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番外編 【BL】アレックス達はどうなったの?
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登場人物紹介
アレックス
明るい茶色の短すぎない短髪の巻き毛。
身長185㎝、騎士で胸板が厚い。
金茶のタレ目。
笑顔が優しそうで嫌みなくらいイケメン。
レナード
黒い長髪を普段は後ろで束ねている。
切れ長で伏し目がちな紫の瞳。
身長178㎝。
ワイン販売店の統括マネージャー。
忙しいはずだが、未だに夜はバーにいる。
番外編
レナードとの付き合いは長い。
初めて会った時、彼は婚約者の執事だった。
婚約者はまだ幼く、ずいぶんと手を焼いている様子だった。
姿勢が良く、所作の美しい人。
長い黒髪を後ろに束ね、伏し目がちな紫の瞳はミステリアスな魅力があった。
その後婚約者とは事情があり破談となり、彼との接点は無くなったかと思いきや、意外な所で再会。
知人の経営している店でバーテンをしていた。
執事姿も美しかったが、夜の彼もまたいい。
話す機会も増え、どんどん彼に惹かれていった。
結婚はしていない。彼女はいないらしい。
男の影もない。
…リリアンか。
リリアンはこの店の経営者だ。
小さく可愛い彼女は男なら誰でも好きになるタイプ。
レナードが彼女を見る目は優しく口元は微笑んでいる。
リリアンは私の友人だ。
私がレナードに想いをよせている事も知っている。
私の実家のある領地に出店するかどうか現地の案内を頼まれた。レナードと!
レナードと一泊旅行!
どうしよう。
昼過ぎに到着した。まずはどこから案内すれば…。
「娼館は何処ですか?」
は?
「一番人気と、一番高級な所を教えて下さい。」
はしご?絶倫なの?
「アレックス様?」
「ま、まだ昼だよ?」
「昼間のほうが人が少ないでしょうから。
ああ、女を買うわけではございませんよ?」
驚いた。
「スタンリー領は騎士や兵士の訓練施設が多く、若い男性ばかりでしょう。彼らはワインよりビールを好みます。
ここは彼らの為の娼館も多くございますでしょう?
ワインは女性に好まれますから、酒場や宿よりそちらから売り込めるかどうか聞いてみようかと。」
そうだよね。
仕事に来ているんだ。
リリアンは私と旅行させるために思いつきで提案しただけのように見えたけど、レナードは真面目に仕事しているんだ。なんだか申し訳ない。
町を一通り案内し、ホテルへ。
リリアンの店がワインを卸している高級ホテルだ。ここで食事をして、私は実家へ帰る予定だったが、
「シュガー子爵からご予約のレナード・ミスト様でお二人のご宿泊ですね?」
出迎えたのは支配人だったが、当然支配人は領主の息子である私を知っている。
困惑している。
「リリアンが間違えたようだね。」
「そのようですね。ですが、せっかくですからお泊まりになりませんか?もう少し話をお聞きしたいですし。」
そんな。
そんな嬉しいこと。
リリアン、ありがとう!
部屋へ行くと支配人の困惑した顔の意味がわかった。
レースとフリルのロマンチックな部屋には天外付きのキングサイズのベッドが一つ。
どうみてもカップルがむつみ会う部屋だ。
「まったく、お嬢様は冗談がすぎる。まさかこんな部屋だとは…申し訳ございません、アレックス様。」
「い、いや。私は大丈夫だ。」
馬で移動していた為、二人とも砂ぼこりだらけだ。
風呂に入ろうと見ると、広い。
「広いですね、一緒に入りますか?」
「いや、先に入ってくれたまえ。」
ヤバい。
もうヤバいんだけど。
こんなの見せられない。
風呂上がりの彼は髪をほどいて、ガウンの胸は少しはだけている。見せてるの?
体は細いと思っていたけれどそれでも少し筋肉が浮き出ていて、力強くはないけれどセクシーだ。
「どうしました?」
見惚れていたのがばれたか?
「なんでもない。」
あわてて風呂に入った。
風呂から出ると彼はソファーでワインを飲んでいた。
彼が飲んでいるのは見たことがなかった。
「飲む事もあるんだ。」
「ええ、休みの時はたまに。どうぞ。」
私にもついでくれた。
「正直、アレックス様にはがっかりいたしました。」
「えっ?何が?」
「お嬢様の事です。
せっかく北部まで行ったのに、そのまま帰っていらっしゃるなんて。
おかげでまたレイモンド様とよりを戻してしまったではありませんか。」
「リリアンは友達だよ。そんなふうには見れない。」
「わかっておりますよ。
ですが、私はアレックス様ならお嬢様をお任せできると思っていましたから。」
「…そんなに好きならレナードが付き合えばよかったじゃないか。」
「私では支える事は出来ても守る事が出来ません。お嬢様には地位と権力が必要なのです。
アレックス様ならば兼ね備えておられますし、性格も容姿も申し分ないですから。」
評価が高いのは嬉しいが、
「だが、私には別に好きな人がいる。」
まさかそれが男で自分だとは思いも…。
「私でしょう?」
「えっ?なっ!なにを?」
「あれだけ見られていればどれだけ鈍感な人でもわかりますよ。」
嘘?そんなに?
「ですが、現実を見て下さい。
私は同性愛に偏見はございませんが、先ほどの支配人の様子を思い出して下さい。
ただの騎士がたわむれに男を抱くためにホテルを利用したならば何の問題もないでしょう。
ですが、スタンリーのご子息ならば話が違ってきます。
領地の行く末にかかわりますから、支配人の気持ちも理解できます。」
そんな事はわかっている。
これまでも自分の気持ちを押し殺して生きてきた。
伯爵家の嫡男としてふさわしく、騎士の家系としても恥ずかしくないようにと。
「仕方がないじゃないか…好きなものはどうしようもないじゃないか。」
「諦めて下さい。私の恋愛対象は女性です。」
「そんな事はわかっている。
今の話しは忘れてくれ。
何もしてくれなくていい。
ただ、側にいてくれないか。
それだけでいい。
明日からはまた店員と客でいいから、嫌いにならないでくれ。」
ワインを飲み干し先にベッドへ入った。
嫌いになるなと言われてもきっと距離をおかれる。
わかっていた。
リリアンがどれだけお膳立てしてくれたって、良識的なレナードが私とどうこうしようなど考えるはずもない。
ただ、思い出が欲しかっただけだ。
二人だけで旅行をして食事をして町を巡る。それだけで良かったのに、こんな悲しい思いをするなんて。
「泣いているのですか?」
そんな事くらいで泣いたりはしない。
だけど言葉が出なかった。
口を開けば言ってはいけない事を言いそうだ。
肩が震え枕は冷たくなっているが、こんな事くらいで泣くはずがない。
これまでだって忍んできた。
これからだって隠していける。
レナードがベッドへ上がり、背中に寄り添う。
優しくしないでほしい。
だけど突き放されるのも嫌だ。
好きだ。
好き。
好き。
声に出来ない嗚咽がもれる。
レナードはただ側にいてくれた。
翌朝は冷たいタオルを目に乗せてくれた。
きっとひどい顔をしているのだろう。
「…その様子ではしばらく外には出れませんのでホテルに連泊を頼みました。」
一人で先に帰るのだろう。
「なぜかお嬢様がすでに連泊の予約にされてました。
メッセージもあったのですが、仕事は気にしなくていいからゆっくりしてこいと。
あと、無理して馬に乗らず、馬車で帰って来いとはどういう意味でしょうか。」
…リリアン。
「気にしないで、先に帰っていいよ。」
ベッドの脇に腰かけたようだ。
少しきしむ。
「昨晩は悪かった。忘れてくれ。」
「…初めてお会いしたのは、あなたがまだ学園に入る前でしたね。
少年のあなたはとても可愛らしかった。
困った事に昨晩のあなたのことも可愛らしいと思えてしまいました。」
身体に重みがかかる。
何を?
唇に何か触れた。
「レナード?」
「一晩考えました。
あなたはいずれ相応しい方と結婚なさるでしょう。
私は結婚はしません。
生涯お嬢様にお仕えするつもりでしたから。
そんな関係はいけないのかもしれませんが、友人より少し深い関係でいてはいけませんか?
あなたに恋人なり夫人なりが出来れば私は身を引きます。」
「リリアンが好きなの?」
「ははっ、お嬢様は好きですが性的対象ではないです。あの方は壊れそうで怖くて抱けそうにありません。」
「私は?」
「丈夫そうですね。」
「…確かに。」
また唇に触れた。
「もっと嫌悪感があるかと思っていたのですが、大丈夫そうです。」
「ははっ、ありがとう。」
今はこのままでいい。
友達より少し深い関係。
彼が優しくしてくれるだけで満たされる。
完
アレックス
明るい茶色の短すぎない短髪の巻き毛。
身長185㎝、騎士で胸板が厚い。
金茶のタレ目。
笑顔が優しそうで嫌みなくらいイケメン。
レナード
黒い長髪を普段は後ろで束ねている。
切れ長で伏し目がちな紫の瞳。
身長178㎝。
ワイン販売店の統括マネージャー。
忙しいはずだが、未だに夜はバーにいる。
番外編
レナードとの付き合いは長い。
初めて会った時、彼は婚約者の執事だった。
婚約者はまだ幼く、ずいぶんと手を焼いている様子だった。
姿勢が良く、所作の美しい人。
長い黒髪を後ろに束ね、伏し目がちな紫の瞳はミステリアスな魅力があった。
その後婚約者とは事情があり破談となり、彼との接点は無くなったかと思いきや、意外な所で再会。
知人の経営している店でバーテンをしていた。
執事姿も美しかったが、夜の彼もまたいい。
話す機会も増え、どんどん彼に惹かれていった。
結婚はしていない。彼女はいないらしい。
男の影もない。
…リリアンか。
リリアンはこの店の経営者だ。
小さく可愛い彼女は男なら誰でも好きになるタイプ。
レナードが彼女を見る目は優しく口元は微笑んでいる。
リリアンは私の友人だ。
私がレナードに想いをよせている事も知っている。
私の実家のある領地に出店するかどうか現地の案内を頼まれた。レナードと!
レナードと一泊旅行!
どうしよう。
昼過ぎに到着した。まずはどこから案内すれば…。
「娼館は何処ですか?」
は?
「一番人気と、一番高級な所を教えて下さい。」
はしご?絶倫なの?
「アレックス様?」
「ま、まだ昼だよ?」
「昼間のほうが人が少ないでしょうから。
ああ、女を買うわけではございませんよ?」
驚いた。
「スタンリー領は騎士や兵士の訓練施設が多く、若い男性ばかりでしょう。彼らはワインよりビールを好みます。
ここは彼らの為の娼館も多くございますでしょう?
ワインは女性に好まれますから、酒場や宿よりそちらから売り込めるかどうか聞いてみようかと。」
そうだよね。
仕事に来ているんだ。
リリアンは私と旅行させるために思いつきで提案しただけのように見えたけど、レナードは真面目に仕事しているんだ。なんだか申し訳ない。
町を一通り案内し、ホテルへ。
リリアンの店がワインを卸している高級ホテルだ。ここで食事をして、私は実家へ帰る予定だったが、
「シュガー子爵からご予約のレナード・ミスト様でお二人のご宿泊ですね?」
出迎えたのは支配人だったが、当然支配人は領主の息子である私を知っている。
困惑している。
「リリアンが間違えたようだね。」
「そのようですね。ですが、せっかくですからお泊まりになりませんか?もう少し話をお聞きしたいですし。」
そんな。
そんな嬉しいこと。
リリアン、ありがとう!
部屋へ行くと支配人の困惑した顔の意味がわかった。
レースとフリルのロマンチックな部屋には天外付きのキングサイズのベッドが一つ。
どうみてもカップルがむつみ会う部屋だ。
「まったく、お嬢様は冗談がすぎる。まさかこんな部屋だとは…申し訳ございません、アレックス様。」
「い、いや。私は大丈夫だ。」
馬で移動していた為、二人とも砂ぼこりだらけだ。
風呂に入ろうと見ると、広い。
「広いですね、一緒に入りますか?」
「いや、先に入ってくれたまえ。」
ヤバい。
もうヤバいんだけど。
こんなの見せられない。
風呂上がりの彼は髪をほどいて、ガウンの胸は少しはだけている。見せてるの?
体は細いと思っていたけれどそれでも少し筋肉が浮き出ていて、力強くはないけれどセクシーだ。
「どうしました?」
見惚れていたのがばれたか?
「なんでもない。」
あわてて風呂に入った。
風呂から出ると彼はソファーでワインを飲んでいた。
彼が飲んでいるのは見たことがなかった。
「飲む事もあるんだ。」
「ええ、休みの時はたまに。どうぞ。」
私にもついでくれた。
「正直、アレックス様にはがっかりいたしました。」
「えっ?何が?」
「お嬢様の事です。
せっかく北部まで行ったのに、そのまま帰っていらっしゃるなんて。
おかげでまたレイモンド様とよりを戻してしまったではありませんか。」
「リリアンは友達だよ。そんなふうには見れない。」
「わかっておりますよ。
ですが、私はアレックス様ならお嬢様をお任せできると思っていましたから。」
「…そんなに好きならレナードが付き合えばよかったじゃないか。」
「私では支える事は出来ても守る事が出来ません。お嬢様には地位と権力が必要なのです。
アレックス様ならば兼ね備えておられますし、性格も容姿も申し分ないですから。」
評価が高いのは嬉しいが、
「だが、私には別に好きな人がいる。」
まさかそれが男で自分だとは思いも…。
「私でしょう?」
「えっ?なっ!なにを?」
「あれだけ見られていればどれだけ鈍感な人でもわかりますよ。」
嘘?そんなに?
「ですが、現実を見て下さい。
私は同性愛に偏見はございませんが、先ほどの支配人の様子を思い出して下さい。
ただの騎士がたわむれに男を抱くためにホテルを利用したならば何の問題もないでしょう。
ですが、スタンリーのご子息ならば話が違ってきます。
領地の行く末にかかわりますから、支配人の気持ちも理解できます。」
そんな事はわかっている。
これまでも自分の気持ちを押し殺して生きてきた。
伯爵家の嫡男としてふさわしく、騎士の家系としても恥ずかしくないようにと。
「仕方がないじゃないか…好きなものはどうしようもないじゃないか。」
「諦めて下さい。私の恋愛対象は女性です。」
「そんな事はわかっている。
今の話しは忘れてくれ。
何もしてくれなくていい。
ただ、側にいてくれないか。
それだけでいい。
明日からはまた店員と客でいいから、嫌いにならないでくれ。」
ワインを飲み干し先にベッドへ入った。
嫌いになるなと言われてもきっと距離をおかれる。
わかっていた。
リリアンがどれだけお膳立てしてくれたって、良識的なレナードが私とどうこうしようなど考えるはずもない。
ただ、思い出が欲しかっただけだ。
二人だけで旅行をして食事をして町を巡る。それだけで良かったのに、こんな悲しい思いをするなんて。
「泣いているのですか?」
そんな事くらいで泣いたりはしない。
だけど言葉が出なかった。
口を開けば言ってはいけない事を言いそうだ。
肩が震え枕は冷たくなっているが、こんな事くらいで泣くはずがない。
これまでだって忍んできた。
これからだって隠していける。
レナードがベッドへ上がり、背中に寄り添う。
優しくしないでほしい。
だけど突き放されるのも嫌だ。
好きだ。
好き。
好き。
声に出来ない嗚咽がもれる。
レナードはただ側にいてくれた。
翌朝は冷たいタオルを目に乗せてくれた。
きっとひどい顔をしているのだろう。
「…その様子ではしばらく外には出れませんのでホテルに連泊を頼みました。」
一人で先に帰るのだろう。
「なぜかお嬢様がすでに連泊の予約にされてました。
メッセージもあったのですが、仕事は気にしなくていいからゆっくりしてこいと。
あと、無理して馬に乗らず、馬車で帰って来いとはどういう意味でしょうか。」
…リリアン。
「気にしないで、先に帰っていいよ。」
ベッドの脇に腰かけたようだ。
少しきしむ。
「昨晩は悪かった。忘れてくれ。」
「…初めてお会いしたのは、あなたがまだ学園に入る前でしたね。
少年のあなたはとても可愛らしかった。
困った事に昨晩のあなたのことも可愛らしいと思えてしまいました。」
身体に重みがかかる。
何を?
唇に何か触れた。
「レナード?」
「一晩考えました。
あなたはいずれ相応しい方と結婚なさるでしょう。
私は結婚はしません。
生涯お嬢様にお仕えするつもりでしたから。
そんな関係はいけないのかもしれませんが、友人より少し深い関係でいてはいけませんか?
あなたに恋人なり夫人なりが出来れば私は身を引きます。」
「リリアンが好きなの?」
「ははっ、お嬢様は好きですが性的対象ではないです。あの方は壊れそうで怖くて抱けそうにありません。」
「私は?」
「丈夫そうですね。」
「…確かに。」
また唇に触れた。
「もっと嫌悪感があるかと思っていたのですが、大丈夫そうです。」
「ははっ、ありがとう。」
今はこのままでいい。
友達より少し深い関係。
彼が優しくしてくれるだけで満たされる。
完
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