27 / 63
27 グロリア・ロズウェル侯爵令嬢 グロリア視点
しおりを挟む
なんという事かしら?
私はゲームの世界に転生してしまったみたい。
産まれた時から前世の記憶があった。
前世での私は「田中 愛美」政治家の父をもち、祖父は日本屈指の企業の会長。なに不自由無い生活でしたが周りは私に学歴や立ち居振舞いなどの完璧を求めた。
そんな生活に多少息苦しさを感じていたのだろう、恋愛ゲームでつかの間の現実逃避を楽しんでいた。
この世界はその中の一つ、「ルミナス学園の聖なる乙女達」というゲームの世界観とそっくり。
ゲームの内容は五人の乙女達が聖女に認定されるため競いあい、その過程で攻略対象と出会い引かれあうというもの。プレイヤーはまず五人の内の一人を選び、スタートする。
その中でも、もっとも難しいキャラが私、グロリア・ロズウェル侯爵令嬢。
グロリアは派手なローズレッドの髪を縦ロールにし前髪はパッツン。勝ち気な赤茶色のつり目。性格は負けず嫌いでわがまま。高級志向で格下のものは見下すという一番聖女からほど遠いキャラ。悪役令嬢という役なのだ。
しかし私は幸いなことに、このゲームの攻略方法を知っている。
現在8歳の私だが、もうすでに起動修正にとりかかり、順調に聖女に近づいている。この王都ではすでに私のことを聖女と呼ぶ者もいるくらいだ。
髪はサラサラストレートにし、ドレスも慎ましやかな物を好む。礼儀作法は完璧。貧しい人には炊き出しを施し、孤児院には多額の寄付を。
更には婚約者である生まれつきお体の丈夫ではない王様には負担を減らすために車椅子をプレゼントし、方々手を尽くし虚弱体質を改善する漢方薬を入手した。
と、いうのもポーションは元の状態に戻すことは出来ても生まれつきの虚弱は治せないから。
このように小さな頃から王様に尽くし、お体が改善されればきっと私に感謝していただけるはず。
しかし、不安なのはゲームとまったく同じではないということ。
あの弱々しい王様が本当にゲームのキャラのように成長するの?
髪と瞳の色は同じだけれど、ゲームの王様はプラチナの髪をオールバックにきちっとセットし、長身だけれど線が細い、見るからに神経質そうなタイプ。性格は狡猾で腹黒、執着強め…そう、彼もまた悪役。
今現在、私が確認できる攻略対象はもう一人。
レオンハルト・サザール・タッナーカ公爵。
この人がおかしい。「田中」って何?明らかに転生者でしょう。私も田中だったけど、田中転生しすぎじゃない?ゲームでは違う名前だったわ。年齢もおかしいでしょう?現在38ってどういう事?推しだったのに…30歳差は無理。
他の攻略対象はまだ確認できてないけど、ライバルは一人見つけたわ。一番楽にゲームを進められて一番おいしいキャラ。レティシア・リノス男爵令嬢。ゲームでは平民だったけど男爵令嬢になっているのよね。
今日は王城に様子を見に来た。
王様はおかげんが悪いと聞いておりましたのに、最近では城の中をレティシアと手を繋いで歩いているというではありませんか。手を繋いで!
私が差し上げた車椅子は処分させられ、薬は飲ませるなですって?
どういう事かしら?私の好意を遠ざけて自分が優位に立とうというの?
先ずは王太后様にご挨拶をしなくては。お庭にいらっしゃるということですのでそちらにむかう。
回廊を歩いていると子供の笑い声が。あれは、王様?まさか走ってらっしゃるの?あんなに楽しそうに笑いながら。
あんな王様見たこと無い。しかも女の子と手を繋いで!あれがレティシア?まるで甘いハチミツのような髪色に若葉色の瞳、とても愛らしい少女だわ。そんな彼女にとても似合う淡いピンクのドレスは最近話題のリノス領特産のシルク。フリルをたっぷり使ったスカートの裾を軽やかにひるがえしふわふわと走る姿は天使のよう。
でも、子供だからといって身分差のある男女が手を繋ぐなどあってはならないこと。
王太后様の方に駆けて来ましたが、イゾルテ伯母様が立ちはだかりレティシアの頬を打った。厳格な伯母様には高貴な王様のお手に下級貴族が触れるなど許せない事。
何か言い争っているようだけどここからは聞こえないわ。もう少し近づいてみましょう。
すると信じられない光景が…。
レティシアが甘えた声で、
「ねぇ~王様ぁ。この国で一番偉いのは誰?」
「…僕だと思う。」
「じゃあ~その次は?」
「?母上か叔父上?」
「そうよね。で、その次くらいに偉いのはこの私よ。
この女は王様の大事なものを傷つけたのよ?罰を受けるべきじゃない?
この城の賓客である私を打ったのよ?王様として威厳を見せなきゃ!捕らえる?百叩き?それとも首をはねる?」
この娘は本当にヒロインなの?
これではまるで傾国の悪女ではないの?
気分がすぐれないと侍女に言い、その場を立ち去ることにした。対策を立てなくては。あの歳であのように王様を手玉にとるとは、敵はかなりの強者のようだわ。
屋敷に帰って侍女にはしばらく一人にしてほしいと言い部屋に入る。
王様をお救いしなければ。
あのような悪女に好きにさせてはならないわ。
あのように王様と手を繋ぎ、楽しそうに…あのように王様にしなだれかかって甘えて…あのように…あのように…。
「あああぁぁぁぁぁぁ!ムカつくムカつくムカつくっ!なんなのなんなのあの女わぁぁぁぁぁ!」
力任せにテーブルの上の物を叩き壊した。花瓶の花さえあの女を思い出させてイラつく!叩き壊してくれるわっ!ヒラヒラふわふわしやがって、これでもかってほど可愛さ全開に盛りやがって!
私はこんなに質素に慎ましく我慢してるっていうのに!王様も王様よ、私という婚約者がいながらデレデレデレデレしやがって!
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
あのシルク。どうやって量産したのかしら?
シルクといえば異世界転生では定番の収入源。もちろん私も真っ先に考えた。でも、父上に相談した所、蚕はモンスターだから飼育は危険で出来ないと聞いたのに。でも、シルクに着目するあたり彼女もきっと転生者だわ。問題はゲームの流れを知っているかどうか。
ふぅ…怒りに任せてちょっと散らかしすぎましたわ。
「誰かお願い、ちょっとうっかり手が滑っちゃった。」
にっこり笑って侍女に片付けをお願いします。
淑女はいかなる時も人前でとりみだしてはなりませんから。
私はゲームの世界に転生してしまったみたい。
産まれた時から前世の記憶があった。
前世での私は「田中 愛美」政治家の父をもち、祖父は日本屈指の企業の会長。なに不自由無い生活でしたが周りは私に学歴や立ち居振舞いなどの完璧を求めた。
そんな生活に多少息苦しさを感じていたのだろう、恋愛ゲームでつかの間の現実逃避を楽しんでいた。
この世界はその中の一つ、「ルミナス学園の聖なる乙女達」というゲームの世界観とそっくり。
ゲームの内容は五人の乙女達が聖女に認定されるため競いあい、その過程で攻略対象と出会い引かれあうというもの。プレイヤーはまず五人の内の一人を選び、スタートする。
その中でも、もっとも難しいキャラが私、グロリア・ロズウェル侯爵令嬢。
グロリアは派手なローズレッドの髪を縦ロールにし前髪はパッツン。勝ち気な赤茶色のつり目。性格は負けず嫌いでわがまま。高級志向で格下のものは見下すという一番聖女からほど遠いキャラ。悪役令嬢という役なのだ。
しかし私は幸いなことに、このゲームの攻略方法を知っている。
現在8歳の私だが、もうすでに起動修正にとりかかり、順調に聖女に近づいている。この王都ではすでに私のことを聖女と呼ぶ者もいるくらいだ。
髪はサラサラストレートにし、ドレスも慎ましやかな物を好む。礼儀作法は完璧。貧しい人には炊き出しを施し、孤児院には多額の寄付を。
更には婚約者である生まれつきお体の丈夫ではない王様には負担を減らすために車椅子をプレゼントし、方々手を尽くし虚弱体質を改善する漢方薬を入手した。
と、いうのもポーションは元の状態に戻すことは出来ても生まれつきの虚弱は治せないから。
このように小さな頃から王様に尽くし、お体が改善されればきっと私に感謝していただけるはず。
しかし、不安なのはゲームとまったく同じではないということ。
あの弱々しい王様が本当にゲームのキャラのように成長するの?
髪と瞳の色は同じだけれど、ゲームの王様はプラチナの髪をオールバックにきちっとセットし、長身だけれど線が細い、見るからに神経質そうなタイプ。性格は狡猾で腹黒、執着強め…そう、彼もまた悪役。
今現在、私が確認できる攻略対象はもう一人。
レオンハルト・サザール・タッナーカ公爵。
この人がおかしい。「田中」って何?明らかに転生者でしょう。私も田中だったけど、田中転生しすぎじゃない?ゲームでは違う名前だったわ。年齢もおかしいでしょう?現在38ってどういう事?推しだったのに…30歳差は無理。
他の攻略対象はまだ確認できてないけど、ライバルは一人見つけたわ。一番楽にゲームを進められて一番おいしいキャラ。レティシア・リノス男爵令嬢。ゲームでは平民だったけど男爵令嬢になっているのよね。
今日は王城に様子を見に来た。
王様はおかげんが悪いと聞いておりましたのに、最近では城の中をレティシアと手を繋いで歩いているというではありませんか。手を繋いで!
私が差し上げた車椅子は処分させられ、薬は飲ませるなですって?
どういう事かしら?私の好意を遠ざけて自分が優位に立とうというの?
先ずは王太后様にご挨拶をしなくては。お庭にいらっしゃるということですのでそちらにむかう。
回廊を歩いていると子供の笑い声が。あれは、王様?まさか走ってらっしゃるの?あんなに楽しそうに笑いながら。
あんな王様見たこと無い。しかも女の子と手を繋いで!あれがレティシア?まるで甘いハチミツのような髪色に若葉色の瞳、とても愛らしい少女だわ。そんな彼女にとても似合う淡いピンクのドレスは最近話題のリノス領特産のシルク。フリルをたっぷり使ったスカートの裾を軽やかにひるがえしふわふわと走る姿は天使のよう。
でも、子供だからといって身分差のある男女が手を繋ぐなどあってはならないこと。
王太后様の方に駆けて来ましたが、イゾルテ伯母様が立ちはだかりレティシアの頬を打った。厳格な伯母様には高貴な王様のお手に下級貴族が触れるなど許せない事。
何か言い争っているようだけどここからは聞こえないわ。もう少し近づいてみましょう。
すると信じられない光景が…。
レティシアが甘えた声で、
「ねぇ~王様ぁ。この国で一番偉いのは誰?」
「…僕だと思う。」
「じゃあ~その次は?」
「?母上か叔父上?」
「そうよね。で、その次くらいに偉いのはこの私よ。
この女は王様の大事なものを傷つけたのよ?罰を受けるべきじゃない?
この城の賓客である私を打ったのよ?王様として威厳を見せなきゃ!捕らえる?百叩き?それとも首をはねる?」
この娘は本当にヒロインなの?
これではまるで傾国の悪女ではないの?
気分がすぐれないと侍女に言い、その場を立ち去ることにした。対策を立てなくては。あの歳であのように王様を手玉にとるとは、敵はかなりの強者のようだわ。
屋敷に帰って侍女にはしばらく一人にしてほしいと言い部屋に入る。
王様をお救いしなければ。
あのような悪女に好きにさせてはならないわ。
あのように王様と手を繋ぎ、楽しそうに…あのように王様にしなだれかかって甘えて…あのように…あのように…。
「あああぁぁぁぁぁぁ!ムカつくムカつくムカつくっ!なんなのなんなのあの女わぁぁぁぁぁ!」
力任せにテーブルの上の物を叩き壊した。花瓶の花さえあの女を思い出させてイラつく!叩き壊してくれるわっ!ヒラヒラふわふわしやがって、これでもかってほど可愛さ全開に盛りやがって!
私はこんなに質素に慎ましく我慢してるっていうのに!王様も王様よ、私という婚約者がいながらデレデレデレデレしやがって!
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
あのシルク。どうやって量産したのかしら?
シルクといえば異世界転生では定番の収入源。もちろん私も真っ先に考えた。でも、父上に相談した所、蚕はモンスターだから飼育は危険で出来ないと聞いたのに。でも、シルクに着目するあたり彼女もきっと転生者だわ。問題はゲームの流れを知っているかどうか。
ふぅ…怒りに任せてちょっと散らかしすぎましたわ。
「誰かお願い、ちょっとうっかり手が滑っちゃった。」
にっこり笑って侍女に片付けをお願いします。
淑女はいかなる時も人前でとりみだしてはなりませんから。
0
お気に入りに追加
321
あなたにおすすめの小説
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
虎はお好きですか?
兎屋亀吉
ファンタジー
死した後、転生を繰り返す一柱の神がいた。正確には元神が。
前世ではひどい目にあった。まさか運悪くブラック企業に就職してしまって過労死するとは。今世は労働基準監督署がすべてを支配しているような世界だったらうれしいな。おっと久しぶりの人外転生ですか。人間関係に悩まされる心配は皆無ですね。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!
神桜
ファンタジー
小学生の子を事故から救った華倉愛里。本当は死ぬ予定じゃなかった華倉愛里を神が転生させて、愛し子にし家族や精霊、神に愛されて楽しく過ごす話!
『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!』の番外編を『私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!番外編』においています!良かったら見てください!
投稿は1日おきか、毎日更新です。不規則です!宜しくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる