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1章
41話 未来
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〈ガチャ〉
サイモン 「ヤコブただいま~☆今日もお前が大好物のハンバーグを作るぞ。」
ヤコブ 「················」
·····今日も駄目か。
いや····諦めちゃ駄目だ。
もしかしたら焼けた良い香りが漂えば目覚めてくれるかもしれないし。
よし美味しく作るぞ♪
〈パンパン······ジュ~〉
サイモン 「〈ゴトッ〉出来たぞ~♪ほらお食べw」
ヤコブ 「·················」
〈ガシャン〉
サイモン 「クソォ!!!いつになったら目を覚ましてくれるんだよ····もう10年だぞ。」
······昔は大好きだったけど、今はもう······憎い··憎いよ。
いつまでこいつの面倒をみないといけないんだろう。
父さん達は始めの頃は協力的だったけど、中々目覚めないとわかったとたんに僕等を見捨てて2人で移住するしホント最悪だ。
僕だってホントは逃げてたい。
近場で冒険者として活動するんじゃなくてもっと遠くに行きたい。
こいつが死んでくれたら······
駄目だ、それだと冒険者として活動出来なくなる。
もう····どうしたらいいんだろう·······
······あっ·····わかった!僕が死ねばいいんだ。
それならこの最悪な生活を終わらせることが出来るし楽になれる。
よし死のう。
サイモン 「爆発」
······これで自由になれる。
さようなら····ヤコブ
〈バアァ~ン〉という爆破音と共に僕の顔はなくなった。
____________________________________________
? 『ン·····』
······声が聞こえる。
自殺したから神様が怒ってるのかな。
まぁどうでもいいや·····これで楽になれる。
? 『サイモン、あなたはそれでいいの?』
······誰?
? 『私よ。声でわからない?』
··················母さん、なんで?
サーヤ 『私は今···神様を手伝ってあの世とこの世の間の門番をしているのよ。』
········そうなんだ。
サーヤ 『そうなのよ。で、話を戻すけど本当にあの世にいくの?』
········いくよ。自由になりたいし。
サーヤ 『でもヤコブはどうするの?』
········もう疲れたからどうでもいい······
サーヤ 『そう·····残念ね····『戻りたい』というならヤコブが昏睡状態になる前にあなたを復活させることが出来るのに。』
······そうなの?じゃあ戻してよ。
サーヤ 『もう世話したくないんじゃなかったの?』
·······あの頃に戻れるなら頑張れる。
だからお願い。
サーヤ 『わかったわ。もう出来ないからすぐに戻って来ないでね。』
········うん。
サーヤ 『復活』
〈シュ······〉
____________________________________________
? 「兄さん、起きて〈ユサユサ····〉」
サイモン 「ん·····眠······ぁ!」
·····9歳の頃のヤコブ·····10年前に戻れたんだ。良かった。
ケイ 「サイモン君、そろそろヤコブ君の記憶を戻す準備を始まるから起きてください。」
サイモン 「あの·····やっぱりやめときます。」
リチャード 「なんでだ?」
ケイ 「どうして?」
サイモン 「10年以上ヤコブが目を覚まさない夢をみて怖くなったので。」
リチャード 「なるほど····」
ケイ 「そうですか·····わかりました。予知夢かもしれないのでやめときましょうか。」
サイモン 「はい、すみません。」
ケイ 「じゃあ僕は帰ります。」
サイモン 「はい。」
リチャード 「ありがとうござました。」
ケイさんは瞬間移動魔法で魔導研究所に帰って行った。
サイモン 「ヤコブただいま~☆今日もお前が大好物のハンバーグを作るぞ。」
ヤコブ 「················」
·····今日も駄目か。
いや····諦めちゃ駄目だ。
もしかしたら焼けた良い香りが漂えば目覚めてくれるかもしれないし。
よし美味しく作るぞ♪
〈パンパン······ジュ~〉
サイモン 「〈ゴトッ〉出来たぞ~♪ほらお食べw」
ヤコブ 「·················」
〈ガシャン〉
サイモン 「クソォ!!!いつになったら目を覚ましてくれるんだよ····もう10年だぞ。」
······昔は大好きだったけど、今はもう······憎い··憎いよ。
いつまでこいつの面倒をみないといけないんだろう。
父さん達は始めの頃は協力的だったけど、中々目覚めないとわかったとたんに僕等を見捨てて2人で移住するしホント最悪だ。
僕だってホントは逃げてたい。
近場で冒険者として活動するんじゃなくてもっと遠くに行きたい。
こいつが死んでくれたら······
駄目だ、それだと冒険者として活動出来なくなる。
もう····どうしたらいいんだろう·······
······あっ·····わかった!僕が死ねばいいんだ。
それならこの最悪な生活を終わらせることが出来るし楽になれる。
よし死のう。
サイモン 「爆発」
······これで自由になれる。
さようなら····ヤコブ
〈バアァ~ン〉という爆破音と共に僕の顔はなくなった。
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? 『ン·····』
······声が聞こえる。
自殺したから神様が怒ってるのかな。
まぁどうでもいいや·····これで楽になれる。
? 『サイモン、あなたはそれでいいの?』
······誰?
? 『私よ。声でわからない?』
··················母さん、なんで?
サーヤ 『私は今···神様を手伝ってあの世とこの世の間の門番をしているのよ。』
········そうなんだ。
サーヤ 『そうなのよ。で、話を戻すけど本当にあの世にいくの?』
········いくよ。自由になりたいし。
サーヤ 『でもヤコブはどうするの?』
········もう疲れたからどうでもいい······
サーヤ 『そう·····残念ね····『戻りたい』というならヤコブが昏睡状態になる前にあなたを復活させることが出来るのに。』
······そうなの?じゃあ戻してよ。
サーヤ 『もう世話したくないんじゃなかったの?』
·······あの頃に戻れるなら頑張れる。
だからお願い。
サーヤ 『わかったわ。もう出来ないからすぐに戻って来ないでね。』
········うん。
サーヤ 『復活』
〈シュ······〉
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? 「兄さん、起きて〈ユサユサ····〉」
サイモン 「ん·····眠······ぁ!」
·····9歳の頃のヤコブ·····10年前に戻れたんだ。良かった。
ケイ 「サイモン君、そろそろヤコブ君の記憶を戻す準備を始まるから起きてください。」
サイモン 「あの·····やっぱりやめときます。」
リチャード 「なんでだ?」
ケイ 「どうして?」
サイモン 「10年以上ヤコブが目を覚まさない夢をみて怖くなったので。」
リチャード 「なるほど····」
ケイ 「そうですか·····わかりました。予知夢かもしれないのでやめときましょうか。」
サイモン 「はい、すみません。」
ケイ 「じゃあ僕は帰ります。」
サイモン 「はい。」
リチャード 「ありがとうござました。」
ケイさんは瞬間移動魔法で魔導研究所に帰って行った。
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