87 / 200
レインくんの1日 △
しおりを挟む
スノウくんの1日に引き続き、今日はレインくんの1日を観察しその生態について解き明かしていこう。
「はぁ、レオン…今日もかっこいいな…♡」
遠方からじっとりとレインはレオンを眺める。
もちろんレオンは気づいていないが、気づいても別段怯えることもなく「隣においで」と声をかけてくれることをレインは知っている。
だが「レインに観測されていない中で生活しているレオン」を観測すると違う一面を見れるため、このように隠れてレオンを眺めることは非常に有意義な事だのだ。
「……」
自分はレオンの容姿だけを気に入り一緒にいる訳では誓ってないが、それでも見惚れてしまうレオンの華やかな容姿に惹かれ集まってくる害虫はやはりかなり多い。
現に今も軽い口調で、見知らぬ女2人とレオンは笑って会話している。
自分がレオンに愛されている自覚があるからこそ、たかが虫に気をとめてレオンを縛るつもりはないが、それでも身の程を知らない害虫にはわきまえてほしいと思う。
虫がようやく離れた頃、レオンは落ち着くと静かに本を開き紅茶を啜り始めた。
…左手がたまにソワソワと動いている。
「…レオン」
「あ、レイン。ちょうど良いところに」
思った通り、何か撫でたり揉んだりすさぶ対象を無意識に探している動作だった。
足元へ擦り寄ると「床はダメだって」と隣に座らされ、心地よく頭を撫でられる。
机に突っ伏し頭を撫でてもらいやすいよう身を低くしながら、髪をくるくると指へ絡めて遊ばれるのを楽しんでいると、先程までの全てが色々とどうでも良くなった。
「お茶、おいしい?」
「うん、良い匂いでなんとも」
「後でお店の人に茶葉や淹れ方を聞いてみるね?」
「…ありがとう?」
…ちなみに、一連の行動はすべてある喫茶店で行われた。
外窓からレオンを無言で一時間以上覗き、突然床に座って擦り寄った男。
奇行でしかないがレイン自身も惚けるほど可憐な容姿のため、周囲の人間はうっとりと微笑んでレオンに甘い言葉を繰り返すレインへ奇行を忘れ見入っている。
レオンだけが「なぜレインが出先で俺の指を咥えても誰も気にしないんだろう」と首を傾げていた。
レオンはどうも従者であるシルヴァと待ち合わせをしていたらしく、人見知りの激しいレインは特に顔馴染みでもないシルヴァと元の約束に割り入ってまで同席しなくていいか、と一度ギルドへ依頼を受けに行く。
色々な勘違いが重なりこの地域の土地神である「黒山羊神様」として祀り上げられたが、途中で丁度いい時間になったので帰った。
「…生贄かぁ」
黒山羊神様は少し前まで毎年人身御供を納められていたらしい。
こう、生贄としてやってきたレオンと森の奥で上手くイチャイチャ出来ないかと一瞬考えたが、そこまでしなくても現状のよう色々な場所を旅しながらイチャイチャする方が十二分に楽しい。
鎌片手に村人から引き止められていた気がしなくもないが、そんな事を考えながら全員眠らせて帰ったのでよくわからなかった。
「ただいま」
宿に戻るがまだ誰もいない。
「……」
少し寂しかった。
とりあえず寂しさを紛らわそうと、レオンの荷物の入ったリュックが目に入ったので暴いてみた。
「……これ、なんだろう…?」
透明な、左右にぐよぐよと動く棒。
それから妙に過激な下着と「雄ころし」と書かれたタグのついた粘着質な液体。
「……」
考え、とりあえず拝借する。
「こんなところに穴……」
こんな風にレオンが過激な小さい下着を持っているのは2回目だ。
レオンの趣味かと思い以前は着けてみたが薄々、反応が芳しくないので特別好きなわけでは無いのだと気付きつつあった。
だがとりあえず着ける。
ほとんど紐で構成されている上、アナルと陰茎の位置に穴が空いていて全てが曝け出され全く何も隠せていない。
「変なの」
鏡で一応確認したが、自分の貧相な身体を黒い卑猥な下着が飾り立てるのがなんとなく滑稽で、少し恥ずかしかった。
「……?」
正直何が良いのかわからない。
が、以前レオンは「似合わないのが良い」と言っていた気がするのでこれが正解なのかもしれない。
自分にはよくわからない世界へ首を傾げるが、わからないからこそ「レオンに教えてもらう」という名目で全身をまさぐられイチャイチャできるかと思うと、素晴らしく良い事だと思う。
レオン的に似合うならそれはそれで褒めてもらって、イチャイチャしたかったので下着についてはとりあえず着けた姿を後で見せようと思った。
残りの「雄ころし」と透明な棒について考える。
「……」
と言っても、透明な棒はどう見ても陰茎のような形をしており、卑猥に反った竿の部分に段がついて使用者を嬲る形状をしている。
意味ありげに左右に揺れ振動するのからも察するに、ほぼ確実に淫具だろう。
「にがい」
雄ころしを少しだけ嗅いで舐めてみたが、滑るそれは生臭く苦いので食用ではなさそうだ。
触れた手や舌が若干熱い、ローションだろうか。
「……レオン、こんなので僕を…?♡」
二つの道具の用途が分かると、レオンが“自分を辱めるために”わざわざこんな卑猥な器具を用意してくれているのかと「レオンが自分の事を想像して自分のため時間を使ってくれた」事実を思い体が熱くなった。
本当なら何も知らない状態で使われるべきだったのだろうが、知ってしまった今となっては手遅れであり仕方がない。
逆に一度、使用感を確かめる事で気の利いた感想を言えるのではないか、と考えレインはその透明な棒を咥える。
「ん…っ♡ちゅっ♡ふぅっ…んっ♡」
いつもレオンにしているように、反応や熱を思い出しながら丹念に裏側を舐め、膨らんだ先端を窄めた唇に引っ掛けながらじゅぽじゅぽと音を立て出し入れする。
(いつもこうして、喉できゅっ♡って飲み込むとレオンのは硬くなって、頭を撫でてくれるから…♡
…あぁ、先端にキスしないと♡レオンのなら、大好きだよ♡っていつもキスして伝える♡)
「んっ♡ちゅっ♡ちゅうっ♡ふぅっ♡レオ、レオンっ♡じゅぷっ♡」
片手で日に日にレオンに弄られ敏感になっていく乳首を摘んで扱きながら玩具へ奉仕を繰り返し、身体の奥が興奮で触れていないにも関わらず熱で痛みを感じるほどになり出した頃、口を離した。
「…ん……♡レオン…、今夜も、絶対たくさん愛し合おうね…?」
雄ころしを唾液まみれのおもちゃの上へさらにかけ、トロトロに濡れるのを見つめる。
レオンが見てくれていたら、どんなポーズでこれを咥え込めば喜んでくれるだろうか。
目線の先の鏡へ向かい、立ったままや足を開いて四つん這いのポーズなど、レオンがより喜びそうな卑猥に見える姿勢を探す。
「んっ♡くぅううっ♡レオンっ♡あ゛っ♡すきっ♡♡♡いっぱい♡ふっ♡じゅぷじゅぽして♡もっと、ん゛っ♡愛してっ♡」
色々考えたが正面を向いて座り、全てを見せるよう足を大きくM字に開いたポーズがレオンに自分のいやらしく尖る恥ずかしいサイズの乳首や、先走りの垂れる陰茎、きゅう♡と濡れそぼり玩具を締めるアナルの全部を見てもらえ嬉しいと思った。
鏡の向こうの自分は別人の様に顔を赤くし、惚けた顔で淫行に笑って喜んでいる。
「……あ゛っ♡僕、こんな…!?っ♡」
普段から、レオンに抱かれる時はこんな熱に浮かされたはしたない顔をしているんだろうか。
(実際レオンとの愛を確認できる性交が大好きなので仕方がないが)口の端から唾液を垂らし、アナルで左右に激しく揺れ自分を嬲る玩具を咥え込んだまま、手を必死に動かす自分の顔は性交の好きな淫乱としか言いようのない蕩けたものだった。
その顔を見て身体がまた熱くなり、揺れる玩具を締め付けてしまう。
「こ、こんな顔っ♡や゛っ♡レオン♡見ないでっ♡♡♡」
雄ころしの媚薬成分のせいかアナルの中で、チクチクと痒さのような熱が生まれ玩具を動かす手が止まらない。
じゅぼじゅぼと何度も強く、掻くように腸壁を抉って刺激すると穴が玩具自身の振動で拡げられ、しこりに触れる度頭が真っ白になるほどの快感が生まれた。
「ん゛っ!?♡あ゛あぁあ…っ!?♡レオン…っ♡ふーっ♡僕の、お尻、レオンの、欲しくて…♡こんなに締め付けちゃってる…♡」
ぷしっ♡と先走りを吹き出し笑いながら口の端から唾液を垂らす、あまりのだらしない表情へ羞恥と共にこんな顔を見られてしまってはレオンに呆れられるのではないかと不安になる。
「……っ♡あぁ……♡レオン、ん…だいすき……♡愛しています、レオン…♡♡♡」
だが、きっとレオンはこんな自分の痴態を見ていつも通り笑って可愛い、とより深くまで犯してくれるのだろう。
それを想像しながら玩具の先端を結腸口へ差し込んだ瞬間、潮を吹きナカの圧で勝手に玩具が奥までずぷずぷと差し込まれていった。
「~~~っ♡う……♡レオン…♡」
脱力し、しばらく呆けてからいつまでも動いている玩具を体内から引き摺り出す。
抜いてしばらくするといやらしく自分を責め立てた左右の振動は勝手におさまって、玩具は静止した。
「……」
好き勝手にできる、媚薬の入ったローションまで使った自慰。
たしかに気持ちいいが、行為後に抱きしめられ囁き合いながら腕の中でキスをし見つめ合う最高の時間がない事を差し引いても、それでもレオンと行為をした時の方が幸福感も快感も段違いに高い事に気づいてしまったので困惑する。
「…やっぱり、もう僕はレオンがいないとダメなんだ…♡」
自分が、レオンなしでは到底生きていけないほど開発や溺れきってしまっている事実がどうしようもなく嬉しい。
あわよくば自己満足でレオンがいないと消滅するような、レオンに依存しきった仕様に身体も変えたいのだが、悲しい事に現状強力な魔素で構成されている自分の幽体は細かく爆散しようが無傷の状態で元に戻ってしまえる自信がある。
「…タトゥーとかも、ダメなのかな」
腰あたりにレオンの名前か、レオンのお嫁さんの証として淫紋でも入れたい。
下腹をさすりながら考えているとレオンに触れられるのを思い出して少し気持ち良くなったが、夜に備え体力を置いておきたかったのでこれ以上は我慢した。
(以前の焼きマシュマロの一件からもお分かりのように、レインはとても我慢強いのだ。)
綺麗に器具と下着を洗い、とりあえずレオンの荷物に戻しておく。
ついでに奥まで荷物を暴くのを再開し、万年筆を見つけたので自分の長年愛用しているものと交換後、一番下に待望の手紙を見つけた。
『レインの好きな色は?』
「好きな色」
…あえて言うなら、空のように澄んだレオンの明るい青い瞳、その色が大好きだ。
あの目で見つめられると無意識にレオンにしがみついて、もっと自分だけを写してもらえるように必死で甘えてしまう。
明るいブロンドに近い美しい金髪も捨てがたい。
太陽に反射し、キラキラと透ける髪色を見ていると本当にレオンは自分が触れてもいい存在なのかと寂しくなるほどの尊さ、眩しさを感じる。
だが決まってそういう、レインが引け目や不安を覚えた時レオンは自分の手を握ってどうしたの?と優しく側で微笑みかけてくれるのだ。
「……あぁ…♡」
そうされるとレインは、陽だまりのような暖かいレオンの笑顔に安心感で全てを委ね捧げたくなってしまう。
「うーん…?」
それで言えば自分を抱きしめる、細いようでしっかりと筋肉のついた腕も好きだし、腰骨の浮く、自分を突いてくれるとき滑らかに動く腰や、名前を呼んでくれる優しい声も愛しい。
どこまでも優しく明るい、無邪気な性格は言わずもがなだ。
ここまでくれば逆に、レオンの嫌いな箇所を探した方が早いかもしれない。
あえて言うなら害虫を大量に呼び寄せてしまう、美しすぎる顔は多少損なわれてもレインには問題ないので少し遠慮し控えてくれた方が、
「…なんの話だっけ?」
『レオンのどこが好きか』だったか。
レオンには分かり切った回答ではあるが「全部」だと答えておこう。
後ほど好きな色は?との問いかけに「全部」と答えられたレオンは、なんとなく哲学的な回答へ感心する。
そもそも自分の問いかけが忘れられていることは知らない。
「…で、魔素石の加工技術を応用すれば送風を動力に…」
少し疲れたので、手紙をいつも通りレターブックへ閉じた後は誰が帰ってくるまでマイペースに魔法の研究を行うことにした。
ようやく近年の魔法の構築が分かったのでそれを元に新しい魔法が作れないか確かめ、その成果をノートへ記し王国の魔法研究館へ送る。
100年前からこれをするとたまに王国からまとまった金額が支払われる。
趣味の延長を仕事にできるのはありがたかった。
将来的にレオンを養う事になった場合の準備でもあるのだが、せっかくどれだけ甲斐性を得てもレオンの実家が太すぎておそらくレオンをヒモとして飼えないのは惜しいところ。
「…ふぅ、レオンが僕に『お願い♡』ってもっと言ってくれれば…」
実はたまに収入の一部を、こっそりレオンの財布に足しているがレオンはほぼ無尽蔵に財布に金がある人間なので、財布に中身を見ず気にせず、増えようが全く気づいていない。
だからこそ「縁の下でレオンを支えている」感が出て心地いいので、これからも気づかれないようにこっそり所持金は増やしていこうと思った。
「レイン、おやつにケーキを買ってきたが一緒に食べるか?」
「……?大丈夫」
「そうか」
一番に帰ってきたスノウがホールケーキを机の上に三つ置いている。
それぞれ巨大なパーティサイズだが、ケーキは切り分けず、人数分ホールが置かれるタイプのおやつだっただろうか。
首を傾げているとスノウは切り分けずホールケーキにフォークを突き立てそのままむしゃむしゃと食べ始めた。
「……?」
やはり何か違う気がしたが、スノウが嬉しそうなのでいいかと思った。
====
「こ、この写真は少し過激すぎないか…!?」
「でも、これもレオンの新しい一面だと思う」
スノウの食後には一緒にレオンの写真を並べて品評会を行った。
隠し撮りももちろんだが、最近はレオンへお願いすればノリノリで指定したポーズをしてくれる。
負担にならないよう週に一度二人で交代で見たいポーズを頼んでその写真を撮らせてもらい、それを見せ合って語るのだ。
今週レインが頼んだのは「レインの指を噛みながら挑発的に笑ってこっちを見ている」写真。
なんとなく嗜虐的な表情のこの写真はマゾのスノウの嗜好に突き刺さったらしく、見つめたまま腰を揺らしていたので渡すと赤い顔で手帳に挟んでいた。
次回スノウの頼む予定の「朝、優しく起こしてくれる彼氏っぽいレオンの写真」は中々趣がある嗜好なので楽しみだ。
「…んっ♡あっ♡だめっ♡スノウ♡こんな…っ♡もっと、っ♡優しくしてっ♡」
「ふっ♡だがレインっ♡レインもくちゅくちゅ♡強っ♡…ん゛おっ!?♡」
その後は気分が上がってしまい、ついスノウと触り合いっこをしてしまった。
キスをしながらソファの上で正面に向き合い座って陰茎を擦り合わせ手で刺激する。
スノウはレオンと同じ香水を使っているので、匂いでレオンを思い出しクラクラと心地よくなる。
二人でレオンの愛撫を思い出しながらそれを行い、毎回レインが先に射精した後はスノウがイくまで延々と刺激され疲れて泣き喚く羽目にあうのだが、
「いやぁ焦った。なんで急に地割れとか起きるんだろうな?」
「…この辺で地割れなんて初めて起きたらしい、ぞ……えっ?」
今日は偶然、レオンとイリアが途中で帰ってきてしまった。
「…っ!?あ゛っ、れ、レオ様っ!?ちが、これは……っ、!?、ん゛おぉおっ!?♡♡♡
れ、レイ…!?ん゛っ♡雑っ♡適当にメスしこり♡しこしこ♡しないでくれっ!?♡♡♡ほぉ゛ぉおおおおっ!!??♡♡♡」
「二人ともおかえりなさい」
スノウには申し訳ないが、レオンが帰ってきたら自分にはレオンにおかえりのちゅーをする大事な使命がある。
なにか青ざめていたが、さっさと陰茎を扱きながら前立腺を擦り上げメスイキで満足させると服の乱れを直しレオンに擦り寄った。
「…た、ただいま?」
「…んっ♡ちゅっ♡」
急なクソ雑手マンで適当に潮まで吹きイかされ、ピクピクと尻を突き出し震えているスノウにはそっとイリアが毛布を体にかけ、秘部を隠してやっていた。
「イリア。そういえばこの間の呪符、どうだった?」
「…あれもダメだったな…、本格的に諦めつつある」
町では依頼等の都合で宿に全員が揃うタイミングが少ないのだが、この日の夕食は珍しく全員で囲んで食べることが出来た。
「うーん、やはりイリアは身体能力が相当高い。
イリア自身が魔法を使うのではなく、強化魔法でイリアの長所を伸ばした方が賢明かもな」
「それならスノウの方が得意そうだね?」
「俺は?」
「レオンは僕の応援で忙しいから」
「わ、私もたまに応援してもらえると…」
この日の話題は以前から魔法をまったく使えないので使ってみたい、と言っていたイリアへ渡してみた魔法を閉じ込めた呪符の感想について。
呪符に簡単な魔素を込めるだけで、閉じ込めた魔法を発動できるため戦闘の幅が広がるかと思ったがどうもうまく作動しなかったらしい。
少し悔しそうなイリアにスノウが別の提案をしつつ、レインも更に他の方法がないかを考える。
レオンが「俺って実は人権そんなにないよな?」と聞いていたがなんの話かよくわからなかった。
====
「レオン…♡今夜も、いっぱい、愛してください、ね…?♡」
その日の夜、計画通り卑猥な下着でレオンの布団に潜り込む。
微笑んで名前を呼んでくれる、桜色の唇が視界に入りそういえば特にここは大好きだった、と考えながらレインは薄く笑う唇へ吸い寄せられた。
「はぁ、レオン…今日もかっこいいな…♡」
遠方からじっとりとレインはレオンを眺める。
もちろんレオンは気づいていないが、気づいても別段怯えることもなく「隣においで」と声をかけてくれることをレインは知っている。
だが「レインに観測されていない中で生活しているレオン」を観測すると違う一面を見れるため、このように隠れてレオンを眺めることは非常に有意義な事だのだ。
「……」
自分はレオンの容姿だけを気に入り一緒にいる訳では誓ってないが、それでも見惚れてしまうレオンの華やかな容姿に惹かれ集まってくる害虫はやはりかなり多い。
現に今も軽い口調で、見知らぬ女2人とレオンは笑って会話している。
自分がレオンに愛されている自覚があるからこそ、たかが虫に気をとめてレオンを縛るつもりはないが、それでも身の程を知らない害虫にはわきまえてほしいと思う。
虫がようやく離れた頃、レオンは落ち着くと静かに本を開き紅茶を啜り始めた。
…左手がたまにソワソワと動いている。
「…レオン」
「あ、レイン。ちょうど良いところに」
思った通り、何か撫でたり揉んだりすさぶ対象を無意識に探している動作だった。
足元へ擦り寄ると「床はダメだって」と隣に座らされ、心地よく頭を撫でられる。
机に突っ伏し頭を撫でてもらいやすいよう身を低くしながら、髪をくるくると指へ絡めて遊ばれるのを楽しんでいると、先程までの全てが色々とどうでも良くなった。
「お茶、おいしい?」
「うん、良い匂いでなんとも」
「後でお店の人に茶葉や淹れ方を聞いてみるね?」
「…ありがとう?」
…ちなみに、一連の行動はすべてある喫茶店で行われた。
外窓からレオンを無言で一時間以上覗き、突然床に座って擦り寄った男。
奇行でしかないがレイン自身も惚けるほど可憐な容姿のため、周囲の人間はうっとりと微笑んでレオンに甘い言葉を繰り返すレインへ奇行を忘れ見入っている。
レオンだけが「なぜレインが出先で俺の指を咥えても誰も気にしないんだろう」と首を傾げていた。
レオンはどうも従者であるシルヴァと待ち合わせをしていたらしく、人見知りの激しいレインは特に顔馴染みでもないシルヴァと元の約束に割り入ってまで同席しなくていいか、と一度ギルドへ依頼を受けに行く。
色々な勘違いが重なりこの地域の土地神である「黒山羊神様」として祀り上げられたが、途中で丁度いい時間になったので帰った。
「…生贄かぁ」
黒山羊神様は少し前まで毎年人身御供を納められていたらしい。
こう、生贄としてやってきたレオンと森の奥で上手くイチャイチャ出来ないかと一瞬考えたが、そこまでしなくても現状のよう色々な場所を旅しながらイチャイチャする方が十二分に楽しい。
鎌片手に村人から引き止められていた気がしなくもないが、そんな事を考えながら全員眠らせて帰ったのでよくわからなかった。
「ただいま」
宿に戻るがまだ誰もいない。
「……」
少し寂しかった。
とりあえず寂しさを紛らわそうと、レオンの荷物の入ったリュックが目に入ったので暴いてみた。
「……これ、なんだろう…?」
透明な、左右にぐよぐよと動く棒。
それから妙に過激な下着と「雄ころし」と書かれたタグのついた粘着質な液体。
「……」
考え、とりあえず拝借する。
「こんなところに穴……」
こんな風にレオンが過激な小さい下着を持っているのは2回目だ。
レオンの趣味かと思い以前は着けてみたが薄々、反応が芳しくないので特別好きなわけでは無いのだと気付きつつあった。
だがとりあえず着ける。
ほとんど紐で構成されている上、アナルと陰茎の位置に穴が空いていて全てが曝け出され全く何も隠せていない。
「変なの」
鏡で一応確認したが、自分の貧相な身体を黒い卑猥な下着が飾り立てるのがなんとなく滑稽で、少し恥ずかしかった。
「……?」
正直何が良いのかわからない。
が、以前レオンは「似合わないのが良い」と言っていた気がするのでこれが正解なのかもしれない。
自分にはよくわからない世界へ首を傾げるが、わからないからこそ「レオンに教えてもらう」という名目で全身をまさぐられイチャイチャできるかと思うと、素晴らしく良い事だと思う。
レオン的に似合うならそれはそれで褒めてもらって、イチャイチャしたかったので下着についてはとりあえず着けた姿を後で見せようと思った。
残りの「雄ころし」と透明な棒について考える。
「……」
と言っても、透明な棒はどう見ても陰茎のような形をしており、卑猥に反った竿の部分に段がついて使用者を嬲る形状をしている。
意味ありげに左右に揺れ振動するのからも察するに、ほぼ確実に淫具だろう。
「にがい」
雄ころしを少しだけ嗅いで舐めてみたが、滑るそれは生臭く苦いので食用ではなさそうだ。
触れた手や舌が若干熱い、ローションだろうか。
「……レオン、こんなので僕を…?♡」
二つの道具の用途が分かると、レオンが“自分を辱めるために”わざわざこんな卑猥な器具を用意してくれているのかと「レオンが自分の事を想像して自分のため時間を使ってくれた」事実を思い体が熱くなった。
本当なら何も知らない状態で使われるべきだったのだろうが、知ってしまった今となっては手遅れであり仕方がない。
逆に一度、使用感を確かめる事で気の利いた感想を言えるのではないか、と考えレインはその透明な棒を咥える。
「ん…っ♡ちゅっ♡ふぅっ…んっ♡」
いつもレオンにしているように、反応や熱を思い出しながら丹念に裏側を舐め、膨らんだ先端を窄めた唇に引っ掛けながらじゅぽじゅぽと音を立て出し入れする。
(いつもこうして、喉できゅっ♡って飲み込むとレオンのは硬くなって、頭を撫でてくれるから…♡
…あぁ、先端にキスしないと♡レオンのなら、大好きだよ♡っていつもキスして伝える♡)
「んっ♡ちゅっ♡ちゅうっ♡ふぅっ♡レオ、レオンっ♡じゅぷっ♡」
片手で日に日にレオンに弄られ敏感になっていく乳首を摘んで扱きながら玩具へ奉仕を繰り返し、身体の奥が興奮で触れていないにも関わらず熱で痛みを感じるほどになり出した頃、口を離した。
「…ん……♡レオン…、今夜も、絶対たくさん愛し合おうね…?」
雄ころしを唾液まみれのおもちゃの上へさらにかけ、トロトロに濡れるのを見つめる。
レオンが見てくれていたら、どんなポーズでこれを咥え込めば喜んでくれるだろうか。
目線の先の鏡へ向かい、立ったままや足を開いて四つん這いのポーズなど、レオンがより喜びそうな卑猥に見える姿勢を探す。
「んっ♡くぅううっ♡レオンっ♡あ゛っ♡すきっ♡♡♡いっぱい♡ふっ♡じゅぷじゅぽして♡もっと、ん゛っ♡愛してっ♡」
色々考えたが正面を向いて座り、全てを見せるよう足を大きくM字に開いたポーズがレオンに自分のいやらしく尖る恥ずかしいサイズの乳首や、先走りの垂れる陰茎、きゅう♡と濡れそぼり玩具を締めるアナルの全部を見てもらえ嬉しいと思った。
鏡の向こうの自分は別人の様に顔を赤くし、惚けた顔で淫行に笑って喜んでいる。
「……あ゛っ♡僕、こんな…!?っ♡」
普段から、レオンに抱かれる時はこんな熱に浮かされたはしたない顔をしているんだろうか。
(実際レオンとの愛を確認できる性交が大好きなので仕方がないが)口の端から唾液を垂らし、アナルで左右に激しく揺れ自分を嬲る玩具を咥え込んだまま、手を必死に動かす自分の顔は性交の好きな淫乱としか言いようのない蕩けたものだった。
その顔を見て身体がまた熱くなり、揺れる玩具を締め付けてしまう。
「こ、こんな顔っ♡や゛っ♡レオン♡見ないでっ♡♡♡」
雄ころしの媚薬成分のせいかアナルの中で、チクチクと痒さのような熱が生まれ玩具を動かす手が止まらない。
じゅぼじゅぼと何度も強く、掻くように腸壁を抉って刺激すると穴が玩具自身の振動で拡げられ、しこりに触れる度頭が真っ白になるほどの快感が生まれた。
「ん゛っ!?♡あ゛あぁあ…っ!?♡レオン…っ♡ふーっ♡僕の、お尻、レオンの、欲しくて…♡こんなに締め付けちゃってる…♡」
ぷしっ♡と先走りを吹き出し笑いながら口の端から唾液を垂らす、あまりのだらしない表情へ羞恥と共にこんな顔を見られてしまってはレオンに呆れられるのではないかと不安になる。
「……っ♡あぁ……♡レオン、ん…だいすき……♡愛しています、レオン…♡♡♡」
だが、きっとレオンはこんな自分の痴態を見ていつも通り笑って可愛い、とより深くまで犯してくれるのだろう。
それを想像しながら玩具の先端を結腸口へ差し込んだ瞬間、潮を吹きナカの圧で勝手に玩具が奥までずぷずぷと差し込まれていった。
「~~~っ♡う……♡レオン…♡」
脱力し、しばらく呆けてからいつまでも動いている玩具を体内から引き摺り出す。
抜いてしばらくするといやらしく自分を責め立てた左右の振動は勝手におさまって、玩具は静止した。
「……」
好き勝手にできる、媚薬の入ったローションまで使った自慰。
たしかに気持ちいいが、行為後に抱きしめられ囁き合いながら腕の中でキスをし見つめ合う最高の時間がない事を差し引いても、それでもレオンと行為をした時の方が幸福感も快感も段違いに高い事に気づいてしまったので困惑する。
「…やっぱり、もう僕はレオンがいないとダメなんだ…♡」
自分が、レオンなしでは到底生きていけないほど開発や溺れきってしまっている事実がどうしようもなく嬉しい。
あわよくば自己満足でレオンがいないと消滅するような、レオンに依存しきった仕様に身体も変えたいのだが、悲しい事に現状強力な魔素で構成されている自分の幽体は細かく爆散しようが無傷の状態で元に戻ってしまえる自信がある。
「…タトゥーとかも、ダメなのかな」
腰あたりにレオンの名前か、レオンのお嫁さんの証として淫紋でも入れたい。
下腹をさすりながら考えているとレオンに触れられるのを思い出して少し気持ち良くなったが、夜に備え体力を置いておきたかったのでこれ以上は我慢した。
(以前の焼きマシュマロの一件からもお分かりのように、レインはとても我慢強いのだ。)
綺麗に器具と下着を洗い、とりあえずレオンの荷物に戻しておく。
ついでに奥まで荷物を暴くのを再開し、万年筆を見つけたので自分の長年愛用しているものと交換後、一番下に待望の手紙を見つけた。
『レインの好きな色は?』
「好きな色」
…あえて言うなら、空のように澄んだレオンの明るい青い瞳、その色が大好きだ。
あの目で見つめられると無意識にレオンにしがみついて、もっと自分だけを写してもらえるように必死で甘えてしまう。
明るいブロンドに近い美しい金髪も捨てがたい。
太陽に反射し、キラキラと透ける髪色を見ていると本当にレオンは自分が触れてもいい存在なのかと寂しくなるほどの尊さ、眩しさを感じる。
だが決まってそういう、レインが引け目や不安を覚えた時レオンは自分の手を握ってどうしたの?と優しく側で微笑みかけてくれるのだ。
「……あぁ…♡」
そうされるとレインは、陽だまりのような暖かいレオンの笑顔に安心感で全てを委ね捧げたくなってしまう。
「うーん…?」
それで言えば自分を抱きしめる、細いようでしっかりと筋肉のついた腕も好きだし、腰骨の浮く、自分を突いてくれるとき滑らかに動く腰や、名前を呼んでくれる優しい声も愛しい。
どこまでも優しく明るい、無邪気な性格は言わずもがなだ。
ここまでくれば逆に、レオンの嫌いな箇所を探した方が早いかもしれない。
あえて言うなら害虫を大量に呼び寄せてしまう、美しすぎる顔は多少損なわれてもレインには問題ないので少し遠慮し控えてくれた方が、
「…なんの話だっけ?」
『レオンのどこが好きか』だったか。
レオンには分かり切った回答ではあるが「全部」だと答えておこう。
後ほど好きな色は?との問いかけに「全部」と答えられたレオンは、なんとなく哲学的な回答へ感心する。
そもそも自分の問いかけが忘れられていることは知らない。
「…で、魔素石の加工技術を応用すれば送風を動力に…」
少し疲れたので、手紙をいつも通りレターブックへ閉じた後は誰が帰ってくるまでマイペースに魔法の研究を行うことにした。
ようやく近年の魔法の構築が分かったのでそれを元に新しい魔法が作れないか確かめ、その成果をノートへ記し王国の魔法研究館へ送る。
100年前からこれをするとたまに王国からまとまった金額が支払われる。
趣味の延長を仕事にできるのはありがたかった。
将来的にレオンを養う事になった場合の準備でもあるのだが、せっかくどれだけ甲斐性を得てもレオンの実家が太すぎておそらくレオンをヒモとして飼えないのは惜しいところ。
「…ふぅ、レオンが僕に『お願い♡』ってもっと言ってくれれば…」
実はたまに収入の一部を、こっそりレオンの財布に足しているがレオンはほぼ無尽蔵に財布に金がある人間なので、財布に中身を見ず気にせず、増えようが全く気づいていない。
だからこそ「縁の下でレオンを支えている」感が出て心地いいので、これからも気づかれないようにこっそり所持金は増やしていこうと思った。
「レイン、おやつにケーキを買ってきたが一緒に食べるか?」
「……?大丈夫」
「そうか」
一番に帰ってきたスノウがホールケーキを机の上に三つ置いている。
それぞれ巨大なパーティサイズだが、ケーキは切り分けず、人数分ホールが置かれるタイプのおやつだっただろうか。
首を傾げているとスノウは切り分けずホールケーキにフォークを突き立てそのままむしゃむしゃと食べ始めた。
「……?」
やはり何か違う気がしたが、スノウが嬉しそうなのでいいかと思った。
====
「こ、この写真は少し過激すぎないか…!?」
「でも、これもレオンの新しい一面だと思う」
スノウの食後には一緒にレオンの写真を並べて品評会を行った。
隠し撮りももちろんだが、最近はレオンへお願いすればノリノリで指定したポーズをしてくれる。
負担にならないよう週に一度二人で交代で見たいポーズを頼んでその写真を撮らせてもらい、それを見せ合って語るのだ。
今週レインが頼んだのは「レインの指を噛みながら挑発的に笑ってこっちを見ている」写真。
なんとなく嗜虐的な表情のこの写真はマゾのスノウの嗜好に突き刺さったらしく、見つめたまま腰を揺らしていたので渡すと赤い顔で手帳に挟んでいた。
次回スノウの頼む予定の「朝、優しく起こしてくれる彼氏っぽいレオンの写真」は中々趣がある嗜好なので楽しみだ。
「…んっ♡あっ♡だめっ♡スノウ♡こんな…っ♡もっと、っ♡優しくしてっ♡」
「ふっ♡だがレインっ♡レインもくちゅくちゅ♡強っ♡…ん゛おっ!?♡」
その後は気分が上がってしまい、ついスノウと触り合いっこをしてしまった。
キスをしながらソファの上で正面に向き合い座って陰茎を擦り合わせ手で刺激する。
スノウはレオンと同じ香水を使っているので、匂いでレオンを思い出しクラクラと心地よくなる。
二人でレオンの愛撫を思い出しながらそれを行い、毎回レインが先に射精した後はスノウがイくまで延々と刺激され疲れて泣き喚く羽目にあうのだが、
「いやぁ焦った。なんで急に地割れとか起きるんだろうな?」
「…この辺で地割れなんて初めて起きたらしい、ぞ……えっ?」
今日は偶然、レオンとイリアが途中で帰ってきてしまった。
「…っ!?あ゛っ、れ、レオ様っ!?ちが、これは……っ、!?、ん゛おぉおっ!?♡♡♡
れ、レイ…!?ん゛っ♡雑っ♡適当にメスしこり♡しこしこ♡しないでくれっ!?♡♡♡ほぉ゛ぉおおおおっ!!??♡♡♡」
「二人ともおかえりなさい」
スノウには申し訳ないが、レオンが帰ってきたら自分にはレオンにおかえりのちゅーをする大事な使命がある。
なにか青ざめていたが、さっさと陰茎を扱きながら前立腺を擦り上げメスイキで満足させると服の乱れを直しレオンに擦り寄った。
「…た、ただいま?」
「…んっ♡ちゅっ♡」
急なクソ雑手マンで適当に潮まで吹きイかされ、ピクピクと尻を突き出し震えているスノウにはそっとイリアが毛布を体にかけ、秘部を隠してやっていた。
「イリア。そういえばこの間の呪符、どうだった?」
「…あれもダメだったな…、本格的に諦めつつある」
町では依頼等の都合で宿に全員が揃うタイミングが少ないのだが、この日の夕食は珍しく全員で囲んで食べることが出来た。
「うーん、やはりイリアは身体能力が相当高い。
イリア自身が魔法を使うのではなく、強化魔法でイリアの長所を伸ばした方が賢明かもな」
「それならスノウの方が得意そうだね?」
「俺は?」
「レオンは僕の応援で忙しいから」
「わ、私もたまに応援してもらえると…」
この日の話題は以前から魔法をまったく使えないので使ってみたい、と言っていたイリアへ渡してみた魔法を閉じ込めた呪符の感想について。
呪符に簡単な魔素を込めるだけで、閉じ込めた魔法を発動できるため戦闘の幅が広がるかと思ったがどうもうまく作動しなかったらしい。
少し悔しそうなイリアにスノウが別の提案をしつつ、レインも更に他の方法がないかを考える。
レオンが「俺って実は人権そんなにないよな?」と聞いていたがなんの話かよくわからなかった。
====
「レオン…♡今夜も、いっぱい、愛してください、ね…?♡」
その日の夜、計画通り卑猥な下着でレオンの布団に潜り込む。
微笑んで名前を呼んでくれる、桜色の唇が視界に入りそういえば特にここは大好きだった、と考えながらレインは薄く笑う唇へ吸い寄せられた。
0
WEB拍手(っぽいもの)
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
お気に入りに追加
626
あなたにおすすめの小説
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる