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イリアと喧嘩して拗ねたけどイリアのサービスが良すぎてレオンくんの気分がぶち上がる回 ○

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「おい」

「……」

「レオン?」

「……」

…俺は今、とても怒っている。
正確には拗ねている、原因は今朝のやりとり。

「レーヴェ、いつまで寝……っ!?」

「せ、先生……♡♡♡」

イリアが出発の時間に間に合うよう起こしにきてくれたが、横にはイヴが転がってて、なんか下品なことを言っていた。
俺は(外見が)毛の生えていないようなお子様には興味がないので丸無視で健全に寝ていたのに、勝手に盛り上がったイヴが刈った魂相手にサカってアヘり、転がっていたのを勘違いしてあろう事か俺に
「小さい子供に手を出すな」なんてとても軽蔑した声で言い、正気を取り戻したイヴからの弁護があるまでろくに言い分を聞いてもらえなかったのだ。

「流石に犯罪は良くない」とか途中から諭されて、確かに俺は日頃の行いが最悪で、その被害をモロに被っているイリアから見れば何一つ信用できる要素がないけれど、だからってショタコンの汚名を着せるのは酷すぎる。

「おいバカ」

「……」

「悪かったって」

勘違いが解けてからは、冤罪を何回か気まずそうに謝っていたけど、せっかくだしレオンハルトくんのありがたみをもっと感じて欲しいので二の腕を揉むだけで返事はしない。

「レオ様」

「……」

とばっちりは悪いがなんかイリアにだけ口効かないのも悪いと思いスノウもレインも同じく二の腕を揉むだけで済ます。

「……っ♡そ、そこ、溝が」

「え?っわぎゃばばば」

「っ!?レオン!!?」

俺は不幸にも溝に足を滑らせ、偶然近くにあった沼の人面沼アンコウに丸呑みにされるもイリアになんとか助けてもらった、けど、お礼だけ言って後は相変わらず二の腕を揉み続けた。

====

「レーヴェ、……おいバカ、聞いてるのか」

「……」

宿に着く頃には二の腕はやめてイリアの髪を弄る、
段々イリアも「コイツ何がしたいんだろう?」みたいな困った顔をしだしていて、俺自身、正直この後どう対応を元に戻すのか考えていなかったのである意味助けて欲しかった。

謝ってくれてる時にいいよ、って言えばよかったね。
これが所謂「意地になる」ってやつか。

「こっち向け」

やめればいいのに、イリアにこっちを向けと言われればそっぽを向いてしまう。
心のどこかで「成人がそんな拗ね方恥ずかしくないのか?」と嫌なツッコミが聞こえた。

「……はぁ」

イリアはしばらく黙った後、大きなため息と一緒に俺の肩を掴むと、強引に振り向かせて覆い被さりその……なんか、ものすごいキスをしてくれた。

唇がむにむに♡とくっつき、上から押さえつけ押し倒されお互いの鼻が当たる、
思わず口を開けばぬる♡と厚い舌が俺の舌を絡め取って、優しく吸い上げては甘噛みされ、顔を撫でて角度を変え、ぶちゅぶちゅと音を立てながらお互いの口内を弄って延々と舌が絡んでいるようなめちゃくちゃ気持ちいいやつ。

あまりに長く熱烈なそれに動揺もあってちょっと頭がクラクラした。

俺が一度溜まった息をほぅ、とため息みたいに吐いたら思ったより変な声も一緒に出て、それにびっくりして二人で目を合わせた。

「……ちゃんと謝る、冤罪で暴言を吐いた。すまなかった」

「……イリア…」

俺相手だけだと思うけど、イリアの誠意を込めた謝罪がさっきのアレなんだろうか。

最高に最高だったけどちょっとズレてない?最高だった。最高。

「ごめん、俺もそんな怒ってなかったけどなんかつい……」

気分はとても上がっていたが、それはそうとしてイリアが改めて作ってくれた俺の折れるタイミング。
ちょっとバツが悪くて、小声で下を向きながらの言葉になってしまったのに硬い手でわしわし頭を撫でられた。

「くくっ、そんな可愛い顔をして……たまには、お前もされて見るか?」

「……っ!?は??」

頑張って謝ったのに茶化され、余裕たっぷりに笑われた。

悔しくて睨みつけたつもりだったのに何故かそれも嬉しそうに笑われこれ以上ないほど不服だ。

イリアは冗談、と言っていたけれど行為自体は続ける気満々のようで、腕の下の俺の、顔のすぐ横に肘を起き俺に体重を乗せると軽くキスをしてから頬骨のあたりにかぷ、と噛み付いてきた。

なんか、イリアのいい匂いのする中で服に手なんかを突っ込まれ、興奮するけど受身は俺の主義に反する。
上体を抱き寄せてもっと密着して、腕をそのまま下げるとむちむち♡と筋肉質でハリのある大きい尻を手のひらいっぱいに揉みこんだ。

完全にそういう空気になって、特にお互い何も言うことがなく、イリアは俺の鎖骨を舐めたり吸ったりして、俺はせっかく密着した身体をもっと楽しもうと色んなところをそっと撫でては身体がくすぐったそうに跳ねるのを追いかけている。

少しイリアの身体が火照り背中に汗が滲んだ頃、どうせ服が汚れるんだから脱ごう、と提案するとイリアは顰めっで起き上がった。

「何今更照れてんの?俺が脱がせてあげるから?な?」

「……」

続きをしようと誘って、猫にするみたいに顎の下をくすぐるとさっさとしろ、と言わんばかりに少し上を向いた。
素直じゃない反応が可愛くて、笑ってしまったが気を取り直し邪魔な布を捲り上げると、綺麗な日に焼けたハリのある肌が露出した。

少し腹筋に指を沈めれば見た目より硬いそこは十分に指に反発して、せっかく楽しいからもっとつついて遊ぼうと思ったのに、イリアは焦れてしまったらしく俺の手を掴む。
捕まり、器用に後ろを向かされ抱えられ、適当にポイポイを服を剥いでその辺に投げ捨てられてしまった。

「…ムードねえな?」

「うるさい。お前はムードなんか気にする性質(たち)か?」

「確かに」

足に引っかかっていた下着やズボンも自分で雑に床に落とすと、二人で素っ裸のまま色々なところを擦り合わせ、少し冷えていた肌をお互いの体温で温め合う。

くすぐったいじゃれあいの中たまにするキスと、一緒に聞こえてくる、イリアの興奮を噛み殺したような息遣いがえっちで興奮したが、それは向こうも同じようなものらしく、軽くしか触れていない筈の陰茎は徐々に勃ち上がり、俺の腹に当たるとぬるぬる熱を感じるようになった。

「硬。なに?興奮してんの?」

「…お前だって」

ずり♡と二人で腰を合わせて動き、陰茎が擦れ合うと気持ちいいが俺が下の体制でこれをされると無性に落ち着かない。

なんかアングルのせいか抱かれてる感が強くて、俺が困っているのにイリアはむしろちょっと満足気で、俺の余裕を無くそうとより激しく裏筋同士をぬりぬりと先走りで濡れた亀頭で抉ってきた。

「……っ♡」

「っ、やっぱり、……お前も一回くらいシた方が、良いんじゃないか?そんな…、顔っ♡して、」

「……うっせ」

いくら何でも調子に乗りすぎだと思う。

積極的なのはいいが、これ以上イリアへこの喜ばせ方をしたくなくて腰を抱き寄せると俺からぐ♡とがっしりした腰を掴んで陰茎を押し付けてイリアの余裕をなくすべく強く腰を振り、急な刺激にビクビクと逃げようとした身体を追いかけて尻へ手を這わせ、アナルヘ指を押し込めた。

「……っ、ほらアンタ、こっちの方が反応いいじゃん
 …いやぁ、こんなイリアを、放置なんて、勿体無いことしたくないわ」

「……っ♡ぐっ、ぅうっ♡」

腰をずり♡ずり♡と押し込んではヒクついているキツキツの肉壁を指で指紋を押し付けるよう擦る。
段々イリアの、陰茎を当てるための腰つきが緩くなって、それに反比例してナカが指を強く締め付け味わうようになる。

脈打つみたいに指をしきりにしゃぶっているアナルを解すための指をさらに増やし、三本指で膨らんだところをぐりぐり♡潰すよう押し上げるとイリアは驚いたようし目を見開いて呻いた後、俺を赤い顔で見つめてきた。

「あー♡やっぱこっちの方が可愛いし楽しい」

ニヤニヤ笑って、眉間に皺の寄った顔へキスをする。

荒い息を吐いている口を塞ぎまた、たっぷり時間をかけてお互いの口内を唇がふやけるまで弄りあって、イリアの目つきが気持ち良さで潤んだものになった頃そっと指を引き抜いた。

「いーりあ♡」

アナルヘ、俺のを密着させてそのままずり♡ずり♡何度も予行練習をするとイリアは耐えきれないのか、快感を息と一緒に吐き出している。

「俺の名前、呼んでよ」

「……っ♡」

焦らすように先端を少しアナルへ当て、腰を上げると腰が揺れ、少し唇が震えた。

「小声でいいから、一回だけ、な?ほら、レーヴェ♡って♡」

耳元で囁くと、絞り出すようなか細い声が聞こえてくる。

「……レ、レー…ヴェ…っ、っ!?ぐぁっ♡っ、ふ、ぐ……っ!?♡」

「なーに?」

名前を呼ばれた瞬間、自分で呼ばせといて俺も我慢できなくなり焦らすため動いていたのを一気にイリアの中へ挿入した。

「あ゛あぁあっ…っ!?♡」

熱い肉襞は痛いくらいに俺のを締め付けているのに、まるで元々そこに挿入っていたかのようにぴったりと絡んで俺の陰茎を全体で包み込んでくれる。

「ふっ♡……ぐぅっ♡っ、ぁっ♡……っ♡お゛ぉ…!♡」

「あー……俺もすごい気持ち良いよ、イリア」

腰を突き上げイリアを追い詰めれば追い詰めるほど、どんどんナカは余裕なく締まって痙攣し、とろ♡と胸や、大ぶりのいちごみたいな亀頭の先端から白く濁ったミルクを滴らせる。

食いしばった唇が痛そうで、親指をそこにあて撫でると徐々に開いた口から熱い息が漏れていた。

「大丈夫?痛くない?」

「うっ、くっ♡……ふぅ…っ、……っ♡……」

睨みつけられ、親指を甘噛みされ大丈夫なんだろうと勝手に解釈する。
ずっと重い身体を撫でたり揉んだりしながら腰を振るとぱちゅぱちゅと肉がぶつかる音がして、イリアの掌を乗せられた腹に体重が掛かる。

「……」

ふと、俺の腰を掴んで、遠目で見ればイリアは俺を襲ってるみたいに見えるんだろうな、なんてイリアを見上げながら思ったが、
その顔には全然余裕がなくて、真っ赤な気持ちよさそうな顔で俺の首のあたりを見つめる様子に、こんなにかっこよくて体格の良いイリアが人の上で腰を振っているので無性に良い気分になった。

使われずイリア自身の腹筋へぶつかって跳ねている立派なのを掴んで、もっと鳴かせてやろうと手を上下に動かしたら、
急にイリアの視線が定まって俺の目をじっと見つめてきた。

「……」

「ん?なに?」

口を少し開いて、イリアが喘ぎの混ざった息遣いのまま何か言っている。
うまく聞き取れなくて身体を寄せると、近づけた耳をがり、と噛まれた。

「……」

「ふ、くぅ…っ♡あ゛っ、がっ♡……っ」

多分意味なんてなくて、何となく俺に、調子に乗るなとかそんなのを言いたかったり、示したかっただけなのだろう。

けれど、ずっと体内をずぷずぷ抉られ、限界が近く泣きそうになりながら喘いでいるやつにされたその生意気な動作で、無性に興奮してしまった。

「……!?っ♡は、なに、を……っ」

急に俺のに血が集まって余計膨張したのなんて、陰茎を咥え込み直に接触しているイリアには簡単にわかっただろう。

俺のこの反応を予想していなかったらしく驚いた顔でこっちを見ていたが我慢できず無理やり体を横にし押し倒し、足を抱えると、ごめんね?とだけ謝って興奮のまま色んなところを抉って突き上げてはマーキングするようにじゅぽじゅぽ激しく犯した。

「お゛っ♡がっ、レーヴェっ♡やめ、落ち着……っぐぅうっ♡」

「いや無理、絶対無理、てかごめんほんとイリアがえっちすぎて
…もっと良くなるよう頑張るから」

「っ!?♡いらな、お゛っ♡…ふ、っ、っ♡」

辛そうに真っ赤に反っている陰茎へもう一度手を伸ばし、根本から自分の腰の動きに合わせて扱き上げる。
ぬるぬるのそれは手の中で限界が近そうに脈打ち、何度目かに奥までどちゅ♡と突いた瞬間震えて俺の腕や天井目掛けて一気にねばついた精を吐き出した。

「お゛っ!?~~~♡っ、~~~~♡♡♡♡」

「もっと出してっ、あー…、ナカ、一緒にすごい締まってる、やば」

急激な締まりに耐えきれなくなって、奥で最後の一滴まで絞り出すよう、腰を押し付ける。
イリアの陰茎の裏筋をぐりぐり指で押さえて、残滓を吐き出させながら苦しそうに重く締まるナカを強引に自分の陰茎で押し拡げると、逆流した精液で奥の方からごぽ、と湿った音が聞こえていた。

少し落ち着いてからぐったり疲れているイリアの、綺麗に出た喉仏が視界に入って無性にそれが美味しそうだったので、べろ、と下から舐め上げると汗の味がして少ししょっぱいが、
さっきいい匂いだと感じていたイリアの香りをもっと強く味わった気がしてまた顔が熱くなった。

====

「……っ!?お前また……っ、
 …ふー…、……いや、冤罪はよくない…な。……レーヴェ、今日は何があったか、ちゃんと聞かせろ」

それから数日して。

俺のベッドの周辺で力尽きて転がっているスノウとレインを見てイリアは絶句し、一瞬前回と同じくみたまま感情のまま俺を責めようとしたが、
イヴの一件もあった事だし、と頑張って自分を落ち着かせるとソファにどっしり腰掛け、眉間に皺を寄せつつ俺に事情を聞いてくれた。

「えーと……夜寝てて、天井のシミ見てたらなんか無性にエロい気分になってさ。
うわーこれ一発抜かないと絶対寝れないやつじゃん、どうしよ、と思ってたら近くに手頃な2匹がすやすやしていたので襲ってとても楽しませていただきました。」

「……そうか」

「うん、そう♡」

しばらく二人で見つめあって、イリアが少し笑ったから、
あ、キスする空気?と思って目を閉じたら。

「……ぎゃん!?」

『出発の朝に、予定時間に響くような盛り方を他人を巻き込んでするな』という至極 尤(もっと)もなご指摘とともに俺は力強いローキックを受けた(が、反省は一切しない)のだった。
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