたが、
泡のついた指が定期的に乳首をくにくにと捏ね、陰茎を扱き、
完全に発情した全身が火照って仕方が無かった。

「……ふっ♡く、うぅ……っ♡んっ♡」

ぬるぬるの指は始めは偶然を装い掠めるだけだったが、
それでぷっくりと膨らんでしまったメス乳首を今では何度も指が弾いて乳輪をくるくると滑り良く円を描いてくすぐり、
レインは必死に腿を擦り合わせ、身を捩って快感を逃がそうと努力する。

普段からのレオンの仕打ちで赤く、卑猥に育ってしまった乳首を何度もいじめられ、
そこで生まれる鈍い気持ちよさに声を漏らしてしまうのは(レインのなけなしの)男心に恥ずかしかったが、
抵抗する前にぎゅ♡と胸を摘まれ脳を快感で上書きされ、
徐々に余裕のない低い本気のおほ声で乳首イキの準備が出来つつあることをアピールしてしまった。

「お゛っ♡……ふーっ♡れ、レオン♡もう胸、いらない……っ♡もっとキスして、ちゅっ♡うぅ♡
……っ!?ちがっ♡んぉっ♡♡♡乳首とちゅー♡同時にいらなっ♡んっ、ふぅっ♡」

このままでは、また乳首だけでイく淫乱の汚名を着せられてしまう。

慌てて振り返ってキスし、すりすりとレオンのものを扱いて挿入を強請ろうとしたが、
結局キスと同時にしこしこ♡乳首コキをされてしまい、きゅんきゅんと下腹部をときめかせながら波のように胸を中心にくり返しては大きくなる鈍い快感を受け入れるしかできなかった。

(やめて、キスしながら乳首虐めるの♡許してください♡
ずるい、優しく爪でかりかり♡って先いじって♡びん……っ♡て尖ってじんじんしてる乳首♡ぎゅう♡って押し込みながら唇噛まれたらまた潮でる♡
あっ♡あっ♡嘘やめないで♡もっと乳首弄って♡
……お゛ぉっ♡ずる♡一回焦らして乳首弾くのずるい♡
乳首のせいで腰揺らして、お尻くぱくぱしてる♡やだ、イく♡
もう我慢できない、ちょっとだけ、ちょっとだけ足ぴん…っ♡て伸ばしてイっちゃおう♡
キスしてたらバレないから♡♡♡胸でメスイキしても大丈夫♡)

「…お゛っ……♡…~~~っ♡♡♡」

レインはキスをしたまま、うまく声を殺して乳首アクメ遂げることが出来たと確信していたが、
レオンから見れば突然身を強張らせアヘ顔で足ピンアクメを遂げた上、
唇を離せばただでさえ発情し蕩けていた顔が、
さらに欲に染まったいやらしいメス顔に変わってしまっているのだからサイレントアクメしていることは火を見るより明らかだった。

(ついでに言えばレオンのお気に入りの獣じみた下品なイキ声も割としっかり聞こえたのでサイレントでもないのだが)

誤魔化しきれたと思っているらしく、こっそり息を整えながらドヤ顔をしているレインへ、レオンはなんとなく股間をイラつかせながらこの後どう、
この痴態を、自分が乳首イキ余裕のマゾメス男認めさせてやろうか思案する。

取り急ぎ警戒されないよう、優しくレインの濡れた髪を撫でながら身体を寄せると、
そんな畜生じみた考えを持たれているとはつゆ知らずレインはあっさり腕の中へ収まった。

「あれ?イかなかったんだ」

「…う、うん、
 レオンのおかげで、我慢できるようになったんですよ?」

白々しく聞けばそんなふうに返され、
レオンの中でさらにむく、と嗜虐心が芽生えた。

「(なんの自慢されたんだろう)
 ふーん??そっか、じゃあもっと長いこと楽しめるね」

レオンは基本的に自分が満足するまで相手の好意につけこんで相手を弄り、
自分が満足した後も、おもちゃみたいで楽しいからと言うだけで相手を弄って楽しむタイプのカスヤリチンのため、
どうせレインが我慢しようが泣き喚いていようがすることはあまり変わり無いしのだが、
向こうから「キミのプレイじゃイけません」と言い出したのだから、
いつもよりしっかり喚かせて遊ぼうと決意し上機嫌にレインの頭を撫でる。

「うん♡ずっとこうして愛し合おうね?
 (嬉しいなぁ♡ずっと一緒にいれるの、レオンが喜んでくれてる♡もっとレオンのために我慢して頑張ろう♡)」

それなりに悲惨なすれ違いが起きていたのだが、
結果としてお互い楽しんでいるので問題はなかった。


「足開いて?」

「……う、うん…♡」

レインがレオンといくら身体を重ねようが、大好きなひとには全てを見てほしいと思っていようが、
裸を見られることに恥じらいがある。

まして足を開き、性器もなにもかもよく見える状態にするとなれば尚更だ。

顔を赤くし、目を伏せながらゆっくりと遠慮がちに細い足が開かれていく様は、レオンを焦らし期待させるには十分で、
「黒髪の大人しそうなお兄さん」がそんなふうに恥じらいつつ小ぶりながら興奮で赤く濡れるメスちんぽをにちゃ……♡と晒して恥ずかしそうに目を逸らす姿に、一層太い陰茎は怒張する。

「あ゛っ♡……っう、っ……♡
 レオンの、綺麗な長い指♡ふっ♡だめ、汚してしまう、からっ♡お゛っ!?♡♡♡裏っ♡擦らないでっ♡」

白い指が悪戯にレインの陰茎へ絡み、ゆっくり上下に動く。

元々小さなそれはろくに使われることも無く、年中どろ、と
勢いなくこぼすだけのメス射精しか教えられていないせいで一層貧相になっていて、
レオンの片手で簡単に覆われると快感を得るためだけの肉の突起としてくちゅくちゅ弄ばれた。

「一緒に触って?」

レオンは自分の胸元に置かれた冷えた手を握って温め、体温が移るとそれを自身の陰茎へ導く。

「……あっ、熱……♡」

レインはそれに触れると少しだけ力を込めて形を確かめ、
レオンの顔を交互に見た後、唇を噛み締めて何かに堪えるようゆっくりと手を動かした。

「これも我慢できるの?」

「くっ……♡と、とうぜん、ですっ!♡♡♡
 あっ♡激しっ、イく♡……~~~っ♡♡♡お゛っ♡おぉ…っ♡♡♡
 ……い、イってない♡イって♡な、っ、あ゛ぁあっ♡♡♡」

レオンの手の中の敏感メスちんぽはとめどなく先走りが溢れ滴り、
レインは大きく喘ぎながら腰を無様に跳ねさせた挙句じょぼじょぼと潮まで噴いて尿道をパクパクさせていたが、
まだ絶頂は認めず、どうにか呼吸を落ち着けてからレオンに潮噴きアクメがバレていないか様子を伺っている。

口の端から唾液をこぼし、その陰茎からはいまだにぴゅっ♡ぴゅっ♡と残滓が溢れてはその微弱な尿道の刺激でレインは甘イキを繰り返し、
すでに手淫を行っていた手はほとんど止まっている有様だったので、
レオンは一瞬でレインが妙な見栄を張るのを辞めたと思っていたがまだ隠せていると思っていることに気づき、呆れと同時に愉悦を覚えた。

「今日は本当にすごいな、可愛い」

「……っ!?」

そんなふうに言われ、弱った身体を椅子から下ろすとレインは四つん這いにさせられる。

黒髪で普段隠れている、骨の浮くうなじにキスをされ無意識に身震いしてしまった。

(レオンが喜んでる♡もっとイくの♡我慢しないと……!
大丈夫♡乳首で耐えられたしお尻をたくさん弄られ無ければ絶対我慢でき、っ!?♡
あ♡どうしよう、レオンの手♡ゆっくり身体を撫でてくる、ズルい♡こんなに優しく撫でられたら、気持ちよくなってしまうのに♡
ずるい♡僕より僕の弱点全部知ってる♡な、何回もくすぐったいから撫でないでください、身体跳ね……、
~~~っ♡♡♡ちょっとイっちゃった……♡
バレてないかな、レオンに聞かせたく無い本気のおほ声♡
こんなの聞かせたく無いのに……っ♡あっ♡手♡下がってくる♡
内腿を撫でて、まずい……っ、足閉じないと、っ♡ぎゅう♡ってお尻、揉まれてる…♡♡♡
ちょっとずつ内側に回って♡指がくすぐったい♡あっ♡
やだ♡アナル指でつん♡って触ってヒクヒク縮んじゃうの見ないで♡
やだやだ♡レオンに全部見られてる♡アナルがくぱくぱしておちんちんください♡って媚びてるのも♡
ちょっとイってぐちゃぐちゃなのも絶対見られてる…!
親指で拡げて息♡やめてぇ……♡♡♡)

「……お゛っ♡」

レインは小さく呻くと背中を丸め、アナルのナカの肉を凝視される羞恥でぶしゃっ♡と激しい音を立てながら床目掛け潮を噴く。

もはや何をしてもメスイキできる程度には感度が高まり、
メスしこりも弱点剥き出しにぷっくり♡膨らんでメスイキスイッチとして完成していら。

レオンがアナルへふざけて息を吹き掛けたときも入り口の縁を伸ばされた時も、
ついには指が重点的にメスしこりだけをくちくちと潰して弄した時も、
何度も声を押し殺す代わりに潮を噴きレオンに絶頂を伝えた。

「……ぁっ…♡う、うぅ……っ」

四肢の力がうまく入らず尻を突き出した状態で前に倒れ、
触れられて居なくともナカの肉がぐねぐねと蠢いてメスしこりを自ら弄んで下半身が気持ちいい。

こんな状態でも、まだ「イっていない」と言い続けなければいけない状況が辛く、
レインは喘ぎか嗚咽かわからない声で小さく呻いた。

(挿れてほしい……♡いっぱいカチカチのおちんちんで奥までじゅぽ……っ♡って♡今おしりまんこ使ってもらえたら絶対気持ちいいのに♡♡♡
けど、挿れたら絶対イく……絶対汚い声出して、僕の雄失格ペニスからびゅーっ♡ってまた潮噴いて……っ♡♡♡
レオンが、呆れるかもしれない…)

陰茎待ちで体の奥が疼くようにずくずくと脈打ち、
無意識に自分の指をいやらしくじゅぽじゅぽしゃぶって気を紛らわそうとしていた。

今すぐにでも挿入を強請って、我慢ができないと伝えたかったが、
それでレオンの興が削がれ無いかと不安で、ただ甘い息を吐くいて来るかわからない陰茎を期待するしかできない。

普段のレインであれば、いい加減レオンがふざけていることはわかったであろうが、
快感で思考が鈍り、胸の鼓動を抑えられない発情メスである今のレインにはそんな賢さも余裕はない。

(そろそろ良っかぁ)

ずりゅ♡ずりゅ♡と後ろからレインの尻へ亀頭を押し付け、その度に敏感に尻肉が痙攣するのを楽しんでいたレオンだったが、
(レインの反応が小さくなってきたので)満足し、頃合いか、と突っ伏したままのレインの腰を抱える。

「うー…ん、今日のレインも可愛いけどさ、
 やっぱりいつものレインが可愛いよなぁ」

「っう♡……へ…?」

白々しく悩みながらアナルへ鈴口を押し当てる、少しだけ入り口を拡げ、レインが腰を突き出したのと同時にまた腰を離すと、ねとぉ♡と腸液と先走りが混ざった透明な粘液が糸のように伸び、細い腿に垂れた。

「(今みたいに)俺がする事で気持ちいい♡って正直に言ってくれる子って可愛いと思う」

ぬち♡ぬち♡

ぬめる尻の谷間で、陰茎を往復させると濃い淫液は泡立って細かい泡ができている。

それほどまで発情したレインはまた低く鳴いて腕に顔を埋め、上擦った声でレオンになんとか問いた。

「い、いつも通りで……つまらなくない、で、っ♡ぉおっ!?♡♡
 …ない、で、っ♡す、か?…あっ♡今前♡くりくりしないでっ♡♡♡」

「(そう言う話になってたんだ)
 え?なんで?今喘いでるレインもめちゃくちゃ可愛いし『面白い』けどなぁ」

「おぉお……っ♡指で糸♡作るのやめ、て、
 ん゛ぅううっ♡♡♡っ挿入って……♡お゛っ♡♡」

ぷしゃあああ♡

「……レオ、ンっ♡ごめんなさ、っ♡嘘ついてっ♡♡んぁ゛っ♡しこり、何回も叩かないでっ♡
 イった♡馬鹿になる♡……ほんとは、ずっと♡ぉおおっ♡ずっと今みたいにイってました♡
 ……っ♡く、ふっ♡焦らさないで……、も、奥、熱いのに……あ゛ぁ~~~っ!?♡♡♡
 これっ♡♡♡ずっと待ってたレオンの♡んぉ゛っ♡♡だいすき♡全部潰れてるっ♡♡♡ずっとイってる♡♡♡
もっとじゅぽじゅぽしてください♡♡♡
(やった♡もうイっていいんだ♡レオンも僕のことずっと好きって言ってくれた♡
愛してる♡気持ちいい、恋人セックスでいっぱいイくの♡大好き♡熱っ♡レオン♡気持ちいい♡♡)」

細い腰は掴みやすく、やや肉厚さが足りないもののその分反応良く喘ぎレオンを楽しませる。

肉襞は浅ましく陰茎を啜っては、ぬぽ♡ぬぽ♡と粘膜の擦れる卑猥な音を立て、
ようやく素直になって良いのだと理解したレインは今までの分を取り戻すように自ら快感に集中してナカの陰茎を締め付け、その形を追った。

「まぁイってんの、丸わかりだったし別に良いよ」

「そ、そんな……
 ……ふっ♡ひ、どい……♡また、そ、そうやってゆっくり指♡胸に近づけて……おちんちんゆっくり抜いて……♡
 ~~~っ♡♡♡
 乳首♡ひっぱらないで♡♡♡お゛ぉおぉおっ♡またっ♡イきまっ、ん゛お゛ぉお!!♡♡♡」

レインは腰を弓形に反らし、開いた足の中央から明らかに精子とは違う勢いで潮を噴き、腰をへこっ♡へこっ♡と陰茎ごと揺らして迎え腰をキープする。

乳首を捏ねながら中の敏感な媚肉を突かれ、
陰茎にしゃぶりつく穴全体が異常なまでの快感を脳に伝えているのに、
さらにレインを追い詰めようと熱い肉棒は結腸口をどちゅどちゅ嬲り責め続けた。

「……ん゛ぉっ♡♡♡……っあっづっ♡♡
 お゛っ♡んん゛ぉっ♡♡♡お腹の中っ♡あついぃ……っ♡」

レインはせっかくなら可愛い声をレオンに聞かせたいが、
腹の中にどぷどぷと精を注がれ低く下品な声を出してしまう。

長い射精を全て受け止めた後、じゅぽ♡と最後に陰茎が恥ずかしい音を立てて抜けたが、
レインは一筋アナルの縁から精液をこぼす刺激でまた陰茎から精子を垂らした。

「お湯、沸いたね?」

「……ん♡」

(いつもレオンは重いなど無粋なことは言わずレインを抱えているが)浴槽の中では浮力のおかげで、気兼ねなくレオンの膝の上に居ることができる。

それに、冷えた身体を湯で温められるのは同じよう湯で温まったレオンの温度に包まれているようで、たまらなく気分がいい、
レインは無限にあるレオンとの大好きな時間の中でもレオンと一緒に入る風呂の時間が大好きだった。

大人2人が足を伸ばしてもそれなりにスペースがある浴槽に、
精液を掻き出すとレインはぴったりレオンにくっついて身を寄せ浸かる。

「……ふふ」

このままほどよく疲れた体でゆっくりと休もう。

そんな風に「理想の入浴タイム」をレインが想像しながら目を閉じると、
当然のようにレオンに乳首を唇で挟まれて、思わず硬直してしまった。

「……レオン?……っ、ふっ♡♡♡」

熱いぬるぬるの舌が、まだ熱の冷めない乳首を転がしちゅう♡と強く音を立てて吸う。

思わず全身に力が入り、逃げようと身を引くがあっさり腰を掴んで抱き寄せられ、
片方の胸は口内で、もう片方の胸は指で転がされて気持ち良くなってしまった。

(あっ……♡レオンの力、すごく強い……♡
また、こ、恋人セックス♡してもらえるのかな……♡)

骨ばった男らしい大きな手で腰を抱き寄せられると、どうしてもレインはきゅん♡きゅん♡と、身体の奥からときめき、完全に身も心も服従してしまう。

また反射的に目の前の雄へ発情メスの交尾アピールのよう、腰を揺らしてレオンの怒張した陰茎に、はしたなくお湯の中でもぬるついたメスちんぽを擦り付けると、
レオンは楽しそうに笑って腰の手を下にずらした。

====

「はぁ、はぁ……!」

この村は、サイハテ村はきっともう終わっている。

悪霊に人狼、触手の化け物からついでにインキュバスまで平気で村を跋扈して居て、
俺たちの日常がどれだけ魔物に侵食されているのか考えるだけで恐ろしい。

ステータスが見えるせいで、あの村ごと王国にでも報告して焼き払ってもらった方が人類のためにマシな事がわかってしまった。

きっとこれは、村を乗っ取られた俺の復讐の物語になるんだろう。

そうやって泣きながら村を飛び出してすぐ、細身の男にぶつかった。

「……っ、痛ってぇ…」

「す、すまな……あっ」

その少しつり目の、顔はいいがキツそうな男に謝罪しようとして、
そいつが『魔王』なんだとステータスを見て気づく。

「ひっ、殺さないで、頼む、なんでもするから」

「……んー…?」

魔王は俺を不思議そうに眺めて首を傾げている、
残酷なことに、見える範囲の、魔王の持つ全ての数値が、スキルが俺が逃げられないこと、勝てないことを伝えていた。

「なんか……絶対アンタは邪魔だわ、うん。
 帰れ」

魔王が手を翳して、死を覚悟する俺の額へデコピンし、それから、


……




「……あれ?」

俺は只野茂武。

ベッドから転落して今、目を覚ましたらしい。

外では雀が鳴いていて、近所の子供の声に寝坊した事を理解して慌てて外に飛び出す。

……なんだか、変な夢を見ていた気がするんだがなんだったんだろう。

エロいような悲しいような怖いような。

内容を覚えていないが多分悪夢寄りのそれを思い返しながら、
俺はやっぱり日常って素敵だなぁ、とポロポロ涙した。
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