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キノコで状態異常:魅了が付与されたレオンがイリアに求愛セックス♡する話 ○

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変なキノコを食べてから体が熱い。

拾い食いとかじゃなくて、散歩してたら若者がカツアゲされてる現場に出くわした。
通り過ぎようとしたけど何故かすぐ横を通りがかった馬に蹴られて、倒れて痙攣しながら人呼んでほしいなぁって無言で加害者たちを見つめてたらそいつらは悲鳴を上げながら逃げていった。

幸いなことに被害者の若者は魔道具の販売を行なっている道具屋だったらしく売ってもらった回復薬でとんでもない怪我は治ったのだが、
そいつは感謝の証としてピンクのキノコの浮いたスープを振る舞ってきた。

ぜひお礼に昼食を食べて行ってほしい、と言われてまさかこの流れで変なもの食べることになるとは思わないのでなんの疑いも持たずに食べたけど、以降身体が熱い。

熱とか体調不良じゃなくてムラムラ。
かついつぞやのヤバい注射ほどではないふんわりとした優しいムラつきで興奮してる。

これはオナニーしたらすごいイイ感じの出し方ができるんじゃないかと、あえて娼館などには立ち寄らずまっすぐ帰ったのだが、

「おかえり、…レーヴェ?顔色がやけに赤いな、大丈夫か?」

仕事帰りなのかシャワーで汗を洗い流した直後の下着一枚で髪を拭きながら水を飲んでるイリアを見てオナニーなんて無粋な案は消し飛んだ。

「イリア~…」

「…えっ?は?どうしたお前?えっ?怖っ」

俺を心配してくれるのが嬉しくて抱きついて、胸板にぐりぐり顔を押し付けたら露骨にイリアが困惑してる。
俺自身、頭の何処かで「俺何してるの?」って行動に心から引いてたけどそれよりこう…謎の胸の高鳴りが凄かった。

「変なキノコ食べてから身体が熱くて…」

「……」

そっと引き剥がされた。
またくっつく。

「失せろ、…いや、少し歩いた先でイイ感じの木のウロを見た気がする、連れて行こうか」

「やだぁ…イリアがいい、頼むって」

多分イリアも気づいてるけど今日の俺はなんか本気度が違う。

頭の中で「イリアかっこいい♡」「やさしい♡」みたいなヤバいトーンの音声がガンガン鳴り響いてるし、無性にかっこいい顔にキスしたくて腕を後ろに回して唇を重ねたら、なんかつい気持ち良さよりイチャイチャ優先の何回も唇を重ねるタイプのラブラブキスをしてしまったけど、それもやたら気持ちよかった。

「…さすがに今日は、本当におかしい」

「一発抜いたら多分戻るからさ、協力して?」

イリアは人の顔をジロジロと見て何か考え込んだ挙句また「絶対におかしい」と呟いてたけど俺の手を離れるとスタスタとベッドの方へ歩いて行った。

「ありがと♡あー、最高、やさしい」

それが同意の代わりだと分かったので追いかけて頬にキスをした。

無性に素肌で触れ合いたくてさっさと真っ裸になって、シャワー後じゃなかったらイリアも脱がしたのになぁと残念だったけどその分これから触れ合おうと抱きついて額や耳裏、瞼と色々な箇所にキスを落としていく。
イリアは忙しなく動いていた俺を捕まえて、阻止する代わりに舌を絡めて深いキスをしてきた。

「んー…♡」

あ、これもヤバい、めちゃくちゃ気持ちいい。

熱い舌を口内へ受け入れて、それがぬるぬると自分の舌と擦れると二人の熱が混ざるのと同時に思考も溶けていく。

ゆっくりイリアを押し倒して上に乗り、シャワーを浴びたところで冷えた身体を撫でると重ねた部分がじんわり温かくなった。

手を下へ這わせ、まだ緩く勃っているだけの陰茎を扱きながら首筋や胸を舐めるとイリアの顔が一瞬余裕なさそうに歪んで、その顔が可愛くてもっと見たくて敏感な裏筋や亀頭をより責めようと輪を作った指で先端を擦ると大きなため息を吐いた後イリアはさっきから押し付けてた俺の陰茎を同じように締めて擦ってくれた。

「んっ…すごい気持ちいい、ありがとう」

イリアが触りやすいように横に寝て、脇や首筋を舐め、どこもかしこも甘いなんて笑ったら改めて「怖い」と言われて俺の脳の冷静な部位も同意見だったけど、その割に向こうからハグとかキスしてくるしさっきまで程にはイリアはこの、俺の奇行を嫌がってないんじゃないかと思う。

「変なキノコ、だったか?それを食べてお前が今みたいにしおらしくなるなら定期的に摂取してもいいんじゃないか?」

「はぁ?今、結構身体熱くて大変なんだからな、…なー、それよりもう挿れたいんだけど…ダメ?なんか…すごいイリアが可愛くて興奮してる」

ヌルつく股間をイリアの横腿に擦り付けながら上体を起こして唇を吸い、お気に入りのたわわな胸を優しく揉みつつ頼む。

「イリア」

顔を離すと思ったより余裕のない声が出た、暴発したら嫌だなぁと思いながらも腰が止められない。

さっきから何回も繰り返したキスのせいでイリアの唇は赤く充血して潤んでいて、それを思考がまとまらなくてボーっと綺麗だと思い見つめていたら急に頭を撫でられた。

「…とりあえず、俺に『可愛い』はやめろ。気持ち悪い」

「ごめん、じゃあ…かっこいい?」

返事はなくそのまま肩口へ頭を押さえつけられて力強くワシワシと撫でられ続けているので顔は見えないし動きづらい。
けど否定でない以上、イリアなりの同意だと思った。

足の間へ割り入って片脚を上げてもらい、後孔を探って陰茎を尻の谷間に擦り当てている間もイリアは抵抗しないどころかさらに脚を開いてくれる、縁を探り当て中へ挿入ると熱い体内を感じるのと同時にイリアも少し上体を逸らして呻いた。

「…っ」

「ごめんね、苦しい?」

馴染んで落ち着くまで動くのは我慢する事にして、頭を押さえていた力が緩んだからちょっと動いて乳首を噛んだ、空いた手で先走りで濡れそぼった陰茎を何度も扱いてできる限りイリアにも気持ちよくなってもらおうと頑張る。

ミルクが少し滲み出したのでそれを口に含んで口移しし、また危うく可愛い、と言いそうになったので「カッコいいよ」と言うと苦しげに突かれながら嘘を吐くなと怒られた。

「うーん、難しい。
なんて言おう…、あ、安心する、とか?イリアの身体おっきいからハグされると力も強いしなんか落ち着く」

「……黙ってればいいだろ」

「えー…せっかくの愛情表現なのに…、黙れって言うなら黙るけどさぁ、その分キスしてよ。口寂しい」

俺と喋るのが面倒だったのか恥ずかしかったのか、イリアは首を起こして触れるだけのキスをしてくれたのでそのまま舌先を擦り合わせて甘痒い感触と、少し会話する程度の余裕が出てきたイリアを見てようやくゆっくりろ腰を振って蕩けて絡み付いてくる肉筒を楽しんだ。

お互いの息遣いしか聞こえなくて触覚へ集中できる分、イリアのナカがどんな風に動くとキュ♡とより締まるのかがダイレクトに伝わってくる。
反応の良かった箇所を特に狙って突きながらミルクが滴り落ちていく胸を揉み乳首を指の腹で撫でて可愛がったら心なし触っていた右胸の方がミルクがたくさん出ているので、左乳首もくにくにと指で摘んで引いたり転がすと両方同じくらいミルクでびしゃびしゃに胸元が濡れ、乳首が赤く腫れていたので乳輪を指でなぞりながら喉仏を甘噛みするとイリアは声を漏らして俺の耳の形を指でなぞった。

「イリア、こっち見て」

限界が近くてイリアの顔をもっと見たくて名前を呼ぶと見つめ返してくれて、頬を撫で、それから急に頬を軽くつねって引っ張られた。

「いひゃい」

「真面目な顔をしているレーヴェ、キツイな」

そう言っていたずらっぽく笑われた。

やっぱりそんな顔ができるイリアは可愛いけどな、と思いながら腹の上に出して、イリアのも手で扱いて精を吐き出させる。

「この後ってイリアってどっか出かける予定とかあんの?」

「あぁ、さっきの依頼がさっさと終わったから昼食だけ宿で済ませてもう一つくらい何か受けるつもりではいたな」

「ふーん」

飛沫を拭き取った後、そんなことを聞いて俺がくっついたまま離れないのでイリアは言わんとしている事が分かったのだろう。
改めて、「治ってないのか」と聞いてきた。

「かも。悪い気分ではないけど」

====

それから夕方、一応服は着たもののイリアにベタベタする俺と、それを渋々許しているイリアに帰ってきたスノウとレインが「信じられないものを見た時にしか人間ができなさそうな目」をしつつ絶句して、イリアもご機嫌な俺を他所に「変なキノコを食べたらしい」とかなり深刻そうな声で二人に伝えていた。

「うーん…この感じ……なにかの毒、いや、魅了されてる…?ねぇレオン、食べたキノコの色や形は覚えてる?」

「色は…ポスターとかでしか見ない明るいピンクだったかなぁ?
なんかグニグニしててツル?のところに柔らかいトゲがめっちゃ生えててグロくて…味はスープに浮いてたしよくわからないけど食感はえりんぎっぽかった」

「そんなものを食べるな」

ところでレインってめちゃくちゃ可愛いな。

俺の身体の異常を探るために正面に座って魔法を使ってくれてるけど、真面目な顔が可愛いしそういう調べる魔法ってもっと近くでやったほうが精度上がらないかなって後ろから抱いて膝の上で頭撫でながら診て貰ったら、心臓が俺と同じくらい煩くなって「集中できない」とか悔しそうに言う割に離れようとしないから結局普通10分もあればそこらの魔導士でも終わる検査の魔法に二時間かかった。

謝ってたけどひたすらに可愛いかったからいつもありがとう、ってこっち向かせてキスしたら抱きついて動かなくなった。

「…多分、大昔惚れ薬に使われてたキノコだと思う…」

レインは俺の服に顔を埋めたままモゴモゴと、注意してやっと聞き取れるくらいの音量で呟く。

俺としても嬉しいけどもう俺とイチャイチャする方が大事で俺がおかしいのはあまり問題視してないらしい、多分命に影響があるような毒キノコならレインは全力で解毒魔法をかけてくるからこのリアクションなら絶望的にマズイものではないんだろうと安心する。

「どれくらい食べた?」

「えー…?マグカップにスープが注がれて…、2センチないくらいのカケラ4つくらい…、多分」

「そう…」

レインの呼吸が徐々に規則的でゆっくりしたものになる。
なんかちょっと体温上がってるしウトウトしてる気がする。

俺はこのまま寝てもらってもいいや、と思って背中を叩いてたけど、イリアが起こせっていつも通り俺にチョップしようとして、でも何らかのキノコで頭がおかしくなってる俺に攻撃し辛いのか手を彷徨わせた結果、スノウが「試しに私を叩いてみるか?」って提案してた。

スノウって知ってたけどこんなに綺麗で可愛かったんだ。

少し困ったように下がった眉でこっちをチラチラ見てる、膝の上と右横が埋まってたので足元じゃなくて左に座ってよ、って頼んだら嬉しそうに座って手を繋いできた。
夜はエグいのにこの奥ゆかしさは最高なんじゃないだろうか。

「関わってきた長さに比例して、キノコの毒が効いてる間誰も彼も目に入った知り合いを好きになってしまうんです。
…効果は短いけど、親兄弟はダメなんて制限もなく好きになっちゃうから魔女が沢山いた時代でも洗脳する時くらいしか使わなかったらしいけど、解毒で消せるし…あぁ、うん、やっぱり、効果も長くて5日か持たないって。
とっくに絶滅したって書いてるけどまだ生えてたんだ…」

診た身体の状態と全く一緒だから、とレインが何もないところから取り出した本を見せてくれたけど字が細かいし俺は今、徐々に蕩けてもたれてくるスノウをさらに蕩かすのに忙しい。

やっぱり解毒でどうにかなるとわかったのでほとんどそれは読まずにレインにお礼を言ったらじゃあおやすみ、とレインはまた身体を丸めた。

「…は?おい、解毒は?」

あ、俺はそれもちょっと思った。
イリアが驚いてレインを揺すっている。

「…あと数日で勝手に毒は抜けるし…普段のレオンも好きだけど今のレオン、撫で方がすごく優しくて…せめてあと一日、毒レオンと一緒にいてから解毒したらダメかなって…」

「あ、さらに一日伸ばしてほしい」

「正気かお前ら」

俺も「毒で頭おかしくなってる男そのままでコイツら何楽しもうとしてるの?」って本心から思う。

けど、その一方で恐ろしい事に「そんなに甘えたいなんて、なんて可愛いんだろう…」ってめちゃくちゃキュンキュンしてて、『毒レオン』なんて魔獣相手かいじめでしか使わなさそうな呼称まで食らってるのに笑顔でありがとう、ってお礼を言ってしまった。

「レインの言う通り戻るなら俺は別にいいけど?体調悪いわけでも無いし」

「うん、いつものレオンが一番好きだから、もし戻らなかったら全部の血を抜いて洗ってでもちゃんと戻すから」

「私もそうなったら協力するよ、戻るからこそ毒レオ様に興奮する」

「……」

イリアは一瞬本気で引いて、もっと何か言いたそうだったけど俺はそう言うイリアの真面目で俺のことを本心から心配してくれるところがすごく嬉しい、って言ったら「でも日頃の行いか…」って無言で首を振って諦められた。

俺って思ってた100倍人権無いな、って思ったけど今は俺の人権より大事なものが多すぎて、たまにはいいや、って深夜まで夕飯も食べずに溶けて肩にもたれて寝息を立ててるスノウと膝の上で丸まって寝るレインを堪能した。
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