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デート回③〜子犬みたいな忠実マゾお兄さんが料理教えてくれそうだったけど邪魔してお兄さんを性的に食べるデート〜 □
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最終日、
本当は今日にはもう通行証は出来てると聞いてるけど明日取りに行くことにし、今日はスノウと出かける。
俺がはしゃぎすぎてレインとイリアがこの二日ぐったりしてるのを見てスノウは完全に違う意味で今日を楽しみにしてソワソワしてた。
「お待たせー」
「あ…!?…いや、待ってない、今来たところだ……、なんて…」
楽しみにしすぎてスノウは11時に宿からまっすぐ行った先の噴水前で待ち合わせしたい、と同じ宿にいて予定も決まってたのに待ち合わせスタイルを要望してきた。
今朝8時には起きて出かけてたけど一体いつからここにいるんだろうな。
相変わらず尻尾が生えてたら千切れるまで振ってそうな笑顔でソワソワしてて、ここまで張り切ってくれるなら俺も頑張らないとと思う。
「じゃあ行こっか」
「…あ、あぁ!」
手を繋いだら顔を真っ赤にされて頷かれた、変態だと思ってたけど予想外にピュアでこの間までろくにオナニーもしてなかったことを思い出して変な性癖植え付けた俺が悪いんじゃ、とちょっと反省する。
「へぇ、ライオンの玉乗りだって、すごいな。
スノウ見たことある?」
「……私にも、簡単にできると思う…」
「…すごいな、体幹が。…あっ、ちょ、水溜りは避けろって」
サーカス宣伝する看板を見て感想を言ったらライオンに張り合われ、直線上にあった歩幅でどうにか出来そうにない広めの水溜りを避けようとしたら何事もなかったかのようにちょっと押されて、俺が横にずれた分スノウが水溜りの中央に突っ込んで靴を濡らした。
「あれ?そういえばレオ様の耳、以前まで装飾品を付けていただろうか?」
「……あー…昨日開けちゃった、気まぐれで」
「そうなのか…、痛いんだろうか?
開ける時は特に痛いんだろうか?今は痛くないのか?レオ様は他人に開けるならどこに開けたい?痛いとしていつまで痛いものなんだろうか?」
水溜りの件を完全になかったことにし、なんで開けたとかではなく主に痛みをピックアップして興奮気味に確認してくる。
…変な芸覚えないよう俺がちゃんと躾けなきゃ…、とキラキラした瞳を見て深く決意した、何故かその横で急にスノウが暗い顔をしてる。
「…すまない、さっきからはしゃぎすぎているな……あ、少し落ち着くために飲み物を買ってくる。
…レオ様は何が飲みたい?」
「ナイーブなマゾなんだ……?」
返事がなかったので俺が質問責めにでも気を悪くしたと勘違いしたんだろう。
凄い勢いで盛り下がって、けど場を白けさせるのも嫌だったのか無理した作り笑いを浮かべて俺から離れようと繋いだ手の力が緩まったので慌てて重ねただけだった手を指を絡めた、所謂「恋人つなぎ」に変更した。
「ごめんな、楽しそうにしてるスノウを見てたら返事が遅れちゃって。
俺も楽しいから嬉しい、せっかくのデートなんだから飲み物は一緒に見に行こう?」
頭を撫でたらまた表情が明るくなって、あまりに高低差の激しい情緒にスノウ本人が疲れないか気になる。
繋いだ手はずっとにぎにぎしてた。
スノウとは市場で買い物をして、この間失敗したシチューの作り方を教えてもらう事になっていた。
俺を全く制止してくれないので5kgの猪肉とか買おうとする度一瞬困ったように止まるスノウの様子を見てなんとか「しないほうがいい」買い物を推理して少量の野菜や肉を買い、キッチンを貸してくれる宿を昨日さりげなく押さえておいたのでそこで料理の作り方を教えてもらう……つもりだったけど。
「え、なんで脱いでんの?」
「エプロンに着替えるために…」
嘘をつくな、エプロンは着「替える」タイプの服ではないだろ。
荷物を降ろしてひと段落して、ちょっとキスとかしつつも本題が料理だったのでせめて目的は達成しようと5分使ってスノウを諭した。
…のに、料理の準備を始めると俺が買ったものの確認をしてる間にスノウは当然のように宿の部屋の鍵を閉め、窓も塞ぎカーテンを下ろし密室でキッチンの電気だけ点けてストリップショーを始めた。
チョーカーだけは着けっぱなしで、あとは全裸にエプロンの完全にエロいことをするのが目的の格好をしている。
背中を見せたくなさすぎて仰向けのまま誘ってきてた時の事を考えると、こんな背中どころか尻まで剥き出しの格好で「なんで?」みたいな顔できるようになるまでに打ち解けた事を喜ぶべきなのだろうか。
「本当にやる気ある?スノウは生野菜のシチュー食べたい?全員俺が食事当番の時お通夜の顔するよな?
この間ついに『成長の見込みないから当番免除しないか』って夜みんなでひどい会議してたよな?」
「ちが…っ、あれは、レオ様に食べて欲しくて…!」
「……」
尻をぺちぺちしてたらつい気分が乗って真っ赤になるまで力を込めて叩いてしまった。
あの夜はちょっとだけ悲しくて独り啜り泣いたけど(慰めに来たレインで発散した)、一応善意だったんだろうか。
正直、別にしなくていいなら全然料理する気はない。
出来合いを買うし、家ならシェフに作らせる。
もう材料費出したら許してくれるならそれはそれで旅中も有りかな、と楽な方向に思考が転がった俺はもう勉強する気を完全に無くして椅子に座った。
「…レオ様?」
「はぁ…、じゃあ、俺見とくからお手本で料理作ってよ、それで勉強するわ。な?ピギ吉?」
手の上に命の恩人のピギ吉を出す。
ちょうどよかった、切腹回避のお礼にピギ吉にご馳走をあげたかったんだよな。
この間はなんとか誤魔化し切ったけどイリアにピギ吉がバレると元の場所に返してこいって怒られそうだし、レインは気に食わないとピギ吉を消滅させてきそうで怖い。
そうなると必然的にピギ吉を知っており、かついたぶられる事に喜びを覚えているスノウがピギ吉への体液の提供に一番都合がいい。
実際、ピギ吉を見たスノウは前の散々な仕打ちを思い出して喉を鳴らし、何もしてないのに前を立たせてエプロンの裾がちょっと上がっていた。
「お、ピギ吉も応援してくれるって」
「ひっ!?レオ様…、これは、危ない、からっ…!」
早速体液の匂いに反応したのかピギ吉は超速でスノウに飛びついて、そのくせくるぶしに到達すると勿体ぶるみたいに足の間をゆっくり粘液を残しながら這って登っていく。
俺からは見えなくなったけど多分前に張り付いたみたいで、聞き慣れない小刻みな振動音と一緒にエプロンを揺らしていた。
「はっ、あぁっ…!?あ゛っ」
「最初は何すんの?野菜洗うの?」
「…そ、そう、洗って、皮を…、ひっ」
俺が頬杖をついて見ているだけになって、スノウも今日はそう言う日なんだと理解したんだろう。
変な中腰になって屈みつつ野菜の泥を落としている。
「うっ、あっ」
だが出だしから早々にピギ吉は十分な体液を得たのかニチャニチャと嫌な音を立て、増殖した一部が股下を伝って尻の奥、秘部へ強引に割り入っていくのが見えた。
「ちゃんと実況してよ、今何してるかわかんない」
「あっ、触手、が、秘部を♡お゛っ、入って、あ゛っ、出て、膨らんで…っ、ひ、いっ」
「そっちじゃないって、料理の実況」
もうしゃがんで泣き出してるから絶対無理なのは知ってたけど、笑いながら無茶苦茶言ったらスノウはなんとか立ち上がろうと頑張って、けど触手が尿道でも荒らしてるのかたまにエプロンの下が変に弾むたびにまた滑って尻餅をついて、その刺激が尻に来るらしく悲鳴をあげて震えていた。
「え、もう終わり?流石に早すぎない?」
「お゛っ、あ、がっ、う゛っ♡ぐぅっ、だっで、触手、無理やり」
「言い訳しないでよ、ほら、立って」
スノウをキッチンにもたれさせながらも無理矢理立たせる。
エプロンを横にずらすと触手は先端に包まって振動していたようで強すぎる刺激に先端が真っ赤になっていた。
「辛い?出したい?」
「ゔっ、ぐす、はい、出したい、です、」
泣いて頷かれた。
ピギ吉に栓をされてるせいで陰茎へ面白いくらい脈が浮き出てある意味猛々しい見た目になっている。
されている事自体は男らしさとはかけ離れた尊厳破壊的内容なんだけど。
「ピギ吉」
俺とピギ吉はめちゃくちゃ仲がいいので今や俺の手足の代わりにピギ吉は意思を汲み取って動いてくれる、戒めを解くと、自分の身体を分裂後に乳首へ移動させ陰茎自体にはなんの刺激も与えなくなった。
「あ…」
「はい、これで出せるよ?よかったな
あ、ポーズはそのままでね?俺見えないと楽しくないし」
「…そんな、それ、じゃあ」
後孔への刺激や乳首での振動はあるらしいが、それは射精に至るほど強烈なものではないらしい。
スノウは目尻を下げ、どうしたらいいのか俺に聞こうか迷ってる。
「何?気持ちいいのも嫌でイキたいけど止められるのも嫌なの?どうしたいの?」
「あ、それは」
「して欲しいことがあるならちゃんと頼めよ」
「うっ、あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい…っ」
敏感な裏筋を指先で何度もカリカリするだけでスノウは面白いくらい身体を揺らして、それでアクメをキメようと俺の指の方へ腰を突き出してくる。
そんなことは許さないので手を引っ込めると、一瞬絶頂を得かけ薄ら笑いを浮かべていた顔がまた絶望的なものに戻る。
「あ、じゃあ、俺はどうしたらいいのかわからないしスノウが勝手に頑張ったら?」
そう言ってしゃがんで指で輪を作り、スノウの先端にあてがったまま笑いかけるとスノウはどうしていいのか分からず立ち尽くしていた。
「こうやって、輪っか作って俺待ってるからさ、自分で腰振ってイイとこ探して」
「えっ、あ…」
「出すときだけ咥えてあげる」
舌を伸ばして指の輪越しに鈴口を舐めると、スノウは力の抜けた小さい喘ぎを漏らしていた。
「ほら、最初の一回だけ、良くなかったら違うの考えてあげるから、一往復だけしてみよ?」
「一回だけ…?」
「そうそう、試して見ないと勿体無いから」
スノウは諦めたように指の輪へ腰を突き出し、そこへ自分の陰茎を潜らせた。
「う゛っ、…あ゛っ♡腰、とまらない♡あ゛っ」
「やらしー、何その腰つき?前イリアにやったやつ?」
竿の部分に合わせてちょっとだけ輪を締めて狭くしてちゃんと気持ち良くなるよう調整したら後は勝手に腰を振り出した。
成人男性がほぼ全裸で人の手相手に腰を振って快感を追いかけている光景が滑稽で笑いそうになるけど、反面ちょっとそれに興奮している自分がいた。
「レオ、様がっ♡お゛っ、奥まで、して、あっ、く、くれる時をっ♡思い出してますっ♡あ゛っ♡
わた、し、あ゛♡と、全然違うっ♡すごい、気持ちいい、やつっ♡」
あ、このヘコヘコした変な動き俺の真似だったんだ。
ちょっとショックを受けている俺を他所に、本当にスノウは手コキとも言えないようなおざなりな行為で射精寸前まで自分を追い詰めることが出来たらしい。
先走りを先端から溢れさせるそこが突き出すたびに震えて白いのを混じらせていた。
「イくときはちゃんと言ってなー」
「…はい゛っ、あ゛っ♡も、だめ、出ます♡ごめんなさい、出ます♡お゛っ、おぉ゛っ♡出っ……、ゔぅううっ♡」
宣言通り限界の近そうなそれを口を開けて待ち受け、突っ込まれた瞬間唇を窄めてちゅうと吸うとそれだけでスノウは人の口内に苦い精液をぶちまけた。
溢れてくる端からそれを喉を鳴らして飲み、まだビクビク震えている陰茎から残ったものも吸い出すとスノウはぎゅっと目を閉じて刺激に耐えている。
やがて射精が終わり、口内に残っていたものを見せてから唾液と混ぜて飲み込むとスノウは頬を染め何故か前髪を引き火傷を抑え、また腰を引いて反応を見せていた。
「もうどうせ料理しないでしょ、ベッド行こ」
「…っ、はい…♡」
足元のおぼつかないスノウの腰を抱き寄せ、奥のベッドのある部屋へ向かう、ピギ吉はある程度の体液に満足してくれたらしく手のひら大くらいのサイズにスノウから離れるとなってキッチン上の芋に絡まってた。
「お゛っ♡やだっあぁあ♡これだめっ♡あがっ、ひぃっ♡ゆるし、許してっ♡
深い、あっ、あ゛ぁっ♡ダメなとこ、お゛っ♡届いてるっ♡届いてるんですっ♡」
ベッドについていきなり、足を大きく開いて腰や尻を突き出したポーズを取らせて、上から覆い被さり潰すように犯す。
スノウはちょっと白目を剥いていやいや言って俺を押し返そうとしてて、けど自分の腹に着くほど反り上がった陰茎から先走りを跳ねさせて大喜びしていた。
「やだっ、お尻、めくれてますっ♡やめて、お゛っ♡しぬ、死んじゃうから、あ゛っ♡イったら死にますっ♡」
「ふーん、…っ、じゃあ勝手に俺出すけどイかないよう頑張れば?」
腰を止める気は微塵もなく、さっきまで振動で刺激されて赤くなっている胸に噛みつきながら笑ったら自分の根本を抑えて「イかないでえ♡」とか自分の陰茎にアホみたいなこと言ってた。
けど、すぐに自分の手にまで裏切られて止めるどころかスノウは竿を擦りもう片方の手で先端をぐりぐり擦っている。
自分の手を止めれないショックでまたなんか泣きながら止まらないんですって報告してきたけどもう無視して取り繕う余裕もない酷いマゾ顔を見下した。
「うわぁ、今度、今の顔写真機で撮って見せようか?
肉便器でももうちょいマシな顔するんじゃない?」
「あ゛っ♡やだ、嫌ですっ♡撮らないでっ♡見たくないっ♡お゛っ♡お゛っ♡見ないでっ♡
お願いします、見ないでくださいっ♡」
流石にカケラほどの羞恥心が残っていたのか、自分の飛沫でドロドロの手で顔を覆おうとしたから手首を掴んで押さえつけ、それを許さなかった。
わざとスノウにわかるよう顔をジロジロみて、「俺はエロくて好きだよ」と伝えて腰を下ろすと同時に射精する。
スノウは低い声を出して硬直した後、精液ではなく透明な液をじょぼぼぼ…と音を立てて垂れ流していた。
「あ゛っ♡…あついぃ……、レオ様の、ひっ、精子来てる…」
引き抜いて足を閉じさせると、スノウは腰を小さく跳ねさせながら下腹のあたりを撫でていた、あの辺に届いたということなんだろうか、なんかえっちな仕草でいいと思う。
「まだ夕方前かぁ、お腹すいたなぁ…なんか買ってくるけどスノウ食べる?」
落ち着いたのでシャワーで身体のドロドロを落として服を着ながらスノウに聞く。
疲れてたし飲み物とかが良いかな、って思ったけどスノウは「じゃあ私が作る」と普通に起き上がってて、俺は怠いんだけどいつもながら何でそんなに回復早いんだろう、ってちょっと尊敬した。
本当は今日にはもう通行証は出来てると聞いてるけど明日取りに行くことにし、今日はスノウと出かける。
俺がはしゃぎすぎてレインとイリアがこの二日ぐったりしてるのを見てスノウは完全に違う意味で今日を楽しみにしてソワソワしてた。
「お待たせー」
「あ…!?…いや、待ってない、今来たところだ……、なんて…」
楽しみにしすぎてスノウは11時に宿からまっすぐ行った先の噴水前で待ち合わせしたい、と同じ宿にいて予定も決まってたのに待ち合わせスタイルを要望してきた。
今朝8時には起きて出かけてたけど一体いつからここにいるんだろうな。
相変わらず尻尾が生えてたら千切れるまで振ってそうな笑顔でソワソワしてて、ここまで張り切ってくれるなら俺も頑張らないとと思う。
「じゃあ行こっか」
「…あ、あぁ!」
手を繋いだら顔を真っ赤にされて頷かれた、変態だと思ってたけど予想外にピュアでこの間までろくにオナニーもしてなかったことを思い出して変な性癖植え付けた俺が悪いんじゃ、とちょっと反省する。
「へぇ、ライオンの玉乗りだって、すごいな。
スノウ見たことある?」
「……私にも、簡単にできると思う…」
「…すごいな、体幹が。…あっ、ちょ、水溜りは避けろって」
サーカス宣伝する看板を見て感想を言ったらライオンに張り合われ、直線上にあった歩幅でどうにか出来そうにない広めの水溜りを避けようとしたら何事もなかったかのようにちょっと押されて、俺が横にずれた分スノウが水溜りの中央に突っ込んで靴を濡らした。
「あれ?そういえばレオ様の耳、以前まで装飾品を付けていただろうか?」
「……あー…昨日開けちゃった、気まぐれで」
「そうなのか…、痛いんだろうか?
開ける時は特に痛いんだろうか?今は痛くないのか?レオ様は他人に開けるならどこに開けたい?痛いとしていつまで痛いものなんだろうか?」
水溜りの件を完全になかったことにし、なんで開けたとかではなく主に痛みをピックアップして興奮気味に確認してくる。
…変な芸覚えないよう俺がちゃんと躾けなきゃ…、とキラキラした瞳を見て深く決意した、何故かその横で急にスノウが暗い顔をしてる。
「…すまない、さっきからはしゃぎすぎているな……あ、少し落ち着くために飲み物を買ってくる。
…レオ様は何が飲みたい?」
「ナイーブなマゾなんだ……?」
返事がなかったので俺が質問責めにでも気を悪くしたと勘違いしたんだろう。
凄い勢いで盛り下がって、けど場を白けさせるのも嫌だったのか無理した作り笑いを浮かべて俺から離れようと繋いだ手の力が緩まったので慌てて重ねただけだった手を指を絡めた、所謂「恋人つなぎ」に変更した。
「ごめんな、楽しそうにしてるスノウを見てたら返事が遅れちゃって。
俺も楽しいから嬉しい、せっかくのデートなんだから飲み物は一緒に見に行こう?」
頭を撫でたらまた表情が明るくなって、あまりに高低差の激しい情緒にスノウ本人が疲れないか気になる。
繋いだ手はずっとにぎにぎしてた。
スノウとは市場で買い物をして、この間失敗したシチューの作り方を教えてもらう事になっていた。
俺を全く制止してくれないので5kgの猪肉とか買おうとする度一瞬困ったように止まるスノウの様子を見てなんとか「しないほうがいい」買い物を推理して少量の野菜や肉を買い、キッチンを貸してくれる宿を昨日さりげなく押さえておいたのでそこで料理の作り方を教えてもらう……つもりだったけど。
「え、なんで脱いでんの?」
「エプロンに着替えるために…」
嘘をつくな、エプロンは着「替える」タイプの服ではないだろ。
荷物を降ろしてひと段落して、ちょっとキスとかしつつも本題が料理だったのでせめて目的は達成しようと5分使ってスノウを諭した。
…のに、料理の準備を始めると俺が買ったものの確認をしてる間にスノウは当然のように宿の部屋の鍵を閉め、窓も塞ぎカーテンを下ろし密室でキッチンの電気だけ点けてストリップショーを始めた。
チョーカーだけは着けっぱなしで、あとは全裸にエプロンの完全にエロいことをするのが目的の格好をしている。
背中を見せたくなさすぎて仰向けのまま誘ってきてた時の事を考えると、こんな背中どころか尻まで剥き出しの格好で「なんで?」みたいな顔できるようになるまでに打ち解けた事を喜ぶべきなのだろうか。
「本当にやる気ある?スノウは生野菜のシチュー食べたい?全員俺が食事当番の時お通夜の顔するよな?
この間ついに『成長の見込みないから当番免除しないか』って夜みんなでひどい会議してたよな?」
「ちが…っ、あれは、レオ様に食べて欲しくて…!」
「……」
尻をぺちぺちしてたらつい気分が乗って真っ赤になるまで力を込めて叩いてしまった。
あの夜はちょっとだけ悲しくて独り啜り泣いたけど(慰めに来たレインで発散した)、一応善意だったんだろうか。
正直、別にしなくていいなら全然料理する気はない。
出来合いを買うし、家ならシェフに作らせる。
もう材料費出したら許してくれるならそれはそれで旅中も有りかな、と楽な方向に思考が転がった俺はもう勉強する気を完全に無くして椅子に座った。
「…レオ様?」
「はぁ…、じゃあ、俺見とくからお手本で料理作ってよ、それで勉強するわ。な?ピギ吉?」
手の上に命の恩人のピギ吉を出す。
ちょうどよかった、切腹回避のお礼にピギ吉にご馳走をあげたかったんだよな。
この間はなんとか誤魔化し切ったけどイリアにピギ吉がバレると元の場所に返してこいって怒られそうだし、レインは気に食わないとピギ吉を消滅させてきそうで怖い。
そうなると必然的にピギ吉を知っており、かついたぶられる事に喜びを覚えているスノウがピギ吉への体液の提供に一番都合がいい。
実際、ピギ吉を見たスノウは前の散々な仕打ちを思い出して喉を鳴らし、何もしてないのに前を立たせてエプロンの裾がちょっと上がっていた。
「お、ピギ吉も応援してくれるって」
「ひっ!?レオ様…、これは、危ない、からっ…!」
早速体液の匂いに反応したのかピギ吉は超速でスノウに飛びついて、そのくせくるぶしに到達すると勿体ぶるみたいに足の間をゆっくり粘液を残しながら這って登っていく。
俺からは見えなくなったけど多分前に張り付いたみたいで、聞き慣れない小刻みな振動音と一緒にエプロンを揺らしていた。
「はっ、あぁっ…!?あ゛っ」
「最初は何すんの?野菜洗うの?」
「…そ、そう、洗って、皮を…、ひっ」
俺が頬杖をついて見ているだけになって、スノウも今日はそう言う日なんだと理解したんだろう。
変な中腰になって屈みつつ野菜の泥を落としている。
「うっ、あっ」
だが出だしから早々にピギ吉は十分な体液を得たのかニチャニチャと嫌な音を立て、増殖した一部が股下を伝って尻の奥、秘部へ強引に割り入っていくのが見えた。
「ちゃんと実況してよ、今何してるかわかんない」
「あっ、触手、が、秘部を♡お゛っ、入って、あ゛っ、出て、膨らんで…っ、ひ、いっ」
「そっちじゃないって、料理の実況」
もうしゃがんで泣き出してるから絶対無理なのは知ってたけど、笑いながら無茶苦茶言ったらスノウはなんとか立ち上がろうと頑張って、けど触手が尿道でも荒らしてるのかたまにエプロンの下が変に弾むたびにまた滑って尻餅をついて、その刺激が尻に来るらしく悲鳴をあげて震えていた。
「え、もう終わり?流石に早すぎない?」
「お゛っ、あ、がっ、う゛っ♡ぐぅっ、だっで、触手、無理やり」
「言い訳しないでよ、ほら、立って」
スノウをキッチンにもたれさせながらも無理矢理立たせる。
エプロンを横にずらすと触手は先端に包まって振動していたようで強すぎる刺激に先端が真っ赤になっていた。
「辛い?出したい?」
「ゔっ、ぐす、はい、出したい、です、」
泣いて頷かれた。
ピギ吉に栓をされてるせいで陰茎へ面白いくらい脈が浮き出てある意味猛々しい見た目になっている。
されている事自体は男らしさとはかけ離れた尊厳破壊的内容なんだけど。
「ピギ吉」
俺とピギ吉はめちゃくちゃ仲がいいので今や俺の手足の代わりにピギ吉は意思を汲み取って動いてくれる、戒めを解くと、自分の身体を分裂後に乳首へ移動させ陰茎自体にはなんの刺激も与えなくなった。
「あ…」
「はい、これで出せるよ?よかったな
あ、ポーズはそのままでね?俺見えないと楽しくないし」
「…そんな、それ、じゃあ」
後孔への刺激や乳首での振動はあるらしいが、それは射精に至るほど強烈なものではないらしい。
スノウは目尻を下げ、どうしたらいいのか俺に聞こうか迷ってる。
「何?気持ちいいのも嫌でイキたいけど止められるのも嫌なの?どうしたいの?」
「あ、それは」
「して欲しいことがあるならちゃんと頼めよ」
「うっ、あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい…っ」
敏感な裏筋を指先で何度もカリカリするだけでスノウは面白いくらい身体を揺らして、それでアクメをキメようと俺の指の方へ腰を突き出してくる。
そんなことは許さないので手を引っ込めると、一瞬絶頂を得かけ薄ら笑いを浮かべていた顔がまた絶望的なものに戻る。
「あ、じゃあ、俺はどうしたらいいのかわからないしスノウが勝手に頑張ったら?」
そう言ってしゃがんで指で輪を作り、スノウの先端にあてがったまま笑いかけるとスノウはどうしていいのか分からず立ち尽くしていた。
「こうやって、輪っか作って俺待ってるからさ、自分で腰振ってイイとこ探して」
「えっ、あ…」
「出すときだけ咥えてあげる」
舌を伸ばして指の輪越しに鈴口を舐めると、スノウは力の抜けた小さい喘ぎを漏らしていた。
「ほら、最初の一回だけ、良くなかったら違うの考えてあげるから、一往復だけしてみよ?」
「一回だけ…?」
「そうそう、試して見ないと勿体無いから」
スノウは諦めたように指の輪へ腰を突き出し、そこへ自分の陰茎を潜らせた。
「う゛っ、…あ゛っ♡腰、とまらない♡あ゛っ」
「やらしー、何その腰つき?前イリアにやったやつ?」
竿の部分に合わせてちょっとだけ輪を締めて狭くしてちゃんと気持ち良くなるよう調整したら後は勝手に腰を振り出した。
成人男性がほぼ全裸で人の手相手に腰を振って快感を追いかけている光景が滑稽で笑いそうになるけど、反面ちょっとそれに興奮している自分がいた。
「レオ、様がっ♡お゛っ、奥まで、して、あっ、く、くれる時をっ♡思い出してますっ♡あ゛っ♡
わた、し、あ゛♡と、全然違うっ♡すごい、気持ちいい、やつっ♡」
あ、このヘコヘコした変な動き俺の真似だったんだ。
ちょっとショックを受けている俺を他所に、本当にスノウは手コキとも言えないようなおざなりな行為で射精寸前まで自分を追い詰めることが出来たらしい。
先走りを先端から溢れさせるそこが突き出すたびに震えて白いのを混じらせていた。
「イくときはちゃんと言ってなー」
「…はい゛っ、あ゛っ♡も、だめ、出ます♡ごめんなさい、出ます♡お゛っ、おぉ゛っ♡出っ……、ゔぅううっ♡」
宣言通り限界の近そうなそれを口を開けて待ち受け、突っ込まれた瞬間唇を窄めてちゅうと吸うとそれだけでスノウは人の口内に苦い精液をぶちまけた。
溢れてくる端からそれを喉を鳴らして飲み、まだビクビク震えている陰茎から残ったものも吸い出すとスノウはぎゅっと目を閉じて刺激に耐えている。
やがて射精が終わり、口内に残っていたものを見せてから唾液と混ぜて飲み込むとスノウは頬を染め何故か前髪を引き火傷を抑え、また腰を引いて反応を見せていた。
「もうどうせ料理しないでしょ、ベッド行こ」
「…っ、はい…♡」
足元のおぼつかないスノウの腰を抱き寄せ、奥のベッドのある部屋へ向かう、ピギ吉はある程度の体液に満足してくれたらしく手のひら大くらいのサイズにスノウから離れるとなってキッチン上の芋に絡まってた。
「お゛っ♡やだっあぁあ♡これだめっ♡あがっ、ひぃっ♡ゆるし、許してっ♡
深い、あっ、あ゛ぁっ♡ダメなとこ、お゛っ♡届いてるっ♡届いてるんですっ♡」
ベッドについていきなり、足を大きく開いて腰や尻を突き出したポーズを取らせて、上から覆い被さり潰すように犯す。
スノウはちょっと白目を剥いていやいや言って俺を押し返そうとしてて、けど自分の腹に着くほど反り上がった陰茎から先走りを跳ねさせて大喜びしていた。
「やだっ、お尻、めくれてますっ♡やめて、お゛っ♡しぬ、死んじゃうから、あ゛っ♡イったら死にますっ♡」
「ふーん、…っ、じゃあ勝手に俺出すけどイかないよう頑張れば?」
腰を止める気は微塵もなく、さっきまで振動で刺激されて赤くなっている胸に噛みつきながら笑ったら自分の根本を抑えて「イかないでえ♡」とか自分の陰茎にアホみたいなこと言ってた。
けど、すぐに自分の手にまで裏切られて止めるどころかスノウは竿を擦りもう片方の手で先端をぐりぐり擦っている。
自分の手を止めれないショックでまたなんか泣きながら止まらないんですって報告してきたけどもう無視して取り繕う余裕もない酷いマゾ顔を見下した。
「うわぁ、今度、今の顔写真機で撮って見せようか?
肉便器でももうちょいマシな顔するんじゃない?」
「あ゛っ♡やだ、嫌ですっ♡撮らないでっ♡見たくないっ♡お゛っ♡お゛っ♡見ないでっ♡
お願いします、見ないでくださいっ♡」
流石にカケラほどの羞恥心が残っていたのか、自分の飛沫でドロドロの手で顔を覆おうとしたから手首を掴んで押さえつけ、それを許さなかった。
わざとスノウにわかるよう顔をジロジロみて、「俺はエロくて好きだよ」と伝えて腰を下ろすと同時に射精する。
スノウは低い声を出して硬直した後、精液ではなく透明な液をじょぼぼぼ…と音を立てて垂れ流していた。
「あ゛っ♡…あついぃ……、レオ様の、ひっ、精子来てる…」
引き抜いて足を閉じさせると、スノウは腰を小さく跳ねさせながら下腹のあたりを撫でていた、あの辺に届いたということなんだろうか、なんかえっちな仕草でいいと思う。
「まだ夕方前かぁ、お腹すいたなぁ…なんか買ってくるけどスノウ食べる?」
落ち着いたのでシャワーで身体のドロドロを落として服を着ながらスノウに聞く。
疲れてたし飲み物とかが良いかな、って思ったけどスノウは「じゃあ私が作る」と普通に起き上がってて、俺は怠いんだけどいつもながら何でそんなに回復早いんだろう、ってちょっと尊敬した。
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WEB拍手(っぽいもの)
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
匿名でコメントやリクエスト、拍手を作者に送信可能です。
リクエスト作品は番外編として掲載、感想へのお返事はツイッター(@a0o6u)にて行なっております。
感想とそれへのお返事が大好きです、良ければ作者に餌を与えてください。
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そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
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