君だけを撮りたい

メタボ戦士

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167話 お昼

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〈ジュ~········〉

 ··········こうばしいいい匂いがする。

 何だろう······ 

宮部 「〈ゴシゴシ····〉何してんの?」

神崎 「光輝、ナイスなタイミングに起きたね。昼食出来たよ、はい〈スッ〉」

宮部 「バーベキュー?〈ソッ〉」

神崎 「うん、使用人に準備させて作らせたの。食べて。」

宮部 「わかった····ハグゥッ···はふぅ····美味いね。」

神崎 「良かった。向こうでじゃんじゃん焼いているから食べよう。」

宮部 「うん。」

使用人① 「坊っちゃん達、育ち盛りだからじゃんじゃん召し上がってくださいね。」

宮部 「はい。」

神崎 「ありがとう。お前達もちゃんと食べれよ。」

使用人② 「いえ····我々は大丈夫です。」

神崎 「お前達が食べないとなると、食べ切れないから困るのだが?」

使用人③ 「そのときはそのときなので気にせず召し上がってください。」

神崎 「雇用主である父さんも僕も気にしないから一緒に食べていいのに·····』

使用人④ 「我々は神崎家の使用人としての誇りがありますので、そのようなことは致しかねます。」

神崎 「頑固だな·····今の時代はそういうの流行らないぞ。」

使用人⑤ 「流行る流行らないでしておりませんので。」

神崎 「あっそ、じゃあ後で食べてね。光輝、行こう。」

宮部 「うん。」

 ······使用人にもフレンドリーだな·····

 いつもと違う一面、なんか格好良いな·····
 
 1時間後。

宮部 「はぁ······腹きつ····」

神崎 「たくさん食べたもんね。別荘の僕の部屋で休もうか。」

宮部 「いや····せっかくいつもと違う場所にいるから、外で木漏れ日の中で寝たいな~」

神崎 「わかった、じゃあおすすめの場所があるからそこに行こうか。」

宮部 「うん。」
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