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人権を捨て去りマゾアホ犬を志願する騎士くんはついに忠犬を師匠と崇め始めた □

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『「くぅんくぅん」

シロは鳴きました。
鳴いてないて、三日間飼い主のおじいさんを待ち続けました。

四日目の朝、お友達がシロを見に行くともう、そこにシロは居ませんでした。
代わりに、おじいさんのお墓に寄り添うように、小さな白い花が揺れていました。』

「ぐすっ……!うぅ、あ゛……!」

以前訪れた町で聞いた、その土地ゆかりの忠犬綺譚とそれを元にした絵本。
あまりに感動的でつい一冊買ってしまい繰り返し読んでいるが、何度読んでも忠犬シロの忠犬っぷりに感情移入し、自分とレオ様に置き換えては嗚咽を漏らしながら泣いてしまう。

(シロ……いや、シロ師匠……私はあなたのように、良き飼い犬になれるだろうか……)

人生で師とするなら彼だろう、私は挿絵でしか見たことのない白いふわふわの忠犬に想いを馳せながら目を閉じた。

====

翌日昼食どき、レオ様とハンバーグを食べていたら何故かレオ様は1つしか食べていないことに気づく。
それに私のハンバーグは旗が刺さっているがレオ様のには刺さっていない。
こんな格差が許されるのだろうか。

「レオ様、それで足りるのか?」

「え?うん、むしろこれでかくない?ほら、俺の手よりデカイ。
お腹いっぱいになってきた」

ほら、とハンバーグと手の大きさを比べるレオ様を見て、あるエピソードを思い出した。

『「ワシはもうお腹がいっぱいなんだよ」

おじいさんは本当はおなかがすいていたのに、シロに自分のパンを食べるように言いました。

けれどシロは食べません。
ただじっと、おじいさんがパンを食べるのを見守ります。』

……これは、忠犬シロで見たシーンだ。

おじいさんはシロ師匠を気遣い、一つしかなかったパンを師匠に食べさせようとするが、師匠はおじいさんの嘘を見抜きそれを食べず、結局2人で分け合う。
2人はお腹は満たされなかったが、それよりも大切なものが満たされるのだ。

「師匠……」

(は?今スノウ、ハンバーグみて師匠って言った?)

幸い私には今、ハンバーグは8皿用意されている。
1つくらいならレオ様と分けても後でおやつを食べればどうとでもなるだろう。

「…レオ様、これを食べてほしい」

「えっ?なんで?頼んどいてお腹いっぱいになったの?……え?師匠くれるの?」

「…いや、これには……王国の国旗が刺さっているんだ…」

「う、うん?」

結局レオ様は旗だけ受け取り、後は全部私に食べるように言ってくれた。
…師匠もこんな、もどかしく悲しい気持ちになったのだろうか。

====

その後も師匠とおじいさんのエピソードを思い出しレオ様に色々しようとしてはことごとく失敗し、
いよいよ自分の駄犬っぷりに心が折れかけた頃レオ様に今日の自分の粗相について何があったのかと確認されてしまった。

「あー…あの童話、まだハマってたんだ」

「……あぁ、だが…私はダメな犬だな……っ、師匠と、全然同じようにできない……くっ…」

そもそもスノウは犬じゃないけど…というレオ様の慰めも、今はどこか虚しく胸を痛める要因になってしまう。
悲しくて俯いていると、レオ様は手元にあったクッションの一つを私に手渡してきた。

「ほんとスノウは犬好きだよなぁ、猫派の癖に」

「…レオ様?これは?」

「え?犬ごっこしたいんだろ?これにマウンティングすれば?
あのアホ犬がするやつ」

「……っ!?」

絶対そういう話はしていなかったが、レオ様が私に犬らしくできるようアドバイスをくれているのかもしれないと思い直し、
クッションをベッドに置いて、それ目掛けて腰をへこへこ♡犬のように擦り付けた。

「あはは、動き情けな。
もっと真剣にやって、クッション孕ませるつもりでさ」

「……っ♡ふ、は、はい…っ♡♡」

こんな、服を着たままでもレオ様の前でえっちに腰を振らされると、段々変な気持ちになってくる。

思わず目を閉じると普段、レオ様が私を組み敷いて上からかっこよく笑い、泣くまでセックスしてくれる時の腰の動きを思い出してしまった。

「ふっ♡……ふー…っ♡♡♡」

腰骨がなまめかしくぐにゃぐにゃと動き、その度に私のメス穴全体がぐぽ♡と押し上げられてはおちんぽ様が抜けないよう媚び絡んでしまうのだ。
毛頭逃げるつもりもないが、逃げられないよう正面から手首を押さえつけられ見下され、快感で無様に歪んでいるであろう顔、額の火傷の痕へ可愛いとキスされれば私は心までとろとろに蕩けて両足をレオ様に絡め、大好きな雄に媚びるだけのマゾメスに成り果ててしまう。

「お゛っ♡……ふっ、う……っ♡♡」

一度思い出してしまえば腹の奥からきゅんきゅん♡と気持ち良さが込み上げ、下着を濡らすほどに先走りが滲んでいくのがわかってしまった。

「そうそう、する予定もないのに種付の予習できて偉いな。
こうやってクッション相手にぐりぐり♡って腰動かして、奥までしょぼいメスちんぽ頑張って突っ込んでるつもりなの?」

「……っ♡そ、です…っ♡♡♡レオ様にいつもしてもらってるみたいな、奥っ♡おちんぽ様押し込んでびゅーっ♡って熱いの飲ませてもらうやつ、うぅ…っ♡後で、精子出すのに、お尻に力入れてごぽっ♡ってして、……♡逆流精子で、追いアクメできる大好きなやつです…っ♡♡♡」

卑猥な言葉と一緒に尻を強く揉まれると、すでに行為の予習で興奮しぷるぷるに腫れてしまっていた前立腺が自分の肉で押された刺激で穴全体へが痛痒いほどの焼けるような快感を覚え始める。

「お゛っ♡だめ……っ、イきます…っ♡お尻揉まれて、無様にまた潮吹きアクメして、お尻きゅんきゅんするっ♡♡♡メスちんぽ♡いっぱい、揺らして…っ♡ふーっ♡レオ様のカチカチおちんぽ♡いっぱい私の穴使ってください♡って恥芸したくなる…っ♡♡♡」

「はは、なにそれ」

レオ様はバカにしたように笑うが、その顔は少し赤く興奮したようにも見えた。
それが嬉しくて胸もお尻もきゅん♡と脈打ち苦しいが気持ちいいのが止まらない。

どうせならきちんと服を脱ぎ、無様におちんぽから潮を吹きながら、びたびたおちんぽを揺らして腹に当てる恥ずかしい姿をたくさん見て欲しかったが、今はレオ様がずっと服越しに尻を揉んでいたい気分のようなので仕方がない。

諦めてできるだけ無様に見えるよう足を大きく開き、腰を落としたポーズで身体に力を入れ、じわ♡と布を汚し潮が染みてくる見苦しいのをレオ様に見てもらうことにした。

「……お゛~…っ♡♡♡」

「うわ、尻揉まれるだけでマジでイけるんだ。すごいな、そんだけ敏感なら逆に楽しそう」

レオ様は内腿までびちゃびちゃに汚れてしまった私のズボンをなぞって笑って、私は、
「こんなに簡単に無様メスイキをするのはレオ様に揉まれた時だけだ」と言いたかったがイった余韻でうまく話せず、それを伝えられなかったのは若干不本意だった。


「はっ♡はっ♡……レオ、様♡えっちしましょう、……ふっ♡すのっ♡も、メス穴準備万端に耕されているので、っ♡
じゅぽっ♡じゅぽっ♡っん゛♡おいひっ♡♡♡亀頭までぱんぱんの♡カチカチおちんぽ様♡スノウの口で準備したら、メス穴使って気持ちよくなってくださいっ♡♡♡出っ張ったところでぐい~っ♡ってメス穴いっぱい突いていじめて、中出し射精してもらえるよう締めてしゃぶってご奉仕しますからっ♡♡♡」

裸にされ、頭を押さえつけられ嗅ぐだけで発情してしまうレオ様のおちんぽをたっぷり楽しみながらのおしゃぶりを命令される。
大好きなおちんぽ相手に濃厚な恋人べろちゅーをして必死のハメ乞いを繰り返すが、レオ様はつれなく首を振ってしまった。

「だめ、忠犬したいんだろ?じゃあちゃんと我慢しないと」

「そ、そんなっ」

レオ様は以前買ったぶるぶる揺れる球体だけ私のアナルヘ詰めると、それすら微弱に揺らすだけで到底おちんぽを使った本番セックスは恵んではくれなかった。

「お♡お願いしまふっ♡♡♡はむ♡んむっ♡こ、こんな硬いおちんぽ様♡メス穴にいれないなんて勿体無い…っ、はーっ♡……ん゛ぉおっ♡♡♡乳首潰して遊…っ!?♡あ゛~っ♡♡♡
……はっ♡はぁっ♡♡♡お願いですレオ様っ♡メス穴が一番気持ちいいですからっ♡セックスしてくださいっ♡♡♡
ふーっ、ふーっ♡♡♡忠犬もうやめますっ♡スノウは我慢の効かないバカメスなのでっ♡いっぱいおちんぽで躾けてくだしゃいっ♡お願い♡お願いしますっ♡♡♡んぐぉおっ♡♡」

上から顔を沈めておちんぽ様を喉奥へ咥えたまま土下座し、腰だけを高く上げて尻をおちんぽごと揺らすこれ以上ないほどに無様なポーズを取り続けると、ようやくレオ様に許してもらえたのか、突然ベッドへ寝転ぶように言われた。

「あぁ……♡口、抜けてしまった…♡♡♡」

熱い塊が抜け、喉奥がすーすーするのが寂しく物足りなかったが仰向けに犬が屈服する時のポーズを取ると球体に繋げた紐を一気に引き抜き、中の異物を全て抜いてもらえた。

「ん゛ぉおおぉおっ!?♡めくれりゅっ♡♡♡」

興奮でぐずぐずになっている敏感メス穴から急に球体が飛び出せば視界に火花が散り、一瞬気絶するくらいのとんでもない快感で潮を噴射してしまうのだがそれは別にレオ様にはどうでもいい話だ。

さらに敏感になった、痙攣するメス穴へ待望の脈打ちおちんぽを挿入れてくれたかと思えばそのままじゅぽじゅぽ♡と容赦なしに
激しく腰を打ちつけ、涎のように止まらない腸液で下半身からひどい音を立てながら奥までさっきの想像の、何倍も気持ちよく全部を押し拡げ蹂躙してくれる。

「お゛っ♡♡おぉっ♡おちんぽっ♡すきっ、レオ様のおちんぽすきっ♡♡んぉおっ♡♡♡これ♡潮ずっとでてるっ♡おちんぽで押し出されるっ♡♡」

「よくそんな恥ずかしいメス顔で忠犬なんて目指そうとしたな」

「…んひっ♡乳首埋めないでくだしゃ……♡~~~っ♡♡♡ん゛ぉおおぉっ♡♡♡そ、れすっ♡スノウはバカマゾメスなのに高望みしてすいませんでした♡♡♡
おちんぽっ♡突っ込まれたら我慢できずにきゃんきゃん言って♡ご主人様に媚びる変態ですっ♡忠犬なんてできないですっ♡♡♡」

レオ様はピギ吉のせいで私の乳首が乳輪ごと恥ずかしいサイズになり、埋めてはほじると潮吹きアクメするおもちゃになってしまったのを若干気に入っている節がある。

それ自体はレオ様に遊んでもらえる機会が増えて嬉しいのだが、なんせおちんぽ並に感じ平常時でもちょっと布が擦れると気持ち良くなってしまう時がある敏感な乳首を性交中に埋めてはぷり♡と引きずり出す動きを繰り返されればアナルまできゅんきゅん♡締まって痙攣し、息をするのも忘れるほど気持ちよくてレオ様の顔を満足に脳裏に焼き付けることもできない。

もちろん淫乱な私の身体が悪いだけなので今後ともレオ様には指を挿れてもちゅうちゅう♡美味しくしゃぶってしまうおちんぽ穴含め、好きにおもちゃにして楽しんでもらえれば良いと思うが、これはすこし勿体無いので考えものだ。

「忠犬もいいけど、俺は今の我慢聞かないアホ犬ごっこしてるスノウの方が可愛くて良いかも」

「……お゛っ!?♡……~~~っ♡♡♡んぉっ♡おぉ……♡」

それに行為中、たまにレオ様はこんなふうに優しく、言われた私が嬉しさに狂って泣き喚きたくなるような言葉を囁いてくれる時がある。
今回は無事聞き取れ、脳髄へこの言葉を浸透させながら脳と下半身の両方で最高に気持ちいい脳イキアクメを噛み締めているところだが、これをうっかり聞き逃してしまっていないかと思うとあまりの勿体無さにやっぱり気が狂いそうになる。

レオ様の前で極端に敏感な雌犬になってしまうのも考えものだ、今度何か鍛錬でも考えよう。

そう思いながら私は尿道から精液を垂れ流し意識を手放した。

====

『病気で遠くに行ったと思っていたおじいさんですが、実は生きていたのです。
スパイとして隣国の研究施設に潜入し、今シロと邂逅を果たしました。

「…もう一度共に戦ってくれるか、相棒」

「ブゥウウウウン」

おじいさん、シロと秘密組織ウロボロスとの戦いはまだ始まったばかりです。』

「なんと」

…スノウがあまりに忠犬の絵本を気に入りすぎてまた奇行を繰り返していたので、どうしようかと悩んだ結果贋作絵師に頼んで偽の忠犬物語の続編を作ってもらい彼の思いつく限りのクソ展開を盛り込んで仕上げてもらった。

それをもとに作った世界に一冊だけの「忠犬シロ」の続編。

まさかジャンルが変わる次元の超展開と、打ち切りエンドとは思わず、絵師の中々の趣味の良さに感心した。
シロが第二形態の悪魔キメラ形態になってしまった毒々しい挿絵がシュールだがスノウ的にこれはどうだろう。

俺はサメ奇譚とかそういう大衆向けクソ叙情詩、三文小説も結構好きなので違う意味で楽しめるが、スノウはとにかくこれで萎え熱を下げてくれるといいのだがと、ちら、とその表情を確認すると、

「ご、ご主人様と師匠が共闘…!?」

やっぱり目を輝かせていたのでダメそう。

この酷い続編に結構真面目に喜んでいたから、この件は置いておいて俺おすすめの(無難に面白い)娯楽小説をいくつか紹介しておいた。
もうそっちに興味がいってくれたら儲け物と思い、絵本の白犬を師匠と崇めている件については深く考えないことにする。
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