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アホのレオンくんと最近アホが移ってきたイリアくんが眠れない夜イチャイチャする回 ○
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宿を借りる時、部屋を2つ借りようがレインとスノウが一緒だと100%俺の部屋へ寝るまでの時間遊びにくる。
「スノウ、髪乾かさないと凍る」
「……っ♡す、すまない……」
室温はきちんと快適に保たれていたが、濡れた髪のままウロウロすればせっかく温まっていた身体が冷えてしまいそうだ。
俺の前に座らせ、スノウの長い髪をそっと櫛で梳かしながら乾かす。
「……」
「レインは今度やってやるから、今日はもう髪濡らすなよ」
それを見たレインが羨ましそうにシャワー室へ立ち上がったので未然に阻止する。
色々雑そうなので服ごと冷水を被って濡らしかねない。
「どう言う状況だ?」
ちょうどそこに、湯上がりのイリアが髪を拭きながら薄着で登場してきた。
「えー?俺の優しさ会開催中」
「……?そうか」
何が琴線に触れたのか、やたら無表情に自分を見つめるレインへ困惑しつつ、イリアは水をコップに汲んで一気に飲み干す。
ちなみにイリアにはまだ、レインの表情から感情を察するのは難しいようだが今しているのはおそらく、本気で何の意味もなく、無感情にイリアを見つめている時の顔。
あえて言うなら髪が濡れているのが羨ましかった、くらいはあるかもしれないが。
「…ふふ、レインは仕方がないな」
「……?」
スノウもレインも、お互いを可愛い弟分のように思っている節があるのでスノウがなんかお兄ちゃんっぽい事を言っていた。
俺は調子に乗るな、と背中を撫でる。
「……うぁっ!?♡……す、すまない」
全員の前で情けない声を出したスノウは顔を赤くしていた。
「…程々にしろよ」
少し呆れているイリアは、コップでレインの視線を遮ろうとして首を動かしてまで追尾してくる双眸に困惑している。
「ウス」
それを観察すれば、湯上がりの水気を帯びた褐色の肌が薄着で惜しげもなく晒されていて、腕を動かせばしなる筋肉が綺麗に収縮していた。
衣服は胸や尻、肩周りと、より肉付きが良く出っ張ったところほど綺麗に布が伸びてイリアのとても健康的なえっちさの体のラインを主張している。
「なんだ」
「乳首すけてる」
「殺すぞ」
俺からもじろじろ見られて、こっちには露骨に不快さを露わにしているがその顰めた顔と濡れた髪がとてもかっこいい。
これで変な気を起こすな、という方が酷いと思うんだけど世界中みんなとても我慢強いんだろうか。
====
そして深夜。
スノウと、髪を乾かす代わりに俺に歯を磨かれたレインは満足そうに部屋に戻って行って、今はイリアと2人で天井を見つめている。
「なぁ」
「あ?」
「好きな子の言い合いっこしよ、俺は俺」
「寝ろ」
沈黙が流れる。
「なぁ」
「明日も早いんだが。…お前と違って」
「俺の良いところ挙げゲームしよう、まずは俺」
「人の話を聞け。…罰ゲームは?」
「無しで。
俺の良いところを罰ゲーム嫌さで探して欲しくない。
ご褒美にレオンハルトくんがなんでも言う事聞く、にしよ」
「……」
「じゃあ俺な、最高。はい、イリアの番」
「降参」
「うそだぁ」
「……」
まぁ確かに、真面目にやっていれば朝まで終わらない試合になってしまう。
報酬を諦めてでも明日に響くから折れる、人格者かつ常識人のイリアらしい堅実な判断かもしれない。
「なぁ」
「……」
「なああーーー」
「うるさいこのバカ!!!」
しつこく声をかけ続けると、ついにキレたイリアが飛び起きて振り返る、その頬を、構えていた指でぷに、と突く。
怒っていた顔が呆気にとられ目をまんまるに開いていた。
「ぶひゃひゃひゃ、引っかかった引っかかった。
あー…、ありがと、じゃ、おやすみ」
「……?は?」
本人の言う通り、きっと明日もイリアは早朝からテキパキと路銀稼ぎやボランティア同然に害獣駆除をしたりするのだろう。
瞼の裏には今も、さっきのえっちな湯上がりのイリアが浮かんでいるがもうちょっとゆっくり休んだ後にでも襲えば良い。
「おい、このバカ」
飽きたし適当にちょっかいをかけて満足した俺がベッドへもぞもぞ戻っていくと、イリアに肩を掴まれた。
さっそく意趣返しか、早すぎて芸が無くない?と思いつつ、一応乗っかってあげることにしイリアの方へ振り返る。
頬を突かれる事はなく、代わりに暖かい唇がそっと口へ触れ、その後くちゅくちゅ音を立てながら舌が口内へ割り込んできた。
「?、んぇ??」
真剣な目を見た感じ、なんか怒っている気がするがイリアは本気で怒ると低い声で自分が怒った箇所と俺に直して欲しい点や譲歩できる点を伝えてくるので今回のよう、ぶん殴ってきたりキスしたり行動が先に出ている時はあまり本心から怒っているわけではない、…と思う。
舌をじゅる♡と吸われ、その甘痒い刺激で脳がふわふわ気持ち良くなってくる。
段々イリアが俺の上にもたれ掛かって、俺を潰し姿勢を崩してきたのでこっちから抱き寄せ、俺の布団の中へ連れ込むと素直に体は横たえられた。
1人用の狭いベッドの上にちょっとキツいくらいで2人で体を押し込み、寝る前の暖かい身体を撫で合いながら舌をくすぐられれば変な気にならない方がおかしい。
唇を離しイリアを見ると、頬をつねられた。
「……遊んでやるから、さっさと寝ろ」
赤い顔で鬱陶しそうに言われ、もう寝るつもりだったけど、とは当然言わない。
イリアの明日へ響くので悪いかな、と思いつつ嬉しいし大歓迎だ。
ところでこれ、普段俺がスノウにしてる奴じゃない?とちょっと思う、イリアの中で俺はスノウと頭の構造が同列なのかな、なんか複雑。
「集中しろこのバカ」
もう一度太い腕でぎゅう、と強く抱きしめられ、舌をぬるぬる口内へ突っ込まれた。
それに応えイリアの乳首を布の上から探り当て、爪でかりかり♡刺激しているとイリアの片手は色々なところを撫でながら降りていき、下着越しに半勃ちの陰茎を優しく撫でられる。
俺のを完全に勃たせようと探る動きをする腕は当然布団の中で、動作が見えるわけもなかったがその分さっきの、綺麗な筋の入った逞しい腕を思い出して、
今、あの無骨な格好良さのある大きい手がこんな風にいやらしく、俺のを撫でるため動いているのかと思うと、無性に興奮するものがあった。
「……ふ、っ♡遊ぶって、何してくれんの?楽しみすぎて余計……目ぇ冴えたんだけど?」
「子供かお前は」
俺のを触ってくれているお返しに、イリアのものにも手を伸ばしてすりすり♡と下着の中へ手を滑り込ませ直にその熱い棒へ触れて手を上下する。
口調や態度の割にすでにイリアの身体は興奮で熱を持っていたようで、脈打つそれを根本から指の腹で擽り、脈をなぞってこりこり押すと苦しげに息が詰まった音がしていた。
「イリアこそ、欲求不満じゃないの?胸もパンパンじゃん」
「……っぐ♡だ、黙ってろっ…!」
シャツ一枚捲ればたわわな、丸い焼けた素肌の上に、大きめの乳首が硬く勃起してつん♡と芯を持っている。
美味しそうなそれを舌を伸ばして、数回舐める真似をしてイリアの目を見つめれば期待のせいで、触れていないそこからじわ♡と薄くミルクが滲み始めていた。
「かわいー」
「……っ!?♡おい、レー…っ、……~っ♡」
そっと舌先を触れさせ、ぬろぉ♡と舐めながらゆっくり転がす。
イリアが低く呻いて一瞬体が震え、そのまま乳首をかぷ♡と甘噛みしながら転がし口内で甚振れば、そこは一層、とぷとぷと気持ち良さの象徴のように白濁を溢れさせ始める。
「っ♡…ふー…っ♡」
声を押し殺し、イリアは自分を苛む刺激から逃れるため夢中で俺の陰茎を扱いたまま眉を顰め悩ましげな顔をしている。
その赤い、徐々に快感に染まりつつあるやらしい顔が可愛くて興奮した俺と同じよう、イリアの昂りも一層の熱と硬さをもってどろ♡と塊を吐き出すよう先走りを滲ませていた。
「ふっ♡……っ、はぁ……っ♡」
「気持ちいいね?」
またキスして舌を絡めれば、ざらついた感触の中で自分のミルクの味を理解してしまい嫌なのかイリアは涙目で少し顔を引く。
けれど、気持ちよさのせいで舌は伸ばされたままで逆に俺にキスをせがむよう舌を差し出した状態になってしまい、先端をちゅ♡と吸えばイリアの腰が面白いくらいビクビクと跳ねた。
限界が近くなったら俺の腰とくっつけてそこをずりずり♡と合わせ、ゆっくりお互いを擦り合わせながら刺激し合い、むっちりした尻を何度も揉んで違う気持ち良さを思い出させる。
「イリアの腰使いかっこいいー♡」
「っ♡うるさ……っ、だまれっ!……っ♡♡」
イリアは尻を掴んで体を抱き寄せられ、たまに谷間の際どい箇所を指が這うのが気に入ったのか、震える息を吐きながら俺の頭を抱えて、ぎゅ、と痛いくらいに抱きしめてきた。
「足、そうやってきゅ♡ってしてる方が気持ちいいの?」
「……っ、……、は、あ、あぁ……っ♡」
腰は逃げるように引かれるが、俺の腕に阻まれると戻ってきてより強く密着し重そうなずっしり睾丸ごと俺の陰茎で押しつぶされる。
ぷるぷると震え、閉じた先の足はぴん♡とつま先まで綺麗に伸ばして感触に悶えていた。
硬く閉じてしまった尻たぶの間に指を割り込ませ、そっとアナルヘつぽ♡つぽ♡指を出し入れすれば、そこはきつすぎるくらいに指を締め上げ、少し動かしただけでくちゅ、と恥ずかしい音を立ててしまう。
「ふ、……っ♡ふー…っ、っ♡」
顔を赤くし、なんとか快感に耐えようと俺を睨みつける顔がとても可愛い。
ミルクまみれの胸をずりずり潰されるだけで、一層ミルクを流し陰茎からも先走りを溢れさせるほど気持ちいいはずなのに素直じゃないイリアの態度に苦笑しながら、鼻先にキスしてから問いかけた。
「…明日、朝響くならお互いスッキリ出して終わろうと思うんだけど、どうする?」
「……は…?」
これは本心から来る言葉で、このまま擦りあいで終わってしまっても俺は十分に満足する程度にはイリアの可愛い顔を楽しめた。
静かに、というならもう今日も静かに気持ちよく眠れそうなので、
また本番セックスは今度ねっとり続きを楽しんでも良いと思っていたけれど、なぜかイリアは俺の唇へ強く口付けたまま貪り、離れればお互いの唾液まみれで潤んだ唇で余計な気を回すな、と掠れた声で言ってきた。
「それとも、いい加減枯れたか?」
明らかに挑発した物言いにちょっと得意げな顔。
あまりに可愛い発言だがまさか、自分がしていることの意味分かってなかったりする?と呆気にとられていると、イリアは俺の陰茎をひざでぐり♡と押して軽く刺激しながら鎖骨を舐めて甘噛みしてきた。
「中途半端に引かれてもどうせ、お前は明日以降馬鹿するだろ。
…もう今日を無駄にした方がマシだ」
無駄とか酷い言われようなのに、その積極性へとても興奮した。
起き上がりイリアは俺に覆い被さったまま、ぬるぬる♡陰茎を撫でながら首筋を舐め上げてくる。
「いつも腹の立つ顔をしているが、…そんなふうにぽかんとしていると多少は可愛げがあるな」
優しく顔にかかっていた髪を避けられ、顎を掴んで男らしくキスをされてきゅんとする一方、我慢とかする気もある意味イリアの目論見通り、一切なくなる。
イリアの尻を掴み、がっしりした腰を引いて熱くぬるついている穴へ挿入するとイリアは低い声と一緒に驚き呻いて、俺の胸元へ顔を隠してしまった。
「中途半端半端は嫌なんじゃないの?ちゃんと顔見せてよ、っ♡そっちの方は満足するから」
「……お゛っ♡うるさ……っ♡黙って、大人しくしてろ、馬鹿っ♡くそっ♡」
首筋を撫でれば大きな身体をぶるり♡と震わせ、俺の顔を押さえ込んで唇を強く押し付けてくる。
熱烈なキスと余裕なさそうに締まるナカ、イリアの腹に当たって跳ねている陰茎の感触とか音とか、全部が気持ちよくて手を動かし、指先に触れた胸の突起を反射的にぎゅうう♡と抓るとイリアはまた低い声で鳴いてから、俺に強く抱きついてきた。
「もう、余裕ない?」
髪を撫でながら聞けば少しだけ顔が上に向き、熱に蕩けた目はそれでも挑戦的に俺を睨みつけて笑っていた。
「……っ♡……は、お前だって、余裕、無いくせに」
また強く抱きしめられ、少し苦しいな、と思っているとその肉厚な熱い身体へ一層力が込められ、少ししてから腹にびちゃ、と熱いものが跳ねる感触がする。
「……はー…っ♡っ♡ふ、……♡」
自分を落ち着かせようと息を整えているイリアのナカから自身を引き抜き、丸い尻へぶっかけながら、この行為を振り返る。
別に知ってたけど、改めてイリアがこの行為を心底嫌がっているわけではない事がわかって、それを知らせてくれてとても嬉しい。
俺が何かしでかす前にイリアは俺を抱え大人しく目を閉じてしまい、体を洗おうと言ったけれど明日でいいと面倒がられてしまった。
こういうところ雑なんだよな、と呆れつつ腕を抜け出し俺とイリアで汚したお互いの身体を色々を拭ったりして、それから腕の中にそっと戻る。
熟睡してる割に俺をちゃんと抱きしめていい感じに固めてきて、意外と抱き枕とか無いと寝れない派だったりする?と、とても気になっているうちに俺も眠りについた。
====
「……俺は、何を考えていたんだろう」
翌朝、イリアが夜の自分のしでかしてしまった数々に頭を抱えうんうん唸っている。
「寝ぼけてたんだろ多分。目覚ましにキスしよキス」
適当言いながら勝手にイリアの髪を指で梳かして遊ぶが、イリアは確実に馬鹿がうつってる、とか言いながらずっと頭を抱えていた。
「うーん、イリアさ、俺のことそんな嫌い?やだ?ダメ?」
「それとこれとは話が違うだろ…!」
わざわざ俺を抱え直して、正面を向いて抱きしめたまま悩んでる行動の一貫性のなさはなんなんだろう。
バカが移るも何も、結構イリアも元々アホだよ、とは情けで言わないでおいた。
「スノウ、髪乾かさないと凍る」
「……っ♡す、すまない……」
室温はきちんと快適に保たれていたが、濡れた髪のままウロウロすればせっかく温まっていた身体が冷えてしまいそうだ。
俺の前に座らせ、スノウの長い髪をそっと櫛で梳かしながら乾かす。
「……」
「レインは今度やってやるから、今日はもう髪濡らすなよ」
それを見たレインが羨ましそうにシャワー室へ立ち上がったので未然に阻止する。
色々雑そうなので服ごと冷水を被って濡らしかねない。
「どう言う状況だ?」
ちょうどそこに、湯上がりのイリアが髪を拭きながら薄着で登場してきた。
「えー?俺の優しさ会開催中」
「……?そうか」
何が琴線に触れたのか、やたら無表情に自分を見つめるレインへ困惑しつつ、イリアは水をコップに汲んで一気に飲み干す。
ちなみにイリアにはまだ、レインの表情から感情を察するのは難しいようだが今しているのはおそらく、本気で何の意味もなく、無感情にイリアを見つめている時の顔。
あえて言うなら髪が濡れているのが羨ましかった、くらいはあるかもしれないが。
「…ふふ、レインは仕方がないな」
「……?」
スノウもレインも、お互いを可愛い弟分のように思っている節があるのでスノウがなんかお兄ちゃんっぽい事を言っていた。
俺は調子に乗るな、と背中を撫でる。
「……うぁっ!?♡……す、すまない」
全員の前で情けない声を出したスノウは顔を赤くしていた。
「…程々にしろよ」
少し呆れているイリアは、コップでレインの視線を遮ろうとして首を動かしてまで追尾してくる双眸に困惑している。
「ウス」
それを観察すれば、湯上がりの水気を帯びた褐色の肌が薄着で惜しげもなく晒されていて、腕を動かせばしなる筋肉が綺麗に収縮していた。
衣服は胸や尻、肩周りと、より肉付きが良く出っ張ったところほど綺麗に布が伸びてイリアのとても健康的なえっちさの体のラインを主張している。
「なんだ」
「乳首すけてる」
「殺すぞ」
俺からもじろじろ見られて、こっちには露骨に不快さを露わにしているがその顰めた顔と濡れた髪がとてもかっこいい。
これで変な気を起こすな、という方が酷いと思うんだけど世界中みんなとても我慢強いんだろうか。
====
そして深夜。
スノウと、髪を乾かす代わりに俺に歯を磨かれたレインは満足そうに部屋に戻って行って、今はイリアと2人で天井を見つめている。
「なぁ」
「あ?」
「好きな子の言い合いっこしよ、俺は俺」
「寝ろ」
沈黙が流れる。
「なぁ」
「明日も早いんだが。…お前と違って」
「俺の良いところ挙げゲームしよう、まずは俺」
「人の話を聞け。…罰ゲームは?」
「無しで。
俺の良いところを罰ゲーム嫌さで探して欲しくない。
ご褒美にレオンハルトくんがなんでも言う事聞く、にしよ」
「……」
「じゃあ俺な、最高。はい、イリアの番」
「降参」
「うそだぁ」
「……」
まぁ確かに、真面目にやっていれば朝まで終わらない試合になってしまう。
報酬を諦めてでも明日に響くから折れる、人格者かつ常識人のイリアらしい堅実な判断かもしれない。
「なぁ」
「……」
「なああーーー」
「うるさいこのバカ!!!」
しつこく声をかけ続けると、ついにキレたイリアが飛び起きて振り返る、その頬を、構えていた指でぷに、と突く。
怒っていた顔が呆気にとられ目をまんまるに開いていた。
「ぶひゃひゃひゃ、引っかかった引っかかった。
あー…、ありがと、じゃ、おやすみ」
「……?は?」
本人の言う通り、きっと明日もイリアは早朝からテキパキと路銀稼ぎやボランティア同然に害獣駆除をしたりするのだろう。
瞼の裏には今も、さっきのえっちな湯上がりのイリアが浮かんでいるがもうちょっとゆっくり休んだ後にでも襲えば良い。
「おい、このバカ」
飽きたし適当にちょっかいをかけて満足した俺がベッドへもぞもぞ戻っていくと、イリアに肩を掴まれた。
さっそく意趣返しか、早すぎて芸が無くない?と思いつつ、一応乗っかってあげることにしイリアの方へ振り返る。
頬を突かれる事はなく、代わりに暖かい唇がそっと口へ触れ、その後くちゅくちゅ音を立てながら舌が口内へ割り込んできた。
「?、んぇ??」
真剣な目を見た感じ、なんか怒っている気がするがイリアは本気で怒ると低い声で自分が怒った箇所と俺に直して欲しい点や譲歩できる点を伝えてくるので今回のよう、ぶん殴ってきたりキスしたり行動が先に出ている時はあまり本心から怒っているわけではない、…と思う。
舌をじゅる♡と吸われ、その甘痒い刺激で脳がふわふわ気持ち良くなってくる。
段々イリアが俺の上にもたれ掛かって、俺を潰し姿勢を崩してきたのでこっちから抱き寄せ、俺の布団の中へ連れ込むと素直に体は横たえられた。
1人用の狭いベッドの上にちょっとキツいくらいで2人で体を押し込み、寝る前の暖かい身体を撫で合いながら舌をくすぐられれば変な気にならない方がおかしい。
唇を離しイリアを見ると、頬をつねられた。
「……遊んでやるから、さっさと寝ろ」
赤い顔で鬱陶しそうに言われ、もう寝るつもりだったけど、とは当然言わない。
イリアの明日へ響くので悪いかな、と思いつつ嬉しいし大歓迎だ。
ところでこれ、普段俺がスノウにしてる奴じゃない?とちょっと思う、イリアの中で俺はスノウと頭の構造が同列なのかな、なんか複雑。
「集中しろこのバカ」
もう一度太い腕でぎゅう、と強く抱きしめられ、舌をぬるぬる口内へ突っ込まれた。
それに応えイリアの乳首を布の上から探り当て、爪でかりかり♡刺激しているとイリアの片手は色々なところを撫でながら降りていき、下着越しに半勃ちの陰茎を優しく撫でられる。
俺のを完全に勃たせようと探る動きをする腕は当然布団の中で、動作が見えるわけもなかったがその分さっきの、綺麗な筋の入った逞しい腕を思い出して、
今、あの無骨な格好良さのある大きい手がこんな風にいやらしく、俺のを撫でるため動いているのかと思うと、無性に興奮するものがあった。
「……ふ、っ♡遊ぶって、何してくれんの?楽しみすぎて余計……目ぇ冴えたんだけど?」
「子供かお前は」
俺のを触ってくれているお返しに、イリアのものにも手を伸ばしてすりすり♡と下着の中へ手を滑り込ませ直にその熱い棒へ触れて手を上下する。
口調や態度の割にすでにイリアの身体は興奮で熱を持っていたようで、脈打つそれを根本から指の腹で擽り、脈をなぞってこりこり押すと苦しげに息が詰まった音がしていた。
「イリアこそ、欲求不満じゃないの?胸もパンパンじゃん」
「……っぐ♡だ、黙ってろっ…!」
シャツ一枚捲ればたわわな、丸い焼けた素肌の上に、大きめの乳首が硬く勃起してつん♡と芯を持っている。
美味しそうなそれを舌を伸ばして、数回舐める真似をしてイリアの目を見つめれば期待のせいで、触れていないそこからじわ♡と薄くミルクが滲み始めていた。
「かわいー」
「……っ!?♡おい、レー…っ、……~っ♡」
そっと舌先を触れさせ、ぬろぉ♡と舐めながらゆっくり転がす。
イリアが低く呻いて一瞬体が震え、そのまま乳首をかぷ♡と甘噛みしながら転がし口内で甚振れば、そこは一層、とぷとぷと気持ち良さの象徴のように白濁を溢れさせ始める。
「っ♡…ふー…っ♡」
声を押し殺し、イリアは自分を苛む刺激から逃れるため夢中で俺の陰茎を扱いたまま眉を顰め悩ましげな顔をしている。
その赤い、徐々に快感に染まりつつあるやらしい顔が可愛くて興奮した俺と同じよう、イリアの昂りも一層の熱と硬さをもってどろ♡と塊を吐き出すよう先走りを滲ませていた。
「ふっ♡……っ、はぁ……っ♡」
「気持ちいいね?」
またキスして舌を絡めれば、ざらついた感触の中で自分のミルクの味を理解してしまい嫌なのかイリアは涙目で少し顔を引く。
けれど、気持ちよさのせいで舌は伸ばされたままで逆に俺にキスをせがむよう舌を差し出した状態になってしまい、先端をちゅ♡と吸えばイリアの腰が面白いくらいビクビクと跳ねた。
限界が近くなったら俺の腰とくっつけてそこをずりずり♡と合わせ、ゆっくりお互いを擦り合わせながら刺激し合い、むっちりした尻を何度も揉んで違う気持ち良さを思い出させる。
「イリアの腰使いかっこいいー♡」
「っ♡うるさ……っ、だまれっ!……っ♡♡」
イリアは尻を掴んで体を抱き寄せられ、たまに谷間の際どい箇所を指が這うのが気に入ったのか、震える息を吐きながら俺の頭を抱えて、ぎゅ、と痛いくらいに抱きしめてきた。
「足、そうやってきゅ♡ってしてる方が気持ちいいの?」
「……っ、……、は、あ、あぁ……っ♡」
腰は逃げるように引かれるが、俺の腕に阻まれると戻ってきてより強く密着し重そうなずっしり睾丸ごと俺の陰茎で押しつぶされる。
ぷるぷると震え、閉じた先の足はぴん♡とつま先まで綺麗に伸ばして感触に悶えていた。
硬く閉じてしまった尻たぶの間に指を割り込ませ、そっとアナルヘつぽ♡つぽ♡指を出し入れすれば、そこはきつすぎるくらいに指を締め上げ、少し動かしただけでくちゅ、と恥ずかしい音を立ててしまう。
「ふ、……っ♡ふー…っ、っ♡」
顔を赤くし、なんとか快感に耐えようと俺を睨みつける顔がとても可愛い。
ミルクまみれの胸をずりずり潰されるだけで、一層ミルクを流し陰茎からも先走りを溢れさせるほど気持ちいいはずなのに素直じゃないイリアの態度に苦笑しながら、鼻先にキスしてから問いかけた。
「…明日、朝響くならお互いスッキリ出して終わろうと思うんだけど、どうする?」
「……は…?」
これは本心から来る言葉で、このまま擦りあいで終わってしまっても俺は十分に満足する程度にはイリアの可愛い顔を楽しめた。
静かに、というならもう今日も静かに気持ちよく眠れそうなので、
また本番セックスは今度ねっとり続きを楽しんでも良いと思っていたけれど、なぜかイリアは俺の唇へ強く口付けたまま貪り、離れればお互いの唾液まみれで潤んだ唇で余計な気を回すな、と掠れた声で言ってきた。
「それとも、いい加減枯れたか?」
明らかに挑発した物言いにちょっと得意げな顔。
あまりに可愛い発言だがまさか、自分がしていることの意味分かってなかったりする?と呆気にとられていると、イリアは俺の陰茎をひざでぐり♡と押して軽く刺激しながら鎖骨を舐めて甘噛みしてきた。
「中途半端に引かれてもどうせ、お前は明日以降馬鹿するだろ。
…もう今日を無駄にした方がマシだ」
無駄とか酷い言われようなのに、その積極性へとても興奮した。
起き上がりイリアは俺に覆い被さったまま、ぬるぬる♡陰茎を撫でながら首筋を舐め上げてくる。
「いつも腹の立つ顔をしているが、…そんなふうにぽかんとしていると多少は可愛げがあるな」
優しく顔にかかっていた髪を避けられ、顎を掴んで男らしくキスをされてきゅんとする一方、我慢とかする気もある意味イリアの目論見通り、一切なくなる。
イリアの尻を掴み、がっしりした腰を引いて熱くぬるついている穴へ挿入するとイリアは低い声と一緒に驚き呻いて、俺の胸元へ顔を隠してしまった。
「中途半端半端は嫌なんじゃないの?ちゃんと顔見せてよ、っ♡そっちの方は満足するから」
「……お゛っ♡うるさ……っ♡黙って、大人しくしてろ、馬鹿っ♡くそっ♡」
首筋を撫でれば大きな身体をぶるり♡と震わせ、俺の顔を押さえ込んで唇を強く押し付けてくる。
熱烈なキスと余裕なさそうに締まるナカ、イリアの腹に当たって跳ねている陰茎の感触とか音とか、全部が気持ちよくて手を動かし、指先に触れた胸の突起を反射的にぎゅうう♡と抓るとイリアはまた低い声で鳴いてから、俺に強く抱きついてきた。
「もう、余裕ない?」
髪を撫でながら聞けば少しだけ顔が上に向き、熱に蕩けた目はそれでも挑戦的に俺を睨みつけて笑っていた。
「……っ♡……は、お前だって、余裕、無いくせに」
また強く抱きしめられ、少し苦しいな、と思っているとその肉厚な熱い身体へ一層力が込められ、少ししてから腹にびちゃ、と熱いものが跳ねる感触がする。
「……はー…っ♡っ♡ふ、……♡」
自分を落ち着かせようと息を整えているイリアのナカから自身を引き抜き、丸い尻へぶっかけながら、この行為を振り返る。
別に知ってたけど、改めてイリアがこの行為を心底嫌がっているわけではない事がわかって、それを知らせてくれてとても嬉しい。
俺が何かしでかす前にイリアは俺を抱え大人しく目を閉じてしまい、体を洗おうと言ったけれど明日でいいと面倒がられてしまった。
こういうところ雑なんだよな、と呆れつつ腕を抜け出し俺とイリアで汚したお互いの身体を色々を拭ったりして、それから腕の中にそっと戻る。
熟睡してる割に俺をちゃんと抱きしめていい感じに固めてきて、意外と抱き枕とか無いと寝れない派だったりする?と、とても気になっているうちに俺も眠りについた。
====
「……俺は、何を考えていたんだろう」
翌朝、イリアが夜の自分のしでかしてしまった数々に頭を抱えうんうん唸っている。
「寝ぼけてたんだろ多分。目覚ましにキスしよキス」
適当言いながら勝手にイリアの髪を指で梳かして遊ぶが、イリアは確実に馬鹿がうつってる、とか言いながらずっと頭を抱えていた。
「うーん、イリアさ、俺のことそんな嫌い?やだ?ダメ?」
「それとこれとは話が違うだろ…!」
わざわざ俺を抱え直して、正面を向いて抱きしめたまま悩んでる行動の一貫性のなさはなんなんだろう。
バカが移るも何も、結構イリアも元々アホだよ、とは情けで言わないでおいた。
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WEB拍手(っぽいもの)
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
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いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
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