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38 聖女
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聖女についてメセテア神官長から説明してもらった。
「よく耳にする聖女とは正確には見習い聖女の事なのです。
選ばれた見習い聖女はだいたいは1~2年、帝国にある大神殿の聖女殿で聖女様のお世話をし、その後結婚を理由に国に帰ります。
この見習い聖女は神聖力が無くてもなれます。品行方正眉目秀麗な乙女。具体的には見た目が美しい淑女で奉仕活動に積極的で信心深い女性が選ばれます。」
前世でいえばミスコンみたいなもんだよ。と、ハルトが耳打ちする。
「聖女様のお世話というのも建前で、主な仕事は祭事のパレードなどに華を添えることです。
それとはまったく別に本物の聖女も数十年に一度現れます。
レティシア様のように非常に神聖力が強い女性のことです。今はそんなことはめったに無いのですが、昔は治癒や回復などを使えると金づるとされ売られたり、無理やり働かされる事があったんです。
聖女の選出は元はそんな立場の弱い女性を保護する目的で始まりましたが、いつのまにか貴族令嬢のステイタスとなってしまったのです。
もちろん今も各神殿では聖女候補の保護はしています。下級貴族や庶民に素質がある場合、きちんとした教育とマナーを身につけてもらいたいからです。」
数十年に一度しか現れない聖女を見つけて保護し、教育すると神殿ではかなりの業績を認められるそうだ。
「なあ、テア。お前本当にこちら側について大丈夫なのか?お前の得になることは無いよ?」
「そうですね。うーん、強いていえば面白そうだから。かな?実は私、これ以上地位を上げてもろくなことはないんですよ。中央の大神殿に行くとなるとまた上の人にへこへこしなきゃいけないでしょ?」
なるほど。この国ではトップにいられるって事だね。
「れはそうと、ずっと気になっていたのですがレティシア様の魔力量を見てみたいです。よろしいでしょうか?」
あたしも自己流だかやった事はあるのでいいよ、と答えたがハルトが、
「アレをするのか?」
相性が合わないとぞわぞわと毛虫が体を這うような感じや、冷水を浴びせられたような感覚がするそうだ。
「まずは私が魔力を流しますので同じように私に流してみて下さい。」
温かい。神官様だけあってきっとよい人なのだろう。あたしも流してみる。
「あっ…あ、すごく上手っはぁ…ああっ、大きいっ…すごい…ああっ、だめっ…。」
「「…。」」
殴りたくなってきたんだけど?
「もうダメッ!溢れる、溢れちゃうっ!」
「これは、まずい!ステファン!ステファーン!」
ハルトが慌てて部屋の外に控えていたステファンさんを呼ぶ。
「いかがなさいましたか?…っ!」
慌てて入ってきたかと思えば、咄嗟に逃げようとする。そのステファンさんを羽交い締めにするメセテア神官長。
「いやぁぁぁー!やめてっ、許して下さいっ。」
「逃がさないからっ、ああっ、出るっ、出ちゃう。ハァハァハァッ。」
これは子供に見せていいものなの?
いたたまれなくなったお兄様が、
「あの、レオンハルト様、我々は何を見せられているのでしょうか?」
「お見苦しいものを…申し訳ない。もうすぐ終わるので。」
辺りが一瞬輝いた。
すっきりした表情のメセテア神官長と泣き崩れるステファンさん。
「ひどいっ!メセテア様もレオ様も許しませんからね。」
何をされたんだろう?神聖な光だったみたいだけど、
「あの?悪いことはされていないみたいだけど?」
「ええ、たっぷりと「祝福」を与えただけです。」
にこやかにメセテア神官長が答える。
「その祝福が問題なんです!前回かけられた時も大変だったんですから。」
怒りながら部屋を出て行ってしまった。
「まず、レティシア様の魔力量は非常に多いです。私もかなりの器ですが比べものにならないくらいです。強いていうなら魔王並です。」
予想はしていた。魔王の呪いを解いたのだから。
「テアの祝福は非常に強力でね。あのまま対象物無しで暴発していたら王都に早すぎる春が来てしまう。それでステファンに犠牲になってもらった。ああ見えてステファンの魔力量の器は我々の知る中でも一番だから受け皿には丁度いいんだ。彼がなぜ怒っていたかというとあれだけ祝福されると異常に好かれるからだ。老若男女問わず。」
「以前イタズラに祝福したら貢ぎ物の山ができました。」
「周りで婚約破棄が続出したしね。」
そんなはた迷惑なものが祝福なの?祝福ってなんなの?
「祝福ってよく耳にするけど具体的には何なの?」
「祝福は祝福です。幸せを願って祈るのです。例えれば、今は冬ですが王都に祝福をかけるとちょっと温かくなります。そうすると皆ちょっと幸せになるでしょう?モンスターと戦う冒険者にかけると怪我をしにくくなります。恋する乙女にかけると好感度が上がります。」
なるほど、ざっくりしてんな。
後でハルトに聞いた話しではゲームでは度々好感度を上げるために神官に祝福をかけてもらっていたらしい。「星」を集めて。ただここはゲームではないから良い行いをしても「星」は集まらないし課金もできない。
いや、課金はできるのかも。神殿に寄付をして祝福を貰うのだ。そうか!信心深さってのも寄付で測られるのかも。やだやだ、どこの世界でも金次第ってことだね。
聖女にならないあたしには関係の無い話ね。
魔王と戦った時も祝福かけたんだろうか?それに神官長や一般的な人はどのくらいの治癒ができるんだろう?
「よく耳にする聖女とは正確には見習い聖女の事なのです。
選ばれた見習い聖女はだいたいは1~2年、帝国にある大神殿の聖女殿で聖女様のお世話をし、その後結婚を理由に国に帰ります。
この見習い聖女は神聖力が無くてもなれます。品行方正眉目秀麗な乙女。具体的には見た目が美しい淑女で奉仕活動に積極的で信心深い女性が選ばれます。」
前世でいえばミスコンみたいなもんだよ。と、ハルトが耳打ちする。
「聖女様のお世話というのも建前で、主な仕事は祭事のパレードなどに華を添えることです。
それとはまったく別に本物の聖女も数十年に一度現れます。
レティシア様のように非常に神聖力が強い女性のことです。今はそんなことはめったに無いのですが、昔は治癒や回復などを使えると金づるとされ売られたり、無理やり働かされる事があったんです。
聖女の選出は元はそんな立場の弱い女性を保護する目的で始まりましたが、いつのまにか貴族令嬢のステイタスとなってしまったのです。
もちろん今も各神殿では聖女候補の保護はしています。下級貴族や庶民に素質がある場合、きちんとした教育とマナーを身につけてもらいたいからです。」
数十年に一度しか現れない聖女を見つけて保護し、教育すると神殿ではかなりの業績を認められるそうだ。
「なあ、テア。お前本当にこちら側について大丈夫なのか?お前の得になることは無いよ?」
「そうですね。うーん、強いていえば面白そうだから。かな?実は私、これ以上地位を上げてもろくなことはないんですよ。中央の大神殿に行くとなるとまた上の人にへこへこしなきゃいけないでしょ?」
なるほど。この国ではトップにいられるって事だね。
「れはそうと、ずっと気になっていたのですがレティシア様の魔力量を見てみたいです。よろしいでしょうか?」
あたしも自己流だかやった事はあるのでいいよ、と答えたがハルトが、
「アレをするのか?」
相性が合わないとぞわぞわと毛虫が体を這うような感じや、冷水を浴びせられたような感覚がするそうだ。
「まずは私が魔力を流しますので同じように私に流してみて下さい。」
温かい。神官様だけあってきっとよい人なのだろう。あたしも流してみる。
「あっ…あ、すごく上手っはぁ…ああっ、大きいっ…すごい…ああっ、だめっ…。」
「「…。」」
殴りたくなってきたんだけど?
「もうダメッ!溢れる、溢れちゃうっ!」
「これは、まずい!ステファン!ステファーン!」
ハルトが慌てて部屋の外に控えていたステファンさんを呼ぶ。
「いかがなさいましたか?…っ!」
慌てて入ってきたかと思えば、咄嗟に逃げようとする。そのステファンさんを羽交い締めにするメセテア神官長。
「いやぁぁぁー!やめてっ、許して下さいっ。」
「逃がさないからっ、ああっ、出るっ、出ちゃう。ハァハァハァッ。」
これは子供に見せていいものなの?
いたたまれなくなったお兄様が、
「あの、レオンハルト様、我々は何を見せられているのでしょうか?」
「お見苦しいものを…申し訳ない。もうすぐ終わるので。」
辺りが一瞬輝いた。
すっきりした表情のメセテア神官長と泣き崩れるステファンさん。
「ひどいっ!メセテア様もレオ様も許しませんからね。」
何をされたんだろう?神聖な光だったみたいだけど、
「あの?悪いことはされていないみたいだけど?」
「ええ、たっぷりと「祝福」を与えただけです。」
にこやかにメセテア神官長が答える。
「その祝福が問題なんです!前回かけられた時も大変だったんですから。」
怒りながら部屋を出て行ってしまった。
「まず、レティシア様の魔力量は非常に多いです。私もかなりの器ですが比べものにならないくらいです。強いていうなら魔王並です。」
予想はしていた。魔王の呪いを解いたのだから。
「テアの祝福は非常に強力でね。あのまま対象物無しで暴発していたら王都に早すぎる春が来てしまう。それでステファンに犠牲になってもらった。ああ見えてステファンの魔力量の器は我々の知る中でも一番だから受け皿には丁度いいんだ。彼がなぜ怒っていたかというとあれだけ祝福されると異常に好かれるからだ。老若男女問わず。」
「以前イタズラに祝福したら貢ぎ物の山ができました。」
「周りで婚約破棄が続出したしね。」
そんなはた迷惑なものが祝福なの?祝福ってなんなの?
「祝福ってよく耳にするけど具体的には何なの?」
「祝福は祝福です。幸せを願って祈るのです。例えれば、今は冬ですが王都に祝福をかけるとちょっと温かくなります。そうすると皆ちょっと幸せになるでしょう?モンスターと戦う冒険者にかけると怪我をしにくくなります。恋する乙女にかけると好感度が上がります。」
なるほど、ざっくりしてんな。
後でハルトに聞いた話しではゲームでは度々好感度を上げるために神官に祝福をかけてもらっていたらしい。「星」を集めて。ただここはゲームではないから良い行いをしても「星」は集まらないし課金もできない。
いや、課金はできるのかも。神殿に寄付をして祝福を貰うのだ。そうか!信心深さってのも寄付で測られるのかも。やだやだ、どこの世界でも金次第ってことだね。
聖女にならないあたしには関係の無い話ね。
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