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第十二話 痛み
しおりを挟む夕飯を食べ終えると、一部の配下に周囲の哨戒(しょうかい)任務を命じ、残りの配下たちには自由行動を言い渡した。
「……夜だな」
周囲はすっかりと薄暗くなって、闇に包まれてしまった。
俺はというと、ログハウスの近くにある広場の巨岩に腰かけて、夜空を眺めていた。そこへ誰かが近づいてきた。
そちらを振り向くと、そこにはハーキュリーが立っていた。
「何だ。ハーキュリーか」
「はい、ご主人様」
俺はハーキュリーの姿を確認すると、そっとあてがっていたブロードソードの柄から手を離した。
「どうした? 見張りの交代時間か?」
「いえ、ご主人様が……一人でぽつんと佇んでいたので、どうしたのかと」
ハーキュリーはかなり流暢な言葉で話しかけてきた。
ゼクトールはまだカタコトの言葉が抜けないが、ハーキュリーはもう既に俺と遜色なく会話できるほどに言葉を話せる。
ハーキュリーは他のゴブリンと比べても格段に知能が高いから、そのおかげかもしれないな。
「ご主人様は、こんなところで何をしておられるので?」
「……待ち人を、待っている……ってところか」
俺の言葉にハーキュリーは小首を傾げた。
あぁ、そうか。コイツらはアイツのことを知らないのか。
「実はな……ダークゴブリンを作ったのは、何もメロウ達が初めじゃないんだ。メロウ達の前に俺の配下に一匹のダークゴブリンがいてな……」
俺はハーキュリーに昨日の夜に探索に出したまま帰って来ないダークゴブリンの事を話した。
「……なるほど、それでご主人様はその者のことをずっと待っている、と」
「ずっとじゃないさ。ただ、アイツに約束させたんだ。夜には必ず帰って来いってな……」
俺はハーキュリーから視線を外すと、再び夜空に視線を戻した。
「……そう、ですか」
ハーキュリーは何も言わずに、俺の隣に座り込んだ。ゴブリンがちょこんっと岩に座っている様子は、少し面白いな。
「なあ、お前に聞きたいんだが……もし、お前が帰って来いと俺に命じられたら……ちゃんと命令を守るか?」
「当然ですっ!! 我らにとってご主人様は何よりもかけがえのない存在ですっ!
絶対的な神にも等しい御方、そんな御方の命令など、絶対順守以外の選択肢はございませんッ!!」
「そうか……」
ゼクトールやハーキュリーたちにとって俺は神か。だとしたら……、
「そんな俺が命じたとして、戻ってこなかったってことは、どういうことだと思う?」
「それは……」
単純な二択だな。
死んだか、離反したか。
どちらにしても、もうあのダークゴブリンがここに戻って来ることはないってことだ。
「……馬鹿が」
俺はギリリっ、と歯を噛み締めて顔を顰めながら小さく呟いた。
どこに向かったのかは知らないが、危険だと思ったのなら、手に負えないと思ったのなら深追いするんじゃねぇよ。
その様子を横で見ていたハーキュリーが悲しげな表情で顔を伏せた。
「ご主人様は……お優しい方なのですね。たかが、いち配下に過ぎない者に、そこまで……」
「違うな。俺は優しくなんかない。ただ、強欲なだけだ。自分のモノが壊されたり、奪われたりすることが嫌いなだけだ。
ただ……それだけさ」
俺は視線を頭上の夜空に向けると、ゆっくりと目を閉じて、数秒ほどして目を開けた。
「……帰る」
俺は座っていた岩から飛び降りると、転移ポータルがあるログハウスへと足を向けた。数歩だけ歩いて、俺は背後を振り返った。
「……お前はどうする?」
「はい、私はまだここに居ます。
夜空が美しいですし……ご主人様の待ち人がひょっこりと帰って来るかもしれませんので」
「そうか……ま、ほどほどにな」
俺はハーキュリーに後ろ手を振ると、ログハウスの中へと戻っていく。そのまま転移ポータルを起動すると、大広間へと戻って来た。
「……こんなものか」
大広間に戻ってくると、ひとまず就寝に向けての準備を進める。
昨日の夜の失敗を踏まえて、今夜は探索途中で見つけた枯草を持ってきて床に敷いてみた。
十分な量を敷き終えると、さっそく寝っ転がってみる。
「う~~……まだなんか硬い感触だ」
おせじにも寝心地が良いとは言えない粗悪なベッドだが、まあ何もしないよりはマシだろう。
早く布の原料になりそうな草木と出会いたい。それらの素材があれば、クラフティングのスキルで布をクラフトできるのに。
「食料の残りと、明日優先してやる作業と……」
戦力も整ってきたし、明日はこの天空城塞デュナス・ザギリアスのことを少し調べたい。
勝手に拠点にしているが、俺はまだこのデュナス・ザギリアスのことをほとんど知らないからな。
やれることはやっておくべきだ。
俺は脳内の情報をまとめて。そして、明日中に優先してやるべきことを決めていく。
「それに……食料の確保と、拠点周りの拡張作業でもしたい……かな」
食料の確保はいつでも喫緊の課題だ。それと、転移ポータルがあるログハウスの周辺の整備もしたい。
今のところ、ログハウスの他には、公衆トイレぐらいしか建造物がないからな。
後は、兵の駐屯所や、周囲を見張るための見張り塔なんかは最低限でも欲しいところだ。
その為に必要となる木材や石材を集めて、少しでも拠点を広くしていきたい。
「よし……っと」
それらの情報を整理すると、そこでようやく今日の俺の仕事が終わった。
「あとは……ステータスでも弄るかな」
俺は欠伸混じりにステータスを開いた。
=====================
ステータス
名前:黒羽総二(くろばそうじ)
性別:男性
種族:半吸血鬼(デイウォーカー)
漆黒騎士(ブラックナイト) LV4
初級錬装師(デミ・アルケミスト) LV6
新米魔物使(ルーキーテイマー)い LV5
半吸血鬼(デイウォーカー) LV5
生命力:21
集中力:17
筋力:17
防御:10
知性:22
魔防:4
運:10
HP:180/320
MP:40/240
物理攻撃力:255 +260
物理防御力:150 +20
魔法攻撃力:330
魔法防御力:60 +15
クリティカル率:5%
【保有スキルポイント:10】
アクティブスキル:
闇(ダーク)の弾(ショット) LV5
毒霧(ポイズンミスト) LV5
闇剣(ダークソード) LV3
闇(ダーク)の強化魔法(エンチャント) LV1
鑑定 LV2
クラフティング LV5
解体 LV2
テイム LV5
操血 LV2
モンスター合成 LV1
パッシブスキル:
吸血捕食 LV2
夜目 LV2
自己治癒 LV2
アイテムドロップ率UP LV2
【保有エクステンドポイント:10】
今日の探索は、戦闘に次ぐ戦闘だった。
そのおかげで、【漆黒騎士(ブラックナイト)】、【新米魔物使(ルーキーテイマー)い】、【半吸血鬼(デイウォーカー)】の職業(ジョブ)のレベルがそれぞれ1レベルずつ上昇した。
特に【初級錬装師(デミ・アルケミスト)】の職業(ジョブ)はレベルが上がりやすいのか、もう一気に2レベルも上がってLV6になってしまった。
「ポイントはそれぞれ10ポイントずつか」
さて、どう割り振ったものか……。
悩んだ末に、【生命力】と【集中力】に2ポイント。【筋力】に3ポイント、【防御】に2ポイント、そして【魔防】に1ポイントを割り振ることに決めた。
かなりバランス良く均等に振ってしまっているが、まあ下手に特化して失敗するよりは全然良いかな。
「あとは……」
俺はポケットから何個かの石を取り出した。
【アイテムドロップ率UP】のスキルのおかげで、倒したモンスターから何個かのアイテムを入手した。
「手に入れたのは粗野の証と、命石。それに……力石と知力石か」
粗野の証と命石は以前にも手に入れたことがあるが、他の二つは新しいアイテムだな。
俺は手に入れたアイテムに鑑定のスキルを使ってみた。すると、目の前に説明文が表示される。
力石
説明:
強力な野生の力が結晶化した不思議な石。手で砕くことで、中に宿っている野生の力が流れ込み、使用者の筋力を強化することができる。
使用することで、【筋力】のパラメータを1上昇させる。
知力石
説明:
魔導の力が結晶化した不思議な石。手で砕くことで、中に宿っている魔導の力が流れ込み、使用者の知性を強化することができる。
使用することで、【知性】のパラメータを1上昇させる。
「力石に、知力石か……悪くないな」
どうやらこの二つのアイテムは、命石と同様に使用することで使用者のパラメータを永続的に強化してくれるアイテムみたいだ。
今回の探索では、命石、力石、知力石を一つずつ手に入れた。
それらのアイテムを一息に握り潰した。すると、温かい光が俺の身体の中に吸い込まれていく。
「これで生命力は24になったな……」
これで十分だろう。
今の時点で、生命力は十分に伸ばすことができた。次からはその分を他のパラメータへとつぎ込もうと思う。
特に俺は【防御】や【魔防】の値が少し低すぎる。これらのパラメータも最低でも15くらいまでは上げておきたいところだ。
スキルポイントを振り終えた俺は、次にエクステンドポイントの方へと視線を移した。
エクステンドポイントの場合は、ほとんど二者択一になる。
既存のスキルのレベルを上げて、カンスト特典を狙いに行くか。それとも、新規スキルにポイントをつぎ込んで、スキルツリーを進めるか、だ。
俺は少し迷ってから、スキルツリーを進めることに決めた。
「その前に、闇剣(ダークソード)のレベルを5にカンストさせて、っと」
これでカンスト特典によって、闇剣の消費MPが半減して7へとなり、さらに使いやすくなった。
残りのポイントは全部スキルツリーを進めることに費やそうと思う。
「まずは……このスキルからかな」
俺は迷うことなくスキルツリー上に出現している【アイテムボックス】のスキルを習得してみた。
「これで……こうして、っと……」
俺が念じると目の前の空間に、歪みが生じる。そこに手を入れるとまるでゲームのインベントリのような画面が目の前に出現する。
「へぇ……こんな感じになるのか」
試しに手持ちの鋼のブロードソードを入れてみると、インベントリの中に剣のアイコンが追加される。
「うん、こいつは便利だ」
空間の歪みを閉じて、再びアイテムボックスを開いてブロードソードを取り出してみる。
すると、インベントリの中から剣のアイコンが消えて、目の前の空間の歪みからブロードソードが出てきた。
アイテムボックスは、30個のブロック状の枠が綺麗に並んでいて、どうやらその一つ一つにアイテムを収納できるみたいだ。
「で、同じ種類のアイテムは10個まで同じ枠に入れられるわけか」
性能面では完全にゲームなどに出てくるインベントリそのものだな。試しに、アイテムボックスのスキルレベルを2へと上昇させてみる。
すると、30個までだった収納枠が、60個へと増えた。
どうやらスキルレベルを上げることでアイテムボックスの容量を増やすことができるらしい。
「コイツは便利だな」
俺はアイテムボックスのスキルにさらに1ポイントをつぎ込み、LV3まで上昇させた。
これで手元に残っているエクステンドポイントは5ポイント。それを使って沢山のスキルを習得してスキルツリーをもっと先へと進めたいな。
まずは2ポイントのスキルポイントを消費して、【麻痺(パラライズ)の霧(ミスト)】と【血濡(ブラディー)れの鋭爪(クロー)】のスキルを取得する。
そして、残った3ポイントを費やして、【モンスター合成】と【武具強化】。それと【闇(ダーク)の強化魔法(エンチャント)】のスキルレベルを2へと上昇させる。
これらのスキルのレベルを上げたことで、
アイテムボックスの上には【鉱石探知】のスキルが、
モンスター合成の上には【テイムの心得】のスキルが、
闇(ダーク)の強化魔法(エンチャント)の上には、【常闇(ダークネス)】のスキルが、
武具強化の上には【鉱石錬金(オーズアルケミー)】のスキルが、それぞれ出現した。
「うん、これでだいぶスキルツリーを先に進めることができたかな」
今回取得したスキルは、どれもかなり有用そうなスキルだ。
「新しく取得したスキルの付け替えや、試し撃ちもしてみたいが……」
俺はそこで欠伸をした。
まあ、スキルの付け替えや試し撃ちは明日でも良いか。
俺は藁のベッドの上に寝転がった。そのままウトウトとしていると、ゆっくりと俺の意識は遠のいていった。
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