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93ショートコント 血の色
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ショートコント 血の色
A 「警察がもう包囲しているからその銃を置きなさい。」
B 「うるさい!死ね!!」
〈バンッ〉という音とともに雷管の匂いがした。
A 「うっ······〈バタッ〉」
C 「確保·····」
〈ドタドタドタドタ·········ガシッ〉
B 「クソッ」
D 「先輩っ······!」
A 「···来てくれたのか····●●」
D 「駆けつけるのが遅くなってしまってすみません。」
A 「犯人は···?」
D 「もう取り押さえたので大丈夫です。」
A 「そうか·····ゴフッ」
D 「先輩!大丈夫ですか?」
A 「もう無理かもしれない····」
D 「そんな······」
A 「まぁ泣くな···血の通っていないロボットと言われていた俺が死ぬだけなんだから。」
D 「そんな卑下しないでください、先輩は僕にとって憧れの警察官でした。」
A 「ありがとう●●。最後にロボットと言われていた俺に血が通っているか確認してから死ぬわ·····〈じとっ〉茶色····か」
D 「いや····流石に茶色はおかしいですよ。ちょっと嗅がせてくださいクンクン····これチョコですよ。」
A 「えっ?あっそういえばおやつ用に板チョコを何枚も服に忍ばせているの忘れてた。」
D 「あと良く考えたら防弾チョッキを着ているのだから先輩、死にませんよ。」
A 「あっそうだわ····うっかり···してた~」
〈ズゴー〉
終わり
A 「警察がもう包囲しているからその銃を置きなさい。」
B 「うるさい!死ね!!」
〈バンッ〉という音とともに雷管の匂いがした。
A 「うっ······〈バタッ〉」
C 「確保·····」
〈ドタドタドタドタ·········ガシッ〉
B 「クソッ」
D 「先輩っ······!」
A 「···来てくれたのか····●●」
D 「駆けつけるのが遅くなってしまってすみません。」
A 「犯人は···?」
D 「もう取り押さえたので大丈夫です。」
A 「そうか·····ゴフッ」
D 「先輩!大丈夫ですか?」
A 「もう無理かもしれない····」
D 「そんな······」
A 「まぁ泣くな···血の通っていないロボットと言われていた俺が死ぬだけなんだから。」
D 「そんな卑下しないでください、先輩は僕にとって憧れの警察官でした。」
A 「ありがとう●●。最後にロボットと言われていた俺に血が通っているか確認してから死ぬわ·····〈じとっ〉茶色····か」
D 「いや····流石に茶色はおかしいですよ。ちょっと嗅がせてくださいクンクン····これチョコですよ。」
A 「えっ?あっそういえばおやつ用に板チョコを何枚も服に忍ばせているの忘れてた。」
D 「あと良く考えたら防弾チョッキを着ているのだから先輩、死にませんよ。」
A 「あっそうだわ····うっかり···してた~」
〈ズゴー〉
終わり
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