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続編 8
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※注 作者も胸糞なので読み飛ばしてもOK!
ダニエル視点
二度目の結婚式。
クリスティアとの結婚は急いで挙げた為少人数でささやかなものだった。
少しの後ろめたさが私を責める。
新しい妻はまだ18歳だそうだ。
初々しく純白のウェディングドレスがよく似合う。
年甲斐もなく気がそわそわとする。
他国にいた為かアリエルは私を恐れない。
式までにはそんなに日はなかったがそれでも二人で会うと無邪気に腕を組んでくる。
飾らない言葉も私には心地良かった。
式が終わりパーティーでクリスティアと向き合う。
ダンスを申し込めば断られること無く踊った。
相変わらず冷静だ。
そのはずだ、彼女はいつも私や帝国を優先する。
うっすらと笑みを浮かべ私を祝福してくれている。
少しつらいが、救われる。
クリスティアは醜い嫉妬などしない。
私は今宵他の女を抱いてよいのだな。
真新しい寝室。
アリエルの為に後宮に設えた部屋は、彼女に似合いの明るくかわいらしい。
淡い桃色のナイトドレスで待つアリエル。
気が昂る。
荒々しく口づけし、胸を揉みし抱く。
かわいらしく小さな声を漏らす。
若い肢体は決め細やかで弾けるような弾力がある。
腕も胸も内腿もその肉感を楽しむように口に含む。
内腿からその中心部にも舌を這わせる。
赤みを帯びたピンクのそれは小さく尖って、舌の先で転がすと淫らな声をあげた。
「あっ、あっ…ん、そこっ、気持ちいいっ。」
執拗に舐め続けるとびくびくと仰け反り絶頂をむかえたようだ。
ひだの間からはとろりとした液体化が滴っている。
ゆっくりと指を差し込む。
きついようだが腰を浮かせよがる。
「いいっ、もっと…もっと入れて。」
もう我慢できそうもない。
いきり起ったモノをねじ込む。
「ああああああっ、中っ、すごいっ、擦れていいいっ、気持ちいいっ。」
なんと淫靡なのだ。
幼く無邪気な娘だと思っていたのに、こんなにも乱れるとは。
自分から腰を絡めて奥へと導く。
ならばもっと奥へと、突き上げる。
「んおぉぉ、ダメっ、これすごいっ、いっいいっ、来ちゃう、なんか来ちゃうぅぅぅ!」
「はぁっ…私も、もういきそうだ。」
「ああああっ、ちょうだい、いっぱい入れてぇ。」
「あっ…ああっ。」
シーツには血痕が。
初めてなのにあの乱れようか。
「やだっ、すっごく気持ち良かった。」
「私もだ。」
クリスティアとは味わえない快楽に溺れた。
彼女とはお互いの陰部を口にするなどできなかった。
アリエルは自分から私のモノにむしゃぶりつき、音を立てて喉の奥まで咥えこむ。
私もアリエルの愛液を味わい尻の穴まで舐めて指を入れる。
お互いの身体の隅々まで性感を調べるようにまさぐった。
まさに蜜月だった。
私にとってクリスティアは汚してはいけない存在だった。
美しく清らかで、乱暴に触ると壊れてしまいそうな気がしていた。
側妃を迎えた後もなにくわぬ顔で政務をこなしている。
私にはありがたい事だ。
クリスティアは幼い頃から皇后になるため教育されてきた。
側妃を迎える事もあらかじめ覚悟していたのだろう。
だからといって蔑ろにしてはいけない。
皇后とも月に一度は決められた房中日がある。
側妃を迎える前までは毎日同じ寝室で寝ていたのに。
あれから私達は一度も床を共にしていない。
何事もなくすごしているようでも、なんとなく気まずく、寝室を別にしていた。
そのほとんどはアリエルの部屋にいたが。
今日はその皇后との房中日だ。
気まずい。
だが切実な理由もあり、クリスティアには会わなければならない。
疲れているのだ。
一ヶ月以上肌を合わせていないせいだろう、疲れが取れないのだ。
これまでは当たり前に与えられていた寵愛が薄れているのだろう。
政務の間にでも手を握って貰えば良かったのだが、それも言い出しにくかった。
それなのに、
「嫌っ!嫌よっ!皇后を抱かないで!私だけを見てくれなきゃ嫌ぁ!」
廊下で泣き叫ぶアリエル。
「…だ、そうよ。」
淡々としたクリスティア。
「だが決まりは守らなくては。」
「ふっ…決まりでなければ抱きたくもないという事ね。」
「クリスティア!」
「行って下さい。」
「…行かない。今日はあなたといたい。」
ダニエル視点
二度目の結婚式。
クリスティアとの結婚は急いで挙げた為少人数でささやかなものだった。
少しの後ろめたさが私を責める。
新しい妻はまだ18歳だそうだ。
初々しく純白のウェディングドレスがよく似合う。
年甲斐もなく気がそわそわとする。
他国にいた為かアリエルは私を恐れない。
式までにはそんなに日はなかったがそれでも二人で会うと無邪気に腕を組んでくる。
飾らない言葉も私には心地良かった。
式が終わりパーティーでクリスティアと向き合う。
ダンスを申し込めば断られること無く踊った。
相変わらず冷静だ。
そのはずだ、彼女はいつも私や帝国を優先する。
うっすらと笑みを浮かべ私を祝福してくれている。
少しつらいが、救われる。
クリスティアは醜い嫉妬などしない。
私は今宵他の女を抱いてよいのだな。
真新しい寝室。
アリエルの為に後宮に設えた部屋は、彼女に似合いの明るくかわいらしい。
淡い桃色のナイトドレスで待つアリエル。
気が昂る。
荒々しく口づけし、胸を揉みし抱く。
かわいらしく小さな声を漏らす。
若い肢体は決め細やかで弾けるような弾力がある。
腕も胸も内腿もその肉感を楽しむように口に含む。
内腿からその中心部にも舌を這わせる。
赤みを帯びたピンクのそれは小さく尖って、舌の先で転がすと淫らな声をあげた。
「あっ、あっ…ん、そこっ、気持ちいいっ。」
執拗に舐め続けるとびくびくと仰け反り絶頂をむかえたようだ。
ひだの間からはとろりとした液体化が滴っている。
ゆっくりと指を差し込む。
きついようだが腰を浮かせよがる。
「いいっ、もっと…もっと入れて。」
もう我慢できそうもない。
いきり起ったモノをねじ込む。
「ああああああっ、中っ、すごいっ、擦れていいいっ、気持ちいいっ。」
なんと淫靡なのだ。
幼く無邪気な娘だと思っていたのに、こんなにも乱れるとは。
自分から腰を絡めて奥へと導く。
ならばもっと奥へと、突き上げる。
「んおぉぉ、ダメっ、これすごいっ、いっいいっ、来ちゃう、なんか来ちゃうぅぅぅ!」
「はぁっ…私も、もういきそうだ。」
「ああああっ、ちょうだい、いっぱい入れてぇ。」
「あっ…ああっ。」
シーツには血痕が。
初めてなのにあの乱れようか。
「やだっ、すっごく気持ち良かった。」
「私もだ。」
クリスティアとは味わえない快楽に溺れた。
彼女とはお互いの陰部を口にするなどできなかった。
アリエルは自分から私のモノにむしゃぶりつき、音を立てて喉の奥まで咥えこむ。
私もアリエルの愛液を味わい尻の穴まで舐めて指を入れる。
お互いの身体の隅々まで性感を調べるようにまさぐった。
まさに蜜月だった。
私にとってクリスティアは汚してはいけない存在だった。
美しく清らかで、乱暴に触ると壊れてしまいそうな気がしていた。
側妃を迎えた後もなにくわぬ顔で政務をこなしている。
私にはありがたい事だ。
クリスティアは幼い頃から皇后になるため教育されてきた。
側妃を迎える事もあらかじめ覚悟していたのだろう。
だからといって蔑ろにしてはいけない。
皇后とも月に一度は決められた房中日がある。
側妃を迎える前までは毎日同じ寝室で寝ていたのに。
あれから私達は一度も床を共にしていない。
何事もなくすごしているようでも、なんとなく気まずく、寝室を別にしていた。
そのほとんどはアリエルの部屋にいたが。
今日はその皇后との房中日だ。
気まずい。
だが切実な理由もあり、クリスティアには会わなければならない。
疲れているのだ。
一ヶ月以上肌を合わせていないせいだろう、疲れが取れないのだ。
これまでは当たり前に与えられていた寵愛が薄れているのだろう。
政務の間にでも手を握って貰えば良かったのだが、それも言い出しにくかった。
それなのに、
「嫌っ!嫌よっ!皇后を抱かないで!私だけを見てくれなきゃ嫌ぁ!」
廊下で泣き叫ぶアリエル。
「…だ、そうよ。」
淡々としたクリスティア。
「だが決まりは守らなくては。」
「ふっ…決まりでなければ抱きたくもないという事ね。」
「クリスティア!」
「行って下さい。」
「…行かない。今日はあなたといたい。」
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