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メイド服を着たお兄さんと全然メイドプレイしない回 △

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ゆさゆさと誰かにゆすられている。

「ん……」

眠いし無視していたらベッドに潜り込んで来られた。
重なった手が驚くほど冷たく細く、レインかぁ、とわかったけどだからと言って何かが変わる訳ではない。

さっき一瞬見えた窓の外からの灯りを見る限りまだ「朝」だろう。
眠い、寝ていてもいい時間なので無視して寝る。

====

「ふふ、おはよう?」

「…おはよ」

次に目を覚ました時、レインは俺の顔をじっと見ながら人の手を握って遊んでた。
多分結構寝たけどまさかずっとこうしていたんだろうか。

寝起きで暖かい体に冷たい手の感触は悪くない、青白い手を握り返すとレインは満足そうににっこり微笑んで起き上がる。

「…えっ」

そしてその服装に俺は困惑する、メイド服着てる。
確か俺の実家で支給してるやつ。

「レイン、その服……」

「似合うかな?」

「う、うん、けど、どこで」

「ありがとう。今日1日、レオンのメイドになるからなんでも言ってね?」

「……」

入手ルートがわからないので不安で仕方ないけどはぐらかされて教えてもらえない。

個人的にはメイドとか執事とか、俺にNOと言いづらいポジションの奴らに手を出したく無いのでレインの望んでる展開によってはその辺の苦手意識?的に脱いでくれた方が嬉しいんだけど、最初から否定も可哀想なのでとりあえず流れを読んでみる。

「朝ごはんを持ってきました。一緒に食べよう?」

「……」

多分レインが作ってくれたっぽい料理がワゴンに乗せられ運ばれてくる、それも用意したんだろうか。

「口開けて」

「う、うん」

当然のように腿の上に腰掛けスプーンで全部の食事を口まで運ばれたがこんなメイドは居ない。

ニコニコと俺への餌やりを完了させると今度は歯を磨かれ温タオルを渡され、もしかして今介護されているんだろうか、と疑い始めた。

「はぁ…♡起き抜けのレオンも格好良かったけど、やっぱり目が覚めるともっと格好良い……♡
あ、これから掃除をするから、少し大人しく待っててね?」

感極まって30分くらいずっと抱きついて匂いを嗅がれたのになんか急に言われてびっくりする。
ご機嫌そうに宿の拭き掃除を始めたけど行動の全部がなんでかよくわからない。

「レイン」

「どうしたの?」

レインの奇行に、俺のツッコミのキャパシティが追いつかなくなるとエロいことする方向へ思考停止するのは非常に俺の悪いところ。
けどこれで過去幾度も切り抜けてきた成功体験があるので仕方ない。

掃除を中断してこっちに寄ってきたレインを膝の上にもう一度乗せ、唇を吸いながら厚手のスカートに手を突っ込み陰茎を下着越しに撫でる。
想像はしてたけど布地の感触と密着感的にしっかり格好と揃えた女物の下着を着けているようで、メイド服もだが毎回どこで揃えてるんだろうとそれも少し疑問だ。

「ふ……♡ダメ、えっちなご奉仕、は、後でちゃんとする予定、んっ♡だから…♡」

「そんな事言いつつ足開いてんのレインじゃん…あ、続き、しても良いなら俺にキスして?
レインがキスしてくれないくらい嫌がってるなら俺も諦めるから」

自分の唇とんとんと叩いて指差す。

その間も内腿や下腹部、徐々に固くなる陰茎の先端をもう片方の手で下着越しにカリカリ♡と掻いているからレインはどんどん余裕なさそうに甘い声を出しながら腰を振るようになって、俺の唇を少し見つめた後抱きついて舌をねじ込んでくる深いキスをあっさりしてしまった。

「んっ♡……ズルいよ、あなたにキスしてって言われて、僕が、我慢できる訳無いのに…♡」

「ごめんな?けど俺は掃除よりレインが俺の相手してくれる方が嬉しい」

「……っ♡」

レインは少し俯いて身体を痙攣させ、下着にどろ、って粘ついた液体が一気に滲んできたからイったんだろうなと分かった。

相変わらずちょろい身体をもっと弄ぶために邪魔な厚手の服を剥ごうかとエプロンを結ぶ背中のリボンに手をかけたのに、先にレインに押し倒されて唇を何度も柔らかい唇でぷちゅぷちゅと啄まれ、未だに寝巻きの下半身へ焦らすように手を這わせゆっくり突っ込まれた。

「……っ」

冷たくてびっくりする、けどレインはそんな俺の反応を無視して胸元をくつろげると露出した俺の胸元をぬるぬると舌で舐め始めた。

「ご奉仕させてください、…ご主人様?♡」

「……」

清楚系エロメイドだ。
恥ずかしそうに笑いながらも陰茎を扱いてくれて、愛おしげに俺に擦り寄ってくる顔はトロトロに惚けていてなんとも可愛らしい。
本人もコレがやりたかったんだろうなぁ、と他人事のように考えながら小ぶりの硬い尻を揉み、表情の乏しい綺麗な顔が珍しく歪み何かに耐えるよう唇をすこしきゅ、と噛むのを見つめる。

「ふ、んぅう♡う、レオン…っ♡」

「ご奉仕してくれんじゃ無いの?がんばれ」

尻全体を撫でながら自分の下半身に目をやるとレインは白い指を絡ませて陰茎を上下に扱くのを再開する。
少しずつそれが硬くなって、反っていくのをみて嬉しそうに吐息をこぼしながら俺の胸に何度もキスをしていた。

「レオン…♡あぁっ、っ♡もう…んっ♡だめ、ですか?これ、奥に…ほしいです…♡」

レインが勝手に人の上に乗っかってきたからスカートに手を突っ込んで腿を撫でつつ静止する。

「ダメ、ちゃんと準備しないとレインが辛いだろ」

「……っ♡でも……」

「俺、レインに痛い思いとかしてほしく無いし…、な、レインは今スカートの中どんなになってんの?
もう準備できてるならそれ、俺に見せて?」

際どい腿の上の方を撫でるとにちゃ、と粘液でドロドロになっていて、布越しに滑りのいいそこをぬるぬると円を描いて刺激するとレインはスカートの裾を掴んで中でぐちゃぐちゃに濡れた下着や下腹部を見せてくれた。

「……っふ♡これ、はずかしい…っ」

「ちゃんと挿れても痛くないか確認するからちょっとスカート、持っててな?」

「……はい…♡」

俺がただレインを焦らしたいだけなのに、レインは俺に大事にされていると脳内変換して(今回はそう受け取られると分かった上で発言した俺が悪いのだが)足を開いて膝立ちのまま嬉しそうにスカートを捲り上げて大人しくしている。

下着を中途半端に降ろさせ、無毛の下半身や玉を手で撫でてからレイン自身の出した先走りを指に纏わせぬぽぬぽ♡と尻周りと違い熱いアナルへ指を入れるとすぐにレインは跳ねるように痙攣し足を閉じようとしては開くのを繰り返し始めた。

「ん゛っ♡あ゛っ♡やだっ♡ふっ、指…っ♡こんな、いやらしい…っ、ふ♡」

「すごい可愛い顔してる、もっとこっち向いてレインの感じてる顔見せて」

数本の指をまとめて入れたり、バラバラに動かしてぐにぃ♡と拡げたりランダムに動く。

レインは俺に頼まれたので、じっと俺の顔を見ながらアナルをハメ穴扱いで弄られて今にもイキそうになっているエロい顔を見せつつ腰をヘコヘコ振っている。

「お゛ぉおお゛ぉおっ?♡レオっ♡お゛♡はやっ…♡ゔうううっ♡♡♡」

ちょっと虐めようとメスイキスイッチを指でこしゅこしゅこしゅこしゅ♡と早めに小刻みに擦ると、一瞬大きい声を出してあっさり潮吹きアクメをしながら口をだらしなく開けて下品に顔を歪ませた。

「もっと腰振ってレインが気持ちいいの教えて?そしたら安心して俺も挿れられる」

「ん゛ぅっ♡レオン♡あ゛っ、手っ♡一回止まって♡♡またイくっ♡腰、とまらないからっ♡」

レインがイってる間もくちゅくちゅ三本の指で前立腺を挟んで叩く動きはやめない。
泣きながらレインが今腰を振っているのは恥芸ではなく、俺の指から逃げるためなんだろうが陰茎がぷるぷる揺れて潮を撒き散らしながら腰を振るエロく滑稽な動きには変わりなかった。

「ふーっ♡ん゛っ♡ど、ですか…っ?準備、できている、でしょう…?♡」

指を抜く寸前まで惜しむようにアナルは指へ吸い付いてきてて、最後にゆっくり引き抜くとちゅ♡と濡れた粘膜が擦れる湿った音がした。

「うーん、どうだろ?まだレインが心配だしなぁ…」

もはやアナルでメスイキすることしか頭になさそうな発情した顔を見ながらまだ考え込むフリをする。

「も、大丈夫、です…!♡レオン♡お願い、セックス♡セックスしてくださいっ♡♡♡心配しなくても大丈夫、ぼく、レオンになら何されても痛くないから♡本当っ♡痛くても、嬉しくて気持ち良くなっちゃうんですっ♡はーっ♡はー…っ♡今、レオンに、ふっ♡挿れてもらえない方がかなしい…♡」

レインはまた俺の上に跨るとスカートを脱ぎ捨て、露出した下半身で俺の陰茎を自分の睾丸へ擦り当ててぬるぬると腰を動かし始めた。
それから勝手に徐々に前進し、アナルへ陰茎を入れようと手で位置を調整し始めている。

「あ゛ぁ…♡♡♡挿入る…♡もうすぐ、おっきいの、っ!?
……ん゛ぉっ♡」

アナルの縁にぴと♡と亀頭をあて、少し穴へ割り入った頃急に腰を突き上げ「心配」とは程遠い無遠慮な挿入を行った。

じょぼぼぼぼ♡とその瞬間潮が垂れてレインは笑顔のまま動かなくなってしまう。
骨張った腰を掴んだままぐぽ♡ぐぽ♡と下から何度も深い場所をこじ開けて犯していると、レインは無事に帰ってこれたのか急に半泣きで騒ぎ始めた。

「ん゛ぐっ♡お゛っ♡ふっ♡レオンっ♡まっで♡~~~っぉ♡
おぉお゛~~~っ♡♡♡ふかっ♡これ深いぃっ♡やだっ♡いきなりこれだめ…っ♡んお゛っ♡奥っ♡こんなに拡げたらイくのっ♡あ゛っ♡止まらなくなるんです…っ♡うゔ~っ!?♡」

「あ、すご、でも射精してるよ?えらいね、まだオスイキできるんだ?」

結腸を突かれてレインは精液をでろでろ垂らして自分の陰茎や俺の腹を汚す。
射精を褒めて亀頭をよしよし♡撫でるとレインは泣きながらビクビク痙攣してまたイって、イキまんとかしたナカまでぷるぷる震えて俺のをキツく締めてくるのですごく気持ち良かった。

「やだぁあっ♡おちんちん♡触らないで、お願い♡いまっ、それされたらイっ♡お゛ぉっ♡ん゛ぉっ♡」

「じゃあ乳首にしよっか♡どう?先端ぎゅっ♡って潰されるのレイン好きだよな?」

「あ゛ぁあああぁっ!?♡♡♡乳首もダメっ♡イぐがら゛あぁああっ♡ん゛ぅ~~~っ♡♡♡」

あまりにどこに触っても泣きながら感じてくれるので楽しくなる。
乳首を引っ張って3回くらい痙攣しながら先走りをどぷどぷ吐き出させ、脇腹もヘソも下腹部もお触り禁止を言い渡された俺は首筋を撫でながら抱き寄せてレインの赤く色づいた唇とキスをした。

「んんぶっ♡♡♡……っ♡ん……っ、ふ、う……♡♡♡」

一瞬舌を甘噛みしたら今までと同じく身体を硬らせてアナルがぎゅ、と締まったけど、次第に大人しくなって俺にもっと噛まれるため舌を伸ばしたままレインは無抵抗になり代わりに俺に腕を回してしがみついてきた。

「れおん……♡ん…、すき……♡」

俺の唇を何度も舐め始めたので頭を撫でながらキスに応え、もう片方の手で腰を支える。

「……ん゛…♡」

最後に俺の目を見つめて少し身震いをした後腸壁がぎゅ、と締まり、ナカへ射精したらレインはまた「大好き」だと呟いて唇を重ねてきた。

====

「……はぁ」

行為が終わってから、レインは辛そうにため息を吐いて俺の胸元へ潜り込んできた。

「どうしたの?」

多分大したことではないんだろうな、と察しつつもとりあえず聞いてみる。

「レオン、って名前を呼ぶとき、最近『オ』の発音で好きすぎて息が出来なくなる時があって…
好きな人を名前で呼ぶのも、難しいんだなってびっくりして」

「……?」

すごい、思ったより何言ってるのか分からなくて俺もびっくりした。

とりあえず誤魔化すのにキスしたらなんかすごい可愛い顔で好きすき言ってきたのでこれもレインの味だと思いつつ、色々ヤバいな、って改めて困惑した。
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