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またたびで酔った猫亜人とにゃんにゃんするベタな回

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数日前からサイハテ村へ商人が訪れていた。

「これは?」

「触るとネギを撫でた時と同じ触り心地の瓶」

「……」

イリアがまさか、と露店を見にいくとそこに居たのは案の定見知った存在であるユーリンで、
彼は嬉しそうになじみ客であるイリアに対し、特別な秘蔵の商品達を見せてくれる。

「ガラクタばかりだろ」

「そ、んなことは……」

ユーリンの言うよう、透明なインクのペンや内側に棘のついた指輪他、個性豊かな数々の品は、
ガラクタとまでは言わないものの独特すぎるセンスで集められており用途がわからない物も多い。

イリアが返事に困っているとユーリンは気にした様子もなく良いんだ、と軽く笑う。

「実際全然売れてない。
 ……オレには宝物に見えるんだけどな」

普段の商売に加えこうしてひっそり隅で公開しているらしい、わかる相手にだけ買ってもらえれば良い商品。

残念なことにイリアへ商品の魅力は伝わらなかったが、そのスタンス自体はとても良いものに感じた。

「価値が解る奴が見つけると良いな」

「あぁ」

ユーリンは人懐っこそうに八重歯を見せて笑い、「宝物」を撫でる。

そこにはとても優しい時間が流れていた。

が、男性の中でも骨太かつ大柄な部類に属する2人が談笑しているものなので、
周囲は露店でそんなに強い武器や防具でも売っているのかと好奇心を寄せ、
一部のマニアも集い店はその後しばらく客足が絶えない大盛況となった。

====

俺は今、酒瓶を片手に遠い目をしている。

ユーリンが村に来ていたことは、
泣きながら「この世の終わりにゃぁ~!」とか道徳の無いクソガキ商人(シャオファと言うらしい、今更名前を教えてもらった)が捕獲され騒いでいたから知っていた。

シャオファは俺がユーリンの知り合いだとわかると、碌でもない商品をばら撒いていた釈明をするのに仲を取り持って欲しい、と、
秘蔵の酒とやらまで用意して宴会の席を設けたが、なんとそれを飲んだユーリンがぶっ倒れた。

「ぐへへへ!これで殺っちゃってください、だんにゃあ!」

「……お前さ、性根若いうちに治さないと俺みたいになるよ」

俺も味見した独特の草の匂いのするその酒はあろうことか亜人にテキメンのまたたび酒だったらしく、
シャオファは酔って倒れたユーリンの弱みを握れとそそのかしてくるのだ。

「お~?それともアレですにゃ?
色々して弱みを作るという……カァー!!!さっすがぁ!
ゲスのやることはちげえや!」

「ほんとぶん殴るぞ」

シャオファは、俺がユーリンに酷いことをすると疑わず、
可愛く幼い顔に似合わない、
知り合い史上最強にクソみたいな小悪党の笑い方で「ホヒョヒョヒョ、それじゃあ、ごゆっくりお楽しみくだせえ」とか言いながら消えていった。

「……」

「う……レオン……?」

「あ、良かった、意識はあるんだ」

ことの顛末はあとで全てユーリンに報告しようと決意しながら、この状況が不味いなら酒を吐かせた方がいいのか悩み手を洗っていると先にユーリンが目覚めた。

ゾウもイチコロにゃ~!とか恐ろしいことを言っていたので心配していたが、
幸い意識はしっかりしているようで言葉や動きはまともそうだ。

ユーリンは頭を抱え大きく息を吸ってから、自分のきょうだい分の蛮行と、
それに巻き込んだことを本当に申し訳なさそうに謝ってきた。

「ごめん……本当に……」

「別に……俺こそごめん、シャオファをナメてた。
 つか大丈夫?水飲む?」

「……はぁ…、っ、いや、大丈夫……」

ごろり、とがっしりした身体を仰向けにして、それから何かに気づいたように慌てて横を向いたがもう遅い。
俺はばっちりユーリンの隠したかった「モノ」を見てしまった。

「なるほど」

……そう言えば、スノウが色々あって亜人ごっこをした時、顔にまたたびを食らって大変なことになっていたか。

またたびの効果はもちろん本物の亜人であるユーリンにも適用されたようで、
仰向けになった拍子に見えた股間部分は平均より大層大きそうなものが勃ち上がりテントを作っていた。

「本当に大丈夫?」

「~~~っ♡お゛っ!?っあ、あぁ゛……!」

もう一度天井の方を向かせ内腿をねっとり勿体ぶって撫でると面白いくらい重そうな腰が跳ね、
それだけで火がついてしまったのか、先ほどまでなんとか耐えていたいやらしい喘ぎが唇から漏れ始める。

「ユーリンの言う“匂い”、ちょっとわかったかも」

発情したユーリンからは、なんとなく甘いのと蒸れたのが混ざったような香りがする…ような気がした。

そんなのを漂わせながら服を握ってもぞもぞ身を捩り、大男がやり場のない快感を逃がそうと悶えているのを見ていると、俺まで興奮してテンションが上がる。

「……ふっ♡う、うぅ、お゛……っ♡♡レオン、そこ、握る、な♡……お゛ぉおっ!?♡♡♡」

「腰浮かせてちんズリされんのすごい無様でかわいいよ、
 もっと腰振っていっぱい手ぇ相手に交尾の気持ちいいへこへこ♡しよっか」

「~~~っ♡」

服の上からガチガチの太いのを握って手を上下にするとすぐにユーリンの方からのけぞって、腰を突き上げ手に物を擦り付けてくるようになった。

余裕あるズボンの布地にはうっすらとシミが広がり始めている。

頃合いを見て手の動きを止め、お前が動けと言わんばかりに輪っかだけ作ってユーリンの顔を見たが、
ユーリンは必死にそこ目掛けて腰を打ちつけるばかりで醜態を恥じる余裕もないらしく、
亀頭をくぽくぽと指の輪に潜らせてはカリ首を締められて低く鳴き、段々動きを小刻みにした。

「お゛っ♡ふーっ♡♡♡お゛っ、お゛っ♡おっ♡」

ついには限界を迎え、腰を突き出したまま小さく呻き、ぴんっ♡と海老反りのまま硬直する。

「ん゛ぉおおっ…♡♡♡ふ、うぅ……っ♡ふーっ♡」

「すごーい♡ズボンに種付け上手じょうずー♡」

どぷどぷと溢れた大量の熱い精液は、ズボンに滲み出てなお止まらないらしく俺の手を汚していく、
長い射精を終えてもまだ満足しなかったらしい手の中の陰茎は、
また硬度を復活させたどころかさっきより太くなってどくどく脈打ち、次の刺激を期待していた。

「いっぱい出せてえらいね」

「ふっ♡や゛、も゛う、い……大丈夫♡お゛っ、……♡
……もっ、と♡はぁあ……♡……ごめ、レオン、やっぱりもうちょっとだけ…、…っ♡は、あ゛ぁあ♡♡♡」

もっとしっかり気持ち良くしてあげようとズボンを下ろしてモノを取り出すと、
ぶるんっ♡と精液まみれになった猛々しい脈打ち太ちんこが、勢いよく腹筋に当たり跳ね返って揺れていた。

解放を喜んで重そうなシワのない、ずっしり睾丸の方まで先走りを垂らしては、そのくすぐったさすら気持ちいいらしくアナルをヒクつかせ、
試しにふーっ♡と息を吹きかけると、その度まるで何かを食べているかのように何度も肉の縁は柔らかく収縮し、喘ぎと一緒に大きな尻がぶる、と痙攣した。

「全部出せるまで頑張ろうな」

「……っ♡」

何度かアナルを横に伸ばし拡げながら汗ばむ尻を揉み、指に吸い付く肌の感触や弾力を楽しむ。

尻尾が俺の腕に甘えるよう絡んで、ユーリンがまた可愛らしく控えめに声を漏らし始めた頃、
軽くつぽ♡つぽ♡と指をアナルの入り口へ咥えさせては引き抜き笑いかけると、ユーリンが静かに頷き尻尾が地面でぱた、と音を立てた。

「お゛ぉ~~~……っ♡♡♡」

足をM字に開かせ、大粒のイチゴみたいな亀頭へ舌をぬるぬる這わせ舐めまわし、
精液まみれの指をアナルへ食い込ませ浅いところだけ拡げる為をうにうにほじった。

後ろをほぐすための小さな動きだったがユーリンの興奮を煽るには十分なようで、
尻穴はきゅっ♡きゅっ♡と小刻みに締まり指にしゃぶりついてくるし、口内のつるつるに張った亀頭が舌が這いずるたび尿道口をパクつかせてずっと舐め取ってもキリがないほど粘っこくて濃い液体を溢すようになった。

「……、尻尾太くなってる」

「いわない、で、くれ……っ♡」

俺としてはいつもとそんなに変わらない気がするが、またたびで発情している姿を見られるのはユーリンとしては結構恥ずかしいようだ。

尻尾の根元をかりかり爪でかきながら指摘すると顔を手で覆って隠してしまう。

かわいいなぁ、と感心しつつ指をしゃぶり続ける穴を二本指で引っ張って拡げると、
ユーリンの羞恥は臨界点へ達したらしく逃げるように体を捻り、慌てて足を閉じようとした。

「なんで?やめんの?気持ちよさそうだけど」

「……っ、ふっ♡ちが、これは違うんだ……」

今の発情し切った雌猫みたいな自らの様子を認めたくないのか、喘ぎまで我慢しようと唇を噛んだ報復に無理やり足を開かせ直してアナルを蹂躙する指を増やし、三本指でぐぽぐぽとわざと恥ずかしい水音が立つようにユーリンを攻めた。

「ゔぁっ!?やめっ、しりつよいっ♡♡お゛ぉおおっ!?そ、そこ♡持ち上げるのやめてくれっ♡♡♡イってる、音、聞きたくな……っ、~~~お゛っ♡」

さぞユーリンの三角形の大きな耳にはこんな酷い水音はよく聞こえている事だろう。

口内に空気を含んで前をしゃぶる音も派手にしてちゃんと聴かせてやると、興奮しているのか広い胸板についた乳首までびん♡と硬く尖らせて存在を主張させていた。

それを手を伸ばしてつまみ、軽く転がしつつ弾力を確かめるとユーリンは何度めかのタイミングで急に、糸が切れ諦めたようにため息を吐き、
同時に俺の口内へ塊みたいに濃い精液をどぷ♡と溢すよう放って、おとなしくなった。

「……ふ、ぐぅ……」

それで終わった、と言いたげに体の力を抜いてしまったが、
当然俺に終わらせるつもりは全くないので、
抱きつけばすっぽり俺が隠れてしまいそうな体の上へ馬乗りになって唇を重ねる。

「ふっ、っ、あ゛っ♡ふっ」

一瞬目が合うと困ったように赤面していたが、口内に残った生臭いのを舌を差し込んでユーリンへ返すと肩を掴んで慌てて引き剥がそうとしてきた。

それでもめげずに腕の力を抜いてぺちゃ、とユーリンへのしかかり、耳を撫でながらオレの舌でざらざらの舌をくすぐる。

「……ふ……っ、う……♡」

ついに刺激に屈したのか、肩を掴む手が緩んで代わりに俺の腰へまわる。
ごろごろと喉から猫が出すような音までさせて強く拘束されて、ユーリンの方から積極的にキスをしてくれるようになった。

長いことしていたお互いを貪るようなキスで口内の精液はとっくに無くなっていたが、
ユーリンはずっと鼻をぶつけてキスしにくそうに、必死に顔を動かして俺の舌をしゃぶってはへこへこ自分のモノを俺の脚へこすりつけてきていた。

「……っはぁ……、レオン、ずるい……、オレ、がっ、っ♡
ふー……♡レオンの匂いでおかしくなるの、知ってるクセに……」

前髪の間から見える普段縦に長く鋭い瞳孔は、今は甘えと興奮で開いた満月のように丸い形をしている。

唇を離すと惜しむようにもう一度抱き寄せられ、伸びてきた舌は俺の唇を撫でて再開を促す。
静止の意味で乳首を弾くと我に返ったのか、縮こまってガタイに似合わず少女のような恥じらい方で身体を反応させていた。

「ユーリンまだえっちしたいよな?おかしくなっちゃったんだから」

「……っ♡わ、わからな、い……♡」

下着越しに、さっきから何度も体に押し当てられていたユーリンのモノへ自分の陰茎を押し当て腿を抱えたまま、
性交のときそっくりに腰をゆっくりずりずり♡動かし擦り合わせ陰茎を刺激するとユーリンは困ったように口籠るが、その視線は下腹部を凝視していて、
期待を代弁するように硬くなった陰茎からまたぷぴ♡と先走りが溢れ俺の下着を汚した。

「亜人ってヤるとき定番の体位とかあんの?」

「ふー…っ♡……あっ……」

物欲しそうに腰を上げているのは分かっていたがわざと無視して足の付け根のところを指の腹で這うように撫で、回答が来るまで焦らし続ける。

指で挟んで強調した乳首をカリカリ♡真ん中の指で掻くと困ったように視界を彷徨わせ、
それから数回何かを考えたあと意を決したように後ろを向いた。

四つん這いで上体を倒し下半身差し出すようなポーズで、尻肉を両手いっぱいに掻き分けヒクヒク蠢くアナルを拡げ晒してくる。

きっとこれがユーリン的、亜人のメスの定番の体勢なのだろう。

自分が抱かれる側として改めてポーズを考えさせられたのは中々ユーリンとしてもクるものがあったらしく、
爪先が白むほど尻たぶを掴む指に力が込められている。

だが期待には勝てなかったのか尻尾はぴん、と上を向き、試しにアナルへ先端を当てて数回ちゅ♡ちゅ♡と谷間を擦り動くとユーリンは焦れた声と一緒に慌てて腰を上げ、
陰茎を受け入れようと自分のアナルを亀頭へ擦り付けてきた。

「っ、レオン、そこじゃ、ない、もうちょっと上……っ♡♡お゛……っ♡そこ、玉、潰れる……♡
お゛っ!?♡♡♡あ゛っ、そこっ♡そこであってる、挿入って……♡♡♡
ふっ!?♡待ってレオンっ、がっ♡あ゛っ、熱い゛、お゛ぉおおっ♡♡♡」

導かれるままにがっしりした掴みやすい腰を掴んでずぷずぷと腰を打ちつけ根元まで挿入するとユーリンは背中を弓形に反らして反応し、
酒で火照る柔らかい肉襞は大きく波打っては奥までモノを味わおうと陰茎に絡みつくせいで摩擦で激しい音がする。

「あ゛~~~っ♡♡♡あづっ、あづいっ♡♡♡ま゛っ♡
……っ♡お゛ぁああ♡あっ♡♡♡」

奥を突くと耐えきれなかったらしく、ユーリンはびゅるびゅると勢いよく精を床目掛けて吐き出しているが無視してその間も繰り返し肉襞を押し上げ続ける。

イキたてで痙攣を繰り返す穴は段々陰茎へ馴染み、またぎゅぅ♡と肉で竿を締め付けてしゃぶり回してくる。

イきたてケツまんを蹂躙されて最初は苦しそうに嫌々していたユーリンも、また腰を上げさらなる行為を望む雌ポーズを取り直した。

「お゛ぉお♡♡♡硬っ、レオンの、おかし……っ♡♡あ゛っ、に゛ゃ!?♡♡♡ま、まて、今前♡掴まないで……っ♡♡お゛ぉおおっ!!?♡♡♡♡」

「やっぱ前いじると締まんな、ちんこの方が気持ちいい?」

寂しそうにべちべち揺れるだけだった竿を両手で掴んで、にちゅにちゅ亀頭を滑り良く手のひらで擦り回すと、
すでに枯れ気味の声でユーリンはまた絶叫し低いエロ声を聞かせてくれる。

亀頭を撫でただけアナルがキツく締まってそれで肉穴が狭まった分、
ナカを亀頭で抉ると勢いよく先走りや精液が押し出され飛び出してくる。

「お゛ー……っ♡も、やめて、くれっ♡♡♡これ以上突く、なぁっ……!♡……っ♡ふ、頼むっ♡♡♡奥捏ねないでっ♡……お゛っ♡おっ♡いましゃべっ♡おっ♡♡
こ、これ以上イくの♡怖い、から♡♡」

「そっかー」

可愛らしい懇願は無視して元気に反っている竿を扱き、後ろでさっきから口を開けてくぽくぽ♡亀頭をしゃぶっては喜んでいる結腸を小突き続ける。
ユーリンは段々自分の精一杯の情けないお願いを聞き入れてもらえない事に気づき始めたらしく、泣きそうな目で様子を伺いこっちをチラチラ振り返っていた。

なにか文句の一つでも飛んでくるかと思ったが、その顔に笑いかけていると何故かユーリンはごく、と喉仏を上下させ唾液を飲み込む。
それから決意したように前を向き、改めて内腿へ手をやり脚を開いた姿勢をキープしやすいよう体制を立て直した。

「お゛ぉおっ♡ぎゃっ、ふぁ♡♡♡……はーっ、あ゛っ♡またイ……っ♡お゛~~~っ♡♡♡♡」

「?、急にそんな可愛い声出してどうしたの?」

声も、つい漏れたものではなく、快感を知らせるため意志を持って喘ぐような、さっきまでとはまた違ういやらしいトーンになる。

「……これ、すきっ♡♡お゛ぉおっ♡レオ゛っ♡あ゛っ♡♡♡
もっと奥も入り口もっ♡全部ぐぽっ♡て突いてくれ♡♡♡っ♡に゛ゃ♡お゛ぉおっ♡」

……なんだかわからないが積極的なのは良いことだ。

潮までびゅーびゅー吹いて喜んでいるので非常にテンションが上がる。

「お゛っ♡お゛っ♡胸っ♡♡♡おかし、んむ♡キスしながら胸揉まないでくれ♡♡♡
気持ちいい♡絶対おかしい、胸が良いのおかし……んぶ♡♡ふ、はぁ♡まっへ♡ふ、んむぅ♡♡ちゅ♡うぅ、ちゅ♡」

さらに良い反応を見ようと横抱きのポーズに変え、舌を絡ませながら手のひらに余るような胸をむちむち揉みしだいたり、

「はぁ……っ♡ぐ、ぉっ♡♡深、全部挿入ってる♡お゛~~~っ♡♡♡一回抜こうとして、おっ♡オレが、締めたら、……っ♡お゛ぉおお゛っ!?♡♡♡何回も全部♡潰すの好き♡♡♡お゛っ♡お゛っ♡また出る♡♡♡」

結局正面から抱きしめて今までと違う箇所を捏ねたりとにかく交尾としか言いようがないくらい激しく、
何時間も絡み合って(当初の目的通り)ユーリンからまたたび酒が抜けるまでセックスし続けた。

「……お゛っ♡……っ、ふ、はぁ…っ♡♡」

2人で疲れ果て寝転ぶ頃にはユーリンの折角の、バランスの取れた腹筋のついた腹は心なし俺の出したもので少し出てしまっているし、
散々いじった乳首も穴の縁もぷっくりと赤く腫れてしまっている。

「そういえばさぁ、なんで急に反応良くなったの?」

「……っ♡……レオンは、オレより身体が小さいけれど……
良い匂いで、……オレが、雌なんだってなんか思って……」

手遊びに軽く乳首をつまむとそれだけで余韻のせいでユーリンは小さく震え下半身では精液が噴き出るが、声はわりと落ち着いたいつもの調子だ。

「……そう…」

だがあんな調子で喘いでいたのに行為が終わるとまた無口になるのがとてもえっちでいいなと内心喜んでいたら畳み掛けるようそんなことを言われ、
なんでせめてヤっている時に言ってくれなかったんだ、
なんてユーリンに申し訳なくすら思いつつ軽く腕で引き寄せそのもふもふの耳を甘噛みした。

「くっ、?、レオン?」

自分の腹に押し当てられたものに気づいたらしい。

前髪で隠れた奥の瞳が不安そうに揺れているのが分かったが自分を止めるのは難しそうだ。

「せっかく自覚してくれたんだしもう一回雌ごっこしとこっか?ほら、はやく足開いて」

見下ろすと顔を引き攣らせていたがその口角は小さく上がり喉をぐるぐると鳴らしていて、
こんなユーリンの素敵な一面を見せてくれたシャオファへの制裁には少し手心を加えて欲しいと後で提案しとこうと思った。

====

「これは」

「……透明の服。頭がいいと見えるらしい」

オレには見えないが、と付け足しユーリンに渡されたハンガーを手に持つ。

見えないどころか触れることもできないのでただのバカ高い値札のついたハンガーにしか見えないが、
あとでなんかで使うかもしれないしと俺はこれも買う、と頷いた。

「っ……!?けどレオン、今日だけですごい金を使ってくれてる。
だ、大丈夫なのか……?」

「うん、なんか……すごい購買意欲がそそられる」

「っ!?じゃ、じゃあこれは!?
 退魔用底のない柄杓!」

「護身用にその内きっといるな、買う」

退魔だしレインには害がないだろう、多分。

頷いてそれも買うとユーリンは初めて見る饒舌な調子で他にも数々の珍しい商品を見せてくれ、またそれが売れると何故かひどく興奮している。

「……そういえば、レーヴェはああいうのを物置に大量に置いていたな……」

他人事ながらあまりの豪遊っぷりに、
久しぶりにドン引きしたイリアにストップをかけられたが俺とユーリンは固い握手を交わす。

「めちゃくちゃイイと思って買ったのに帰って三日くらいすると二度と触らなくなる話」にもめちゃくちゃ同意されたので、
ユーリンと俺の物欲の方向性は相当近いのかもしれない。
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