異世界大家族〜お母さんは大変です

第６話 子供視点③

ナーダ　「アンタ達ー朝食出来たわよぉー。早く降りて来なさーい」

「ハーイ☆」

　······挨拶している私も可愛い。

　私の名前はトロワ·ヌーヴァ（7）、7つ子の長女。

　性格は温厚で優しい。
　
　クラスの人にたまに『ぶりっ子』と言われてる。

　····失礼しちゃうわプンプン！
　私はそんなことを言われてもへこたれないぞ☆

　1人自己紹介はこれぐらいにして朝食を食べに行こう。

　〈ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ················〉

　朝食を食べて身支度を終わらせたら、学校に向かう。

　学校にはワイバーンで通う。

「ローズちゃん（私が乗るワイバーンの名前）、今日もよろしく。」

「ギャウーン。」
　
　よろしくてよ。と言っている気がした。


〈ﾋﾞｭー····ﾊﾞｻ······ﾊﾞｻ··········〉


トロワ　「放課後になったらまた会おうね☆」

ローズ　「ｷﾞｬｯ」

　·······馬屋に預けたし、教室に向かおう。

〈ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ········〉

　·······歩くのは美容にいいけど、長過ぎるのはダルいわね。
　いけない！心の中でも可愛くいないと···★
　
　数十分後。

〈ｶﾞﾗｶﾞﾗ·······〉

　········到着☆

7つ子　「おはよう。」

他　「おはよ····えっ早、いつも最後なのに」

7つ子　「そういうときもあるよ。」

他　「そっか·····」

〈ｽｯ····ﾄﾞｻｯ〉

　······今日の1時限は武術の実技か·····ダル···じゃない、頑張ろう☆

　数十分後。　

　······変身魔法で着替えたし、修練場に向かおう。


〈ｷﾝｺﾝｶﾝｺｰﾝ〉

　始まりのチャイムと共に準備運動を開始した。　　

全員　「ｲｯﾁﾆｻﾝｼ·······」

　数分後。

先生　「では武術の実技を始めるから、いつも通りそれぞれの戦闘型にわかれて。」

生徒　「はい。」

　武術の実技は近接戦闘型、中距離戦闘型、遠距離戦闘型のどれかを選択して授業を受ける。

　私は遠距離戦闘型。

　近接戦闘型と中距離戦闘型は服が汚れそうで嫌だからという理由で選んだ。

　遠距離戦闘型の授業は弓矢で的当てだ。

　70メートル離れたところから弓矢で直径1メートルの的に当てる。

〈ｼｭｯ······ﾄﾞﾝ···ｼｭｯ·········ﾄﾞﾝ·····ｼｭｯ··········ﾄﾞﾝ······〉

　·····今日も100発100中☆
　ホント私って天才♪
　まぁ····お母さんがA級冒険者だから当たり前だけど。
    それに他のきょうだい達もそれぞれ天才だし大したことない·····いや十分凄いことだしポジティブ···ポジティブ☆

　その後も1本も外さないで終わった。

　数時間後。

　昼。
　
　······はぁ·····お腹空いた。
　
　今日はトマトとザラタンのパスタ、揚げマンドラゴラのサラダ、オニオンスープか···美味しそう。

　1時間後。

トロワ　「ご馳走様でした。」

　······美味しかった。

　
　数時間後。

　放課後。

　放課後は友達と遊ぶ。

　男子は野蛮なほうきレースやモンファイのカードゲームなどで遊んでいるけど、女子は違う。
　
　女子もタイプでそれぞれ違うが、わりと落ち着いた遊びをしている。

　私達のグループは魔法の実技で習った変身魔法を使って服だけ変えてファッションショーをする。

　モデル役は自分達で交代してやる。

　人によってセンスが変わるからデザインの振り幅が凄い。

　最終的に『どのデザインが良かった』かを自分の以外に投票して決めるからわりと盛り上がる。

　·····私は1度もその投票で1番に選ばれたことがない。
　フリルやレースをふんだんに使ったドレスで女子ウケしそうなのになんでだろう·····

　まぁ好みは人それぞれだから自分の好みが友達に合っていないのはしょうがない。
　
　それに毎回1番になる子はお母さんが王室御用達のデザイナーでセンスあるしな····

　数時間後。

　結局また1番の子に負けて終わった。

　その後他のきょうだい達と合流して帰った。


〈ﾋﾞｭーﾊﾞｻ·······ﾊﾞｻ··············〉

　
　·······到着☆
    んっ·····今日はグラタンか、楽しみ。

〈ガチャッ〉

7つ子　「ただいま。」

ナーダ　「おかえり、今日はエビグラタンよ。夕食前にさっさと風呂に入っちゃいなさい。」

7つ子　「はーい。」　
　
　数十分後。

ナーダ　「手を合わせて·······」

全員　「いただきます。」

　数十分後

全員　「ご馳走様でした。」

ナーダ　「食べ終わったんだから、よく歯を磨いて寝なさいね。」

7つ子　「はーい。」

　数分後

7つ子　「終わったら寝るね。おやすみ」

ナーダ　「おやすみ。」

〈ガチャ〉

　·······今日出された宿題を終わらせよう。

　1時間後
　
　·······終わった。　
　よし！あとはスキンケアしたら寝れる。
　頑張れ私。

　数十分後。

　·······終わった、寝よう·····zzz