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13 王都へ(2)
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ここがハルトの家?って言うかお城。
王都の公爵邸に着いた。
ハルトに会うため、めいっぱいオシャレしたあたしは、大勢のメイドが両脇に並ぶ正面玄関をアホの子みたいに見上げてた。
今日のポイントは水色のドレスの後ろで結んだ大きなシルクシフォンのリボンだ。
「ようこそいらっしゃいませ、私は執事のジュリアーノでございます。」
元は赤髪であったであろう白髪まじりの初老の紳士。で、あのなんて言うんだろ?片っ方だけの眼鏡?実際にかけてる人初めて見た。なかなかにステキだわー。いけないいけない、また元年齢でときめいてしまった。
「こんにちは、レティシア・リノスです。」
「主はまだ王城にて執務中でございます。レティシア様は長旅でお疲れでございましょう。まずはおくつろぎください。」
お兄様は急ぎの用件があるとのことで一昨日、一足先に王都に向かった。公爵家の馬車は乗り心地重視のためちょっと遅いんだって。
騎士の方々とステファンさんにお礼を言ってメィリィと一緒に執事さんに付いて行った。
なんて広くて豪華な家なんだろう。ほんとにここに住んでんの?通された客間は前世で写真で見たことあるロシアの宮殿みたいな白と金とブルーの壁に高い天井、レースのカーテンにふかふかの大きなソファー。
メイドがお菓子とお茶を入れてくれる。
「こちらはレティシア様がいらっしゃったらお出しするようにと。東方の珍しいお茶でございます。」
あ、この香りはほうじ茶だ。
「ありがとうございます、よい香りですね。」
懐かしい味。こちらの世界にもあったんだ。
「この者はレティシア様付きの侍女としてお使い下さい。それでは、ごゆっくりおくつろぎください。」
と、ジュリアーノさんから紹介された娘は明るい茶色の短い髪に黒い大きな目をした柴犬みたいな娘だ。
「アンネと申します。何なりとお申し付けください。ところで、こちらの方はリノス家からのお付きの方でございますか?」
メィリィのこと知らないはずはないと思うけど見違えてわかんないのかな?
「メィリィはここで働いていたんじゃないの?」
「えっ?メィリィ様?し…失礼いたしました。あのどうしてメィリィ様がお付きに?」
ここまでの経緯を話したが、メィリィはここの使用人ではなくハルト個人との単独契約らしく、魔王討伐の英雄の一人で実は偉い人だった。
「申し訳ございませんでした、実はお姿を実際に見たことがありませんでしたので…気配とか影とかしか…まれにご主人様とお話されている所をお見かけしても恐ろ…えっと、お邪魔してはいけないような気がして拝見できませんでした。」
恐ろしいって言ったよね。うん、わかる。
「お美しい方だったんですね。」
メィリィ照れてる。耳が赤いよ。
「レオ様が付けて下さった侍女がいるのなら私は一端下がらせて頂いて、レオ様にご報告に行ってもよろしいでしょうか?」
早くハルトに会いたいんだね。
「もちろん。もう、レオンハルト様の護衛に戻ってくれてもいいよ。」
「いえ、レオ様のご指示に従います。では、失礼いたします。」
消えた。
「今、消えましたよね?」
「うん、あなたが専属侍女になってくれるなら多分これからはずっと消えてると思うよ。」
そうだ、手土産を渡すの忘れてた。
あたしの魔法のいっぱい入る袋も大分上手に作れるようになったので今回の旅行にはリノスシルクでフリルを沢山あしらったかわいい巾着を持ってきた。
袋から次々と取り出しながら、
「このシルクの反物は執事さんに渡してください。レオンハルト様に使っていただけるようにと。」
ハルトの髪に似合いそうな物を五色見繕ってきた。
「これ!イベントリなんですか?」
「うん。」
自分で作ったのは秘密にしよう。
「で、これはあなたに。」
色とりどりのシフォンの髪飾り用のリボンを十本渡す。
「仲のいい娘にも分けてあげてね。」
「よろしいのですか?このような貴重な物を。」
良くしてもらうには賄賂は必要だもんね。
それに、これは宣伝もかねてるんだよね。
「お嬢様のお腰のリボンを見た時からメイド達が騒いでいたんですのよ。まるで妖精の羽のようだって。こんな布初めて見ました!」
「もうすぐこの王都でも売り出されます。」
じゃんじゃん宣伝してね。
流れで王都の流行なんかで話しに花を咲かせていると、部屋をノックする人が。ハルトが帰ってきたのかと思えば、ステファンさんだった。
「お休みの所申し訳ございませんが王城へ急ぎいらして頂きたい。王様のお加減がよろしくありません。」
急いで馬車で王城へ向かう。ステファンさんだって長旅で疲れているでしょうに。そっと手を握りこっそり回復魔法。
「大丈夫?」
「私などにお心遣いありがとうございます。」
うん、これならあたしの笑顔に癒されたと思うだろうよ。
「王様のご容態は?」
「回復魔法で熱は一時的に下がるのですが、またすぐに上がってしまって。このままでは体力的にもう…。」
「回復?治癒は使わないの?」
「私にはよくわからないのですが、怪我ではないので回復なのではないのですか?」
あたしもよくはわからないけど、救済院では両方かけてた。カシム先生いわく魔力に余裕があるあたしじゃなきゃそんな方法とらないんだと。
思うにどこかが炎症おこしているのではないか?体力があれば回復魔法をかければあとは本来自身の持つ自然治癒力みたいので治るけどそういうの出来ないとか。そういう事じゃないかな?
うーん、医療の知識ないからわかんないけど。
そうこう言ってるうちに王城に着いた。
「失礼いたします。」
あらやだ。お姫様抱っこ。あたしを抱えてステファンさんが走る。お礼にまたこっそり回復かけておこう。
王都の公爵邸に着いた。
ハルトに会うため、めいっぱいオシャレしたあたしは、大勢のメイドが両脇に並ぶ正面玄関をアホの子みたいに見上げてた。
今日のポイントは水色のドレスの後ろで結んだ大きなシルクシフォンのリボンだ。
「ようこそいらっしゃいませ、私は執事のジュリアーノでございます。」
元は赤髪であったであろう白髪まじりの初老の紳士。で、あのなんて言うんだろ?片っ方だけの眼鏡?実際にかけてる人初めて見た。なかなかにステキだわー。いけないいけない、また元年齢でときめいてしまった。
「こんにちは、レティシア・リノスです。」
「主はまだ王城にて執務中でございます。レティシア様は長旅でお疲れでございましょう。まずはおくつろぎください。」
お兄様は急ぎの用件があるとのことで一昨日、一足先に王都に向かった。公爵家の馬車は乗り心地重視のためちょっと遅いんだって。
騎士の方々とステファンさんにお礼を言ってメィリィと一緒に執事さんに付いて行った。
なんて広くて豪華な家なんだろう。ほんとにここに住んでんの?通された客間は前世で写真で見たことあるロシアの宮殿みたいな白と金とブルーの壁に高い天井、レースのカーテンにふかふかの大きなソファー。
メイドがお菓子とお茶を入れてくれる。
「こちらはレティシア様がいらっしゃったらお出しするようにと。東方の珍しいお茶でございます。」
あ、この香りはほうじ茶だ。
「ありがとうございます、よい香りですね。」
懐かしい味。こちらの世界にもあったんだ。
「この者はレティシア様付きの侍女としてお使い下さい。それでは、ごゆっくりおくつろぎください。」
と、ジュリアーノさんから紹介された娘は明るい茶色の短い髪に黒い大きな目をした柴犬みたいな娘だ。
「アンネと申します。何なりとお申し付けください。ところで、こちらの方はリノス家からのお付きの方でございますか?」
メィリィのこと知らないはずはないと思うけど見違えてわかんないのかな?
「メィリィはここで働いていたんじゃないの?」
「えっ?メィリィ様?し…失礼いたしました。あのどうしてメィリィ様がお付きに?」
ここまでの経緯を話したが、メィリィはここの使用人ではなくハルト個人との単独契約らしく、魔王討伐の英雄の一人で実は偉い人だった。
「申し訳ございませんでした、実はお姿を実際に見たことがありませんでしたので…気配とか影とかしか…まれにご主人様とお話されている所をお見かけしても恐ろ…えっと、お邪魔してはいけないような気がして拝見できませんでした。」
恐ろしいって言ったよね。うん、わかる。
「お美しい方だったんですね。」
メィリィ照れてる。耳が赤いよ。
「レオ様が付けて下さった侍女がいるのなら私は一端下がらせて頂いて、レオ様にご報告に行ってもよろしいでしょうか?」
早くハルトに会いたいんだね。
「もちろん。もう、レオンハルト様の護衛に戻ってくれてもいいよ。」
「いえ、レオ様のご指示に従います。では、失礼いたします。」
消えた。
「今、消えましたよね?」
「うん、あなたが専属侍女になってくれるなら多分これからはずっと消えてると思うよ。」
そうだ、手土産を渡すの忘れてた。
あたしの魔法のいっぱい入る袋も大分上手に作れるようになったので今回の旅行にはリノスシルクでフリルを沢山あしらったかわいい巾着を持ってきた。
袋から次々と取り出しながら、
「このシルクの反物は執事さんに渡してください。レオンハルト様に使っていただけるようにと。」
ハルトの髪に似合いそうな物を五色見繕ってきた。
「これ!イベントリなんですか?」
「うん。」
自分で作ったのは秘密にしよう。
「で、これはあなたに。」
色とりどりのシフォンの髪飾り用のリボンを十本渡す。
「仲のいい娘にも分けてあげてね。」
「よろしいのですか?このような貴重な物を。」
良くしてもらうには賄賂は必要だもんね。
それに、これは宣伝もかねてるんだよね。
「お嬢様のお腰のリボンを見た時からメイド達が騒いでいたんですのよ。まるで妖精の羽のようだって。こんな布初めて見ました!」
「もうすぐこの王都でも売り出されます。」
じゃんじゃん宣伝してね。
流れで王都の流行なんかで話しに花を咲かせていると、部屋をノックする人が。ハルトが帰ってきたのかと思えば、ステファンさんだった。
「お休みの所申し訳ございませんが王城へ急ぎいらして頂きたい。王様のお加減がよろしくありません。」
急いで馬車で王城へ向かう。ステファンさんだって長旅で疲れているでしょうに。そっと手を握りこっそり回復魔法。
「大丈夫?」
「私などにお心遣いありがとうございます。」
うん、これならあたしの笑顔に癒されたと思うだろうよ。
「王様のご容態は?」
「回復魔法で熱は一時的に下がるのですが、またすぐに上がってしまって。このままでは体力的にもう…。」
「回復?治癒は使わないの?」
「私にはよくわからないのですが、怪我ではないので回復なのではないのですか?」
あたしもよくはわからないけど、救済院では両方かけてた。カシム先生いわく魔力に余裕があるあたしじゃなきゃそんな方法とらないんだと。
思うにどこかが炎症おこしているのではないか?体力があれば回復魔法をかければあとは本来自身の持つ自然治癒力みたいので治るけどそういうの出来ないとか。そういう事じゃないかな?
うーん、医療の知識ないからわかんないけど。
そうこう言ってるうちに王城に着いた。
「失礼いたします。」
あらやだ。お姫様抱っこ。あたしを抱えてステファンさんが走る。お礼にまたこっそり回復かけておこう。
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