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記憶屋
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僕の店では記憶を取り扱っている。どういうことかと言うと、記憶を売りにきた客の記憶を買い取り売っているのだ。
政府もなぜだかは知らないがこのような事はないものとして扱っている。
ここに来る客は大体金に困っているやつだった。
何故なら買い取った記憶はその人からは消えてしまうからだ。
どうやら今日もまた客が来たようだった。
「いらっしゃい、あれ? また来てくれたんですか? 今日はどういった記憶を持ってきてくれたんでしょうか?」
「今すぐ俺の昨日の記憶を買い取ってくれ。」
「なるほど、それではちょっと拝見させて頂きますね。」
僕はわざとらしい笑顔で対応する。相変わらず貧乏臭い格好だ。
買い取れるような記憶だといいんだが、大体こういうのはまともな記憶が無い。
早速専用の機械で昨日の記憶をざっと見てみるが、
ただの貧乏人の生活以外何も無い。しかも昨日わざわざ1000円で買取ってやったんだ。流石に同じようなこんな記憶を買い取っても買ってくれる人が居ない。そんな記憶に価値は無い。
「ちょっとお客さん、こんな記憶買い取れると思ったんですか?
流石にこの記憶は買い取れません。なのでお引き取りください。」
僕はとりあえずこの気持ちが伝わらないようさっきと同じような感じで対応する。
「おい! なんでだよ!? 昨日は買い取ってくれたじゃねえか、その金が無くなったから来ただけだろ?」
はぁ、思わずため息をつきたくなる。こんな客が来るからこの商売は面白いんだよな。
まぁ、大体の客が同じような反応だから地味に飽きてきたりもしているが。
もうこれ以上話していてもしょうがない。僕の疲労が溜まるだけだ。
「すいませんねーお客さん。こっちも商売としてやっているんですよ。
なのでお引き取りください。また面白いものを見れた時に来てくださいね?
もちろんですが次も同じような記憶を買い取らせようとした場合は出禁にしますのでね。」
「チッ、もう二度と来ねぇよ!こんな店。」
大体その数日後には現れ出禁となるまでがオチだ。
まぁ明日の客に期待することにしよう。
あなたの記憶もよろしければ買い取りますよ?
政府もなぜだかは知らないがこのような事はないものとして扱っている。
ここに来る客は大体金に困っているやつだった。
何故なら買い取った記憶はその人からは消えてしまうからだ。
どうやら今日もまた客が来たようだった。
「いらっしゃい、あれ? また来てくれたんですか? 今日はどういった記憶を持ってきてくれたんでしょうか?」
「今すぐ俺の昨日の記憶を買い取ってくれ。」
「なるほど、それではちょっと拝見させて頂きますね。」
僕はわざとらしい笑顔で対応する。相変わらず貧乏臭い格好だ。
買い取れるような記憶だといいんだが、大体こういうのはまともな記憶が無い。
早速専用の機械で昨日の記憶をざっと見てみるが、
ただの貧乏人の生活以外何も無い。しかも昨日わざわざ1000円で買取ってやったんだ。流石に同じようなこんな記憶を買い取っても買ってくれる人が居ない。そんな記憶に価値は無い。
「ちょっとお客さん、こんな記憶買い取れると思ったんですか?
流石にこの記憶は買い取れません。なのでお引き取りください。」
僕はとりあえずこの気持ちが伝わらないようさっきと同じような感じで対応する。
「おい! なんでだよ!? 昨日は買い取ってくれたじゃねえか、その金が無くなったから来ただけだろ?」
はぁ、思わずため息をつきたくなる。こんな客が来るからこの商売は面白いんだよな。
まぁ、大体の客が同じような反応だから地味に飽きてきたりもしているが。
もうこれ以上話していてもしょうがない。僕の疲労が溜まるだけだ。
「すいませんねーお客さん。こっちも商売としてやっているんですよ。
なのでお引き取りください。また面白いものを見れた時に来てくださいね?
もちろんですが次も同じような記憶を買い取らせようとした場合は出禁にしますのでね。」
「チッ、もう二度と来ねぇよ!こんな店。」
大体その数日後には現れ出禁となるまでがオチだ。
まぁ明日の客に期待することにしよう。
あなたの記憶もよろしければ買い取りますよ?
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