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61 舞踏会前日
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祭りの舞踏会前日
「只今帰りました。」
…「「「おかえりなさいませ。」」」…
使用人の皆が出迎えてくれる。
家族の姿はない。
「お父様とお兄様は仕事よね?お母様とお姉様はいらっしゃる?」
「はい。旦那様は明日の舞踏会の最終確認の為王城へ。若様はレオン殿下の補佐。奥様と若奥様は、明日の準備で部屋にいらっしゃいます。」
私の問にロバートが答えてくれる。
「分かったわ。挨拶をしに行きます。」
「畏まりました。」
私はまずお母様の部屋のドアを叩いた。
トントントン
「お母様、只今帰りました。」
「リア、出迎えられなくてごめんなさい。」
「いえ。前日なのですから、明日の用意で忙しくて当たり前です。」
「ジェイク様から贈り物が届いていたわよ。部屋へ入れてあるから確認なさい。」
「はい。ありがとうございます。」
次にお姉様へ挨拶に行くと、やはり忙しそうだった。すぐに部屋からお暇する。
貴族の女性は、舞踏会前に髪から足の先まで、全身を磨き上げる。
私が祭りの日の舞踏会に行くのは、初めての事だ。さらに、社交会デビューになるから、この優雅だが慌ただしい日を過ごすのも初めてだ。
私が自室に行くと、ジューン、カルア、メイがドアの前で待っていた。
「準備は出来ております。」
「…ありがとう。」
この世界、お風呂も侍女に手伝ってもらう人が多い。私はいつもひとりで入るが、こういう日はそうも言ってられない。
社交会デビューの前日ということもあり、全身マッサージと言う名のエステを裸で受ける。これまでも美容のためだと何度もしてもらっているが、慣れない。
「とりあえず部屋に入って、ジェイクからの贈り物を見たいのだけれど。」
「畏まりました。」
部屋に入ると、ジューンがネックレスとイヤリングが入った箱を持ってきてくれる。
「こちらです。」
「ありがとう。…箱も可愛いわね。」
スライド式の蓋を開けると、デザイン画でみたネックレスとイヤリングが輝いている。
!
「綺麗…。デザイン画のときも素晴らしいと思ったけれど、実物も思っていた以上ね。…私が付けていいのかしら。」
「「「「?」」」」
「私、負けそうなのだけれど…。」
それを聞いたジューン、カルア、メイ、ライラの四人の声が揃った。
「「「「そんな事ありえません。」」」」
「そ、そう?ありがとう。お世辞でも嬉しいわ。」
「本当にプルメリア様は変わりませんね…。」
「もう少し自分に自信をお持ちください。」
「誰よりも美しいですよ。」
「…それは言い過ぎ。」
「言い過ぎではございません。その美しさをより際立たせる為に、お手入れ始めさせて頂きます。」
「もう?」
「「「「はい。」」」」
私は4人に連れられお風呂場に行き、全身マッサージ、全身パック等を受けた。
そして全てが終わる頃には夕飯の時間になっていた。
「ツルツルのテカテカね…。」
「しっとり、すべすべと言ってください。」
「…そうね。」
「プルメリア様。旦那様と若様もお帰りです。支度をしましょう。」
「お化粧もする?」
「はい。」
「せっかくお手入れしたし、家族だけなのだから、要らないと思うの。」
カルア、メイ、ライラの3人は、ジューンを見た。
「では、軽くにしましょう。」
「…ええ。お願い。」
スッピンという選択肢は無かったようだ。
ま、しょうがないか…。
スッピンにドレスだとバランスも悪いしね。
私は支度を終えて、食堂に向かった。
食堂に着くと、すでにお父様とお兄様が着席されている。
「お父様、お兄様。お待たせしました。」
「久しぶり。元気だったかい?」
「はい。おふたりもお元気そうで、良かったです。」
「リア、この間はお酒をありがとう。美味しかったよ。」
実はケーキ屋出会った日に、悪いことをしたと思い、あの後にジェイクと探したお酒を贈っていた。
「いくら美味しくても飲みすぎては駄目ですよ?」
「…うん。そうだな。」
歯切れが悪い。
「お父様?」
「…」
お父様はそっぽを向いている。
もしかして。
「リア、あれもう無いよ。父上は送られた日に飲み干していたから。」
「やはりそうですか。強いものだから、飲み過ぎないようお手紙も書きましたのに…。あれを1日でですか?」
「…」
「まぁ、気持ちは分かるから、そこまでにしてあげてね。」
「…分かりました。」
自分で言うのもなんですが、娘とその彼氏のイチャイチャを見たら、お酒を飲みたくもなるのでしょう。
お兄様にも言われたし、それ以上は言うのをやめた。
その後は、お母様とお姉様もやって来て食事が始まった。
「明日はジェイクが迎えに来るのだろう?」
「はい。途中にしなくてはならない仕事があるそうですが、その前後は問題ないとの事でした。」
「まぁ、レオン殿下の挨拶回りは仕方ないな。」
「その間は私達と一緒にいればいい。」
「お父様とお兄様は仕事がないのですか?」
「私は裏の仕事があるが、表には立たないから普通に参加するよ。表部分は宰相に任せるよ。」
「私は挨拶回りに、付き合わなくてはなりませんね。早く次期宰相を決めてくれないから…。」
「候補はいないのか?」
「いるけど、即決できない人物ですので…。彼以上の人がいないしどうしよう、と考えて今に至りますね。」
「ああ、なるほどな。」
えーと、これは私も聞いていいことなのかしら?
「さあさあ、お仕事の話はそこまでにしてくださいな。」
そこでお母様が止めた。
「そうだな。まぁ、そういう事でリアもジャスミンも、レオン殿下の挨拶回りの時には私達といような。」
「それは助かります。」
それに同意する様にお姉様も頷いている。
「明日が楽しみです。」
私はみんなと話した後、明日の社交会デビューを楽しみに、早めに就寝した。
「只今帰りました。」
…「「「おかえりなさいませ。」」」…
使用人の皆が出迎えてくれる。
家族の姿はない。
「お父様とお兄様は仕事よね?お母様とお姉様はいらっしゃる?」
「はい。旦那様は明日の舞踏会の最終確認の為王城へ。若様はレオン殿下の補佐。奥様と若奥様は、明日の準備で部屋にいらっしゃいます。」
私の問にロバートが答えてくれる。
「分かったわ。挨拶をしに行きます。」
「畏まりました。」
私はまずお母様の部屋のドアを叩いた。
トントントン
「お母様、只今帰りました。」
「リア、出迎えられなくてごめんなさい。」
「いえ。前日なのですから、明日の用意で忙しくて当たり前です。」
「ジェイク様から贈り物が届いていたわよ。部屋へ入れてあるから確認なさい。」
「はい。ありがとうございます。」
次にお姉様へ挨拶に行くと、やはり忙しそうだった。すぐに部屋からお暇する。
貴族の女性は、舞踏会前に髪から足の先まで、全身を磨き上げる。
私が祭りの日の舞踏会に行くのは、初めての事だ。さらに、社交会デビューになるから、この優雅だが慌ただしい日を過ごすのも初めてだ。
私が自室に行くと、ジューン、カルア、メイがドアの前で待っていた。
「準備は出来ております。」
「…ありがとう。」
この世界、お風呂も侍女に手伝ってもらう人が多い。私はいつもひとりで入るが、こういう日はそうも言ってられない。
社交会デビューの前日ということもあり、全身マッサージと言う名のエステを裸で受ける。これまでも美容のためだと何度もしてもらっているが、慣れない。
「とりあえず部屋に入って、ジェイクからの贈り物を見たいのだけれど。」
「畏まりました。」
部屋に入ると、ジューンがネックレスとイヤリングが入った箱を持ってきてくれる。
「こちらです。」
「ありがとう。…箱も可愛いわね。」
スライド式の蓋を開けると、デザイン画でみたネックレスとイヤリングが輝いている。
!
「綺麗…。デザイン画のときも素晴らしいと思ったけれど、実物も思っていた以上ね。…私が付けていいのかしら。」
「「「「?」」」」
「私、負けそうなのだけれど…。」
それを聞いたジューン、カルア、メイ、ライラの四人の声が揃った。
「「「「そんな事ありえません。」」」」
「そ、そう?ありがとう。お世辞でも嬉しいわ。」
「本当にプルメリア様は変わりませんね…。」
「もう少し自分に自信をお持ちください。」
「誰よりも美しいですよ。」
「…それは言い過ぎ。」
「言い過ぎではございません。その美しさをより際立たせる為に、お手入れ始めさせて頂きます。」
「もう?」
「「「「はい。」」」」
私は4人に連れられお風呂場に行き、全身マッサージ、全身パック等を受けた。
そして全てが終わる頃には夕飯の時間になっていた。
「ツルツルのテカテカね…。」
「しっとり、すべすべと言ってください。」
「…そうね。」
「プルメリア様。旦那様と若様もお帰りです。支度をしましょう。」
「お化粧もする?」
「はい。」
「せっかくお手入れしたし、家族だけなのだから、要らないと思うの。」
カルア、メイ、ライラの3人は、ジューンを見た。
「では、軽くにしましょう。」
「…ええ。お願い。」
スッピンという選択肢は無かったようだ。
ま、しょうがないか…。
スッピンにドレスだとバランスも悪いしね。
私は支度を終えて、食堂に向かった。
食堂に着くと、すでにお父様とお兄様が着席されている。
「お父様、お兄様。お待たせしました。」
「久しぶり。元気だったかい?」
「はい。おふたりもお元気そうで、良かったです。」
「リア、この間はお酒をありがとう。美味しかったよ。」
実はケーキ屋出会った日に、悪いことをしたと思い、あの後にジェイクと探したお酒を贈っていた。
「いくら美味しくても飲みすぎては駄目ですよ?」
「…うん。そうだな。」
歯切れが悪い。
「お父様?」
「…」
お父様はそっぽを向いている。
もしかして。
「リア、あれもう無いよ。父上は送られた日に飲み干していたから。」
「やはりそうですか。強いものだから、飲み過ぎないようお手紙も書きましたのに…。あれを1日でですか?」
「…」
「まぁ、気持ちは分かるから、そこまでにしてあげてね。」
「…分かりました。」
自分で言うのもなんですが、娘とその彼氏のイチャイチャを見たら、お酒を飲みたくもなるのでしょう。
お兄様にも言われたし、それ以上は言うのをやめた。
その後は、お母様とお姉様もやって来て食事が始まった。
「明日はジェイクが迎えに来るのだろう?」
「はい。途中にしなくてはならない仕事があるそうですが、その前後は問題ないとの事でした。」
「まぁ、レオン殿下の挨拶回りは仕方ないな。」
「その間は私達と一緒にいればいい。」
「お父様とお兄様は仕事がないのですか?」
「私は裏の仕事があるが、表には立たないから普通に参加するよ。表部分は宰相に任せるよ。」
「私は挨拶回りに、付き合わなくてはなりませんね。早く次期宰相を決めてくれないから…。」
「候補はいないのか?」
「いるけど、即決できない人物ですので…。彼以上の人がいないしどうしよう、と考えて今に至りますね。」
「ああ、なるほどな。」
えーと、これは私も聞いていいことなのかしら?
「さあさあ、お仕事の話はそこまでにしてくださいな。」
そこでお母様が止めた。
「そうだな。まぁ、そういう事でリアもジャスミンも、レオン殿下の挨拶回りの時には私達といような。」
「それは助かります。」
それに同意する様にお姉様も頷いている。
「明日が楽しみです。」
私はみんなと話した後、明日の社交会デビューを楽しみに、早めに就寝した。
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